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新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』映画館でのディレイビューイングが始まっていました。今週は前半を上映。去年、瞬殺でチケット完売だった作品。私は新橋演舞場で観たけど、こうして映画館で改めてみると、気が付かなかったこだわりや伏線がいっぱい。テレビで制作ドキュメントを放映しバックステージを身近に感じたこともあって、改めて優れた作品なんだなあ、と。後半は前半に比べてやや地味な舞台展開ではあるけれど、月末にまた、見に行こうかな。それにしても映画で4300円って!松竹、強気の価格設定。オペラの
絵本太功記尼崎閑居の場歌昇の武智光秀隼人の武智十次郎米吉の初菊梅花の皐月新悟の操橋之助の佐藤正清錦之助の真柴久吉今年は大河ドラマが、明智光秀だからこの演目なのだろうと思いますが、歌昇の光秀は全体的な雰囲気が戦国武将らしく、主君春長に反旗を翻し討ち取った人らしい風格があると思いました。けれどもその結果、母の怒りを買い、更にその母を誤って刺し殺してしまい、息子十次郎は若い命を散らし、許嫁の初菊は恋人を喪い、何も良いことがない気がして辛い芝居です。米吉の初菊を見るのは3回目くら
本日は新春浅草歌舞伎@浅草公会堂。1月は歌舞伎座、新橋演舞場をコンプリートしたので、もうやめようかと思っていたところ、歌舞伎評論家の渡辺保氏が浅草歌舞伎の中村歌昇を激賞していたので、それは見ておかなきゃ、と夜の部に急遽参戦。歌昇が出るのは一部の絵本太閤記。NHKの大河の主役、今話題の明智光秀をモデルにした役を演じます。小柄な身体を大きく見せて、秀吉に攻め込まれ長男を失う悲劇を熱演。確かに頑張っているんだけど、ここぞ、というところで目をパチパチとまばたき。せっかくの張り詰めた緊迫感が
もっと早く行きたかった浅草公会堂で行われている初見の「新春浅草歌舞伎」2020!この日は快晴!カード枠で買ったので、1等席の花道の隣だった。役者さんの顔が正面からバッチリ見えて、席も気に入った。若くて美男のそろい踏み。指定された日の中で都合の良い日は、この日になってしまった。今回は、第1部のみにした。まずは、お年玉<年始の挨拶>この日は、ニコニコした新悟の挨拶から始まった。坂東新悟は昨年の「オグリ」の照手姫役で、若くして名伯楽の猿之助の抜擢に応えて、熱演して
「お年玉(年始ご挨拶)」橋之助浅草歌舞伎は今年で40周年だそうです。お父さんの芝翫も出ていた時期があり、当時はお客さんがあまり入らなかった。そんな時に自分(橋之助)が生まれ、マスコミで話題になったことで浅草にお客さんが来てくれたので、父が「生まれてくれて感謝している」😊……と孝太郎さんが教えてくださったと💦最後は橋之助恒例「あいうえお作文」。オリンピックの各文字を頭文字にした文だったけど、マトモすぎて面白くなかった😬真面目な人なんだなーと思いました。絵本太功記「尼ヶ崎閑居の場」
「お年玉(年始ご挨拶)」隼人隼人は今年で9回目の浅草歌舞伎出演なんですね。1回目のときは高校2年生で😆学校の授業が終わってから舞台に出ていたことを懐かしく思い出すと。浅草歌舞伎は、以前はお客さんがあまり入らなくて(2階席が2、3人というときも)、当時の勘九郎さんや猿之助さんが思案し、歌舞伎を親しんでもらうため上演前に一人ずつ出て何か話をしたらどうだろうと、そこから「年始ご挨拶」が始まったそうです。次に、この日初めて歌舞伎を見る人に挙手してもらい、客席に降りてインタビュー。今日ここに来た
初詣客でごった返す浅草に行ってきました。年初めの観劇はここがいいですね。若さとエネルギーに包まれていて…私が観たのは夜の部でした。一絵本太閤記尼ケ崎閑居の場二仮名手本忠臣蔵祇園一力茶屋の場<尼ケ崎>は明智光秀の本能寺の後での家族との話<一力茶屋>は大石内蔵助(大星由良之助)の討ち入り前の話どちらもよく知られた場面で、私は<一力茶屋>の場面が好きなのです。今回は大星を松也が演じていました。海老蔵や仁左衛門でも(確か
松王丸松也千代新悟源蔵隼人戸波米吉玄蕃歌昇園生の前梅花若手五人のうち、悪魔で、私見だけれど。出来で順番をつけると、歌昇隼人米吉松也新悟かな。歌昇は、大歌舞伎の中でも大丈夫そう。隼人は、予想以上の健闘。眉間のシワは、どうにかしてほしい。米吉は、良い感じてそつなくこなしたが、後ろ姿になると、緊張の糸がきれる。松也は、松王の大きさを出すには、若
浅草は、にぎわっていました。風は、結構冷たかったけれど、人々はそんなこと気にもせず、浅草寺に向かって歩いて行くかのよう。そのエネルギーに乗っかってテクテク浅草公会堂に着きました。年始挨拶は、歌昇さん。オリンピックの話(大のスポーツ好き)、息子さんの初舞台の話(お稽古ではまったく名乗りの台詞できなかったのに、本番でいきなり言えて又五郎さんが泣いてしまった話)、お芝居の説明、プログラム(錦之助さん一押しの件)のこと。松也さんをトップに歌昇さんと巳之助さんは同い年。二人とももうお父さんになったなんて
昼夜で行けるのが今日だけだったので早くからチケット買って先に予定を入れてました菊之助さんのお怪我はどんな具合?心配してます昨夜Eテレで小籔千豊さんとのトークを見ていたので菊之助さんが5年前から構想されて今回のナウシカに懸ける思いと絶対に成功させたい!成功させなければ!のプレッシャーも伝わりました菊之助さん頑張ってー!応援する気持ちで拝見してましたナウシカ菊之助さんかわいい♪元々のお顔が女の子顔ですしね左腕は少し動きが少ないかも?ですが自然に見えまし
先週、予約した「新春浅草歌舞伎2020」第1部の1月下旬のチケットが届いた。若手ホープの歌舞伎を観たくなった。もう既にスターになっている役者もいる。メンバーは今年と同じで、錦之助を上置きに、松也が筆頭。女形は、新悟と米吉。封書に入っていたチラシ期間:2020年1月2日(木)~1月26日(日)1日2部公演第1部午前11時~第2部午後15時~13日(成人の日)の第1部は、休演チケットは3種類。1等席9,500円2等席6,000
2020年の浅草歌舞伎の演目がでた。どれも名作ばかり。若手にはちょっと荷が重そうな気もするけれど。勉強会にならないで、ちゃんとしたものになってくれると良いな。座頭格の松也は、寺子屋の松王に七段目の大星驚きは、新悟が、寺子屋の千代に、絵本大功記の操これは、演技派の立女形の役。米吉は、寺子屋の戸波、尼崎の段の初菊、七段目のお軽。すごい…。そのほか、みんなそれぞれすごいな。上置きの錦之助は、ほんとうにちょっと顔を出すのみ。もったいないなあ。これだけ演目が良いと、昼夜行きたい
ヤッホ~!帆足由美です。今回は、先週観てまいりました歌舞伎座昼の部の感想です。芸術祭十月大歌舞伎昼の部今月の歌舞伎座は芸術の秋にふさわしいお芝居がずらりかかっています。特に昼の部は、あまり上演されない演目が並びます。一、郭三番叟(くるわさんばそう)傾城扇雀太鼓持巳之助新造梅枝能の「翁」をもとにした〈三番叟物〉とよばれる長唄舞踊のひとつ。本来の「三番叟」は
2ヶ月ぶりの歌舞伎座。わあ、なんて華やかなの!今日は、芸術祭十月大歌舞伎の夜の部です。まずは黙阿弥作通し狂言「三人吉三巴白浪」お嬢吉三を偶数日を松也が、奇数日を梅枝が、と交互に演じるのが話題。今日は、ご贔屓の松也。なんだけど、これがねえ、、ちょっとイロモノ入っちゃう??振袖着てお嬢になりすます、両性具有ふうの妖しさと色気が必要なお役なのに、そして、ワルの美学が必要なのに、、ガラッとドスを効かせるところの落差はとてもいいんだけど、その後がねえ、、愛之助のお坊吉三はなかな
「三人吉三巴白浪」松緑/愛之助/松也/歌六/尾上右近/巳之助/橘三郎/坂東亀蔵/橘太郎※このあと10月末頃までブログ更新が途絶えます。お嬢吉三が日替わりで、松也お嬢の回を観てきました。お嬢吉三は女装の美少年という設定です。お七という女の名前を付けられ、女として(女装で)育てられるも、5歳の時に誘拐されるという屈折した過去を背負っている。女方もしくは立ち役も兼ねる役者さんがやることが多いけど、女方の心で男役らしく演じるのが肝とも言われるから、美形の立ち役がやるのは面白そう。松也は以
演目の発表は、まだだけれど、メンバーが発表になった。今年とおなじで、錦之助を上置きに、松也を筆頭に。女形は、新悟と米吉。さて、どんな演目になるのだろう?
昨日は来日中の義妹を囲んで、義両親と長女の5人で昼しゃぶを楽しんで参りました。長女が忙しいので午後1時に切り上げてそれぞれ別行動です。私は歌舞伎座での観劇です。月曜日なのに夜の部に行くのは、「三人吉三巴白浪(さんにんきちざともえのしらなみ)」のお嬢吉三が松也と梅枝のダブルキャストだからです。奇数日の梅枝を観たかったので昨日の切符を買いました。序幕の大川端の上演は結構あるので何度も見ていますが、通しの上演は久しぶりです。河竹黙阿弥の代表作の一つですが、七五調のセリフが美しく、演じても聞いていて
菊五郎劇団ならではの舞台。菊五郎さんは、走られるとちょっと危なかっしいのですが、それ以外は昔と何も変わりません。また、菊之助さんが水際立ってカッコいい。そして、亀蔵、彦三郎、歌昇などなど、30代の皆さんが素晴らしいです。それに、尾上左近君が数分にわたって、力士との立ち回りを披露。お父さんを越えて立派な役者さんになっていかれると思います。成田屋、東の成駒屋、高麗屋を見ていると、歌舞伎に行く気が失せる昨今ですが、今夜は目の前に少々希望が見えました。40数年前、先代の
芸術祭十月歌舞伎の演目がでた。昼は、廓三番叟扇雀御摂勧進帳加賀国安宅の関の場松緑愛之助蜘蛛絲梓弦片岡愛之助五変化相勤め申し候江戸育お祭佐七菊五郎時蔵左団次夜は、通し狂言三人吉三巴白浪松緑、愛之助、松也、梅枝二人静玉三郎ベテランと若手は、組まないのか?菊五郎のお祭佐七は、江戸の男。江戸の男は、DVと、定義した芝居。DVが格好いいと思う節があるのだ。玉三郎は、二人静。能では、シテ(静御前の霊
今日は次第に晴れてきて、お庭の緑が輝きだしました。23日土曜日、東京青山のUNATEAさんのご招待による、中村錦之助さんとのお茶会にお呼ばれ。安心安全な高級紅茶UNATEAの美味しい頂き方をUNATEA社長の磯川さんから伺いながら、実践しつつの、錦之助さんとの楽しく美味しいお茶会でした。錦之助さんと密接^^に(厳選?12名)お話でき、お写真もツーショットにも快く応じてくださり、公開もオッケーとのこと。お裾分け〜〜。ちょうど長男から貰ったインド政府公認最高級ダージリンがなくなり
日本一と大向こうから声がかかった。翁東蔵千歳松江三番叟幸四郎三番叟松也竹本とお囃子で。お囃子は、能の翁のように、三人の小鼓の並び方が、中心に田中傳左衛門さん。さすがに烏帽子はかぶっていなかったけれど、能の荘重な雰囲気でたらりーとはじまった。松江の千歳は、うーん。足の裏がみえているのはまずいな。玉太郎(松江の子供)でみたい。東蔵の翁は、こんなものか。千歳が面箱を捧げもって出てくるが、翁が面を掛けることはない。いよいよ、
夜の部は、「月光露針路日本」の通し。伊勢を出港した光太夫が、嵐のため漂流してロシアに漂着し、10年間の時を経て、苦難の末日本に帰ることになったが、17人いた乗組員はとうとう3人になり、日本目前でひとり死に、とうとう光太夫と磯吉の二人に。光太夫は、自分の後ろには一緒に帰れなかった乗組員の魂も一緒にいると宣言する。というのが、あらすじ。第1幕は、「先生」という口上の登場から。松也は、三谷幸喜を意識したようなメガネを掛けて、独特の口調で船の歴史を語り始める。観客を生徒に見立てて、質問は
六月大歌舞伎行ってきました夜の部『月光露針路日本風雲児たち』いろいろあって、チケットを取っていなかったので当日券で。一昨年のYJKT以来。あのとき、どのくらいの時間に並んだかも思い出せなかったので、夜の部は14:20~販売開始とのことで、とりあえず10時くらいに行ってみるか…と。ここで一緒に並んでくれたヅカ沼の妖精の名言。「そんなに遅くて大丈夫なんだね!よかった!!」そうね、ヅカは始発だもんね…笑そんなわけで、10時に歌舞伎座着きました。昼の部並んでる方でいっぱいだったのです
六月大歌舞伎昼の部は、仁左衛門さんの封印切を特に楽しみにしてましたが、どれも、私好みの若手がでており、鍛錬の場に果敢に挑み、立派に華となっていて嬉しく楽しく拝見しました。⭐︎寿式三番叟昼の部はせわしなく家を出、席につくとほっとしますが、私の場合、すぐに集中しにくいのですが、荘重な趣きの面箱持ちの千歳を伴い翁が登場。とうとうたらり…鳴るは滝ノ水…の松江の千歳の典雅な舞。東蔵の翁の能の舞を取り入れた天下泰平、国土安穏を祈る荘重な舞。東太夫・鶴沢慎治ら五丁五枚の竹本連中。囃子連中も翁の場合は傳左
ヤッホ~!帆足由美です。今回は、先週観てきました歌舞伎座昼の部の感想です!出掛けたのは、6月6日。関東に梅雨入り宣言の出る前日。歌舞伎座の向こうには青空が。六月大歌舞伎昼の部一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)歌舞伎座前の絵看板。例によって私が写りこんでます(;^_^A三番叟幸四郎三番叟松也千歳松江翁東蔵歌舞伎には、能楽の
歌舞伎座で上演中の三谷かぶき「月光露針路日本」についての記事。紙面の1/6を使い、カラー写真三枚をのせて。三谷が、20年ほど前、原作を読んだとき、歌舞伎になるなと直感したという作品。作・演出の三谷が一人で作るのではなく、出演者とアイディアを出し合って作り上げたという。わたしは、18日に観劇予定だが、先週行った友人によると、「ワンピース」みたいに、何が何だかわからないものではなく、とっても分かりやすかったという。紙面でもふれている松也のナビゲーターがなかなか目立っていたとも。幸
梅雨寒にしては肌寒過ぎました17℃の東京足がまだ万全じゃないのでスニーカーで歌舞伎座歌舞伎観るのにスニーカーで行ったのは初めてでしたが雨模様のせいか流行ってるせいかスニーカーの方が結構いらしてました昼の部最初に幸四郎さんと松也さんご出演だけあってKoma.の方をあちらこちらで多数お見かけしました『寿式三番叟』初役の松也さんが必死で幸四郎さんについて行ってるのは私もSNSと同感大柄のせいもあると思いますが松也さんは荒削りに見えましたイヤホンガ
歌舞伎座の6月大歌舞伎昼の部に行った。昼の部の歌舞伎の絵画一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)三番叟幸四郎三番叟松也千載松江翁東蔵おめでたい舞踊の三番叟、前半は「天下泰平」を願う翁と千歳による厳かで格調高い踊り。威風堂々、翁役の東蔵は人間国宝。後半、三番叟、(幸四郎、松也)が出てきてからは勢いある激しい舞踊。「五穀豊穣」を祈って足を踏み鳴らす「揉みの段」、鈴を鳴らしての「鈴の段」。身体が大きい二人
め組の喧嘩は、久しぶり。三津五郎が、江戸らしい芝居と著書のなかで語っていた。わたしは、どちらかというと、加賀鳶の大木戸勢揃いが好きだから、め組のカオスにはちょっとと、思っていた。しかし、ひさしぶりにみて、菊五郎、時蔵、左団次、又五郎と揃うと、濃厚な江戸情緒があるなあと。また、若手がこんなにたくさん育っているのか、という感動も大きかった。め組のなかでは、水杯をして、ブッと水を履き物に吹き付けるところが好き。もちろん、足元が滑らないようにという配慮なのだが、そのリアリティがたまらなく
「曽我綉侠御所染」御所五郎蔵松也/彦三郎/梅枝/尾上右近/橘太郎/坂東亀蔵/吉之丞/菊市郎/廣松/男寅今月の歌舞伎座・夜の部は、丑之助くん初舞台や菊之助「道成寺」で湧き上がっていると思いますが、私はこの「御所五郎蔵」だけ幕見しました。松也と彦三郎の恋敵同士ですからね〜😊そもそも、松也が五郎蔵を歌舞伎座で……っていうだけで、もう感無量😭1990年の團菊祭で、当時5歳の松也と彼のお父さま松助さんが襲名披露した。そのとき松助さんが勤めたのが五郎蔵(ただし序幕のみ)でした。そして土右衛