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問題は加計でも加戸でもない本質的な問題は、「何故切り取るか?」である「現実」を「切り取る」ことが何故できるかそれは神話だからである神話は絶対性で成り立つ常勝とか、(絶対に)平和という、「思い込み」である絶対性に依存するから、絶対性を維持することが目的化し、「現実」を排除、見ない振りが可能となる今回の「切り取り」も平和神話の作用である平和神話を維持するため、平和神話を是正しようとする安倍改憲を利する、加戸発言は「切り取られた」加計でも加戸でもなくて、「切り取り」が重要という趣旨は
「切り取り」革命の時である加戸知事発言が報道されなかったことが「切り取り」であると問題になっているこの「切り取り」は、たぶん歴史的な出来事になるこれをきっかけに、マスコミの問題を国民が認識し、日本が変わる可能性があるマスコミは、平和神話に迎合しているだから、平和神話に反する、安倍改憲は阻止しなければならない加戸発言は安倍総理を利するものであるそのためか、加戸発言は報道されなかった「現実」を「切り取」ったのであるこのマスコミによる、「現実」の「切り取り」は、戦前も同じであった常
共謀罪を批判する立場からの議論に、「空気」を以て政府を批判するものがある私は、空気は、政府ではなく、批判している方の特質だと考える空気の作用は、我が国では、二次大戦時の意思決定における問題として、認識、議論されてきており、山本七平等が取り上げているまた、「言霊」を取上げ、日本人の特色を説明したものもあるが、これらは、日本人の同質性から生まれる、弊害を説明したものであろう同質性が行き過ぎた、絶対性に至り、固定観念が生まれる戦前の常勝神話、原発の安全神話、今の平和神話等に見られる神話の特色
本日の日経経済教室に、我が国の憲法改正論議が、憲法の正統性への疑義を前提としたものになっている点に、限界があるという指摘がされていた理解しうる指摘である我が国の冷戦期までの安全保障についての憲法改正論議は、言わば「ベター」の議論であり、米抑止の庇護下にありながら、我が国のあるべき姿についての議論であったしかし、現在は状況が変わっている中国の弾道ミサイル増強により、戦略環境はパラダイムシフトし、米抑止が空白化している米抑止の空白を埋める必要性が現実にうまれたベターの議論からマストの議論
今朝の朝日新聞の識者による、稲田発言に対するコメントは、「北朝鮮や中国は『党の軍隊』だが、まるでそれと同じような感覚で、党派的な利用と言える」とあった稲田大臣が、自衛隊を自民党の軍隊として利用しているという趣旨のようだが、かなり飛躍がある稲田大臣が自衛隊を自民党の為に使ったり、使おうとしている訳でもなく、何故、議論がこんなに飛躍するのかまして、北朝鮮や中国のように、民主主義がなく、選挙もなく、言論の自由もない国の、「党」の軍隊と、我が国の自衛隊を同列に喩え、稲田氏を非難することに違和感を
今朝の朝日新聞論壇時評は、憲法改正について、取上げ、筆者は「世論調査が示すように国民の大多数は改憲の必要など感じていない」「日本国の未來の為にもっとやるべきことが他にあるはずだ」と述べている我が国に最早、福澤諭吉はいないのだろうか?何故、我が国は現実を見ないのか中国の弾道ミサイル増強は戦略環境をパラダイムシフトさせている自民党の部会も、トマホーク等攻撃的戦力保有について提言を出した日本が安全保障以外にも課題を抱えていることは、指摘の通りであるが、安全保障についても、現実を踏まえた議
神話と忖度のことを書いたが、神話と空気と想定外は、我が国の失敗の三点セットであると見てきたしかし、日本病、詰り、社会システムの公平性劣化についての現実を見ない状況は、波頭氏がいうように、「忖度」という整理が相応しい日本病も現実を見ない点で神話と似ているが、むしろ、神話に付きまとう、「空気」と同じなのかも知れない神話、空気、忖度、想定外が、現代の我が国の失敗の四点セットということか基本は現実を見ないこと神話か忖度かは別に、空気に流されることそして現実を見ないから想定外に至ること神話の
総理が憲法改正について提案したら不平をいう人達今必要なことは不平ではなく、また、手続き論でもなく、東アジアの安全保障の現実についての認識である我が国は現実を見ずに戦前も常勝神話で失敗し、原発も安全神話で失敗した今、平和神話である総理が憲法改正について提案したら、出るのは、不平と手続き論、また、過去の自民党草案との関係云々報道によれば、総理は、憲法改正の議論が遅々として進まないことに苛立っていて、今回の提案に至ったということだそうだ苛立つのは当然であろう野党には憲法改正の優先度が低い
ツイッター#安全保障学の武内教授が、帝政ドイツのウィルヘルム2世が、戦争より革命を恐れ、必要な軍事改革を行わなかったことにより、一次大戦の敗戦に結び付いたことについて書いている安全保障について、ないがしろにしている状況は、現在の我が国と似ている二次大戦のドイツは、ワイマール体制下で民主主義が存在しながら、帝政や専制的な体制への回帰願望からか、ヒトラーの独裁への道を辿り、失敗した我が国も、常勝神話の果てに、軍部独裁に至り失敗したそして現在、我が国は平和神話に囚われ、また、現実を見ようとしな
本日の朝日新聞に「ポピュリズムの行方」というテーマで、独歴史学者のブレヒトケンという人のインタビューが載っていたワイマール体制からヒトラー独裁に至ったドイツの歴史を分析したもので、以下のように述べていた『仮に38年のドイツで自由選挙が実施されたとしてもヒットラーは過半数を得ていたでしょう30年代前半の有権者の多くは、帝政ドイツの専制主義的で非民主主義的な時代に生きてきた人達ですワイマール共和国下での12年間の民主主義を経験していましたが、それは大戦の敗戦によってもたらされたものという意識
ツイッター#安全保障学の武内教授が日米開戦について書いている日米開戦の際の近衛政権の政策決定の硬直性について述べられている私見では、戦前は、決定に至るプロセスは別にして、我が国は、日清日露の勝利に基づく、常勝神話から逃れられなかったのではないかと考える東條首相は日米国力差の議論を我が国には精神主義があるとして退けたそうだまた、日清日露の勝利を踏まえた、大艦巨砲主義から、逃れることもできなかったまた、マスコミも軍の路線支持であり、国全体の問題に見える統帥権独立とか、シビリアン・コントロ
本日の朝日新聞に、「学術会議、総会経ず」、「軍事研究の禁止、声明を正式決定」と報じられている会員全員が参加する総会で議論が紛糾すれば声明が決定できなくなる可能性を勘案したそうだ情けない話である国の安全保障にも関わる重要事案を、十分な議論をせず決めるとは連想したのは、戦前、東條首相が日米国力差の議論を、我が国には精神主義があるとして封じた件である神話は論点ずらしや、議論を避けたりする我が国の神話の失敗のパターンである今まで、我が国の神話は、同じパターンで失敗を繰り返している戦前の常
我が国が安全保障の環境変化にもかかわらず、現実を見た議論ができない理由は、平和神話にあると考えるこの神話は、戦前の常勝神話や原発の安全神話、更に、今、平和神話と続き、日本人に永続しているこの、神話と空気がもたらす、想定外が日本の失敗の構造であるそれを打破しうるのは、民主主義による、現実を見た議論なのであるが、我が国は、民主主義が機能していないその原因は、平和神話が現実を見た議論を避けることに加え、我が国の民主主義に対する自信の無さにあるのであろう二次大戦のトラウマであろうか、民主主義を
ツイッター#安全保障学の武内教授が、民主主義国の戦時緊急事態の対応例として二次大戦の英国について書いている英国は、緊急事態法制を敷き、政治休戦をし、時限付の授権、そして、終戦後の民主主義復帰という形で、対応したのだそうだこのような対応を見るに、英国と現状の我が国との差を明確に感じるチャーチルがリードした訳であるが、チャーチル個人の問題ではなく、英国の民主主義の成熟度を感ずるチャーチルは、民主主義は他の制度に優る、最悪の政治システムであると述べたそうだが、民主主義の意義と英国の民主主義の成
ツイッター#安全保障学の武内教授が、ペロポンネソス戦争とアテネについて、紹介している大変興味深い論文である「防御主義への盲信」がアテネの敗因であるとの指摘である我が国の「専守防衛」について指摘されているようで、身につまされる「盲信」(thecult)と表現されているが、アテネの戦略の硬直性に問題があったという指摘である私は、我が国の歴史上の失敗の原因を、神話と空気と想定外と位置付けているが、相通ずるものがある「盲信」と「神話」は同じであろうまた、教授も指摘している、アテネの「成功
昨日の真珠湾に関する報道の中に、作家の保阪さんという人が、二次大戦の失敗は、政治が軍事を統制できなくなったことにあるとコメントしていたこれは一般的な見方であろうが、私は、必ずしも、それが失敗の主因ではないと見ているなぜなら、マスコミも含め、日本人が総体的に戦争に向かって行ったように見えるからである本質的な、失敗の原因はむしろ、日本人にあり、常勝神話を信じこんだ日本人の民族性にあると見ているこの民族性は今も変わっておらず、原発の安全神話においても、津波という現実を見ず、また、今は、平和神話
我が国が神話に陥って失敗を重ねてきた歴史は繰り返し述べている戦前の常勝神話原発の安全神話そして今、平和神話これらは、全て安全に関わるものであるここに、我が国の神話依存体質の一つの特性がある神話に陥る原因は基本的には、我が国の同質性にあると考えられるが、経済分野ではそれは現れず、却って、チームワークの良さとして肯定的な要素である経済分野は国際競争もあり、神話化した異常な同質性は淘汰されることが、その理由であろう一方で、安全に関わる分野で神話が生まれる背景には、我が国の島国根性のよう
我が国は戦略不在である戦略が空洞化している安全保障は中国の弾道ミサイル増強により、米抑止が空白化している戦後の安全保障体制が空洞化しているまた、少子化が進行している少子化は社会システムの公平性劣化に起因する将来への不安から生れている消費停滞も同根である社会、経済システムが空洞化している少子化は労働人口減少により将来を更に窮乏化させることから、この空洞化は継続する日本衰退のスパイラルであるこのような空洞化が生ずるのは我が国に民主主義が機能していないからである戦前の常勝神話によ
戦略不在の日本国家、戦略が空洞化している領土、経済、民族、社会、統治国家を構成する基盤蝕んでいるのは平和神話と日本病平和神話は「日本人」から生れ現実を見ない現実を見ないため民主主義の機能を妨げる民主主義が機能しない為に戦略が構築されない「統治」に問題が生じているその結果、安全保障に問題が生ずる抑止を失うことになるまた、平和神話は「経済」にも作用する平和神話が武器輸出三原則や軍学共同研究禁止という、我が国に独りよがりの措置を採らせている食糧安全保障の発想も平和神話にはない
平和神話は現実を見ない中国の弾道ミサイル増強の現実を見ない台湾の民主主義維持の困難性の現実を見ない集団的自衛権の現実的必要性は議論せず立憲主義、ヒトラーに論点ずらし戦前、東条首相は日米国力差の議論を精神主義に論点ずらし同じ轍現実を見ない神話の結末はいつも想定外我が国に続く神話の系譜今これを超克しなければ国の安全保障は危うい日本人を超える時現実を見て神話を乗り越え戦略を持ち抑止を確実にする初めての戦略を打ち立てる時
我が国にチャーチルはいないのかロンドン市長はいないのか田中角栄はいないのかチャーチルは中国の弾道ミサイル増強の現実を見て専守防衛を棄て憲法改正し抑止を維持するロンドン市長は東京の地価高騰等社会システムの公平性劣化の現実を見て改革し少子化と消費停滞を食い止める
我々は次世代に千兆の借金と少子化と消費停滞と専守防衛という危険だけを残した世代になるのか或は専守防衛を棄て憲法改正し抑止を維持し社会システムの公平性を回復し少子化と消費停滞を食い止めた世代になるのか将来を決めるのは今
平和神話と日本病我が国の二大災厄今これを超克しなければ国の将来は危うい平和神話は中国の弾道ミサイル増強の現実を見ず専守防衛にしがみつき抑止を失う日本病は社会システムの公平性劣化の現実を見ず少子化と消費停滞を進行させ国力を衰退させる今が歴史の分水嶺