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楢山節考を観た後、休憩所で休憩してから野外劇場「有度」へ。舞台芸術公園を歩いていると、普通に芸術監督さんや、上演前後の役者さんとすれ違ったりするのも嬉しいです。森の中の野外劇場に気持ちは高鳴るばかり。「友達」は1967年に発表された安部公房戯曲で、アパートで一人暮らしをしている男の元へ、家族を名乗る他人がやって来て男の生活や人生を乗っ取っていく物語です。シスカンパニーが、加藤拓也さん演出「友達」を2021年9月に上演したのを観ています。豪華なキャストでした。鈴木浩介さんが男。男におこる
皆様、こんにちは。いつもご訪問ありがとうございます。GWをいかがお過ごしでしょうか。皆様の数々の素晴らしい釣果の報告を見てはウズウズしていますが、GW中は仕事で釣りに行けません。今回は、最近そんなにタックルショップにも行っていませんが2月ごろから最近までチョロチョロ買ったモノをちょっと紹介します。まず、シマノのクランクベイト。シマノのルアーはあまり買わないのですが半額につられて試し買いしました。前回の芦ノ湖で一応ちょっと試してみました。良く潜ります。そして、浮力が強く沈んだ石積みを回避
ちょっと前に、友人に「日比谷シャンティ1F入口のパン屋さんのパンは都内でもクオリティ高いよ」と言われ、先日のライブ前々日の仕事帰りに新橋駅からJRに乗り有楽町駅から歩き立ち寄ってみた。日比谷”シャンティ”自体は、そこそこ古いが日比谷も変わったよね。未だに有楽座含んだ映画街のイメージだもんな、いかんな。そのパン屋さん”ル・プチメック”はブラック内装のしっかりしたイートイン・スペースも併設しているのだが、いわゆるトレイとトング?を持って、好きなパンを取るシステムではなく、トレイ
(上から時計回りで)「かちかち山の台所」「楢山節考」「友達」GW前半の静岡参り、ということで毎年恒例の春の演劇祭SPACふじのくにせかい演劇祭の三作品を鑑賞。まずは観客たちがSPAC舞台芸術公演の周辺を歩いて、その道中に仕掛けられたパフォーマンスを見るという間食付きツアーパフォーマンス「かちかち山の台所」にお昼から参加。十数人ずつの3つのグループに分かれ、時に装着したイヤホンガイドから流れてくるナレーション、パフォーマーの声を聞きながら2時間たっぷりと山歩きをして汗をかき、そし
昨日の記事⤵は、新聞社がまことに好みそうなソースでしたなぁ…思想も政治もないからいちばん社説やコラムに使いやすいよねあとは使い方?だが、この新聞は三島由紀夫「潮騒」にリンクしたねま、新聞の立ち位置?によっては、大江健三郎とか、川端康成とか、安部公房とかの、社会派古典を引っ張り出す?新聞社もあるよな。勝手にシンドバッドだ(笑)だからどうするの?いつ変えるの?今でしょう
最近雨が多いですね。すっきりとした初夏の空が続くといいなあさて、今年は安部公房生誕100年です。本屋では数多くの作品が平積みされていますね。そのうちの「砂の女」を読みましたサスペンスのようであり、心の表面がザラザラする感覚もあり。早く読み終えなければ落ち着かない状態。独特の奇怪な世界観にしばし飲み込まれていくようでした。
久しぶりに読書をしたよ安部公房の砂の女仕事を辞めた身としては考え深い内容だったかなぁ深い深すぎるただ読んでいてどんどん引き込まれていく感じ良かったわぁ読み終えた後には何かほわぁっとした脱力感のような物があったよ20代や30代でこの小説に出会っていたら今と感じ方は違ってたと思うなぁきっと世の中や仕事なんて環境が変わっても、繰り返しの連続なんだよって自分も見知らぬ誰かも、貧乏人も金持ちも欲しい物があれば、働いてお金を稼いで買っているやってる事は変わらないんだよって
【箱男の周辺】先だって安部公房が今年生誕100周年を迎えた事はすでに書いた。生きていたら、100歳。それだけの事ではあるのだが。曲がりなりにも芥川の研究者である恩師に多大なる評価を頂いた以上、今年は何かにつけやはり礼節として安部公房を絡めて当ブログを発信していきたいと思っている。何者でもない私の戯言ではあるが、未だにどんな研究者の論文や評論を読んでも稚拙だな、甘いな、と思える程、悪いが『箱男』のみに関しては研究を重ねたつもりであるので、読者の方には少しだけお付き合い願いたいものだ。
先日の記事で「出版区」というYouTubeチャンネルの「本屋、ついて行ってイイですか?」という企画を紹介したんですが、自分も同じように1万円持って好きな本買いまくろうと書店に行ってきました。その時に購入した本がこちらです。「六人目の少女」ドナート・カッリージ「グリーン家殺人事件」S・Sヴァン・ダイン「少女庭園」矢部嵩「スペース金融道」宮内悠介「飛ぶ男」安部公房「穴あきエフの初恋祭り」多和田葉子「江口寿史扉絵大全集」江口寿史ミステリー、SF、純文学、イラスト集
「(霊媒の話より)題未定安部公房初期短編集」(新潮文庫)「壁ーS・カルマ氏の犯罪」の前の19歳~24歳に執筆された短編集です。私は高校生の頃、安部公房作品はよく読んでいましたが「壁」以降の「他人の顔」「砂の女」「箱男」などの有名作品が中心でした。前衛的とか不条理とかもありますが、SF的なエンタメ性もあり、その辺に魅力を感じていたと思います。で、今回初期作品を読んだのですが、だいぶ尖ってますね。自分も20代の頃はそうですが、物事の裏側を見ようと(というより裏側をみているとアピールしたく
芸術新潮の安部公房生誕100年を読みつつ学生時代に読みふけった安部公房の作品に思いをはせている。アバンギャルドといって安部公房ほど突出した作家は居なかった。SF的な要素も持ち合わせていた。だからといって筒井康隆や星新一など読み広げてみたが比較対象ではなかった。筒井康隆は「時をかける少女」と「文学部唯野先生」だけで評価が十分な気もする。星新一は独特の短編が面白い。安部公房の代表作といえばやはり「箱男」だろうと思う。なぜこんなことを思いついたのだろう。
こんばんは🪼お願いしていたものが、届きましたラケルのモッツァレラチーズのオムライス5日まで家を空ける予定あったので、今日、他の荷物も合わせて受け取りましたひと袋にふたつオムライスが入っていますお店で食べる方が、美味しいのは分かってますが、🏠お家でラケル🏠というのも、なかなか面白いかもと思い、お願いしました一緒に、ケンミンのチャプチェも焼きビーフンは、お願いした事あるので違うものにしましたちょっと、ラク出来そうで嬉しいです冷凍庫、結構パンパンになっちゃいましたけどあの…A
今朝見た夢を書きとめておく。※屋外のプールで25メートル競泳の練習中。スタート台に立つとゴールは目と鼻の先だ。なぜか皆フライングを繰り返す。場面変わって、屋内プールで練習中の選手の指導(?)風景。クロール練習中の選手が猛烈に水をかいているそのすぐそばに中年男性(コーチか?)が立って、こちら方向に向かって説明中。カメラが水面下に潜ったように、水をかく選手の肩のまわりに発生する抵抗波(?)の映像を(航空機の風洞実験を見るように)鮮明に映し出す。場面が飛び、プールから上がったコーチがタオルに
最近読んだ本です。「燃えつきた地図」安部公房新潮文庫書評などで見かけて面白そうと思った本を図書館にリクエストして借りてくるのですが、なかなかハマる本に出会えません。そんなことにちょっと嫌気がさして、昔よく読んでいた作家の本を読むことにしました。安部公房は、高校・大学時代にはまって、一通り読んだ作家です。「砂の女」が一番好きだった。「箱男」は、最近読み直しましたが、ちゃんと覚えていて、面白かった。「燃えつきた地図」は、ほとんど記憶になかったけれど、楽しめました。読んでいるう
尾高忠明指揮NHK交響楽団による演奏
NHKラジオ深夜便『絶望名言』が、4夜連続で放送されます!4月1日の深夜からです!いずれの日も午前1時台の放送となります。●4月2日(火)午前1:05中原中也▽深夜便アーカイブス-ラジオ深夜便▽深夜便アーカイブス【絶望名言・アンコール】中原中也(初回放送2022.10.24)▽深夜便のうた・天気概況www.nhk.jp●4月3日(水)午前1:05ショパン▽深夜便アーカイブス-ラジオ深夜便▽深夜便アーカイブス【絶望名言・アンコール】ショパン(初回放
*******【あとがき】この作品は、私の、小説としての処女作です。ベトナム暮らしの記念に、2年前に創りました。なぜ、小説を断片としてバラバラに発信したかったかと言うと、私はやはり、小説家ではなく詩人になりたかったからです。いえ、詩人はなるものではないので、謙虚に言う必要はありませんでした。詩人で、在り続けたい。それから、もうひとつ。ランダム発信を決めたのは、「ほん」には出来ないブログならではの小説の愉しみ方をしたかったからです。作者が、反抗期の中学生のように
安部公房の新潮文庫の新刊「飛ぶ男」。今になって、まさか、安部公房の文庫の新刊が出るとは思わなかったので、早速、購入し、読了。安部公房に興味を持ち、色々と、文庫を読んでいたのは、もう、二十年以上も前のことなので、詳しく、内容を覚えているという本はありませんが、「砂の女」と「カンガルーノート」の二作品は、とても、面白く、一気に読んだ記憶がある。砂の女(新潮文庫)Amazon(アマゾン)まず、「砂の女」。主人公の男は、昆虫採集のために、ある砂丘に来る訳ですが、そこで、一人の女が
きっかけは世界の小澤征爾がお隠れになったことでした。小澤征爾といえばノーベンバーステップスで、Novemberstepsといえば武満徹で武満徹といえば勅使河原宏で勅使河原宏といえば安部公房で安部公房といえば砂の女で映画『砂の女』を初めて見ました。若き頃の岸田今日子の肌が、砂の乾いた空気の中でひときわ艶かしく妖艶で美しかったです。画像は映画『砂の女』のイメージで描いた素描です。snsにアップしたら「これは出展しないのですか?」と問い合わせがあったので、オリジナルの「
こんばんは埼玉県加須市長浜ピアノ教室の長浜里奈ですいつもお読みいただきありがとうございます【春の体験レッスン♪】お申し込み受付中です『春の体験レッスン受付中です♪』こんばんは埼玉県加須市長浜ピアノ教室の長浜里奈ですいつもお読みいただきありがとうございます今日は春の体験レッスンのご案内です長浜ピアノ教室では現在…ameblo.jpじゃーーーん今月の芸術新潮は私が大好きな安部公房の特集だよ!っと家族から教えてもらいまして購入し
最相葉月さんの「星新一」を読んでいると、何やらざわめく。高校生の時に、星新一にはまった。短編集は勿論ですが、あの読み終えた時の、ハッと言う感じ、今どきならばアハ体験的なものは世のタブーに触れているような甘美さがありましたが、「進化した猿たち」と言うアメリカの、一コマ漫画を寸評した本が妙に気になりましたが。ちびりちびりと何度も眺めたり、読んだりと。同時期J・D・サリンジャーの「ナインストーリーズ」「フラニーとズーイ」も読んでいて、未消化な読書体験をしていたんです。J・D・サリンジャーは野崎孝
ラジオ深夜便で毎月1回4時台にある「絶望名言」コーナー。文学者の頭木弘樹さんと川野一宇アナとの息の合った掛け合いが好きで、家事を忘れてついつい聴き入ってしまいます。バッハの「ゴールドベルク変奏曲」に川野アナの「絶望名言」のアナウンス。これだけでも痺れます。「弱者への愛には何時だって殺意が込められている。」等、僕には到底理解できない深い言葉がいくつも散りばめられ。言葉の響きだけでも深すぎて。詳しくは、こちらのページをご覧ください。頭木弘樹(文学紹介者)・【絶望名
【聴き逃し配信が始まりました!📻】NHK「ラジオ深夜便」『絶望名言』の「安部公房」です。プレーヤー|らじる★らじるNHKラジオラジオ第1(R1)・ラジオ第2(R2)・NHK-FM放送の音声をライブストリーミングで同時提供しています。聴き逃し対象番組は、放送された音声を楽しむことができます。www.nhk.or.jpこちらからお聴きいただけます。(4月1日(月)午前5:00配信終了了)安部公房生誕100年です!よろしかったら、お聴きになってみてください。
【今日の深夜放送!】3月24日(日)の深夜(月曜の午前4時)から、NHK「ラジオ深夜便」で『絶望名言』の放送があります!今回は「安部公房」の名言です。生誕100年です!3月7日が誕生日でした。▽絶望名言アンコール-ラジオ深夜便▽絶望名言アンコール「安部公房」(初回放送2020年4月27日)▽誕生日の花・番組予告www.nhk.jpこちらでお聴きいただけます。プレーヤー|らじる★らじるNHKラジオラジオ第1(R1)・ラジオ第2(R2)・NHK-F
今日は安部公房のテープを聴いた。もちろんYoutube経由なのであるが小説を生む発送箱男についてとのテープであるが、講演後半にて話していたキーワードが気に入ってしまったのでここに紹介したい。充足した独房と欠乏した自由意味は、今から展開する自分の視点視野から推測して各々で解釈して欲しい。まだ不透明だった時代、未知数さ、手探りだったあの頃、わからないが故にワクワクしたあの瞬間。きっと、物事の初まりや新しい概念、既存ベースでの真でなく真であること。そういった類のものが、今現代で
今日の記事はこちら。「未来文字かな?」…小説家・安部公房のサインがアートすぎると話題にwww先日結婚式を挙げた友人の好きな文豪が安部公房だったと記憶しています。前回のブログでも書いていたように2000年代の好きな洋楽のCDを買い漁っているんですが、いかんせんヤフオクやメルカリでは限界がきていて。『集めたばかりで断捨離かしら』今日の記事はこちら。【悲報】ドラえもんズ、無かったことにされる…いったいなぜ?王ドラが個人的には好きでしたね。ちょっと前から2000年代の洋
《目次》1(モッ).ラグジュアリーには程遠い2(ハイ).下倉でなく、西のほう3(バー).57年生まれ4(ボン).レイクビューオアリバーサイド5(ナム).動機、息切れ6(サウ).ライチ熱7(バイ).繰り返す、まだ、冷めない8(タン).蓮の花のように9(チン).***安部公房のサイン本。力をもらいたい時、手を入念に洗って、書棚の奥からそーっと取り出しては短時間だけジッと眺めています。生誕100周年。鋭い方は、お気づきかもしれません。この小説の、箱男的手法に、
安部公房「飛ぶ男」安部公房生誕100年ということで文庫の新刊の出ました。久々に安部公房を読みました。この「飛ぶ男」はハードカバーでは出ているようですね。未完の遺作ということでしょうか。物語としては完結していません。僕としては読み取りが難しいですね。雰囲気的に安部公房なのでしょう。マジックリアリズムとも言えるのでしょうか。他の作品をいつか読み直そうと思ってます
最近感想をここに綴ってないが、あいかわらず、脈絡なき乱読の日日である。花田清輝「アヴァンギャルド藝術」を再読したかとおもえば、この歳にして、はじめてエラリー・クイーンの「Yの悲劇」をよんでニヤニヤしたりした。1932年のミステリーだから探偵役が、引退した老シェイクスピア役者でニューヨークの郊外で荘園というか、お城みたいな豪邸に住んでいる。安部公房「第四間氷期」もよんだ。令和5年でも版を重ねているから現役ですな。わたしが生まれた年に岩波の雑誌「世界」で連載された小説だが、世界各国、近未来
安部公房の「砂の女」は、人間の心の奥深さと複雑さを描き出した優れた作品です。この小説は、主人公である村上一夫が、砂漠の中で出会った謎めいた女性・三田村嬢との関係を通じて、愛と孤独、欲望と絶望といったテーマを探求しています。作品全体を通して、安部公房は読者に人間の内面の複雑さを問いかけます。一夫が三田村嬢に引き込まれる様子や、彼女の謎めいた魅力に惹かれる心情が、愛と欲望の微妙な関係を浮き彫りにしています。しかし、その一方で、彼らの関係は孤独と絶望にも彩られています。特に、三田村嬢の過去や内面