崇道神社(すどうじんじゃ)は、奈良末期から平安初期の皇族・早良親王を祀っている。早良親王は、光仁天皇の皇子で、桓武天皇の実弟である。延暦四年(785年)に藤原種継の暗殺事件が起こり、早良親王はその首謀者として逮捕され、乙訓寺に幽閉された後、淡路に流される途中、無実を主張して絶食し死亡した。その後、桓武天皇の近親者の死が続き、都に悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、その怨霊を鎮めるために延暦十九年(800年)に崇道天皇と追号を贈り、崇道神社は貞観年間(859~877年)にこの地に創建された