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とあるきっかけで、詩人リルケの往復書簡体をとった作品「若き詩人への手紙」のはじめの部分だけを読み直してみた。まず「はしがき」として、若い詩人が木陰でライネル・マリア・リルケの詩集を読んでいる情景から始まるのであるが、たった数ページのこの導入部が、まるで映画のワンシーンを観ているように、柔らかな輪郭と、これから何かが動き出す気配を感じるものであり実に画になっているのである。そのあと、詩人がリルケに自身の詩の批評を請う手紙を出した「私は書かずにいられない」という往復書簡になるのであるが、前
過去には映画制作現場で働かれていてその経験を踏まえた記述が見え隠れするといち映画ファンとしては(かなりポンコツだけれども;)興味津々で、読ませていただきまた、いまは連日、映画館で映画を観その感想を軽妙な語り口でアップされていて特に、ご自身の言葉でもってしてのあらすじ、からの、感想への流れがスムーズで、読みやすく、わかりやすくそう、映画のあらすじって意外にも、映画サイトによって受け取る印象に違いがあったりして鑑賞後にそのあらすじを読み返
ーはじめにー東京では待ち遠しかった🌸の開花を迎え周辺で満開の便りも聞かれるようになった現在。わが心の故郷パリでは夏のオリンピックを控え街の中心付近は軒並み工事中だったりどうやら観光には向かない時期のようだ。聞いた話だがパリジャンたちはオリンピックの時期パリから逃避する人達も多いとか。人が溢れかえり日常生活に支障が出るからという理由で。私のような旅行者でもそれは同じである。できれば普段着のパリを眺めたいー。コロナ禍も少し落ち着いたこともあり「行くなら今しかない
監督:阪本順治2012年公開原作:湊かなえ『往復書簡』(2010年)所要時間:2時間10分本作は、湊かなえの原作をもとに制作されたヒューマン・サスペンス映画です。舞台は日本最北の島である礼文島と利尻島で、そこで教師をしていた吉永小百合演じる川島はるが主人公です。はるはとある事件で最愛の夫を亡くします。その事件から20年後、はるがかつて担当していた教え子のうちの一人が、事件の重要参考人として捜査されていることを知ります。はるは居てもたってもいられず、昔の生徒たちを訪ね
noteにて開設している「人生相談室」。本日、更新しました。タイトルは、「きげんよくすること#2」。じゃんじゃん救難信号が集まってくる内田先生は、どうして「ごきげん」なのか。その理由は、いただいたご返信をご覧ください。往復書簡第6便「きげんよくすること#2」(返信:ウチダ)|SHOCO***今回の内田先生のご返信は、内田先生のブログにも掲載中です。リンクはこちらから(-内田樹の研究室(tatsuru.com))。以下、ブログの全文を掲載しております。(タムラ
2024年2月22日。西村慎太郎です。標葉氏の顕彰運動について、諸史料(補足。「史料」は文字資料のことを指します。具体的には古文書などの紙媒体の文字資料です)から検討しています。調査をさせて頂いた浪江町大字川添鈴木家文書には昭和8年(1933)標葉氏顕彰運動の貴重な古文書を所蔵していらっしゃるので、ご許可を頂き、翻刻を分析を提示してみたいと思います。その古文書とは「清隆公旧碑再興関係並旧家臣系往復書簡綴」(昭和8年11月)です。次の古文書は昭和9年3月10日付熊川明宛鈴木松五
noteに開設しております「人生相談室」、本日更新しました。今回のテーマは、「きげんよくすること#2」。少し前に「きげんよくすること」の質問にいただいたご返信から、「救難信号が聴こえちゃう人」について、質問しました。どんな質問なのかは、こちらからご覧ください。https://note.com/shoco480/n/n4dff2a89836f往復書簡第6便「きげんよくすること#2」(往信:タムラ)|SHOCO内田先生こんにちは。タムラです。きょうの東京は雪です。2024年の初雪で、
(スポーツ報知様より画像拝借)
え?なにこれ。・・・いやいや、ちゃんと感想書きます。坂元裕二さん。脚本家さんです。私はドラマだと「カルテット」と「大豆田とわ子」と、映画は「花束みたいな恋をした」この3作品しか見たことありません。でもその3作品を見たあとにこの本を見つけて、なるほど花束みたいな〜や大豆田とわ子の脚本家さんの本なら、面白そうだから読んでみようってことで買ったんです。往復書簡だから、メール形式で2人がやり取りする形で進むんですね。それはそういうものも読んだことあるし、三島由紀夫のレター教室みた
今回紹介する記事は2023年11月1日付けの「毎日新聞」の記事です。【天才物理学者の戦争観】というタイトルで、論説委員元村有希子氏が、アインシュタインやフロイトの姿勢に学ぶことは多いことについて、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブログについて(1)内容の要約「ひとはなぜ
往復書簡無目的な思索の応答[又吉直樹]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}又吉直樹さんの文章が好きなので借りました。武田砂鉄さんは失礼ながら初めて知った方だったのですがフリーライターの方なんですね。武田さんの文章も又吉さんに似ていて、往復書簡なので間違えて読んでしまっているときもありました(又吉さんの文章かと思って読んでいたら武田さんだった)日々の違和感や些細なことをお2人の思考や視点で投げかけあったり、交換日
noteにて開設しています「人生相談室」。本日、更新しました。第5便のテーマは、「社会的信頼」。内田先生のご厚意に甘えて、どんどん質問を送ってしまうタムラ氏。そんな教え子への、内田先生のご返信内容とは。こちらから、ご覧ください。往復書簡第5便「社会的信頼について」(返信:ウチダ)|SHOCOこんにちは。内田樹です。どんどん質問が来てしまうので、とりあえず、一つずつ時系列に沿ってお答えしてゆくことにします。今日は「社会的信頼」についてのご質問にまずはお答えします。正直に言うと、こ
noteにて開設しました『人生相談室』、更新しました。今回のテーマは「社会的信頼について」。質問者のタムラ氏、色々考えてるようです。こちらから、どぞ。往復書簡第5便「社会的信頼について」(往信:タムラ)|SHOCO内田先生、こんにちは。往復書簡を通しての卒後教育、ほんとうにありがとうございます。あまり間を開けずに、わたしの思い付くペースでメールをお送りしており、お忙しい中恐れ入ります。今回の質問は、「信頼」とくに「社会的信頼」についてです。例えば、今組織で働いている人が、自分の
往復書簡湊かなえ著この手紙が、あなたへ届きますように。手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だから出来る告白。――「あのこと」の真実が、封筒から零れ出す。--------------------------------------読了本の紹介です。湊かなえさんの往復書簡。こちら手紙のやり取りで全編進んでいくお話です。3つ異なるお話が入っています。どのお話もそれぞれ、過去に何かしらの傷を抱えた人々を描いています。時間が過ぎた今だから、手紙だか
若い頃何回も読んだ宮本輝さんの「錦繍」20代前半に知って主人公と同じ年になるまで(確か35歳)何回も読みました。恋愛が終わったり歳を重ねるにつれて共感する人が変わるもの変わるのもこの小説の面白さ。手紙のやり取りがメインの往復書簡形式?がとても好みで江國香織さんも姉妹で書いてられてた(と思う・・・)のも好きでした。小学生の頃文通にもハマってたのでこのやり取りを欲してるところがあるんだと思います。最近、為になることや情報を目に入
noteにて開設した「人生相談室」。本日更新しました。「きげんよくすること」についての、内田樹先生からの返信です。正直、親切、愉快。ほっこり、もこもこ、包容力。このあたりがキーワードです。こちらから、どぞ。往復書簡第4便「きげんよくすること」(返信:ウチダ)|SHOCOこんにちは。内田樹です。今回は「ごきげん」についてですね。僕は朝は道場におりて、「朝のお勤め」をします。柏手を打って、オキナガという呼吸法をして、三種の祝詞を上げて、般若心経を唱え、不動明王の呪文を唱え、九字を
noteで掲載している「人生相談室」、更新しました。今回のテーマは、「ごきげんについて」。質問文が短めですが、どぞ。往復書簡第4便「きげんよくすること」(往信:タムラ)|SHOCO内田先生こんにちは。タムラです。今回のテーマは、「ごきげん」についてです。「いつお会いしても、ごきげん」と、たくさんの方が内田先生のことをお話になっていて、わたしも本当にそうだな、と感じています。ごきげんを保つために、気をつけていらっしゃることがあれば、教えていただきたいです。また、不機嫌に遭遇した
短編のそれぞれは終りが複雑な気持ちになったり、笑いの中に悲哀があり、「愛を適量」はあり得るストーリーにのめり込んだりと感情が目まぐるしくグルグル。「花うた」は寄り添いかけた心と心が読者の気持ちをえっとひっくり返される結末に。読み応えありの一冊でした。
2015年のブログです*谷川さんと徳永さんの『詩と死をむすぶもの-詩人と医師の往復書簡』(2015・朝日新聞文庫)を読みました。お二人の往復書簡と対談の本です。感動しました。徳永さんはホスピスのお医者さんで,お二人のテーマは,死と詩。ただでさえ重いテーマですが,お二人の深い哀しみをふまえた真摯さと少しのユーモアで,生きているのもいいな,と思える本です。この時期,谷川さんの大親友である河合隼雄さんが脳梗塞で意識不明の時であり,大親友の容態を心配している谷川さん
人生相談室、本日更新しました。往復書簡第3便「贈与のサイクル」(往信:タムラ)|SHOCO内田先生2度目の「才能」についてのご返信、ありがとうございました。「才能」は天賦のものですから、「贈り物」のひとつで、「贈ってもらったものへのお返しをする」ことを前提にしているのですね。“わたしがひとりでがんばってるんだから、この私の才能も、それで得たお金もなにもかも、わたしが独り占めして当然!”という心持ちは、“わたし、贈与のサイクルから外れてお…note.com第3便は、贈与のサイクルについ
『急に具合が悪くなる』宮野真生子・磯野真穂著急に具合が悪くなるAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}友人に勧められ、図書館で借りる。2023年最後の本。哲学者である宮野真生子さんと、医療人類学者である磯野真穂さんによる往復書簡。タイトルそのままに、がんを患った宮野さんが「急に具合が悪く」なってしまう割と重たい話であり、生きるために振り絞った言葉であり、言葉にしたから生きられたものなのかもしれないのであり、だけど、「死」に向かうこと
noteに開設した「人生相談室」、本日更新しました。「才能について#2」の、内田先生からの返信です。才能を枯渇させる原因の一つは、自己利益の増大に使ってしまうこと。でも、才能を「飯のタネ」にしているように見える人たちもいる。それって、才能を枯渇させているようだけど、そう見えない人たちもいる。それはなぜか?この質問についての、返信です。どうぞご覧ください。往復書簡第2便「才能について#2」(返信:ウチダ)|SHOCOタムラさまおはようございます。
幸ちゃんへお誕生日おめでとう。立派なお爺さんになりましたね。そちらでも賑やかに過ごしていますか。14年前最後の誕生日は退院したばかりでした。あの時何の料理を作ったかどんな話をしたか思い出せません。でも嬉しそうだったわね。写真の間からメモ書きが出てきました。「この歳になってナオ🌸と結婚して良かったと気がついた。」遅いよ~。明日はユウコとミカがご飯を食べに来ます。きっと幸ちゃんの話で盛り上がるでし
講談社文芸文庫2021年12月第1刷発行解説・富岡幸一郎手紙が紡ぐ「時」の流れ251頁『遠くからの声』1997年から99年にかけて、オスロ/仙台~東京間で、二十世紀末という時代と文学について語り合ったもの『言葉の兆し』2011年、東日本大震災に遭遇して言葉の力を根底から問う者、戦災の記憶をたぐり歴史と語りの相にふれる者として再び紙上で相見えたもの先輩後輩の二人の作家が文学、世相、人間について交わす書簡集作家の生の声を聞いたかのようでした特に、戦争を体験
noteに開設した「人生相談室」。本日、更新しました。今回は、才能についての2回目の質問です。「自己利益の増大に使ってはならない」という才能。でも、お仕事にすることで「飯のタネ」になっているのは「自己利益の増大」にはならないの?という、相談者の質問です。こちらのリンクから、ご覧ください。往復書簡第2便「才能について#2」(往信:タムラ)|SHOCO内田先生こんにちは。タムラです。先日は、ご返信ありがとうございました。「才
昨日とはうってかわって快晴の小春日和ですありがたいことです宮本輝・著新潮文庫大阪と京都を舞台にして繰り広げられる有村靖明と勝沼亜紀の往復書簡の1冊です会話文も全て手紙のなかに入っていますので空白がありませんびっしり書かれた文字ばかりのページを捲ります2人の間の緊張感溢れる関係や心理状態は第3者からの視点から書かれたものであればこれ
みなとまちから[nakaban]楽天市場とおいまちのこと[植田真]楽天市場今だと、この2冊セットの特製スリーブ入、というのも限定販売されているらしいです。【特製スリーブ入り】『とおいまちのこと』『みなとまちから』|絵本ナビ|グッズ・通販【特製スリーブ入り】『とおいまちのこと』『みなとまちから』:作:nakaban絵:植田真出版社:佼成出版社通常販売では付...。:絵本と絵本キャラクターグッズのオンラインショップ。絵本ナビポ
これ69%OFFで5,980円!掃除機コードレス12000pa強力吸引延長パイプ4種類ノズル2wayハンディークリーナースティッククリーナーコードレス掃除機Type-C充電式軽量一人暮らしHEPAフィルタースティック掃除機コードレスクリーナー操作簡単車用/家庭用(white)Amazon(アマゾン)18,990円${EVENT_LABEL_01_TEXT}先日アイちゃんが朝読の時間に読んだ本。アイちゃんの感想。「猫ちゃん出てきたわー」そして
おはようございます。本日は晴れて、日中は10℃くらいまで上がりそうな札幌です。快晴の空が気持ちいい~、小春日和です。読書は三浦しをん著、「ののはな通信」。2021年文庫。500ページもある、長編小説。「のの」と「はな」の、書簡の往復だけで長い年月をつむぐ。1984年女子高で出会った「のの」と「はな」は、気が合い親友となり、やがて恋人同士に。そして、ある裏切りで関係は終わるはずだった。1988年大学生。「のの」は女性と同居し、「はな」は外交官と結婚することに。さびしさとむな
うちの息子小2。集中力はあります。バリバリあるのよ。でもさ、私が「今はこれに集中して欲しい‼️」と思ってることには集中力を発揮しないことがほとんどです🤗LEGOにはめっちゃ集中すんねんな。いんな角度から写真を撮らされますのよ🤳ご飯食べる時もいまだにうろちょろして「もう‼️集中して食べな〜‼️」と思うし、宿題に取り掛かっても気づくと他のことしてて✏️「集中してさっさと終わらせな‼️」「集中すればすぐ終わるのに😓」「集中すればきっと頭いいはずなのに」な