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伊集院静さんが亡くなられていたことを今日知っためったにニュースも見ないので知るのが遅い彼の『大人の流儀』シリーズ好きで、全部読んでいるちょうど昨年の著書『君のいた時間』を通勤電車で今日読んでたところだった犬と過ごした日々を綴り、愛しさとそうか、もう君はいないのかその言葉が何年たっても心に刺さり伊集院さんも同じ気持ちになるんだなとほっとしたりしてたギャンブルとお酒も楽しみ豪快なようでいて繊細さを感じる人女性からしたら憎たらしくもほっとけない存在なんだろ
❄️☃️❄️☃️❄️雪国の方からみたら東京周辺で雪❄が降るとなんで??あんなに⁇大騒ぎするんだろう⁇と思っている方もいらしゃる中ゆずかりんママのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます🙇午前中から今年の冬初めてつもるかしら⁇くらいの雪❄が降ってるゆずかりん地方です🥶なので~ゆずちゃん💕はこんな感じで微動だにしません!!雪国のワンコ仲間さんには見慣れ光景だと思いまちゅがさっき抱っこされてお庭を見たら👀雪❄が舞っていてワタチビビっちゃったでちゅ
2022.5月
明日はお休みです一緒に寝坊して一緒にのんびり過ごそうね^^
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2019.6.2撮影
2019.5.1撮影
思い上がりと笑われても譲れないものがある/praid
最近、ポートレートが撮れてない。。ポートレートが撮りたい。ポートレートが撮りたい。Imissyou〜〜
35二宮は、マンションの部屋へと帰ると、上着を脱いで冷蔵庫から缶ビールを出した。ソファーに座り、缶ビールを開けた。リビングに入る入口付近に上着を掛けるハンガーポールが置いてある。そこには優衣が羽織っていた上着が掛けられていた。優衣…時間が経てば忘れると思っていたが忘れる事はなかった。ビールをグイッと飲むと、「なんで、俺を置いて行っちゃうんだよ…」とボソッと呟いた。その時、フワッとカーテンが揺れて(相変わらずだなぁ、カズちゃんは。)と、聞こえたような気がした。「優衣?」二宮は、
34二宮はしばらく、優衣が羽織っていた上着を持ってベンチに座っていたが、ここにいても仕方ないとトボトボと歩き出した。家に帰ると優衣がいた形跡がまだ残っているようだった。けれども不思議と、優衣が持って来た荷物は一つもなかった。やっぱり、神様が全部持って行ったのか…二宮は、暗い部屋で特に何をするでもなくソファーに座っていた。今までの事が嘘だったのか、本当だったのか。確かに優衣はいた。もう会えないんだと思うと気持ちがおかしくなりそうだった。それから、何事もなかったかのように淡々と日々
33二人は手を繋いで寒い夜道をなんとなく黙ったまましばらく歩いた。河原へ着くと「懐かしい」と優衣が言った。「変わってないね。」そう言いながら優衣は外灯の下のベンチに座った。河原は思ったよりも風があって寒かった。「久しぶりに来たけど変わってない。」二宮もそう言って優衣の隣に座った。「やっぱり寒いね。」優衣は寒そうに背中を丸めた。「大丈夫?これ着なよ。」二宮は自分の上着を脱いで優衣の肩にかけて優衣の肩を抱いた。「ありがとう。」優衣はそう言って二宮を見つめると微笑んだ。「今日は星が綺
32優衣といた時間はどのくらいだろうか?100日…そう言われてもピンと来ない。出会った頃は夏だったか?気付けばもう秋だった。優衣…。君の名前を呼び抱きしめて…。俺は…二宮は涙を止める事は出来なかった。優衣は二宮の涙にそっとキスをした。「カズちゃん、連れて行って欲しい場所があるの。」「えっ?」優衣はベッドから出るとクローゼットから服を取り出した。「優衣?行きたい場所って?」「覚えてるよね?昔よく行った河原…」「…うん。」二宮は昔二人で話した河原を思い出していた。「カ
31優衣は「そろそろ時間かも」そう言った。二宮はその言葉の意味を理解出来ずにしばらく優衣を見つめていた。「カズちゃん、私ねカズちゃんが普通に街を歩けるようにいつも魔法をかけてた。」優衣は「そろそろ時間かも」の意味を二宮に伝えることなくそう言った。「魔法?」二宮はますます理解に苦しんだ。「そう…魔法。カズちゃんが私といる時に誰にも気づかれなかったのは、そのせいなの。でもね、これはかなり体力がいるの。だから疲れちゃって。今日レストランで倒れたのはそのせいなの。ごめんね。」「そうだった
30優衣は泣いていた。確かに俺の前にいる。「優衣?」俺はベッドで布団を被って泣いている優衣に声をかけた。「カズちゃん…」布団の中からかすれた優衣の声が聞こえた。「優衣、もういいから出ておいで。」優衣はそっと布団から顔を覗かせた。「優衣?泣かないで。」俺はそっと優衣の頬に流れる涙を拭った。「カズちゃん、私ね。帰らないといけない。」優衣はベッドから起き上がると俺の首に手を回して抱きついてきた。俺もしっかりと優衣の腰に手を回した。「帰るって?」「私がこの世からいなくなって
29二宮はベッドで横になる優衣に「俺のせいで…君は…」そう言って泣いた。「カズちゃん、違う…違うよ。」「違う…カズちゃんは悪くない。」そう言って優衣はベッドから体を起こした。「でも、優衣はあの箱を取りに行ったんだろ?」「箱は…そうだけど…だけど、違う。」「何がどう違うんだよっっ!」「…カズちゃん、あのプレゼントね、すごく嬉しかったの。タクシーの中で開けて…すごく嬉しかった。カード…入ってたでしょ?」「カード…?」「あれに書いてあったの。カズちゃんが絶対に言ってくれなかった言
28それから部屋に戻りゲームをして、母親に『ご飯だよ』と呼ばれると下へに行きご飯を食べ、お風呂に入っていつものように眠った。きっと、夢だよ。きっと…朝になっても夢から醒めることはなかった。だけど、相変わらず涙は出ない。悲しくてもお腹も空くし喉も乾く。いつも通りの生活。優衣がいないだけでいつもと変わらない。だけど俺は優衣がこの世からいなくなったのは自分のせいだと考えるようになった。お葬式に向かう途中で話し声が聞こえた。『優衣、彼からのプレゼントの箱を取りに戻って、乗るはずだっ
27優衣が行ってしまってからしばらく、いつもの河原のベンチに座って空を見ていた。すっかり日も暮れて空は夕陽でオレンジ色に染まっていた。明日からまたひとりか…夏の終わりのせいか夕方になると涼しいと言うより少し寒く日の暮れるのも早かった。俺は自宅に帰りリビングのテレビを何げなく付けた。ボーっと見ていたテレビの中からニュース速報を知らせる音が鳴った。航空機墜落…そういえば優衣も飛行機に乗って帰ったんだったな。俺はそう思って一瞬凍りついた。まさか…優衣の乗った飛行機じゃないはず。
26時間なんてあっという間だった。優衣がアメリカに帰る日がやって来た。『優衣。』『カズちゃんっ!』『ごめん、空港でって思ったんだけど…』俺は優衣の家の前で荷物をタクシーに運ぶ優衣に声をかけた。『嬉しい。空港だと友達もいるしカズちゃんとは話せないと思ってたの。』『良かった。時間ある?』『少しなら…』俺は優衣を家から少し離れた場所まで手を引っ張って連れて行った。『カズちゃん、どこ行くの?』俺は適当な場所まで来ると優衣の手を離して立ち止まった。『あのさ、向こうに帰っても元気で
25俺は、倒れた優衣を連れタクシーで家まで帰る途中ふと思い出した事があった。『カズちゃん、私明後日にはアメリカに帰る事になった。』いつものように河原のベンチで話していると優衣が突然アメリカに帰ると言い出した。『えっ?明後日?!』『うん…急にね、お父さんの仕事の都合で帰らなきゃならなくなったの。』『明後日って…来週には優衣の誕生日を一緒に祝おうって…』『ごめん…』『でも、まぁ仕方ないか…お父さんの仕事の都合なら…』『カズちゃん?寂しい?』『………』俺は答えなかった。寂しい
24それから二宮は、何かを思いだす事もなく、優衣も何かを二宮に伝える事なく、淡々と日々は過ぎて行き夏も終わろうとしていた。ある時、起きると優衣はキッチンで朝食の用意をしていた。「あっ、カズちゃんおはよ。」「おはよ。」二人は見つめ合って微笑んだ。「カズちゃん、今日、夕飯は外で食べない?」「外で?」「話したい事もあるし、待ち合わせしよ?」「いいけど…8時過ぎちゃうかもしれない」「大丈夫。じゃあこの間のレストランで。」「分かった。」二宮は外で彼女と待ち合わせが出来るのが嬉しかっ
23ベッドからカズちゃんがそっと出て行くのがわかった。いつかは話さなければ…そう思ってはいても、なかなか言い出せない。本当の事を言えばカズちゃんが悲しむから…でも、それはカズちゃんのせいじゃない。私がいけないんだと言う事をカズちゃんに伝えに来た。あと少しでそれを思い出してしまう。私から話さなければ。約束を果たしに来たって、カズちゃんには言ったけれど本当は違う。カズちゃんが本当の事を思いだす時が来る…必ず、だから…その時、カズちゃんが寝室に戻って来た。私の横にそっと入る。
22俺は優衣を抱きしめたままうっすらとした記憶を辿った。そうだった。俺は優衣を大好きで二人は夏にはいつも会っていた。でも、いつから会わなくなったんだろう…俺は優衣と別れたのだろうか…?疑問はますます増すばかりだった。「優衣?」俺は自分の胸の中にいる優衣に話しかけた。「ん?」「俺、思い出したよ。いつも夏には会ってたんだね。」「うん…思い出したんだ。」優衣は俺から体を離すと俺を見てニコッと笑った。それからこんな事を俺に言った。「カズちゃん、その先は?思い出したの?」「えっ
10しばらくすると二宮のマンションの前に着いた。マネージャーにお礼を言って降りると二人は二宮の部屋へと向かった。エレベーターに乗り部屋がある階に降りると二宮はポケットから鍵を出してドアを開けた。「どうぞ。」二宮は優衣を部屋の中へ誘導した。「お邪魔しまーす」優衣はソッと部屋へと入った。「そんな恐る恐る入らなくても何もいないよ(笑)」二宮は優衣の姿を見てちょっと笑った。「あはは(笑)初めて入るしなんか緊張しちゃって。」優衣は微笑んだ。二宮は部屋の明かりをつけると優衣にソファーに座
9二宮は店員を呼んで会計を済ませると個室から出て直接地下駐車場へ出れる出口から駐車場に出た。少し待つとマネージャーが来た。「乗って。」二宮は優衣を先に乗せると自分も乗り込んだ。マネージャーは「どこに向かいます?家はどちらかな?」と優衣を見て聞いてきた。「えっと…」優衣は答えに戸惑っているようにも見えた。「そう言えば、家どこだっけ?」二宮は優衣を見た。「今はホテルに泊まってるの。○○ホテル」「そっか…一時帰国だもんな。」「うん…」二人は何となく黙ったままだった。俺は窓の外を見
8あの電話から1週間。俺たちは個室のある料理屋で食事をする事にした。いつも行く和食の料理屋に予約をしておいた。「個室にしなくても良かったのに。」優衣は個室に入ってくるなり俺にそう言った。「ん…でもそう言うわけにはいかないでしょ?」優衣は俺の前に座りながら「ファミレスでも良かったんだよ?」と言った。「あはは、まさか(笑)ファミレスになんてしたら大変な事になっちゃうよ。」「大丈夫だよ、私と一緒なら大丈夫。」優衣は何だか自信ありげにそう言って座り心地が悪いのか座布団を直しながら