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引きこもりと狂気『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと田口ランディさんとの対談メモ🍀田口さんについて著書『コンセント』『アンテナ』など。この対談は、龍さんが書いた『共生虫』のテーマの一つ、引きこもりをテーマにしている。『『共生虫』村上龍』『共生虫』村上龍共生虫(村上龍電子本製作所)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}主人公は引きこもりの
日本崩壊『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと妙木浩之さんとの対談メモ🍀妙木さんについて臨床心理学・精神分析専攻。著編集『夢の分析』『精神分析の現在』『心理経済学のすすめ』『父親崩壊』など。お金は好きですか?お金に対して、なぜ、「汚い」という感覚をもってしまうのか?とか、お金と言葉、お金と精神についての対談は難しかったけどおもしろかった。📝龍さんが「お金の関係ができて一緒に仕事すること」について話したあとの妙木
心の闇と戦争の夢『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと河合隼雄さんとの対談メモ🍀河合さんについて日本の臨床心理学・心理療法の第一人者。龍さんと河合さんの対談はめちゃくちゃ興味深かった。📝「完璧に説明がうまいということ」について龍さんからの質問に対して。「それだけきれいに説明できるということは、ほんとは説明すべき何かを捨てているからです。物事は全部入れると説明不能になるんですね。」📝日本人の後ろめたさについて河
何処にも行けない『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと庵野秀明さんとの対談メモ🍀庵野さんについて映画監督など『新世紀エヴァンゲリオン』『ラブ&ポップ』📝龍さんの言葉「でも、地味な作業の繰り返しを、いかに厳密に積み重ねていくかで出来が決まってしまう。観る側は中に込められたメッセージではなくて、厳密さに反応すると思うんです。」「〜(省略)〜要するに日本は、「
村上龍氏の「すべての男は消耗品である」。数年前から読みたいと思い、やっと読めた。日頃読みそうもない本が読めるのはGWらしい気分だ!この本、80年代の刊行で学生のときからタイトルは知っていたけど、若い頃は”なんだそれ?”という感覚しかなかった。今は”その通り!”と思っていたからいつか読んでみたいと思っていた。笑今とは時代が違うなかで書かれたものだから単純すぎると感じる部分もあるけど本質はいまも変わらず、面白い。個人的な考えだけど、極論すると女性たちは男を自分にとって”使い道
女子高生と文学の危機『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと黒沼克史さんとの対談メモ🍀黒沼さんについてノンフィクションライター。著書『逆立ちする〈有名人〉』『ゆ・ら・ぎ』など。📝龍さんの言葉「自分たちが理解できない異物をカテゴライズして、自分とは関係のない範疇へ入れて安心を得ようとするのは、日本的共同体がずっと持っている自浄作用なんですよ。」龍さんが小説の
退廃的な生活を送る若者たちの姿上述した通り、作中に登場する若者たちはとにかく「荒れた」生活を送っています。この作品が執筆されたのは、高度経済成長期のすぐ後のこと。ちょうど人々の生活水準が上がりはじめた頃なのに…とも思いますが、経済の豊かさと若者の心の健康は決してイコールではないということを暗に示しているのかもしれませんね。何にしても、平成生まれでゆとり世代真っ只中ののんきな環境で育ってきた私にとってはなかなか衝撃的な部分もありました。それでもなんだかんだで最後までひきつけられてしま
もんじゃには月島流と浅草流があるらしい。初めて知った。吉野千代乃、泣かされるじゃない1994年のアルバム、クレッセント・ムーンより。他アルバムのジャケットとはイメージが違いますが、吉野千代乃さんです。この曲は安部恭弘さんの作曲。作詞は松井五郎さん。youtu.be渋谷城渋谷駅東口を出て、渋谷警察の背後の坂道を上る。金王八幡宮がある。ここ一帯は以前渋谷城の構内だったという。一方、練馬区にあった「としまえん」。ここもかっては練馬城址の構内だったという。有名
残酷な視線を獲得するために『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと蓮實重彦さんとの対談メモ🍀蓮實さんについて批評家。フランス文学者。著書『夏目漱石論』『物語批評序説』『映画からの解放』など。📝北野たけしさんについて龍さん「僕は、たけしさんの映画を観ていつも思うのは、小説家とコメディアンというジャンルの違いで、例えば小説家はヘタすると、ある情報をものにするのに一年とか五
紙の本の出版はまさに僕の人生を変えてくれた。この本が無かったら今の僕はいないと言って間違いない。本を出版したことによって雑誌社からの取材が増えた。よく読んでいた『AERA』『日経ビジネス』『プレジデント』『LEE』こうした大手の雑誌社から取材が舞い込んできた。この頃の僕は地に足のついていない状態だった。どんどん舞い込んでくる取材の依頼に有頂天になり、勘違いを起こし始めていた。依頼も増えてきた。出版したことによる信頼性の力は大きく企業からの案件も増えてきた。企業が不祥事を
ヴァーチャルな恋愛と鎖国化のシステム『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと坂本龍一さんとの対談メモ📝📝言葉と音について坂本さん「〜(省略)〜言葉の恐ろしさというのは、ネット環境とかヴァーチャル環境になればなるほど、言葉の、シンポリズムの怖さとか力がよけいに出てくる。」「言語というのは意味と音が組み合わさったものじゃない。やっぱり音と意味だよね。」この坂本龍一さんとの対談は、1997年前後のよう。龍一さんと龍さん
国家・家族・身体『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと柄谷行人さんとの対談メモ🍀柄谷さんについて批評家著書『終焉をめぐって』『マルクスその可能性の中心』など📝批評について龍さん「〜(省略)〜例えば、ある種の共有した体験とか、歴史とか理念がない人が言うから、批評が可能だと思うんですよね。それが全部集団内で行われているから批評になり得ないという、そういう予感はしてたんですけど、その傾向が極まっている気がする
描写こそ国家的捕獲性から自由たりうる『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと渡部直己さんとの対談メモ🍀渡部直己さんについて文芸評論家。著書『リアリズムの構造』」中上健次ロングー愛しさについて』など📝渡部さん「文学の存在はとりわけて反近代国家的なんです。」「僕の文学の定義は簡単で、読んだあとに元気が出るか出ないかなんですよ。読む前の自分と読み終わったあとの自分と、説明
ウイルスと文学『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと奧村康さんとの対談メモ🍀奥村康さんについて免疫学者。著書『免疫のはなし』『免疫ー生体防御のメカニズム』📝奥村さん「単純な欲望を自然に持っている学生は先へ行っても落ちこぼれないんです。」📝龍さん「どうやったら今日や明日を開放的に生きられるかというと、自分の中にモチベーションをかき立てるものをきちんと捜し続けないといけない。〜(省略)〜欲望を肯定しないと
映画とモダニズム『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』よりこれは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと浅田彰さんとの対談メモ🍀浅田彰さんについて経済、社会思想史学者『構造と地から』『逃走論』出版📝才能について「才能というのは、子供っぽい欲望を保ち続け、それを貫き通すためにはあらゆる妥協を排していかなるコストもリスクも引き受けてみせる意思だ」過去に浅田さんが書いた解説より・浅田さんの言葉「ある時点ではバカみたいに見えるようなものを作っちゃっても、
『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』~小山鉄郎さん編~これは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと小山鉄郎さんとの対談メモ🍀小山鉄郎さんについて73年共同通信社入社。著書『文学者追跡』龍さんの小説を書く上で譲れないことがわかる対談だった。龍さんは緻密で、他人からしたら多分めんどくさい性格なんだろう。でも龍さんの小説を読むと、その緻密さからか神経にまでその言葉が届く感じがある。でも神経に届いているようなその感覚の中にあるものは、それは言葉ではないのかも
『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』〜柄谷行人さん編〜これは、龍さんと15人の方との対談集。📚龍さんと柄谷行人さんとの対談メモ🍀柄谷行人さんについて批評家。69年「意識と自然ー漱石試論」で群像新人賞受賞。この対談の前に中上さんが亡くなられたようで、中上さんについて話す場面がある。中上さんへの龍さんの思いはせつない。📝「この作品で何を言いたかったんですか」と聞かれるときに龍さんが思っていること。〜(省略)自分の中に情報があって、僕が言葉を発明したわけじゃないんだか
シーザーの弔いは美しかった。だってパパが一番すごかったことを、民に知らしめるために、わざとこうして、遺体を見せてやったんだ。パパの正体は、誰も知らなかった。パパがこんなにかっこいいって知って、みんな唖然だったんだ。だからみんな、次の世を想って、立ち上がることにしたんだ。カエサルの姿を見た者は、当時誰もいなかった。パパは頭がいいから、誰にも姿を見せる必要がないと踏んでいたので。パパは独裁官。独裁なんて危ない手法でみんなを教え導くことができるのは、相当な知性がな
ネイルエスオフィシャルウェブサイト(s-official.co.jp)私のオーラカラーをジョルジオーが、こんな色だよと教えてくれました。すごく綺麗でヌーディーな肌色。セクメトは当時、ベージュのオーラで隠密活動をしていました。村上龍さんがそう分析してくださいました。ジョルジオーも。Giorgioと龍の分析結果。愛花のヌーディーで肌色の綺麗なベージュは、養老の念戦争の犠牲になってしまったことによって、盗作のされっぱなし。愛花はクタクタだよ。余計に美人になってしまったで
世に出回っているエンジェルナンバー/オラクルカード/阻石について、説明します。(阻石の項については、スピッツの龍男さんのブログで確認してください)実はこれらは、大天使とマスター、神の生まれ変わりである我々家族だけに宛てられたものなんです。IHNにだけ宛てられたものです。しかし、念戦争の仕組みを踏まえて説明すると、私たち家族の波動の高い魂を助けると、神様からご褒美がもらえるんです。それはなかなかできることじゃない。神と同通する瞬間があったから、エンジェルナンバーやオラクル
「読書」。『正欲』という映画や、『不適切にほどがある』というドラマなど、「令和」の生きずらさを描いている作品も散見されますが、それを「昭和」から書き続けているのが村上龍です。村上春樹よりも色々と取材して、体験して、普通に生きられない人達の生きずらさを書き続けるという勇気が凄いです。エッセイも含めて読んでいると、「昭和」の時代から「普通に生きられない人達」も一定数いたんだなという事が分かりますね。そして、昔から「同調圧力」というのも一定程度あったんだなと思いました。ただ、昔と比
『村上龍対談集存在の耐えがたきサルサ』これは、龍さんと15人の方との対談集。龍さんは中上さんに特別な思いがあるみたいだ。その中上さんとの対談の中で気になったメモ📝たち📝野蛮について中上さんは龍さんのことを「野蛮」という。中上さんがいう「野蛮」とは、「流れの中に入らないようなもの」「ギラギラ光ってるみたいな」📝龍さんと中上さんが坂本龍一さんについて語るとき知恵が一回り、二回りするっていうやつで、それは同時に野蛮。📝音と言葉中上さんの言葉言葉というのは、近代になっ
『とおくはなれてそばにいて―村上龍恋愛短編選集』は村上龍さんの短編小説集です💏📕内容はこれまで村上龍さんが発表して来た恋愛短編小説の中から十九編を収録しています✨🥰どの作品もシャレているんですが個人的には『ワイルド・エンジェル』が好きな短編小説です🏍️🎬️『ワイルド・エンジェル』のストーリーは主人公の青年ヤザキがエキセントリックな恋人のキミコに翻弄されてズタボロになって東京都の福生から前に付き合っていたヨウコの部屋に訪れます…👩❤️👨そして改行の一切無いヤザキの「キミコと出逢ってどれだけ自
恐怖とその対象を認めなければ、恐怖には対応できない。===================================母親は新築の家の新建材の壁に毒が塗り込まれていると信じ込んで頭がおかしくなった。母親は何もやることがなかったのだ。だから見なくてもいいものを見て、聞かなくてもいいものを聞き続ける羽目になった。そして、それが自分の心が生み出す恐怖なのだと自覚できないまま、新建材のせいにした。新建材なんか、本当は関係なかったのだ。別に新建材ではなくても、
朝、ブロッてから8時間ほぼ音源作り。間、昼飯に蕎麦食べたけど雨の日はどこかへ行きたい‼️という気にさせないのでゆっくり。2曲合計3曲。1.フンク2.パンツロック3.酔っ払ってガラス以上の3曲です。ふがぐふんがぐふふがんぐあっどれやろサザエさんのやつサザエさん見ると明日学校かーと嫌になる人このポコチンにとまりやがれあっ動かしちゃダメよ。なーんておつかれさまからのルービーだ。まるで昭和な手書き歌詞。オナホールより生手でコク派あなたは左手?o
割と読んだなって感じです!アメリカンドリーム/村上龍海外で車を借りたくて5分に10万円払ったり映画を撮るためにガンガンお金出したりして気持ちいい〜!おもしろいこともいう。ちわーっこの感じをカンブリアでも出せばいいのにね?!【中古】アメリカン・ドリーム/村上龍楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}憂鬱たち/金原ひとみ金原ひとみといえばアメンバーのるいちょろなので私なんかが読むのは烏滸がましいのですがこの本、躁鬱病特有の出かけるまで嫌だな…と出かけてたら…!なん
首都圏は桜の花が満開です🌸いつもご訪問ありがとうございます😊昨日は国立の友人の畑に行って来ましたw小松菜は花が咲いていますが新しい芽が出てきました茹でて食べるとなかなか絶品です分かりにくいのですが手袋と比較してどーかしら?三浦大根より巨大ですまだまだ大根も食べれますがそのままにしています大根の葉っぱが美味しいです家庭菜園を始める前は売っている野菜しか知りませんでした収穫後にも栄養価の高い葉っぱたちがみずみずしくてとっても美味しいです✨畑の収穫が終わりラン
先日、BS1で映画「60歳のラブレター」(2009年)を見た。私はけっこう胸が熱くなった。原田美枝子が出ている映画を久しぶりに見た気がした。私は原田美枝子と同世代である。私は20歳の時に原田美枝子の映画を2本見ている。「大地の子守唄」と「青春の殺人者」(長谷川和彦の監督作品)の2本である。20歳だった私はこの2本の日本映画に圧倒された❗そして文字通り[体当たり]の演技の原田美枝子という女優に釘付けになってしまった。原田美枝子はグレイトだと
何なんだろうね。何なんですか?何だったんだろうってさ。だから何がですか?全てよ。落ち込んでるんですか?どうなんだろ。疲れてるんですか?似ているけど違いそう。徒労感ですね?かなり似てるけどまだ違いそう。どういう時に?いつでもだよ。今もですか?何故かを考えて免れてるかも。それは良かった。このままだったら良くないよ。そこを突破するためにアートやスポーツ、エンタメとかがあるんじゃないんですか?それは現実逃避ってなったよね?でもその現実も茫漠として殺伐として、悲惨だ
美しく年齢を重ねたいのらねこですアラフォーのリアルな日常を綴ります前回の話はこちら↓↓『離れて1人暮らしをする高齢の親について心配なこと。』美しく年齢を重ねたいのらねこですアラフォーのリアルな日常を綴ります前回の話はこちら↓↓『アメブロのコメントで凹んでしまったこと』美しく年…ameblo.jp今回は村上龍著「コインロッカー・ベイビーズ」の感想ですネタバレありですので、未読の方はご注意くださいもくじ・村上龍氏への先入観