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先日、ちょこっとお話ししたH.Roselliのナイフの簡単なインプレです。まず、どんなナイフかってことで画像をお見せいたします。フィンランド、RoselliのHunterです。これです。一般的なプーッコなどの北欧ナイフとはちょいと違う趣がありますよね。確かにグラインドの雰囲気は北欧ナイフのそれですし、カーリーバーチのハンドル、飾り気のない質実剛健感も北欧ナイフのそれ。しかし、ブレードにご注目あれ。そう、これ、「セミスキナー」のブレード形状なんです。「セミスキ
さて、今日はフィンランドの総合アウトドア通販サイト、Lamniaについてのお話し。私はかなり早い段階(だと思う……)で、このLaminiaというサイトを知って利用していたのですが、去年あたりから、Lamniaも北欧ナイフを購入する人にはかなり知られる存在になってきました。私が使い始めた頃は、まだ日本語に対応しておらず、英語(か北欧の現地語)くらいしか使えなかったのですが、最近では物凄く使いやすいサイトになりましたね。拙著『北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメ
というわけで、今日は、アウトドアの定番になったモーラナイフについて、ちょいと深く掘り下げてみたいと思います。正直なところ、拙著『北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~』は、モーラナイフに限らず、かなり深いところまで北欧のナイフについて掘り下げているんですが、北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.09.24株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング
先日、Twitterのほうでお世話になっている方から、「このナイフの詳細を知っていたら教えて欲しい」と、写真付きメッセージを頂きました。ええ、もちろん北欧ナイフ、それもプーッコと呼ばれるタイプです。パッと見、有名どころのファクトリーメーカーのものではない、というのはすぐにわかりました。また、ブレードもおそらく手打ち鍛造だろうということも、です。プーッコ、あるいはレウクといったナイフのブレードには「打ち抜き」で作られたブレードと、鍛冶仕事をして「鍛造」されたブレードがありま
今日は北欧ナイフのお話し。というのも、今、フィンランドの総合アウトドア通販サイトLamniaが、8周年記念セールをやっているんですが、その案内に、新たな取り扱い品としてブルスレットのナイフが出ていたんです!!ブルスレットのナイフ、ご存知でしょうか?拙著『北欧ナイフ入門』でも、取り上げたメーカーなのですが、北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.09.10株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-0
さて、今日は本ブログのど真ん中の話題。今や世界中で愛用されているスウェーデン発の「モーラナイフ」(どうも、現地ではモーラというより、ムーラに近い発音のようです)。その中の定番、コンパニオン(ステンレスブレード)のレビューをしてみたいと思います。モーラナイフは、今や北欧を代表するナイフにまでなってしまいました。北欧ナイフ、あるいはモーラナイフに関しましては、拙著、『北欧ナイフ入門』をご参照くだされば、と。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~
今日は、オイルストーン、それも特に小型の俗にポケットストーンと呼ばれる砥石を使っての研ぎをご紹介したいと思います。おおよそ、多くのナイフ本では「研ぎに関しては、大きい砥石を用意したほうがいい」と書いてあり、それはそれで的を射ているのですが、小型のポケットストーンでもキチンとした研ぎが出来ない、というわけでは決してないのです。ポケットストーンを使った研ぎは、やはりナイフ本でもよく出てきます。が、その多くは「タッチアップ」にちかいもので、ポケットストーンを持って、ナイフをこすっ
さて、今日は原点回帰で、北欧ナイフのお話し。特に、シャープニングについて、です。モーラナイフを始めとした、北欧ナイフの全体像や、シャープニングの詳細、問題点などは、拙著『北欧ナイフ入門』にまとめてありますので、興味があれば、是非。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.07.17株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング:492Amazon.co.jpで詳細を見る
今日は、刃物……というか、ナイフの不思議な切れ味について、また気ままに書いてみようかな、と思っています。切れ味に関しては、皆さまもきっと一家言あるはず。私も「少しゾリっとした切れ味」が好きだと、何度か書いたこともあります。ブッシュクラフトや、北欧ナイフのブームの高まりによって、キンキンな刃が脚光を浴びたことも記憶に新しいでしょう。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.07.12株式会社新
今日は、本ブログの本道というか、北欧系のナイフについて。ベレッタのラブレス(といいつつナイフはMOKIが作っている)のお話しとか、ネタはあるのですが、1つ1つ消化していくつもりです。このブログにやってきて下さる方は、ナイフに関心があったり、あるいは直球で北欧のナイフに興味があったり、あるいは野外活動やブッシュクラフト、探検的な部分で訪れてくださる方もいます。で、ケラムのナイフ、といっても、すぐにピンとくるかたも多いのではないかと思います。今は、Amazonなんかでも買える
というわけで、今日は久々本道の(?)北欧のナイフについて。実は同じアメーバブログを利用していて、アウトドア雑誌に登場したりしているスウェーデン出身のモデルさん、ヤンニ・オルソンさんという方がいらっしゃいます。彼女が、本日のタイトルの「北欧大自然ガール」なのです。アウトドアが大好きで、日本でもアウトドアを楽しんでいるようです。で、日本語もとってもお上手!一応、「北欧ナイフ~」だったり「ブッシュクラフト」なブログをやっている関係上、凄い気になってしまって、ちらちら
というわけで、連休に教わった研ぎを何かしらの形で、記録に残しておきたい、ということで、今日は自分のための備忘録的な記事です。自分は、結構ナイフシャープニングに関しては、知識はあるほうだと思ってましたし、「上手い」わけではないにせよ、「下手でもない」とも思ってました。実際に、それなりに刃物は研げるつもりですし、自分好みの切れ味をある程度は実現できる。けど、たまーにスランプが発生して、そういう時にはふてくされて寝る、くらいしか選択肢がなくなってしまうのでした……。で、
今日は、以前から何度か書いている「北欧ナイフのブレード」について、です。実は、Amazonで北欧ナイフのブレード――といってもモーラナイフですが――が買えるようになっていました!!モーラ・ナイフMoraknivKnifebladeNo2000stainlesssteelpostedwithamazletat17.05.04MoraofSweden売り上げランキング:185,584Amazon.co.jpで詳細を見るMora20
以前、渋谷のジ・エッヂが一時的に休業した際にも、記事を書いたのですが……。まずは、サイトをご覧いただきたく思います……。こちらからどうぞ。閉店セール……。ついに、恐れていた日がやってきてしまいました……。長くお世話になったお店なのですが、まさか閉店を目の当たりにしようとは……。東京で、手に取ってナイフが見られる稀有なお店だったのになぁ……。北欧のナイフも、数こそ多くありませんが、いくつか取り扱っていて、私もここで取り寄せてもらったこともありましたし、
今日は、またしても研ぎの話題。研ぎって本当に奥が深くって、「極めた!」とはなかなか言えないので、いくらでもネタがわいてくるのです。ある時は「これで、研ぎ方が固まってきたな……」と思っても、またある時には、研げば研ぐほど切れなくなったりして……。切り出し小刀のような、ベタで研いで、裏面のバリをサッととる、くらいのものだったり、とりあえずベタで研ぐような北欧のナイフ(ただし、糸刃を付けると刃先の耐久力がアップする。実用には糸刃などをつけたほうがいい)なら、話はまだ易しい。
というわけで、久々にやったら長いタイトルになってしまいました。ナタやそのヴァリアントである剣鉈(叉鬼山刀、フクロナガサもこの範疇でしょう)に興味があったりするので、折を見て、他の人の研ぎ方や手入れの仕方を調べているのですが、物凄く示唆的なブログを発見しました。「キャンプで使う、刃物の手入れ」というブログ。どうやら、筆者の方は、かなり長い間キャンプ活動をしており、またちょくちょく林業に携わっているようで、そのために日常的にナタを使うようです。そのナタのメンテナンス(
最近、よく人におすすめ頂くのはファイアーボックスというもの。いえいえ、もちろん、存在は知っています。直火での焚き火が出来ない場合に使用したりして、お湯を沸かしたりも可能な代物。日本の環境では、「直火禁止」なところも多いですし、焚き火そのものがダメな場所も結構あります。厳密に言えば「焚き火OK!」って場所は、あんまりない、と言ってもいいのかもしれません。それを許容してくれるキャンプ場とか、あるいは自分の土地、知り合いの土地くらいでしょうか。何が出来て何が出来ないのか、は役
さて、なんだか最近「フィレナイフ」が話題になっているようで、どうやら動画サイトの影響らしいのですが、私も最近読んだ本のなかに、フィレナイフが相次いで出てきた、という事情があって、ちょっと興味を持っています。私の読んだ本(結構昔のナイフ本の類)では、北欧にその原点がある、というようなことが書かれていました。真偽のほどはさておき、その定義に従えば、フィレナイフもまた北欧ナイフ(か、そのヴァリエーション)なのですから、ちょっと一度は話題に出したかったというわけです。フィレ
北欧のナイフの素朴さや、それ故の実用にまっすぐ向かった姿勢にすごく共感を覚えて何年か経ちました。小型のプーッコの類は、よく野外に持っていきますし、状況や気分でレウクを選ぶこともあります。まぁ、そうした北欧ナイフの全体像や、特殊な製造方法、手打ちブレードとそうでないものの見分け方、メンテナンス、研ぎ……といった問題は、拙著『北欧ナイフ入門』に書いておきました。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.04
先日、ツイッターを見ていたら、「ブッシュクラフトをやりたいけど場所がない」というような、Yahoo!知恵袋の投稿が、ツイートとして流れてきました。本当に、もっと気楽に考えてみると、話は全然違ってきます。そもそも、まだあまり知名度がない(?)気がしているのですが、Bushcraftの英単語の意味も実はあまり知られていないようです。拙著『ブッシュクラフト入門』では、本当にブッシュクラフトという言葉の意味から、本当の基本のキの字を解説したものとなっています。ブッシュクラ
今日は、ナイフ関係の話題。最近、EDCの記事を書いたのですが、かなり反響が大きくて(?)、どなたも日常的に何かを持ち歩くことに興味を持っていることが分かりました。一方で、「その日常的に持ち歩くものの中」に、「刃物」を入れることについては是非がありそうで、色々と考えさせられるコメントも多く頂きました。私としては、どんなナイフであっても、たとえば机の上に一本おいてあったり、あるいはカバンの中に入っていれば、本当に便利ですし、色々なことに使えるとは思っています。
今日は北欧ナイフ関係の記事。知らなかった言葉を、コメントにて教えて頂いたので、それをネタにしてみようかなっと。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.03.28株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング:9,173Amazon.co.jpで詳細を見るその知らなかった言葉とは「モディファイドスカンジグラインド」。直訳すれば、改良型スカンジグラインド、という感じでし
さて、今日は紹介しようしようと思っていた本のご紹介。さくっとタイトルから。『男を磨くナイフ学』です。男を磨くナイフ学(グリーンアロー・ブックス)postedwithamazletat17.03.24吉家世洋グリーンアロー出版社売り上げランキング:972,980Amazon.co.jpで詳細を見るこの本は、一般によくあるナイフ本とはちょっとちがっていて、いわゆる「対談集」になっています。今もってお馴染みのカスタムナイフメーカーさんや、藤岡弘(
只今、ナイフ勉強中です。理想とするナイフは、①薄く長いフェザーが作りやすくて、②ソコソコのバトニングにも耐えれて、③ファイヤースチールのストライカーにもなる。この3条件を満たすナイフです。バトニングに関しては、ハードに使う気は無く、軽めで。ハードなバトニングは斧とかの出番だと思ってますので。ま、重要なのは①と③ですかね~。練習用のナイフ(IIVARINPUUKKOTEHDAS(イーバリンプーッコテーダス)を買ってみました。IIVARINPUUKKOTEH
今日、久しぶりにランスキーを使いました。ランスキーはご存知ですよね?「誰にでもナイフが綺麗に研げる」という触れ込みの、研ぎ用の冶具といった感じ。LANSKY(ランスキー)デラックスキットLSLK005000postedwithamazletat17.03.20LANSKY(ランスキー)売り上げランキング:32,899Amazon.co.jpで詳細を見るこんなセットがあります。多分上に挙げた5本セットのもののほうが、3本セットのものよりいいですね。5
私は、結構頻繁に、渋谷に店舗があるナイフ専門店、ジ・エッヂのウェブサイトをチェックしているのですが、さっき、何気なく見ていたら、「臨時休業」の文字が……。丁度、今週、ちょっと行こうかと思っていた矢先だったので、肩透かしを食らった形になります。が、それよりなにより、ちゃんと営業再開するのかなぁ……という不安が。とにもかくにも、店内一面ナイフがあって、現物を手に取って買い物出来る稀有なお店なので、早い復活を望みます。。北欧ナイフも、どっちゃりあるというわけではないので
今日はブッシュクラフト寄りの話題。ガルヴィという雑誌のウェブサイトで、「北欧アウトドアガールの連載」が行われるようです。ご存じの通り、北欧は自然が豊かで、しかも「自然享受権」といったものもあり、また日本のアウトドア環境とは、少し異なっています。そうした自然に親しむ環境から、アウトドアのスタイルが確立し、ブッシュクラフトへの流れを作っていることは間違いないのですが、案外、そうした北欧で行われている「自然教育」の実態については、ご存じないかたも多いようです。私が以前受
最近、ブログのアクセス解析を見ると、・ホローグラインドをコンベックスグラインドにとか、・フラットグラインドをコンベックスグラインドにとか、そうしたグラインドの変更にまつわるキーワードが散見されます。「グラインドの変更は可能なのか?」ということなのですが……果たしてそれは可能かどうか……。例によって結論からいきましょう。まず、無理だと思ったほうがいい。です。多分、この質問の背景には「グラインド」と「刃先の素性」の混同があると思われます。グ
先日、コメント欄でこんな質問を頂きました。Lamniaで買い物をしようとしているんだが、クーポンコード入力の欄があった。安く買えるなら、クーポンコードを使いたい。しかしどこでクーポンコードが入手できるか分からない。知っていたら教えて欲しい。と、まぁ、大体こんな感じです。私も即答できなかったものですから、Lamniaのチャット機能(スタッフが在席していたら、チャットで簡単な質問なんかに答えてもらえる)を使って聞いてみました。答えは、クーポンコードはいつも発行して
こんにちは。今日は、また「お役立ち書籍紹介」をやってみようと思います。というのも、最近、また古い(20~30年程昔の)ナイフ本を何冊かまとめて購入したからなのです。この時期のナイフ本は、ある程度内容の傾向が決まっていて、やはりラブレスの紹介やその功績に一定以上の比重があります。また、ラブレスの弟子ということで相田義人氏のナイフに対してもそれは同様です。相田氏の凄いところは、こうした昔のナイフ本の後ろの方に必ずついている、「実践ナイフメイキング」的な記事で、自らの