トロツキーの著書で『ファシズムとボナパルティズム』があります。ボナパルティズムとは1860年前後のフランスにおける不安定な政治状況(議会における保守派と共和派との勢力が拮抗していたことで決められない政治が続いていました(左右による勢力均衡状況)。大統領選が行われ軍部と農民なとの中間層を支持基盤にしていたルイ・ナポレオンが当選するというハプニングが起きました。然し、国民の人気が高かったルイと軍部は突如クーデターを起こしルイはナポレオン3世と称し皇帝政治を行いました。このクーデター劇とその後の政治を