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こんにちは、作家の東田直樹です。5月になりました。オンラインサロンyoorの新規メンバーを募集しています。月締めのため、月初めの登録が一番おすすめです。Xやブログでは書かないテーマや深堀した文章を掲載しています。また、Yoorメンバー限定のZoomを使用したオンラインおしゃべり会を月に1回開催しています。ご登録は下記になります。よろしければ、ご参加いただければ嬉しいです。作家東田直樹のオンラインサロン|東田直樹|YOOR作
読書時間:1.0h一読:あり再読:なしR指定:なし著者:東田直樹刊行:2016年6月価格:560円+税出版:角川文庫自閉症の人の頭の中で起こっていること言葉について対人関係について感覚の違いについて興味・関心について活動について短編小説側にいるから自閉症の人は、記憶の前後関係がない(点の記憶)細部から全体を見る自分の体を自分のものと自覚していない文字を書けるくらいだから症状が軽いと思われることが多いが、東田直樹は普通!?の自閉症である。本書は東
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。自閉症という言葉のイメージ「自閉症」という言葉を聞くと、どういうイメージを持たれるでしょうか。今もまだ「自分に閉じこもっている人」と答える人がいるかもしれません。でも、そんなことはないと思います。確かに自閉症者は人と関わるのが苦手な人が多いかもしれませんが、だからといって、他の人と関わりたくないわけではないような気がします。みんなと仲良くな
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。何もかも新しくなる僕の住んでいる地域では、桜の花が満開になりました。いよいよ新年度の始まりですね。どんな1年になるのか、期待よりも不安のほうが大きいと感じている人たちも多いのではないでしょうか。自分のことをわかろうとしてくれる人がひとりでもいれば、心強いと僕も思います。子どもの頃、自閉症の僕は、新学期になると不安定になりました。クラス替えもあ
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。僕は自閉スペクトラム症です毎年4月2日は、平成19年に国連が制定した「世界自閉症啓発デー」、そして、4月2日~8日までは「発達障害啓発週間」です。自閉症の原因は、まだ解明されていません。脳の中枢神経系という情報を整理するメカニズムに特性があるといわれています。自閉スペクトラム症の人たちには、日常生活でさまざまな生きづらさがあります。「コミュニケー
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。自分の居場所はどこだろう思春期は、誰にとっても大変な時期といえるのではないでしょうか。子どもから大人になるためには、思春期という児童期から成人期へと移行する中間の時期を越えなければなりません。僕にも毎日が辛くてしかたなかったときがありました。自分の居場所は、どこだろう。まるで、ひとり森の奥にある深い茂みの中をさ迷っているみたいに孤独でした。
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。お絵かきボードに書いていた頃僕は文字が好きで、小さい頃から、看板や商品のロゴなどを見ては、お絵かきボードに書き写していました。記憶した文字を書きたいというより、どちらかというと書かずにはいられない感じだったのです。記憶するために書いていたのだと思います。何度か書くと覚えられます。学校の宿題をしてしまうように、記憶できると安心するのです。
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。炊飯器の予約タイマーを押すこだわり先日、急に我が家で、お昼ごはんに、銀だこのたこ焼きと八天堂のクリームパンを買ってきて食べることになりました。銀だこは大安売りで、八天堂のクリームパンは、テレビ番組で取り上げられていて、久しぶりにみんなで食べようという話になったからです。どちらも美味しかったです。僕は、いつも夕食前にご飯を炊きます。昼食に食べ
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。奇声にもいろいろあります自閉症の人の中には「奇声」や「こだわりの言葉や昔覚えたフリーズ」が突然口から出てしまう人もいます。奇声というのは「奇妙な声、変な声」を指します。周りから見れば、突然大声が聞こえてきたら、どの言葉も奇声を発していると思われるかもしれません。でも、僕は奇声といっても「意味不明な叫び声」と「こだわりの言葉や昔覚えたフレーズの声」
ブログ整理していて貴重な動画が見つかりました。作家になりかわり、春馬くんが朗読しています。東田直樹さんが中学の時に出版した『僕が飛び跳ねる理由』は、同じ自閉症の子を持つ海外の作家が、初めて息子の行動が理解できたと感動して、翻訳され海外で出版されて話題になり、映画にもなりました。春馬くんの朗読が短く編集されたものがYouTubeにあります。https://youtu.be/O_JLEVjqG30?si=DKTaebhn9OPOwrQv【三浦春馬】自閉症の君が教えてくれたこと#三浦春馬
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。離れたところにあるお菓子を自分で取らない僕が小さい頃、欲しいものを手で取るときに、人の手を使って取っていたことがあります。いわゆるクレーン現象といわれるものです。たとえば欲しいお菓子がテーブルの端にあっても、自分で取ろうとしないのです。目の前にあるお菓子は、自分の手でつまんで口まで運んで食べることができるのだから、手を伸ばして取ればいいのにと周りの人からは
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。何もしないことにストレスを感じる人もいる今日を終えると明日がやってきます。失敗してどうしようもないくらい落ち込んでも、明日はやってくるのです。心の傷は、ひとりではなかなか癒せません。いつまでも引きずってしまいます。側にいてくれる人のおかげで、立ち直ることができた、そんな経験はありませんか。傷ついた人に対して、自分は何をしてあげたらいいのか
🔖2月17日(土)20時からの朗読ラジオ「言葉の音色」は東田直樹「自閉症の僕が跳びはねる理由」収録短編作「側にいるから」後編をお届けします📖お楽しみに♪【今治ラヂオバリバリ】守屋陽子の朗読ラジオ「言葉の音色」毎週土曜日20:00〜20:30【再】日曜22:30〜23:00今治ラヂオバリバリ↓http://www.baribari789.com/FMラジオバリバリ78.9MHzFMラジオバリバリ78.9MHzwww.baribari789.comサイマルラジオで全国
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。どうして違う言葉を言うのかな人と会話をしていて、自分が思ったような返事が返ってこない時はありませんか。僕は誰かと言葉遊びをしているとき、自分が予想した返事が返ってこないと、「あれっ」と思います。「どうして違う言葉を言うのかな」と不思議です。考えてみれば、相手が、いつも僕の望み通りに答えてくれるはずなどないのに、言葉遊びをしている間は、自分の期待している
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。レストランレストランなどでメニューを選ぶとき、いつも同じ料理を選ぶ自閉症者の人がいます。僕もそうです。その料理が好きなのだと思います。それは一種のこだわりかもしれませんが、どんなものが出てくるのかわかっているので、安心して食べられます。それでも、毎回同じものだとあきてしまうこともあります。けれど、こだわりが強い自閉症者の場合、あきたからとい
いつもご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です現在31歳。自閉症という障害を抱えています。挨拶は大変自閉症の僕にとって挨拶は大変です。自分から挨拶をするときには、「さあ、今から『こんにちは』って言わなくちゃ」と、自分自身に言い聞かせます。建物の入口に入ったと同時に、僕は元気よく「こんにちは」と言ってしまい、中にいた知らない人を驚かせてしまうこともあります。状況に合わせて、どのタイミングで挨拶すればいいのか、自分で判断するのは難しいです
🔖2月10日(土)20時からの朗読ラジオ「言葉の音色」は東田直樹「自閉症の僕が跳びはねる理由」収録短編作「側にいるから」前編をお届けします📖お楽しみに♪【今治ラヂオバリバリ】守屋陽子の朗読ラジオ「言葉の音色」毎週土曜日20:00〜20:30【再】日曜22:30〜23:00今治ラヂオバリバリ↓http://www.baribari789.com/FMラジオバリバリ78.9MHzFMラジオバリバリ78.9MHzwww.baribari789.comサイマルラジオで全国
今日は、散歩の途中でひなたぼっこをしている亀を見ました。風は、まだまだ冷たいですが、日差しは温かかったです。少しするとボッコッツと音を立てて、亀は川の中に潜ってしまいました。サギのような大きな白い鳥にも会うことができました。生き物を見ると元気がでます。大自然の中でなくても、みんな自分の居場所を探して、一所懸命に生きています。僕も頑張ろうと素直に思えます。だから、散歩は楽しいのです。
やさしい気持ちでいることは、大事なことです。やさしさは義務ではなく、さりげない気遣いだと思います。だから、やさしさに決まりはないのです。「ありがとう」と言われて「どういたしまして」と答える。笑顔のやりとりは、気持ちを軽くしてくれます。僕はうまく話せないので、やさしくしてもらえても、すぐに「ありがとう」と言えません。それでも、人に助けてもらえたときには感謝しています。その気持ちが伝えられないのは、申し訳ないです。僕は、誰かにやさしくしてもらえたら、生きていてよか
写真を見ていると、自分がそこにいるような気になります。小さい頃の自分も、今の自分も、気持ちはそれほど変わらないような気がしてしまうのは不思議です。今の自分を肯定するために思い出に浸りたいのではないでしょうか。写真の中の自分を見て、当時の自分と今の自分が一体化するとき、二人の自分がひとつになります。自分を応援してくれる自分がいる。それは心強い味方だと思うのです。だから僕は写真を見ると元気になります。
人からじっと見られると、僕は体が固まることがあります。動画の停止ボタンを押したみたいに動かなくなるのです。家族に見られても、固まることはありません。もともと家族は、じっと僕を見ることはないからかもしれません。体が固まるときは、動いていないという自覚はあります。特につらくはありません。相手の視線を意識し過ぎると、その視線に僕の意識は向きます。すると体がストップするので、また自分のやっていることに意識を向け直すと、動くことができます。この作業に何秒かかかる
池に小石を投げ入れると、波紋が広がります。それを見ていると、自分の心にも小石を投げ入れた気分になります。心が揺れると不安定になると思われるかもしれませんが、僕は変化している方が心の状態はいいと思います。心が動けば物事は動きます。自分で投げた小石なら、きっといい方向に進むはずです。僕も変化を恐れずに行動したいです。
自分の弱さを認めることは、自分の成長をあきらめることではないと思います。だめでもいいと開き直ることとも違います。弱さを認めることは、頑張り過ぎずに頑張る自分になるための第一歩ではないでしょうか。「きっと、僕はやれる」目標を達成するためには、自分の弱さを認めたうえで、自分にできることを積み重ねることが大切です。目標は、誰かに勝つことではなく、自分らしく生きること、笑顔で毎日を過ごせれば、それで合格です。
つらいときには「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせる人もいます。それは、いい考えだと思います。僕はつらくなったら、空を見ます。ぼーっと見ていると、自分が吸い込まれて空の一部になったような気になります。小さな小さな存在だけど、僕もこの地球を構成しているひとつのパーツ。そう思うと、少し元気になるのです。
言葉には、その人の思いが込められています。相手の言葉に耳を傾けることは大切ですが、だからといって、言葉に込められた思いのすべてを受け取らなくてもいいと思います。自分の心の許容量を超えれば、誰でも苦しくなってしまいます。まず、守らなければいけないのは、自分の心。言葉は、コミュニケーションの単なる手段です。受け止められないときには、聞き流しても大丈夫。自分で自分を追い込まないことが大切ではないでしょうか。
発達支援の保育雑誌「PriPriパレット」2・3月号に僕の連載「あの頃僕を見守ってくれたみんなへ」が掲載されています。タイトルは「代わりにお喋り」です。ぜひ、ご覧ください!PriPriパレット20242・3月[雑誌]別冊家庭画報Amazon(アマゾン)
大きな声が出そうになったら、僕はタオルを出して口をふさぎます。それでも声は止められないので、大きな声は出てしまいます。だけど、その声はタオルが吸収してくれるので、いつもの声より小さくなります。それほどみんなに迷惑をかけていないと思えると、少し安心します。昔は、自分の口から、いつ奇声が出てくるのか、まったくわかりませんでしたが、今は、大きな声が出そうになると、少しくらいなら我慢できるようになりました。だからタオルで口をふさげるのです。声を出すのが止められないのは、気持
さっそうと歩いていると、自分がこの世界の主役になったように感じます。胸を張って「1.2.1.2.」足をあげて「1.2.1.2.」手と足の動きはそろわなくても、まあいいか。風は、まだまだ冷たいけれど、気分は最高。冬の散歩は、体の芯を温めてくれます。周りを見れば、冬を耐え忍んでいる樹々や草花たち。「よく頑張っているね」と拍手を送りたくなります。
心が疲れている時に、嫌なことがあると、気持ちが沈んでしまいます。気持ちが沈むと何をするのも気力がないとできません。僕は、気力は出て来るものではなくて、出すものだと思っています。どうして気力が出ないのか悩んでいるなら、まず休んでください。気力がなければできないことは無理してやるより、少し休憩した方がうまくいくことがあるのではないでしょうか。心が疲れていなければ、嫌なことがあっても気持ちは沈み込まずに、すぐに浮上することができると思います。思いつめないことが大事で
じっくりと話を聞いてもらいたいときと、聞き流してもらいたいとき、人には両方あると思います。聞き流してもらいたいときに、根掘り葉掘り聞かれると、つらくなってくるし、話を聞いてもらいたいときに無視されると悲しくなると思います。うまく話せない人もそうです。いつもいつも同じ気持ちとは限りません。話せないけれど、話したくないときもあるのです。