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どんな高度で専門的な知識も、身の回りから離れる程に身に着かなくなり、人に伝わらなくもなります。私の安全保障学へのアプローチは、安全保障は身近だよ♪というスタンスですが、そうなったベースは、私が「安全保障」という単語を知るより以前から、安全保障の概念をLA実地で経験していたから。ギャング連中との高校時代の経験が、安全保障学への興味へと繋がりました。そんな身近な安全保障の経験から、あるビリヤード場での小話です(笑)LAのビリヤード場で腕っぷしの強
ツイッター#安全保障学の武内教授がグレイによる、攻撃的兵器の定義について書いているグレイは、攻撃的か、否かは、技術的観点よりも、政治的意図により、判断されるべきとの主張であるこの考え方を採れば、我が国が弾道ミサイル等攻撃的戦力保有による抑止に乗り出しても、侵略的、攻撃的意図はないのだから、その兵器は攻撃的兵器ではなく、防御的ということになる加えて、攻撃的意図がないことを明示するため、先制不使用の宣言をすることは一案である政治的意図により攻撃的か否かを判断するグレイの考え方に立てば、我が国
ツイッター#安全保障学の武内教授が政策予想システムについて書いている興味深い試みであるロールプレイの図上演習と似た試みだが、コンピューター利用の方が、結果に至った要因を分析しやすいであろうし、逆に、思考過程をコンピューターにソフト化する過程が柔軟に検討できることも有意義であろう外交、政治、安全保障のみならず、経済、社会やその他の影響を与える要因を組み込むことにより、より現実的な分析が可能になる米国防省にネットアセスメントという将来分析を行う組織があり、評価されていたが、そのような活動を、
ツイッター#安全保障学の武内教授が米ROTC(予備士官教育課程)について書いている我が国は安全保障基盤が薄いことが問題である東アジアは戦略環境のパラダイムシフトが進んでおり、我が国は自ら戦略を構築しなければならない必要性に迫られている安全保障に人材を、今まで以上に必要とする時代になっているしかし我が国の安全保障基盤は依然として弱い2次大戦のトラウマからの、「行き過ぎた戦後レジーム」が影響している軍学共同研究は禁止徴兵制は「奴隷的拘束」として違憲見解これらは、安全保障基盤醸成を阻害
ツイッター#安全保障学の武内教授が、民主主義国と非民主主義国の、戦争遂行の適性について書いている趣旨は、民主主義国は非民主主義国より戦争長期化に対応しにくいというものである民主主義国は、非民主主義国より効率的に戦争遂行が可能であるが、戦争長期化には対応できない短所があるという指摘である確かにそうであろうであれば、非民主主義国は民主主義国の弱点を衝くことが当然考えられる例えば、戦争長期化の一つの可能性である、「兵糧攻め」の利用である我が国の場合、海で囲まれている島国であり、海上輸送に依
ツイッター#安全保障学に武内教授がハンチントンの懲罰的抑止について書いている特に、冷戦期のNATOの検討で、技術が軍事に与えた影響、ミサイルの射程や精度の向上、また、それは、冷戦後のA2ADにも影響している旨の指摘がなされている確かに、冷戦期に検討された、NATOの通常戦力の劣勢を補う、ミサイルの能力の利用が、今、東アジアで具体化しているとも言えるミサイルが軍事に大きな影響を与えている現代戦の帰趨は航空優勢が握ると言われてきたそして今、その航空戦力に挑戦するものとして、弾道ミサイルが拡
ツイッター#安全保障学に武内教授が、攻撃能力について書いているいくつかの議論されるべき適切な論点が示されている第一に、何を攻撃するのかという論点である教授指摘の通り、弾道ミサイルの発射機を攻撃することは困難である移動性があり、隠蔽が容易だからである現在配備されている弾道ミサイルは何を目標にしているか中国は対空母弾道ミサイルを開発配備している弾道ミサイルの目標は、空母、航空基地等の、高価値な戦力であろう航空優勢が現代戦の優劣を支配することは当面は変わらないと考えられる第二の論点と
北朝鮮が昨日、弾道ミサイルを発射して、日米首脳が記者会見をする等、国際社会に混乱を与えた北朝鮮から見れば、核や弾道ミサイルを開発配備することは、政権の延命のための、最善の策である北朝鮮は航空戦力が近代化されず、また、本格的な戦闘になれば地上戦となり、北朝鮮の地上戦能力が高いとはいえ、最終的には、西側が優勢であり、北朝鮮にとって本格的な侵攻は合理的な案にはならないそのため北朝鮮の選択肢が、核と弾道ミサイルを開発配備し、費用対効果がよい兵器を保有し、米を牽制することになるのは自然である弾道ミ
ツイッター#安全保障学の武内教授が、ペロポンネソス戦争とアテネについて、紹介している大変興味深い論文である「防御主義への盲信」がアテネの敗因であるとの指摘である我が国の「専守防衛」について指摘されているようで、身につまされる「盲信」(thecult)と表現されているが、アテネの戦略の硬直性に問題があったという指摘である私は、我が国の歴史上の失敗の原因を、神話と空気と想定外と位置付けているが、相通ずるものがある「盲信」と「神話」は同じであろうまた、教授も指摘している、アテネの「成功
ツイッター#安全保障学の武内教授が福澤諭吉の「兵論」の現代語訳を出版したそうだ大変タイムリーな業績であろう以前に教授により兵論の紹介があったが、福澤諭吉は、政治、軍事、経済等広い範囲にわたり、「兵論」を展開している福澤は軍事力の必要性を認識しており、今で言えば、抑止力の意義と必要性を認識していたまた、東アジアにおける大国の出現を予測していた福澤が今生きていたなら、中国の弾道ミサイル増強の現実を見て、また、台湾の民主主義維持の困難性の現実を見て、憲法改正を主張するであろう福澤は、「人の
ツイッター#安全保障学に武内教授が「米における士官の知的水準低下」について書いている米において、90年代後半ぐらいから、士官の知的水準低下が見られるということであるその理由については書かれていないが、想像するに、アフガンやイラク戦による、厭戦的な雰囲気等による、人材確保への悪影響であろうか士官の知的水準の高さは、社会の安全保障基盤の高さに連動するのであろう我が国においても例外でなく、二次大戦のトラウマを抱えた我が国は、戦後、低い安全保障基盤の状態が続いている自衛隊に対する評価は上がって
ツイッター#安全保障学に武内教授がトッドと人種差別について書いている米の人種差別には社会構造が影響しているとの指摘である我が国は民族の同質性があり、また、トッド指摘の社会構造的な面からも、移民は簡単な問題ではないということであるしかし、現在進行している少子化を放置すれば、移民は不可避となる少子化の問題は、以前の武内教授の紹介にもあった通り、モーゲンソーやチャーチル等従来から指摘されてきた危険な問題であるフランスは過去に少子化に陥ったが、国をあげて対応し解決した我が国には少子化に対する
ツイッターの#安全保障学に武内教授が核抑止について述べている米が我が国を見捨てる可能性はあり、また、我が国の核武装についての妥当性についても述べている冷戦期と今は異なる冷戦期は日本本土防衛が基本であり本土防衛に関し米の核抑止が働くという考えはそれなりの説得力もあったしかし、今、例えば尖閣のような領土問題について核の恫喝がなされた場合、米の拡大抑止に期待するのは無理がある米世論が拡大抑止を許すとは思われないまた、中国は歴史戦等外交攻勢を絡ませ、日米離反に努めるであろうから、益々、リスク