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底から⑥ヨンは俯いていた顔を上げ、立っている場所を理解すると身体を強ばらせた。自分は何時の間に湖の中に入っていたのか。魚釣りをする為に来た筈が無意識にここまで入ってしまったのだろうか?手を見ると竿も籠も持っていない。なのに、ここまで入ったというのか?「隊長ー!」声が聞こえ其方を見ると慌てているテマンが叫んでいた。「・・・参った」自分にか、弱くなってしまった精神にか。ヨンは身体半分ずぶ濡れになり微かに重くなった身体を動かし、バシャバシャと音をさせ湖から上がって
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方のみお進み下さい。…ふわっ………ちゅ。「!?…ふ…え…?」自分に何が起きたのか分からないぷっくりした頬を何かが触って、流れていた涙も引っ込んでしまう「なに…した…の…?」「お前が泣いてるから…ほっぺにキスした///」「き!?…き…す…」「パパはママにこうしてたって、そうすれば泣くのを止めるって言うから///」この頃から既に長かった睫毛をパチパチさせて、翔の顔を見るさっきと同じように唇を尖らせて顔を赤く
空間を切り裂いて人が出てくるって俺は夢を見てたんだろうか?帰る時も同じように壁の前で消えた得体の知れない相手をどう信じろと言われてもそもそもMasterって言う名前は何?胡散臭さしかない普通ならあり得ないといってスルーするところなのに何故か見過ごしてはいけないと頭の中のどこかでアラームが鳴る初めて会った人(人なのか?)なのに一瞬、懐かしい気持ちでいっぱいになったんだあの人懐っこい笑顔・・・俺はあの人を知ってるのか?いくら考えても・・・答えは出てこない・
電気が使用されていないところ。システムが蔓延っていないところはどこだ。階段をおりながら必死に頭を巡らせる。8階にある劇場のすぐ下の7階はカフェテリア。ここは、電気が使われてるだろう。たくさんの調理器具。照明。冷蔵庫など。ましてや明るい開放的な空間は隠れる場所もない。7階をスルーして6階にいくとそこはスポーツジム。あ、ここか。電気はついていても、PCに近づかなければ基本電子機器はない。それにここには電気を使うものが嫌うあれがある。しかし、どう戦うべきか。きょろきょ
メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。最初のお話はこちら⇒「Winback1」˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙「よっ!」現れたのは松本だ。「へ~、その格好似合ってるじゃない。」仕事中に抜け出してきたのか、コックコートにジャケットを羽織っている。「そっちこそその制服、さまになってるじゃないか。」「そう?俺も結構気に入ってんだよね。」相葉がベストの裾を引っ張ると背筋を伸ばしてポーズをとる。「
理佐「土生ちゃん久しぶりだねー」土生「理佐がドタキャンばかりするからでしょ」理佐「あはは、ごめんってー」土生「もう慣れてるからいいけどさ!」「そういえば由依ちゃんとはどう?」理佐「どうって、特に何も無いよ?」「毎日連絡くるから返してるだけだし」土生「でも毎日返してるんでしょ」理佐「まぁね」土生「ふーん、珍しいね」理佐「そういう土生ちゃんは、友香とどうなの?」土生
...結婚生活のすすめ〜scene14〜...9月6日。..この日は彼女の誕生日。…そして俺ら2人にとって大切な思い出が、今日加わる。..夏を越えて、真っ青だった空の色が薄くなって、浮かぶ雲の位置が高くなっていってる。.肌を掠める風に湿度が少しずつ失くなって、秋が近づく…。...俺と茜さんの両親。そして、THERAMPAGEのメンバー、耕平さん。鹿児島のおじさん、おばさん。..俺ら二人の事を大切に思ってくれる人たちに囲まれて、この日を迎える。
走る。走る。走る。恐怖と闘いながらも必死に階段を駆け降りていく。後ろから向かってくるのは保志とMJ、2台のアンドロイドの重い機体の足音どすんどすんと階段を響かせる明らかに人のものではない重量の足音は高度のAIを組み込んでいるが故に、通常の人間の速さには劣っていることは明らかだ。しかし。「逃げられると思っているのか。相葉。このビルの全ての装置は我がマエストロの意のままだ。このビル自体がマエストロなのだからな。逃げられるはずがない。」保志の声が階段の上から響く。こ
アイスクリームでここまで盛り上がれる仲間ローダンセの会の居心地の良さを肌で感じて疎外感を感じてた自分が馬鹿だったなと思った「池田君、そろそろ持ってきてあげてよ」彼がさっきからソワソワしてるように見えた記念のお土産が気になってるのかな?すっかり忘れてそのままになりそうだから池田君の背中を叩いてお願いした「ああ、すっかり忘れてた」大笑いしながら頭を掻いて「ごめん!」って呟く「ほら、やっぱり忘れてた」苦笑いを浮かべる彼に内田が弁解をする「頭は
二人の考えが聞けたので隼人を探しに出る。そんなに遠くへは行っていない筈。隼人も根は真面目だから、こんな状態で放り投げて逃げ出す奴ではない。案の定、ビルの外で座りこんでいた。「隼人」声をかけると気付いていたのかそのままの状態で、「ユニットは中止?」と聞いてきた。「中止にはしないよ。二人とも3人でやりたいと言ってたよ」「ダメだよ」「何が?」「風磨はともかく樹は元々歌手だよ。俺のように下手な奴とやるのは勿体ない。樹はもっとレベルの高い
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方のみお進み下さい。「一緒に遊ぼ?」「…えっ……と…」直ぐには答えられなくて母親を見る小さな男の子遊ぶのは嫌じゃない、だけど初めて会ったお兄ちゃんと二人になるのが少しだけ怖い小さな男の子には二人の姉がいた、そのためか少しおっとりした性格だった幼稚園での友だちはいつも遊んでくれるカズくんだけ、だからお話ししたこともないお兄ちゃんにモジモジしてしまう「いいわよ、遊んで来て。お兄ちゃんの言うことを良く聞いてね」「…
下の弟3人が出発する前日、翔から責められた。「兄さん、どうして今日は休んでくれなかったの?」「大学生とは違うんだよ。そんなに簡単に休めないよ」「だったら夜は早く帰ってきてね」「そんなの無理」「なんで?今日は5人で過ごす最後の日なんだよ」「それはこっちの都合。家庭の問題で仕事を早く終わるなんて出来ないよ。それに翔は大袈裟。別にこれっきり会えなくなる訳じゃないんだから」結局、帰りもいつも通り深夜。3人ともとっくに寝ていた。夕飯は翔がお寿
風が来客を告げた珈琲を淹れていた豆屋が庭先に目を向ける「邪魔するよ」いつも通り、ふらりと現れるMaster「邪魔するなら帰って貰おうかな(笑)」冗談ぽく笑って呟く「ふふ・・・その珈琲は俺の為だろ?」「俺の為に淹れたの!」異世界である蒼幻燈昔のままの佇まいで庭先では子妖が昼寝をしている変わったのは子妖があまり人の世界に行かなくなった事くらいだ「で、どうだった先生は元気だったか?」Masterが先生に会いに行ったことを知っ
「はやく、私たち、マエストロの一部となれ。相葉雅紀。」無数の銀色の触手とともに、保志が一歩一歩ちかづいてくる。思わず、俺の口から出た言葉は、我ながら、芝居めいていて、馬鹿馬鹿しいものだった。「ふざけるなっ!笑止千万!」声高らかに叫べば、意外なことに、すごい速さでこちらに向かっていた触角がびくりと身をすくめるように、その場で固まる。保志は、一瞬びっくりしたが、ぐるりとそれを見渡すと、「ふふん。小賢しい。コトバノチカラか。そんなもので、俺たちをやっつけら
最近、幼馴染みである○○の様子がおかしい。俺と同じで全く料理なんかしなかったのに、最近は近所に住んでいる俺の家に毎日のように「イッパイ作ったからお裾分け」とか言って作った料理を持ってくる。俺「アイツ、まさか男が出来たんじゃねーだろうな(¬"¬)」俺の目の前にある机の上には、さっき○○が持ってきた出来立てのハンバーグとポテトサラダが置いてある。『量が多いから「一緒に食べよう」って言ったのにサッサと帰るし…ハッΣ( ̄□ ̄;)!既に同棲してるとか無いよな(-"-)?』急に料理に目覚めた○○に
江戸一の大店上毛屋ですから客間には着つけの女子衆さんが6人ほど待機3人の方が鬘を担当、3人の方が着付け担当で待ち時間を極力なくす作戦「髪結いの前にお好きな簪又は櫛をお選びください」かんざしのもとになるものが誕生したのは縄文時代「先のとがった細い棒」には呪力が宿り髪に挿せば間を払うと信じられていました『髪挿し(上座氏)』が変化して簪となったと言われています江戸時代に流行った簪江戸時代初期は布を細くつまむように折りたたんで作るつまみ簪中期になりますと形も様々で
..結婚生活のすすめ〜scene13〜...「これ、久しぶりだ!食べたかったんだよねっ」..並べられた料理に手をつけていいのか迷ってると、自分のお皿に料理をどんどん取ってく彼女。.『茜!壱馬くんの方が先でしょ!』ってお母さんが俺の目の前のお皿を持ち上げた。..「あっ…ごめんごめん。実家だから気が緩んじゃって…」.やってしまった!みたいな顔をしながら、俺の皿にも同じ位山盛り乗せられてく。.「お母さんの料理、ほんとおいしいから。いっぱい食べよ!ね?」.『いっぱい
「おかしい。狂ってる…」思わず、じりじりと後ずさる。そんな俺に、保志はうれしそうに畳みかける。「おかしいとは、何に対しておかしいのだ。お前たち人間だけが正しいと思ってるから、そう思うのじゃないのかな?」じり。こちらに満面の笑顔で保志が詰め寄り嬉しそうに話し続ける。「自然淘汰の原則って知ってるかな?環境の変化に対して、生存競争が起き環境に適合し適応した個体だけが生き残り、環境に適応できない生物は死滅する。そうやって、動物は進化していったのだよ?」「それは動物の話だろ?
部屋のドアの前で深呼吸池田がそれを見てくすくす笑って「お前のそう言う所、嫌いじゃない」と言ったどういう意味?真面目って意味か?思わず顔を見たけど何も言わずにカードキーをかざしドアを開けた「ただいま~お待ちかねのアイスクリーム買ってきたよ!」池田の声は上機嫌!(コイツ絶対の役者になれると思う)「好きなアイス選んで!」俺も同じように明るい声で伝える「それは買ってきた人が優先だよコンビニに行ってくれたんだから」君が先には選べないって顔
※これは妄想腐小説ですBL要素が含まれます~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~••✼••┈┈・•••❀•••・┈┈••✼••トトトッパッ!〔くましゃんみちぇ!〕『フフ。いいよ~。どれどれ?わぁ~♪とっても上手に描けたね♪』〔えへへ♪〕『ほら、この笑ってる口元とかお父さんそっくり♪』〔うん♪おとしゃんといっちょにあしょんだときのおかお~♪〕『うんうん。とってもいいお顔だね。潤己君達と遊べてお父さんも楽しかったんだろうね~♪』〔じゅんもたのちかっ
”卒業式まであと〇日”学校では、卒業式までの日数をカウントダウンするようになった。…それはつまり、理佐ちゃんとのお別れも近づいているということで。由依:「理佐ちゃん何書いてるのー?」理佐:「んー?」「この前由依と行ったおでかけの日記!」二人でお花見へ行った日に見た桜色の小さなノートは理佐ちゃんの日記帳だったみたいで毎日欠かさずに書いているらしい。マメだなぁ…理佐:「これは由依が水
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方のみお進み下さい。世は平安の時代……と申し上げたいところですが、現代の物語でございます。ここはホテルのパーティー会場、立ち並ぶホテルの中でも歴史あるこのホテルの一室、華やかなパーティー会場に少年はいた何も知らずに父親に連れられてきた少年は、自分の背の高さよりも高い所で会話をする大人たちを見上げて思っていた…つまんないなあ…。何を話しているのか分からない、分かることはつまらないと言うことだけだったぐるりと周り
*嵐妄想小説*ダーク・ファンタジー*末ズ妄想*お山妄想*お話の全てはフィクションです。こちらは末ズ+お山(相葉君・中丸君・亀梨君+α)編です。大宮+潤翔編はpixivで掲載しています。#1(Another編)神さまのため息。『蝶の葬送』(0)「Beforethebeginn-pixivオリジナルファンタジー小説に、妄想のお名前を「夢小説」のようにお借りしています。(物語はブロマンスのダーク・ファンタジー。ミステリー風になります)全てフィクションです。お名前の方々等
それから、私たちは毎日連絡を取りあった。と言っても、私が話しかけるだけで理佐から先にLINEがくることはない。それでも、おはよう・おやすみを言えばいつも必ず返してくれるそんな当たり前のようなことでも私はとても嬉しかった。土生「由依ちゃん、理佐とはどう?」由依「毎日連絡取ってるよ!」土生「へ〜あの理佐が毎日返信してるんだ」「由依ちゃんは理佐のお気に入りかもね」由依「えーそうかな?」「そんなことも無さそうだけど」土生
彼に初めて会った時に感じた苛立ち少しずつ距離が縮まり友人と呼べる場所に辿りついて落ち着いたと思ってたのに・・・最近また苛立ちを覚えるようになった彼の危機感の無さになのだろうか・・・自分の感情なのに把握できない自分に苛立ってるのかもしれない少し整理する必要があるな・・・アルフヘイムの王に会う為にはどうしたらいいか?この国の王族でない限り無理だしそんな伝手もない・・・一つあるとしたら俺がアカデミーの学長を継ぐと宣言することそれであれば、エルフ
「翔ちゃんっ!どうしたの?起きてっ!」俺の悲痛な叫びなど、銀色の大きなロボットに囚われるように、銀色に妖しく光る細い無数の触手でぐるぐる巻きになった翔ちゃんには届かない。その代わり、まるで王を守る騎士(ナイト)のように、台座に座る翔ちゃんの隣で立ちはだかる保志さんが笑う。「逃げてなど。なんでそんなことを。いまや、櫻井翔という人物は、名実ともにマエストロ、つまりこの世を指揮する指揮者となろうとしているのだ。AIも、人の心も全てを掌握しその知見と識見による予測ですべ
理佐📲「あんた誰」3日待ってきた返信はこの一言だった由依📲「土生ちゃんの知り合いです」理佐📲「あー、そういえば土生ちゃんからなんか連絡きてたな」📲「で、私に何か用?」土生ちゃんから聞いてる通り、確かに文面は冷たかった。由依📲「理佐さんが迷惑じゃなければ、お話できたらなって思って、、」理佐📲「別に大丈夫だけど。てか何歳?」由依📲「今年25歳になります」理佐
...結婚生活のすすめ〜scene12〜...「ここの…さ?どら焼きがおいしいの。帰りに買おうね。おばちゃんもどら焼き好きだから、鹿児島にも送る分も」.「ん」.「この先の海でね、お父さんとよく釣りしたんだ」.「ん」..彼女の実家に向かったその日。正直、緊張で彼女の話し半分も頭に入ってへん。..「壱馬くん?」.「なぁ、ネクタイ曲がってへん?」.「ん、大丈夫。…緊張してる?」.「ん…まぁ」.「ドームで唄う人なのに?(笑)」.「それとこれと
「マエストロ?」よくわからないことを言っているニノをぼんやりと見る。MAESTROっていうのは、確か、コンピュータシステムの名前だろ?それが、本物とか、降臨だか、なんだかわけがわかんない。それに大野さんのことさえ、どうでもいいって口ぶりだし。ニノと、大野さんはどう見たって愛し合ってる。だからこそ、昨日はあんなにニノが慌ててたわけだし。どういうことだよ。「何をほうけたことを言ってるんだ。このマエストロ様に早くひれ伏さないか。」ニノが誇らしげに指差すそこは、色とり