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昼の部を2日に分けて一幕席で。先日は、ベテラン揃いの渋い「引窓」と、若手が躍動する楽しい「七福神」を。今日は、愛之助丈が主役2役を早変わりする奮闘の「夏祭浪花鑑」(写真右)を堪能。勘三郎丈や勘九郎丈、團十郎丈(当時は海老蔵)が魅せてくれた中村屋、成田屋の江戸風とは異なる、関西生まれの愛之助丈ならではの味のある松嶋屋の流儀が面白い。夜の部の仁左衛門丈と玉三郎丈の「於染久松色読販・土手のお六鬼門の喜兵衛」「神田祭」(写真左)は大人気で一幕席も売り切れで残念。
昨日、観劇致しました歌舞伎座の昼の部、今日はその中の『引窓』と『七福神』の感想を書かせて頂きます。『引窓』まずは中村梅玉さんと中村東蔵さんに敬意を表します。私が拝見した中では一番ご高齢の南方十字兵衛と母のお幸ではないでしょうか。ちょっとした出番でもお疲れになられるであろうに、ひとつのお芝居のほぼ幕開きから幕まで通して舞台に居られるのは大変な事だと拝察いたします。そして、お年を感じさせない動きとお芝居の深さは云うまでもありません実子と継子に対する母親の愛情、継子の十字兵衛がどこま
昨日、愛之助さんの夏祭を始めて拝見。思えば夏祭は何度もみたけれど、コクーンや平成中村座でしか見ていなかったことに改めて気づかされた。愛之助さんの泥場、天神さん系のだんじり囃子にのった、美しすぎて涙がでました。歌舞伎の夏祭りはこれほど洗練された芸術だったのかと。文楽では三業一体といいますが、昨日の夏祭りの歌舞伎版はまさにクライマックスにかけて、役者、お囃子、照明とでゾーンに連れて行かれました。でもそれはもちろん役者がよくなきゃだめですし、お囃子と息があってないとだめです。昨日はまさに
兄の会社から歌舞伎座のチケットいただいたので土曜日に行って来ました( ̄▽ ̄)♪銀座歌舞伎座!1年に1度いただける歌舞伎座の桟敷席食事付きです( ̄+ー ̄)いつも豪華な席にお弁当感謝致します( ̄^ ̄)ゞ4月もバタバタしているスケジュールなので歌舞伎座のチケットとっていませんでしたが思いがけず行くことが出来ました!昼の部引窓/七福神/夏祭浪花鑑楽しく拝見させていただきました♪チケットをくださった方兄に感謝です( ̄^ ̄)ゞ川崎市の日本舞踊教室|咲貴流舞踊研究所川
歌舞伎の古典の演目は何回も同じ演目が繰り返して上演されておりますが、同じ出し物でも演ずる役者さんによってそれぞれ違いますのは以前にも書かせて頂いた通りです。ですから逆に云いますと歌舞伎に同じ演目はないと云う事にもなります。今月の歌舞伎座、昼の部で上演されている『引窓』も私の知る『引窓』ではないかも知れませんね。私が『引窓』と云う演目を初めて見たのは1972年10月歌舞伎座の時でその時の南方十字兵衛は八代目幸四郎(初代白鸚)さんで濡髪長五郎が二代目松緑さんでした。父の冠十郎からい
今回の昼の部は「双蝶々曲輪日記」の引窓、「七福神」「夏祭浪花鑑」です^^。引窓は、濡髪役の松緑さん、こういう人情味のある役がやっぱりとても似合いますね。変な言い方ですが、いつの間にか歌舞伎役者らしい、立派な顔付きになっていらっしゃるなァ、と思いながら観ておりました。また、東蔵さんと梅玉さんの動きがしっくり合っていて、何か安心してしみじみとした気持ちで観ることができました。東蔵さん、御年86歳とは思えない現役ぶりでびっくりです。お元気で長く活躍していただきたいです。七福神は人気の若手が
ご訪問いただき、ありがとうございます😊2人の男の子のママであり、茨城県那珂ふるさと大使。和楽器奏者長須与佳(ともか)/長須佳盟(けいめい)/和楽器ユニットRin'Tomocaのオフィシャルブログにようこそ!!本日は、歌舞伎座へ。刀剣乱舞歌舞伎でご一緒させていただいた、人間国宝中村梅玉さん、尾上右近さん、中村鷹之資さん、中村莟玉さん、中村歌女之丞さん、大谷桂三さんが出演されています😊25絃箏奏者中井智弥くんと昼の部を鑑賞。中村梅玉さん主演の『引窓』。初めて観る作品。素晴らし
「双蝶々曲輪日記:引窓」これがことのほか良かった。何度も観ている演目だけど、こんなに良い芝居なのを今日知った!役者のバランスが良かったのだと思う。与兵衛-梅玉、濡髪-松緑、母お幸-東蔵、女房-お早。それぞれがそれぞれを思いやる。梅玉の淡々と演じる与兵衛が心にしみる。良い芝居だなぁ。「七福神」鷹之資の布袋が可愛い。最近、勘十郎の振り付けのパターンがだいぶ分かってきた。こう来たらこうなるってパターンが結構決まっている。以前のテレビ番組で見たけど、勘十郎も働き過ぎじゃないかな?「夏
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座四月大歌舞伎双蝶々曲輪日記〜引窓背景、夜の景色で(空が黒い)私はこのほうが自然に思えて落ち着く扇雀=お早の『おお笑止』は前に映像(歌舞伎座さよなら公演)で見た時の響より好きだと感じました松緑=濡髪がやってきてお早と顔を合わす互いに見知った関係であるその自然な雰囲気がいいな、と思いました花街の香りがふわりとあってでも今はしっかりと女房で。いつも扇雀さんにはどこか知的な印象の方が勝っていた私でしたが、今この家庭に
四月大歌舞伎昼の部を観てきました。めでたい焼きも食べました。ほぼ…コロナ禍以前の歌舞伎座観劇ルーティンが戻りましたね。演目は『引窓』と『七福神』と『夏祭浪花鑑』です。3月の南座は、義理も人情もおまへんのやー的ドロドロ劇でしたが、4月の歌舞伎座はこってりコテコテ義理人情板挟み劇ですね。しかも花形さんたちは『七福神』に集結!で、あとの2演目を、いぶし銀さんとノリノリ中堅さんで固めてありました。見応え大いにありまする!『引窓』は良いお話ですよね。登場人物全員が、他のだれかのことを思いやってい
こんにちはいつもお読みくださりありがとうございます国立劇場・第227回文楽公演日本青年館ホール感想続きです第三部双蝶々曲輪日記歌舞伎では良く観る『引窓』と今回はじめて見る『難波裏喧嘩の段』吉田清五郎・竹本文字栄太夫の休演があり下の添付画像の通りの配役に変更です【難波裏喧嘩の段】濡髪・・・長五郎が逃亡することになる原因となる殺人の場面でした。追いかけられてズタボロにされる山崎の若旦那・与五郎と彼を助けたくても叶わない吾妻。長五郎は当然凄まじく強くて本当ならあっさり郷左衛
四月大歌舞伎の演目が出た。久しぶりに玉三郎丈が出演。夜の部は、玉三郎、仁左衛門コンビで。目についたのは愛之助と菊之助の共演。夏祭りでは団七と一寸徳兵衛舞踊では男雛女雛これからこういうのがふえるのだろうか。菊之助が一寸徳兵衛と女雛だけとは、ちょっとさびしいなあ。引窓は、梅玉松緑扇雀これは、案外良いかもしれない。東蔵の母は、大丈夫か心配。舞踊の七福神四季では、若手に役が配されている。世代交代なのだろうと、またひしひしと。5月の團菊祭のために体力温存かも
文楽『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』「八幡里引窓(やわたのさとひきまど)の段」には、次の詞章が出てきます。〽夜が明くれば放生会で人立ちが多い。これは、京都府八幡市にある石清水八幡宮の放生会のことです。石清水八幡宮に行ってきました。**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを始めました。アプリ「ヒマラヤ」をダウンロードして天野光で検索してください。フォロー&コメント、よろしくお願いします。好奇心は人生の宝
11月文楽公演『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』ゆかりの地です。「八幡里引窓の段」のお話は、陰暦8月15日の京都・石清水八幡宮の放生会の前夜の出来事になっています。放生会(ほうじょうえ)というのは、仏教の不殺生戒の教えにもとづいて、捕られた魚や鳥獣を放してやる行事ですが、現在では石清水祭として9月15日に行われています。駅前から男山の裾をまわったところに石清水八幡宮の頓宮(とんぐう)があり、その境内に放生会ゆかりの放生池があります。
11月文楽公演『双蝶々曲輪日記』取材のため、八幡市を訪れました。「八幡里引窓の段」ゆかりの石碑が京阪電車「石清水八幡宮駅」前のロータリーにあります。由緒書を引用させていただきます。引窓南邸の碑碑文正面「引窓南邸跡西二丁常昌院南一丁神應寺」裏面「昭和二年九月京都三宅安兵衛依遺志建之」人形浄瑠璃の演目「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の有名な場面に、八幡の里が舞台の「引窓」があります。寛延二年(1749)より度々上演され
令和5年7月社会人のための歌舞伎鑑賞教室これまでは休みの日のお昼に子供と一緒に行っていたので、親子で楽しむ歌舞伎教室を観に行っておりましたが、今回は初の社会人のための歌舞伎鑑賞教室で、午後6時半の開演予定。ひとりで見に行くのもどうかと思っていましたが、建て替えのため今回が今の国立劇場で観劇する機会は最後になるので、数日前に思い切ってチケットを予約し、当日となりました。遅くならないように、アウトルックに予定を入れつつ、周囲の人たちには今日は早く帰ると朝からアピールし、いつもより早めに
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます激熱ですね自宅に居ないほうがこの夏の暑さから身を守れる私の現実・・・😂🎑神奈川県歌舞伎鑑賞教室双蝶々曲輪日記〜引窓大千穐楽(昼夜)感想ですお得な値段なので応援する役者さんを一階席でたくさん目にできるのが嬉しくて節約はじめの月にするはずが・・・できなかった・・・😅そんなわけでさて🎑今月見てきた中でこの日の芝翫さんは帰ってきたときの歓びよう(玄関でいったんご見物にも歓びを見せてくれるようなの)や家の奥に
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます今朝の感想にうっかり自分にとって大切な感想を書き込むのを忘れていたのでこちらに書いておきますほんのちょっとだけだけど。濡髪=錦之助さんに早くここを逃れるように急かす与兵衛=芝翫さんの台詞の柔らかみと響きが印象的でした。好きでした。なんとなし一條大蔵卿の『とっとといなしゃませ』思い出す謎思考回路の自分。理由は・・・理由が、大切なのだけど、上手く言えない・・・具体的には、どこだったかな🤔購入した台本を参考に・・・たぶん・・・
おはようございますいつもお読みくださりありがとうございます初代国立劇場さよなら公演最後の歌舞伎鑑賞教室七月歌舞伎鑑賞教室双蝶々曲輪日記〜引窓〜本編感想です。無料配布のパンフレットと購入した台本パンフレットは無料配布ながらあらすじ、コラム、俳優インタビュー掲載で、初代国立劇場最後の歌舞伎鑑賞教室であることも記載。表紙やチラシに特別なヴィジュアルが載っていたりはしませんが、国立劇場第二期歌舞伎俳優研修生であった中村梅花さんの【引窓】の思い出や思い入れを知ることが出来て嬉しかった
10月で閉場する国立劇場としては最後の開催になる歌舞伎鑑賞教室だそうです。芝翫の与兵衛、錦之助の濡髪なんだけど、今年1月の新春浅草歌舞伎でも「引窓」の上演があって、そこでは隼人が与兵衛、橋之助が濡髪だったんですよね。半年を置いて親子がそれぞれ逆のお役を演ったわけで、これは国立劇場が狙って組んだ配役なのかな?こうなると、いつか芝翫&橋之助、錦之助&隼人という親子での「引窓」を観たいですね~。解説「歌舞伎のみかた」宗之助中身の濃いお話を30分たっぷり。MC役の宗之助とても上手かったで
歌舞伎鑑賞教室『双蝶々曲輪日記-引窓-』観て参りました。この劇場に来れるのも残り僅かですので、場内を記念撮影。+++歌舞伎鑑賞教室って、中高生が学校単位で見に来るものそれ以外の人は社会人のための日か売れ残りの2階席の後ろの方で観るものと思っていたんですが、アタクシが見に行った初日は学生さんの姿は皆無場内はいつも通りの敬老会状態でしたよ。へぇ~+++『双蝶々曲輪日記-引窓-』錦之助さんは先月に引き続きお尋ね者梅花さんもひきつづき息子
1月もそろそろ終わりですね。各劇場も無事に千穐楽を迎えられておめでとうございます。1月は初芝居で各座賑わいますが、コロナもあり自分も体力的にも経済的にもキツくなってきたので、今は観るものを限定しています。それでも今年は3年ぶりの浅草公会堂“新春浅草歌舞伎”が戻ってきて、歌舞伎座は3部制が定着、観劇回数としてはまぁまぁあります。先日の第一・第二部に引き続き、歌舞伎座の第三部幸四郎さん、七之助さんの“花街模様薊色縫〜十六夜清心〜”浅草公会堂の昼の部隼人さん、橋之助さん、新悟さん、吉弥さ
1月10日(火)有休を取って浅草へ浅草歌舞伎の飾りがなくてちょっと淋しい😢平日なのに結構な人出で観劇前のお詣りは諦めました新春浅草歌舞伎第一部この日はこの席から見る角度が違うとまた新たな発見があったりして「引窓」橋之助さんの濡髪の出で勢い余って戸が外れるという😨でもすぐに直ってよかったよかった😊その後も見ているとちょっと力が入りすぎてるのかな···吉弥さんのお幸母として子を思う愛の深さに毎回泣かされます😢吉弥さんの存在が若手ばかりの舞台をより歌舞伎らしくさせてくれ
第一部は、引窓男女道成寺どちらもなかなかの出来引窓南与兵衛隼人お早新悟濡髪橋之助お幸吉弥新悟はちょっと硬さがあるが、とても良い女房ぶり。廓言葉が出るところも自然。隼人は、最後の決め台詞がもっとはっきり聞こえればよかった。前半の召し出されて禄をたまわれた嬉しさ、任務を与えられ緊張しているところなどは良かったと思う。橋之助の濡髪。濡髪は、とても格の高い相撲取りだったわけだが、若い橋之助にはちょっと荷が重いか。年齢的にも長吉のほうだとおもうか
隼人/橋之助/吉弥/新悟/橋吾/蝶一郎3年ぶりの新春浅草歌舞伎、あの雰囲気、とても懐かしかったです。そして「引窓」、たいへん良かった。若手が古典に真摯に取り組む姿がとにかく素晴らしい。隼人の南与兵衛は仁左さまに指導を受けたそうで、教わった通りにきちんとなぞっていて、それは正しいですね👏ここ数年の間に隼人はずいぶん成長したなあと思う(上から目線ですみません🙇♀️)。以前はセリフがフワフワして落ち着かず、演技も生硬だったんだけど、仁左さまに学んできた成果(と言っていいのか?)が出
🎍明けましておめでとうございます🎍今年も宜しくお願いします🙇「新春浅草歌舞伎」初日おめでとうございます✨3年振りの浅草での初芝居第一部を観て来ました😊鶴松さんの会で新しくなった浅草公会堂に来たけれど新春浅草歌舞伎の雰囲気はまた別物鏡開きや年始の挨拶やロビーに花がなくてちょっと淋しい気もするけれど若手が活躍する舞台を再び観られるのが嬉しい😌以前の浅草歌舞伎の初日は観ているこちらが緊張してましたが「引窓」と「男女道成寺」どちらも初日なのに安定していて安心して観て
今回は本来なら大正6年4月の歌舞伎座を紹介する予定でしたが、1月公演同様に書いてる途中で関連深い筋書が手に入ったのでこちらを先に紹介したいと思います。※注:今回の筋書に出て来る役者名は当時名乗っていた名跡で記しますのでご注意ください。明治39年10月歌舞伎座演目:一、川中島東郡錦絵二、双蝶々曲輪日記三、田舎源氏四、心中天網島五、勢獅子今回紹介する公演はタイトルにも書いた様に明治23年6月以来16年ぶりに鴈治郎が歌舞伎座に出演した事が大きな話題を呼びました。と
国立文楽劇場の、上方歌舞伎会に行きました。日頃は脇で舞台を固める、上方の俳優たちが、大役に挑む発表会です。まずは、「双蝶々曲輪日記」から、「引窓」です。そう、七月の大阪松竹座で、仁左衛門、幸四郎、孝太郎などで、拝見したばかり。これが、場所を国立文楽劇場にして、上方勢で固めるだけで、全く印象が異なります。お幸は、真面目で手堅い、當史弥です。本当の息子と義理の息子を愛する、優しいお婆さん。表情、台詞、動作に、味があります。腰を曲げてゆったりしているところと、激情で行動する
夜の部、千穐楽を観てきました☆一双蝶々曲輪日記引窓南与兵衛後に南方十次兵衛:片岡仁左衛門濡髪長五郎:松本幸四郎平岡丹平:中村壱太郎三原伝造:中村隼人母お幸:上村吉弥女房お早:片岡孝太郎12日の観劇でも少しふれましたが、好きなお芝居。「義理」全員が相手を思い。思い。改めて、仁左衛門さんの与兵衛の良いこと!侍に出世。二人侍を離れへ案内して…からの喜びあふれる表情が、なんとも可愛らしい!「お母さん、100点取ったよ!」と同じですよね。かわいい息子。
昼と夜の間は2時間ほど。早朝に新幹線に乗ったので昼が終わると疲れはピーク、「引窓」で眠くなっては大変なので、法善寺で「冷し夫婦善哉」を食べてぐるっと一回りして蟹道楽の方へ戻りました。外国の方もいないし人出も少し減り、街の雰囲気はちょっと落ち着いたかしら。竹本座跡にあるビルが、韓国アジア食材やコスメの量販店に変わっていたので、そこを覗き松竹座へ。双蝶々曲輪日記引窓前回、仁左衛門の南方十字兵衛を観たのは平成28年12月の先斗町歌舞練場での顔見世でした。今回は、濡髪長五郎が幸四郎。思わぬことか