ブログ記事60件
今めぐみの会では毎月「がんセルフケア講座」を開催し、参加できない方のためのDVDの販売をしていましたが、PCやスマホですぐ見ていただけるよう動画配信を始めることにしました。この講座は私がガンの患者会活動を13年間やってきて良くなる人、ならない人をたくさん見てきた中で、患者自らが病の原因や、なってしまった身体や心の使い方を見直し、身体的・心理的・社会的な健康を得るために体系立てた、患者による患者のためのプログラムです。医者や専門家など患者以外の方の講座や講演会は本当にたくさんありますが
↑↑延命しなくても良いと言っていた人が、終末期に悲惨な目に遭う理由(1分46秒)↑↑上の動画は下のwebセミナーの予告編です。ーwebセミナー配信のお知らせーwebセミナー「これぞ、究極のがん治療!患者提案型がん治療の勧め」なお、NPO法人宮崎がん共同勉強会10月東京支部会でも講演し、大変好評を博しました。患者さんの希望や苦しみを察してくれない理不尽な主治医に、どう対処するか?絶妙の対処方法を伝授します。登録していただけた方には、11月3日夕方に動画URLを送り
2017年10月21日に日本がんサポーティブケア学会で発表したポスターを公開します。ここで「大腸がん術後補助化学療法予防のためには」と言う動画が一番多いのは、このシリーズ第一回動画だからだと思われます。当方のコメント学会でYouTubeの話したら、叱られるかと思いましたが(笑)、文献調査すると、すでに数年前から、がん教育や、非専門家向けのYouTube活用方法が盛んに行われていたようです。考えてみたら当たり前のことで、こんな便利なものを使わない手はない(な
「チーム医療」っておかしくない?メルマガ第26号「チーム医療」っておかしくない?・メルマガ・がん治療の虚実で書いた記事に対しての二つの感想をいただきました。----いただいたご感想(1)----今回のメルマガについて、ずっとモヤモヤ考えていたことがテーマでしたので思わず感想を送ります。私は乳がんの治療がひと段落した患者です。患者といっても初期でしたため、ガンだったことを忘れてさしまう毎日です。しかしながら、罹患直後に欲しい情報がなかなか手に入らず、強い悔しさを
先週横浜であった日本癌治療学会で発表してもらった、患者アドボケイドプログラムポスターを前回ブログに提示しました。今回それに対応する当方のポスター演題を掲載します。これは2017年1月17日までで途切れていた連載「早期緩和ケア」パラダイム転換④核心の続きと言っても良いものです。ブログでうだうだ言っているだけでなく、一応学会で実践していることを報告しないことには始まらない、ということで、不完全ながら発表させてもらいました(ポスターディスカッション)。当日のディスカッションでは、言
本日から横浜で日本癌治療学会に参加しています。NPO法人宮崎がん共同勉強会のメンバー3人に一緒に上京してもらい、ポスター発表してもらいました。夜の懇親会ではどうやって医療者を巻き込んで、うまくやっていくか、色々なアイデアを出し合いました。明日以降もレポートしたいと思います。ーーーーお知らせーーーーー◎第22回東京支部会(NPO法人宮崎がん共同勉強会)がん患者さんやその家族、あるいはがんについて興味ある人は誰でもご参加いただけます。ご自身あるいは当該がん患者さんの診療情報をお持
数々のがん患者さん達のご協力のおかげで、ようやくがん治療相談Q&Aシリーズ20本までアップロードしました。精神状態の厳しい患者さんは、本など読む気にもなれないだろうと、がんの疑問と悩みに対する、アドバイスを気軽に動画見られるようにしたいと考え始めてすでに1年。・がん患者さんの共通する悩み・他の人の質問で、自分のモヤモヤの正体に気付くこともある・いろんな患者さんの治療の工夫を知りたい。・ちまたで話題になっている新治療法は妥当なのか?・怪しい治療法にだまされないためにどうすれば良いか
趣味の会が楽しいhttps://blogs.yahoo.co.jp/gankanjakai_miyazaki/38430449.htmlーーーーーーーーここから引用ーーーーーーーーきょうは、毎週(火曜日)行なわれている「宮崎がん共同勉強会」の趣味の教室がある日です。行ってきまーす。この会はもう、5年目に入りました。当初は気の合う仲間4人で始まったものですが、今ではがんサバイバーは勿論、健常者も参加されるようになり、最近では10人以上が集まってきています。(賑わっているとい
注意!!-10月4日16時まで期間限定申し込みです--⇒申し込みは10月5日16時まで期間延長しましたがん患者さんと家族のためのWEBセミナー「医者の正論が、がん患者さんを傷つける理由とは。対処法は?」PartI世の中、医者の知らないところで、患者さんの怨嗟の声が広がっています。がん治療法は発展しているのに、それが患者さんの幸福につながらないとすれば、大きな問題です。現役のがん治療医であり、NPO患者会も主催する私、押川勝太郎は両サイドの意見のギャップがどこにあるか
効果未確認の免疫療法12のがん拠点病院が実施http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171002/k10011164661000.html----------以下一部引用----------免疫療法は、患者自身の体の免疫の働きを高めることでがん細胞を減らそうという治療です。このうち、患者の血液の細胞から作ったワクチンをその患者に投与する治療法などは、国が医学的な効果や安全性を確認しておらず、保険診療が適用されないため、治療費は患者が全額自己負担と
今回はいつもと毛並みが違って、がん治療医にも読んでほしい記事を紹介する。【第1回】~乳がん専門医が乳がんになって~東京女子医科大学放射線腫瘍科教授唐澤久美子さん「自覚症状は患者本人にしかわからない。患者さんはもっと伝えて、医療者はもっと訴えに敏感に」https://oncolo.jp/feature/20170817k【第2回】~乳がん専門医が乳がんになって~東京女子医科大学放射線腫瘍科教授唐澤久美子さん「がんの治療選択で最も大事なのは患者さん自身の「人生の質」を守る
↑顔をぼかす必要ないぶれた写真を敢えて選んでいます(笑)↑本日のがんサロンは23人ほど集まって、盛況だった。例によって、皆さんの悩みや疑問を聞き、それに対して即席で回答解説した。常々思うのは、知り合いの人からあれが良い、これが良いという口コミ情報の異様な多さだが、それがどうして良いのかという価値判断基準がないまま、受け入れてしまう危険性を実感している。ある人は大腸がんステージIIIの術補助化学療法で、きつい6ヶ月間の過ごしてきた。それが終わっても、再発を防ぐためになにか
代替医療やサプリメントも期待している人が多いが、ムードに流されないようにしなければならない。少なくとも「事実」を優先させるべきだろう。理論、理屈などは勝手に主張できるし、動物実験の結果などは比較的簡単に出せる。しかし今回の大規模前向き研究のように、逆の結論となることがあり得る。高用量ビタミンB6/B12長期摂取で男性の肺がんリスク上昇https://www.cancerit.jp/56872.htmlーーーーーーーーここから一部引用ーーーーーーーー長期的な高用量のビタミン
がん治療中の女性のためのLIFE&BeautyAmazonがん治療の発展は、新薬や医療側の体制改善だけではない。がん経験者自身の活動拡大自体も、がん治療発展の一つと言って良いだろう。確かにがんに効果のある薬剤で長期生存可能となったがん種は増え、吐き気を抑える新規制吐剤の登場で、がん患者さんが最も苦しかった嘔気・嘔吐はかなり制御できるようになった。しかしいつも言っていることだが、必ず次の課題が現れる。今回紹介するのは、抗がん剤治療を受けたことのある美容業界の方が、自ら
毎度週刊誌記事の感想を書いているが、今回の記事もライターの署名がない。編集部こみの責任分散、読む価値がないと言っても良いが、「筑波大学名誉教授内藤裕史」監修となっている。この教授の記事漢方生薬、記載のない重大リスクもhttps://medical-tribune.co.jp/news/2017/0802509767/上記の記事でわかるように、監修者は、以前からある種の漢方薬の危険性を訴えており、その提案に編集部が乗ったのかもしれない。通常の臨床医にとって、漢方薬は未知
今週号の週刊現代9月9日号は、再び、ひどい記事「医者はこうして患者にウソをつく」を載せている。内容は、・「念のため」と無駄な薬を出す医者・「手術を受けさせる」ために、ウソをつく・「手術が失敗」したときの誤魔化し方・嫌いな患者は、こうやって来なくさせる・「自分で調べてくる面倒な患者」はこうやって撃退する・一番簡単で楽に儲かる「無駄な検査」を受けさせるための誘い文句・患者を「長く入院させる」ために医者がつくウソ書いていることに間違いがあるとは言わない。そういうこともあり
今週発売の週刊ポスト・9月8日号の記事「末期がん患者が騙される・やってはいけない免疫療法」必読です。以下は取材記者さんのメッセージです。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜がん患者が告発する「免疫療法の闇」その女性は、医療関係者だから、自分がステージ4のがんだと知った時に専門知識をフル稼働させ、地域で最も信頼できる大学病院で、最善の治療を選択した。画像や腫瘍マーカー値では、がんが確認されない「寛解」に持ち込んだが、再発の不安はつきまとってきた。治療を受けた大学病院の敷地内に「がん免疫細胞療
一昨日の平成29年8月26日(土)は肺がん患者会のランチ会に出席。昨日平成29年8月27日(日)は東京支部会でのWEBセミナーとフェイスブックライブ動画配信と、大変充実し(すぎ)た日々を、送っている。多くのがん患者さんに、たくさんの悩みを聞かせていただき、一緒に多くの対策を考えさせていただいた。特に毎月開催している東京支部会は、事前登録制とし、前もってだいたいの質問内容をうかがっている。当日Facebookライブ動画配信しながら、質問を受け、その場で回答するのです。これが、自分
がん治療医・押川勝太郎のがん患者さんと家族のためのWEBセミナーがん免疫療法・信用できるものと、いかがわしいものを見分けるコツを教えます!↓↓まずはどんなすごい内容か確認してください↓↓【レクチャーの具体的内容は】・そもそもがん免疫療法は古いのか、新しいのか・がんは免疫力の問題なのか?・現時点において信用に足るがん免疫療法は、どのくらいあるか?・世に怪しいがん免疫療法がはびこる理由・○○○○にも三分の理→まともながん治療医にも責任あり
「がん食事療法本」が「がん患者」を殺すと言う刺激的な記事が今週の週刊新潮に掲載されている。(dマガジンで読める)たぶんまともながん治療医なら、氾濫する「がん食事療法本」を困った存在だと内心感じているはずだ。がん患者さんが実践しているのを、むげに否定すると、患者さんの機嫌を損ねるし、それ以前に、主治医に内緒で独自の食事療法をやっている人も多いだろう。ネットでは以前から批判はあったのだが、今回の記事はようやく雑誌ベースで「がん食事療法本」批判が出てきたかと感じた。参考:有用記事
前回のがん治療にウエルノートを利用しようという意見に対しては、賛否両論があった。がん患者さんとその家族関係は微妙な場合もあるから、このようなツールは家族の葛藤に悪影響を及ぼすのではないかという意見もありました。しかし、大騒ぎするほどのことではなく、これは役に立つと思った人が使えば良いのだ。非常に普及しているLINEと全く同じジャンルであり、気が合う人を招待し、合わなくなったら利用を止めれば良いだけのことである。それでは、このブログで紹介する目的は何かというと、新しいテクニック
家族全員でがん治療を支援するにはウェルノートがイチオシICT機器とSNSをがん治療に活用するICT→〖informationcommunicationtechnology〗情報通信技術。〔IT(情報技術)とほぼ同義。国際的にはICTの方が定着している〕ウェルノートの紹介今回はすごく長い記事なので、最初に結論を書く。がん治療のつらさを和らげるため、家族が患者さんを無理なく、効果的に支援するためのアプリ、webサイト「ウェルノート」を大々的に推薦する。
2017/08/13膵がんカフェに出席してきた。全国から120人もの膵がん患者さんとその家族が集まるのはすごい。各テーブルを回り、可能な限り質問を受けたが、残念ながら全員とはお話しできなかった。3時間強の時間では当たり前か(笑)。実地体験者と突っ込んだ話ができたのは非常に良かった。その相談助言内容を備忘録としてブログに書き残しておく。断片的な文章が多いので、何のことかわからないこと多いでしょうが、そのうち書き足してブログ記事化するかもしれない。→どうしても解説してほしい場
「ケモブレインの謎を解く」より引用http://hospital.luke.ac.jp/about/approach/pdf/ra22/4/research_activities_4_2_1.pdf普通抗がん剤の副作用で真っ先に話題になるのは、吐き気と骨髄抑制、脱毛だろう。昔から誰でもピンとくるイメージだが、最近は変わってきている。まず、吐き気はプリンペランという古典的な薬剤に加え、イメンド、アロキシ、デカドロン、ジプレキサという多数の別系統の吐き気止めが登場した。これらを先に使い
https://magazine.dmkt-sp.jp/magazine/0044/0150/00011107(dマガジンでも読めます)光免疫療法(NIR-PIT:Nearinfraredphoto-immunotherapy)とは?最近患者会でも聞かれることが多くなり、今週発売の週刊文春に記事があり、ちょうどいい機会なので紹介する。簡単に説明すると以下のようなことだ。・それぞれのがん細胞にくっつきやすい抗体(IR700という色素を付着させている)を開発して体内に注入す
本日発売の『週刊現代』で「がん免疫療法」の問題点を指摘するリポート以前からくすぶっていたが、遂に実名告発がメジャー雑誌に登場。具体的には瀬田クリニック系列を実名で批判している。今回の記事はがん患者さん全員が必読だ。週刊現代は以前批判記事を書いたが、この記事も含めて、外部発注のようだ。がん治療医からみても、今回はまともだが、編集部としてはセンセーショナルなものなら、何でも載せる方針で、今回はたまたま方向性が悪くないのだろう。その時の是々非々で判断したい。さて注意点である。・「
YouTubeライブ配信失敗のお詫び(音声でなかった)本日、合同助言ライブ動画配信がん治療医・押川勝太郎胃がん希望の会代表・轟さん肺がん・ワンステップ代表・長谷川さんの3人で、公開質問回答ライブ動画配信しましたが、YouTube動画配信は音声が出ませんでした。大変申し訳ないです。Facebook上では動画公開しております。ただしFacebookアカウント登録が必要かも?https://www.facebook.com/oshikawa.sho/videos/161708413
莫大な数の演題から、ちょっとかじった内容ですが、備忘録代わりに紹介。免疫チェックポイント薬の副作用対策の勉強から入りましたが、いわゆる古典的抗がん剤とは、随分毛並みの違う副作用(全身の臓器に及ぶ自己免疫疾患を発症)の管理は結構大変です。がん治療に関わっている領域以外の専門分野の医師の協力が必要になるでしょう。分子標的薬で皮疹の副作用が出る人ほど、抗腫瘍効果が出ると言うことがわかっていたが、免疫チェックポイント薬でも自己免疫疾患様の副作用が重度であるほど、抗腫瘍効果が出ると言うことがわ
メルマガには、あまりブログに書けないことを書いていますが、まともで有益な記事もあるのでたまには転載してみました。ーーーーーーー〇運動してる?(8)ちょっと間が空きましたが、実はちょっと腕の腱鞘炎と膝の故障と闘っていました。それみたことかと思っている人もいるでしょうし(笑)、やはり無理は良くないと考える人も多いでしょう。しかしこれでいいんです。なぜか?やはり20歳代と違って、きつい運動負荷をかけると、予想以上に故障しやすいことがわかってきました。当たり前のことで
今朝、死去されたというニュースを知りました。当方は今まで2回しか、お目にかかったことないし、200冊あるといわれる著作も数冊しか読んだことがない。なので、存じていることはわずかだが、当方の生き方とがん治療の方向性にかなりの影響を受けたので、ここでまとめてみた。第二次世界大戦時に聖路加病院に勤めていたときの惨事から、大規模災害に備えた病院体制を変え、サリン事件被害者受け入れに多大な貢献があったことや、生活習慣病の提唱などは、他のメディアで言及されることが多いでしょうから、ここでは触れ