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三日間の若い後輩との芝居づくりと言う戯れは楽しく、久しぶりに身体中に、熱い血が駆け巡るのを感じた。私とは初めての出会いとなる養成所の生徒たちと、特別参加希望の有志達の待つ稽古場へと、急いだ。私の体調への気遣いからか稽古場は緊張感で張り詰めている。と、その時一斉に「おはようございます、宜しくお願いします」と健康と若さに満ち溢れた元気が爆発しての大合唱だ。抗がん剤の副作用の気怠さなぞ、一瞬に吹き飛び、驚くほど嬉しい。若さは純粋な宝石だ。それにしても今の若い新入生は、相対的に僕らの世代
タイトル通りですが男闘呼組が4人で出演した舞台「スラブ・ボーイズ」がどんな話なのか興味が湧いて調べてみたところ英語の戯曲本しかなくそれでもまぁいいかと思って読んでみたものの結果まぁいいかじゃ全然なかったです(苦笑)当たり前ですが台詞だけなので状況が理解しづらい上にデザイン関係の難しい専門用語がバシバシ出てくるししかも登場するのが労働者階級の少年たちなので言葉遣いがあまり上品じゃなく
戯曲を読む集い番外編vol.33バーナード・ショー『ピグマリオン』(小田島恒志訳・光文社古典新訳文庫)を読む会が全日程無事に終了しました。A日程(zoom)8名、B日程(zoom)9名、C日程(対面)5名、延べ22名の方々と楽しく戯曲を読み通しました。A日程が4時間10分!巻いて行こうと思ったB日程はなんと4時間13分・・・。しかし対面のC日程では驚きの3時間13分という、長丁場でした。ト書きは全てカットしてもこのボリューム、恐るべし。でも、舞台上演や映画版ではカットされているのでは
次回の戯曲を読む集いは長編の会、バーナード・ショー作『ピグマリオン』を読みます。奮ってご参加ください!●日時と空き状況(2023/07/0816:20時点)・番外編vol.33(長編)バーナード・ショー『ピグマリオン』を読む会【C日程対面】あと5名2023年7月9日(日)15:30~19:30頃終了。※他の回と時間が違います。途中参加・早退OK。終了後、希望者で30分ほど感想フリートークを実施予定(飲食&途中離脱OK)。●戯曲バーナード・ショー作・小田島恒志訳『ピグマリオ
4/29、5/3、5/13に戯曲を読む集い第42回定例会(短編の回)を開催しました。なんと8ヶ月ぶり!久々のお誘いにどれくらいの方がお越しくださるか不安でしたが、お久しぶりの方も初めましての方もたくさんご参加くださり、楽しい会となりました。●4/29対面回読み手9人作品3本ヘトベロさん作「矢印に沿って進んでね」で・んかさん作「クローンは複製羊の夢を見るか?〜最終章」秋月はる華さん推薦コメディ1本・・・対面回ならではの、スリリングな社会ネタや、読み手同士の熱い息遣いを感じられる
ご無沙汰しています、戯曲を読む集いです。久々の定例会、ご都合合いましたらどうぞよろしくお願いします。●日時と空き状況【2023/05/0922:00時点】・第42回定例会(短編3本程度)【α日程対面】2023年4月29日(土)19:00~22:00頃終了。→開催終了【β日程zoom】2023年5月3日(水祝)19:00~22:30頃終了。→開催終了【γ日程zoom】2023年5月13日(土)19:00~22:30頃終了。→読み手枠あと5名戯曲提供あと1本受付中
こんにちは。立て続けに強い地震に見舞われた地域の方まだまだ怖い思いで過ごされていると思います。夜に足元が大きく揺れる不安たるや・・とにかく安全第一でありますようお見舞いとお祈りをいたしております。今日も読書感想でごめんください。V.Eフランクル「夜と霧」あまりにも有名なユダヤ人の強制収容施設に関する著書です。図書館で借りた本には私の持っているものには無かった解説や目を疑う写真などがあり本編以外は直視できませんでした。信じられないほど痩せてしまった人
詩篇、短編小説などを乱雑に読み漁りながら、先般の「戦争と平和第一編」から正規に一冊通読したものは、ふと衝動的に選書したモリエールの代表的戯曲作品の「人間ぎらい」であった。モリエールといえばこれと最初にイメージが湧いてくるであろうこの作品を、昭和28年の河出書房(文庫本サイズ)初版で揃え、ずっとしばらく本棚に並べたままにしていたものである。勿論、題名のとおりよく出来た話であるが、この話に別のタイトルを付けるとすれば、「卑屈な人々」などはどうであろうか。そんな感じで、冒頭から不穏な空
狂おしい程預言者の男の首を欲しがる王女と、狂おしい程激しい嫉妬の焰を燃やす王様。ヨカナーンを頂点に、一方向に向いてしまうそれぞれの歪んで耽美な恋ごころの結末。これが、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」に対し抱く、私なりのごく簡単な印象である。二年前の師走、Youtubeのチャンネルで拝見した「サロメ」の解説が気になっており、私の回想によく出てくる古本屋さんで、岩波文庫のものを購入したのが、戯曲への関心を持った始まりである。とは言ってもこれまで通読したのは、
●読み手空き状況2022/08/1618:50時点・番外編vol.32井上ひさし『新版國語元年』を読む会【B日程zoom】2022年8月21日(日)あと2名【C日程zoom】2022年8月27日(土)あと5名※満員の場合キャンセル待ち可能、聞き手は定員なしです。———————————————————-こんにちは、戯曲を読む集いの平尾です。8月に戯曲を読む集い番外編(長編の会)をzoomで開催します。興味とご都合の合う方がいらっしゃいましたら、ご参加いただけると幸いです。なお
8/14(日)夜に戯曲を読む集い番外編vol.32井上ひさし『國語元年』A日程を開催しました。参加者は7名、4時間弱かけて何とか一晩で完走しました!登場するキャラクターは全12役、しかもそれぞれが異なるお国言葉を話すという設定です。南は鹿児島弁から北は遠野弁まで、全国津々浦々の方言の海を泳ぎながら、皆で「これは大変だ〜!」と言いつつ、楽しい読み合わせとなりました。またこの戯曲は方言劇の他に音楽劇という魅力も持っています。「むすんでひらいて」や「線路は続くよどこまでも」などお馴染みのメ
日曜日の午前中、岡山のとある場所で本読み(戯曲集読み)をした。読んだ戯曲は、宮崎都城市三股町を拠点とする『劇団こふく劇場』の主宰者永山智行さんの初戯曲集の中の『ロマンス』。永山智行先生は、一昨年から二回も公演直前になってコロナ感染拡大で頓挫した、スローシアター『デクノボー変奏曲』の脚本家•演出家。遠路、宮崎から稽古指導に駆けつけて下さった。その素晴らしい演劇指導と人柄に心酔した。先月初め、倉敷イオンの喜久屋書店を覗いていたら、先生の本を見つけ購入した。スローシアターのメンバーにその事を
7/22(金)と7/31(日)の夜に、戯曲を読む集い第41回定例会β・γ日程を開催しました。β日程は久々の対面開催で6名参加、γ日程はzoomで7名参加、各回3本の戯曲を読みました。β1本目・γ2本目は、参加者ヘトベロさん作「医者と侍」。作者ご自身の経験が反映されたリアリティと、場面同士につながりがあるようでないような非現実間とがミックスされた戯曲でした。最後に動物の声の合唱で幕切に向かうところが、オペラ「アルジェのイタリア女」のようだ、というご感想もいただきました。β2本目・γ3本
7/16(土)夜に、戯曲を読む集い第41回定例会α日程を開催しました。参加者は読み手7名で、3本の戯曲を読みました。1本目は参加者ヘトベロさん作「医者と侍」。話がコロコロ転がる不条理劇的な側面を見せながら、「痛み」という軸が一本通っていることで、最後までつつーっと連れていかれるような作品でした。セリフ自体におかしみがあり、さらにそれを息の合ったリズムで読んでくださる方々がいて、笑いを堪えつつ楽しく聴いていました。2本目は参加者で・んかさん作「侍vs異人(さむらいたいエイリアン)」。江戸時代×
6/18(土)夜に、永井愛『ら抜きの殺意』を読む会C日程を開催しました。読み手6名、聞き手1名がご参加くださり、3時間半程度でした。今回は読み手が比較的少なかったので、私も久々に読み手に多めに入らせていただきました。聞いていても十分に面白い戯曲だと思っていたのですが、自分で読むとなおさら楽しく奥深い戯曲だと、3回目にして新たな発見が多くありました。最後の二人のセリフが入れ替わっていたのも初めて気づきました!(今更)作品の中で「自分の言葉を覚えていてもらえるのはいいものだ」という趣旨の
(つづき)それに、モニクちゃんのことも考えなければなりません。あの子のことについて私はあなたに、きょう、時間をかけて話すつもりでした。いま、深く掘り下げてみるべき考えが私に浮んでいるのです。グルノーブルの近くに、子供たちのために働いているひとりの男性がおりまして、私は彼が仕事を立ち上げるのに寄与しました。私は、あなたがあの子のそばのその地で、ひと月過ごすことができるようにします。これは普通では無いことですが、できないことではありません。そこから二十分で行ける処に、私の知っている立派な女性が経
5/29(日)夜に永井愛『ら抜きの殺意』を読む会B日程を開催しました。参加者は読み手9名、3時間半ほどで完走しました。前回から引き続きご参加くださった方もいらっしゃれば、今日が初見という方もいらっしゃって、新鮮な気持ちで楽しむことができました。私自身はA日程も含めて2回目の参加ですが、前回とはまた作品から受ける印象が大きく変わったのが印象深かったです。—————以下少しネタバレを含みますのでご注意ください。全体的にコメディタッチの作品なのですが、後半に「言葉はアイデン
5/14(土)夜に永井愛『ら抜きの殺意』を読む会A日程を開催しました。参加者は読み手9名、聞き手2名。3時間半ほどで完走しました。前半は、ら抜き言葉・若者言葉・尊敬語と謙譲語の取り違えなど、ユニークな日本語のオンパレードで、戯曲通りに「正しく」読もうとすると、普段使い慣れない「誤った」日本語を羅列することになります。それが難しくて面白くて、「戯曲は声に出して読むと面白い」を新たな側面から実感することとなりました。物騒な題名が目を引きますが、最後まで読んでみると、言葉の力に対する深い洞
2/27(日)夜に、戯曲を読む集い第40回定例会β日程を開催しました。読み手11名、聞き手1名の方がご参加くださり、賑やかな夜となりました。1本目は参加者ヘトベロさん作「丸山君のお弁当」。前回のα日程から改訂したバージョンをご提供くださいました。小学生&先生たちのほのぼのした会話の面白さが、最初と最後の線路の場面に挟まれることで、どこか不穏な、切なく苦しいような空気に覆われる作品でした。役を入れ替えて2周読み終わった後に、作者ご自身で着想や設定に関するお話があったのですが、読み手によって色
2/12(土)夜に、戯曲を読む集い第40回定例会α日程を開催しました。今年最初の集いは、読み手8名・聞き手2名の方がお集まりくださり、賑々しく行うことができました。1本目は、参加者ヘトベロさん作「丸山君のお弁当」。参加者の方の感想には「別役実のような不条理感」というコメントもあり、ふわふわグルグルした不条理感を楽しみました。1周目が終わったところで、作者からこの作品を着想したきっかけが語られると、愉快に思えていたやりとりの裏に流れる痛みが感じられて、楽しい中に鋭さを感じる2周目を読みました
12/11(A日程)と19(B日程)に、戯曲を読む集い番外編vol.30落語「時そば」「芝浜」の会と、忘年会をオンライン開催しました。ここ1年ほどの間にご参加くださった方々へ、ひっそりと告知させていただいたのですが、A日程は13名、B日程は10名の方がお集まりくださいました。年の瀬ということで、前半は戯曲パート、後半はZoom飲み会パートと二部構成での開催。というのも、普段は3〜4時間みっちり戯曲を読んで、感想を一言ずつ話したら解散!というストイックな進行なので、たまにはゆっくりおしゃべり
11/6(土)夜に、戯曲を読む集い定例会第39回γ日程を開催しました。参加者は4名、皆さん読み手として出ずっぱりの濃密な回になりました。ヘトベロさん作「お問い合わせ番号」は、今回のお題「虫」からインスパイアされた蜂蜜をモチーフに、通販のコールセンターへのお問い合わせが、宇宙やあの世にまで繋がってしまうという、リアルとファンタジーが楽しく同居する作品でした。不条理な笑いを楽しむパートあり、ちょっと切なくなるような温かい良いセリフありで、読む役を変えると見える世界も変わってくるのが楽しかったで
10月〜11月上旬に戯曲を読む集いをオンラインのZoomで開催します。興味とご都合の合う方がいらっしゃいましたら、ご参加いただけると幸いです。●日時・第39回定例会(短編3本程度)【α日程】2021年10月16日(土)19:00~22:30頃終了。【β日程】2021年10月24日(日)19:00~22:30頃終了。【γ日程】2021年11月6日(土)19:00~22:30頃終了。途中参加・早退OK。終了後、希望者で30分ほど感想フリートークを実施予定(飲食&途中離脱OK)。
ご報告が遅くなりましたが、10/16(土)および24(日)夜に、戯曲を読む集い定例会第39回α・β日程をそれぞれ開催しました。参加者はα日程読み手9名・聞き手1名、β日程読み手8名・聞き手1名の方がお越しくださいました。読んだ作品はそれぞれ3本ずつ、以下にまとめてご紹介します。ヘトベロさん作「お問い合わせ番号」は、α日程1本目、β日程2本目でした。ユーモアと、あたたかさと、少しの切なさの入り混じった作品で、聞き手に回ったときに、その面白さがいっそう際立つ作品でした。で・んかさ
9/25(土)夜に、戯曲を読む集い番外編vol.29野田秀樹『エッグ』を読む集いC日程を開催しました。参加者は読み手11名、聞き手2名、久しぶりにご参加くださった方々もいらして、濃密な4時間弱でした。初見の方も下読みされた方も、リピーターの方もそれぞれの感じ方で楽しんでくださったようです。時空感がどんどん跳躍するので、ストーリーは複雑で分かりづらい反面、作品のメッセージはストレートに伝わってくる、というご感想もありました。以下、作品のネタバレを含む感想となりますので、ご注意ください。
9月に戯曲を読む集い番外編(長編の会)をオンラインのZoomで開催します。興味とご都合の合う方がいらっしゃいましたら、ご参加いただけると幸いです。●日時・番外編vol.29(長編1本)野田秀樹『エッグ』を読む集い【A日程】2021年9月4日(土)19:00~23:00頃終了。【B日程】2021年9月12日(日)19:00~23:00頃終了。【C日程】2021年9月25日(土)19:00~23:00頃終了。途中参加・早退OK。終了後、希望者で30分ほど感想フリートークを実施
多くの皆さんから開催のご要望をいただいておりました代表渡部朋彦のクラス最近は渡部多忙の為にほとんど幻のクラスと化していますが10月〜12月で開催が決まりましたやっぱりお芝居は、リアルよね!の方は、会場に参加する対面クラスを。コロナが心配だわの方は、オンラインのzoomクラスを。自分の状況にあわせて、学び方が選べるスタイルです。今回もスタニスラフスキーの台本分析術「行動分析法」を学び、加えて、渡部が師匠との稽古の中で、或いは自身の数えきれない訓練と
9/12(日)夜に、戯曲を読む集い番外編vol.29野田秀樹『エッグ』を読む集いB日程を開催しました。参加者は読み手8名、聞き手2名、初参加の方もいらして、夢中で3時間50分を駆け抜けました。下読みして内容をご存知の方や、先週のA日程に引き続きご参加くださった方も何人かいらっしゃいました。声だけの読み合わせですが、今回も登場人物の息遣いや物語の流れが目に浮かぶようでした。読み終わった後に、読み手の皆さまと感想をシェアしたのですが、最後の場面の主人公たちの解釈や、キーパーソンとなった人
9/4(土)夜に、戯曲を読む集い番外編vol.29野田秀樹『エッグ』を読む集いA日程を開催しました。参加者は読み手11名、聞き手1名、3時間40分ほどで完走しました。進行をなるべくスムーズにするために、事前準備として香盤表(役の出入りとページ数の対応表)を毎回作っています。今回は、登場人物も多くて場面転換も多いから、大変だろうなー、と思っていましたが、予想以上でした。開会前にすでにお腹いっぱいになりつつ迎えたA日程。戯曲全体を4分割して、途中で役を交代しながら読みま
皆さま、こんにちは!OVERHEATTHERAINBOWのゆうかです☆第五回目は、前回に引き続き、「しらみとり夫人」作テネシー・ウィリアムズ訳鳴海四郎まずは、前回途中になってしまった、トツ動画の視聴♪それからみんなにも、作家の長台詞をやってもらいました。演じ手が変われば、役柄も変わる。みんなそれぞれの作家を、楽しんでやってくれました!そしてまた最初から、読み合わせ。みんな、前回より断然良くなっていました!と