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「快斗、恵子からあのSNSのリンクもらったから。今から送るね。」「サンキュー。」応えると快斗は、青子の家のリビングでラップトップのパソコンを開いた。そして、ライソのメッセージで青子から送られたURLを手早く打ち込む。ブラウザにURLの打ち込みを終えて『Enter』を押した直後、ラップトップのディスプレイに大きく例の写真が表示された。「うわぁ~♡蘭ちゃんと工藤君♪ラブラブだね。」思わず歓声を上げた青子に少しばかり苦笑すると、快斗は再びその画面を真剣な顔で見つめる。「閲覧数は何十万単位
「快斗、どうだった?」問いかける声に快斗は振り返ると、わずかに唇を引いて頭を振る。「忙しいから今は難しいって。」「そっか。やっぱり、いろいろテレビとかにも出てるし。世界的に有名な小説家さんだもんね。」「ああ。」応えた快斗は、横目でリビングのテレビモニターに視線を向ける。そこには、先ほど快斗が電話で連絡を取った江戸川コナン。その本来の姿である工藤新一の父親、工藤優作が、テレビニュースで取り上げられた殺人事件のコメンテーターとしてゲストに招かれ語っている姿があった。「工藤君のお父さん
名探偵コナンから、平和な2人を走り書きノータイトル「す、すげー」「うわっ、めっちゃくちゃカッコイイじゃん完璧じゃんか」服部の母上、静華さんが編集がおわったからと転送されて来た学園祭の映像を見ている真っ暗な体育館にいきなりド派手なライトがステージに向けられるなり、体育館中に凄まじい声援が飛ぶブラックスーツに身を包んだ服部をセンターに、スタイルのいいメンバーがずらりと並び踊りに定評があるアイドルのカッコいい曲が流れるあれ??服部と、服部の幼なじみと言う晃はわかったけ
その翌日、オレは青子を誕生日のディナーに誘った。場所は、名探偵が以前一時的に解毒剤を飲んで新一に戻った時に蘭ちゃんと行ったというホテルのレストラン。もっともその時の名探偵は、いつも通り事件発生により席を外し、そのまま解毒剤の効果が切れてあの小さい名探偵に戻り、新一としてこの場所に戻って来る事は出来なかったらしいけど。予約がなかなか取れないと有名で、しかも、名探偵の父親がそこでプロポーズをしたという話は、そのレストランで伝説的に語り継がれているらしい。もちろんオレはまだ青子にプロポーズとか
「名探偵!!」予想通り宝石の展示台を腕時計のライトで照らしていた名探偵がオレを見上げる。「なぁ、これってさっきと同じ本物か?」その問いにオレは直接その宝石『アイランドクリスタル』の表面に掌をあてると、ゆっくりと撫でて顔を上げた。「違う。これはただのガラス玉。」「つまり偽物。本物はどっかにいっちまったってわけか。」その瞬間。宝石の警護に立っていた警備員たちが上方を見上げ大きく目を見開いた。「キッドだ!!」「ハンググライダーで外に逃げるつもりか!?」「捕まえろ」!!そう言って警
再び美術館に戻るとオレ達は応接室に向かった。そこで、毛利探偵と中森警部に睦月さんから聞いた話を伝えた。「なんと・・・。あの睦月さんが・・・。」毛利探偵がそう言って言葉を失う。「そうか・・・。」呟くと中森警部も拳を強く握り締めた。「警察は・・・調査はされたんすよね。」たずねた毛利探偵に名探偵が頭を振る。「たぶん・・・だけど。館長の部屋にココアが入ったマグカップが二個置かれてたって、その当時いた女中さんがいってたって睦月さんが話してた。」「ココア・・・。それって如月さんがさっき言っ
「睦月さん!!」「コナン君」、どうしたの?」館内の通りを歩いていた睦月さんを見つけると呼び掛けた名探偵に、睦月さんはニッコリと笑って応えた。さきほどの涙はとりあえず落ち着いたみたいでオレと青子はほっと一息ついて顔を見合わせた。だが、その直後、名探偵の問いかけに睦月さんの表情が凍りついた。「睦月さん。睦月さんのお母さんについて教えてくれる?」「お母・・・さん?」「うん、そう。」応えた名探偵に睦月さんが顔を伏せた。それから顔を上げるとぎこちなく笑った。「わたしは施設の出だから。母
「それで、警部さん。私は何をお話すればよろしいのでしょう。」再びソファーに腰を下ろすと、館長はそう言って笑みを浮かべた。警部は館長とテーブルを挟んで立ったまま向かい合うと視線を鋭くして館長を見据える。「率直にお伺いします。今回偽の予告状を作ったのは館長、あなたではないですか?」その問いに館長はせせら笑う様に口許を上げる。「バカな。そんな事をして私に何の得があるというのですか?」館長はそう言うと、胸の前で腕を組み視線を鋭くする。「警部さん、今この場に来たばかりのあなたに現状がお分かり
「よろしいですかな?」オレ達は再び美術館へと戻ると、事務室の奥にある応接室の扉を開けた。そこでは、先ほどと同じ様に、館長と毛利探偵が二人、探偵談議に花を咲かせているところだった。「中森警部!!」立ちあがった毛利探偵が警部の前に立つ。「どうも。子ども達がお世話になります、毛利さん。」「いえ。お話ではいらっしゃらないと伺ってましたが・・・。」「そのつもりだったんですが、事情が変わりましてな。」そういうと警部は、視線を館長に移し、数歩前に歩みを進める。「はじめまして。警視庁の中森です
それからオレ達はしばらく3人で館内を見て回ると外に出て、隣接している公園に向かった。公園の芝生の上で座るとオレは上に高く腕を伸ばした。「ふぁ~。なんか人間関係複雑じゃねぇ?」問いかけたオレに横に立った名探偵が苦笑する。「まあな。まあ、もっとも。おっちゃんにわざわざ依頼してくる依頼人の家とか行ってみると、大抵あんな泥沼だったりもするし。」「うげぇ。めんどくせぇ。」答えたオレに名探偵が苦笑いを零す。「青子姉ちゃんは大丈夫?」「うん、大丈夫だよ、ありがとう。」応えると青子は、空を見上
「いやはや。辛気臭くなってしまいましたな。申し訳ございません。皆さん、ちょっとここらで息抜きに、お茶をいかがですかな?」顔を上げると笑い掛けた館長に毛利探偵が笑顔で応える。「そうですな。予告状の時間までまだだいぶ時間もある事ですし。」「ええ。それでは準備させるとしましょう。睦月君。応接間にお茶の準備を。」「かしこまりました。」睦月さんはそう深々と頭を下げるとお辞儀をして足早に歩いていったオレは数瞬その背中を見つめた後わずかに目許を細めた。「快斗。どうしたの?」「いや。」隣で顔を
「よろしければ私がご案内しますよ。」館長はそう言って前を歩き始めると、毛利探偵と並んで歩き始めた。「さきほど睦月さんから伺いましたが、そのキッドからの予告状が出て狙われている宝石というのは、ハワイの美術館から借り受けた品物らしいですな。」「ええ。」応えると望月館長は、目を細めにこやかに笑みを浮かべる。「鈴木財閥の鈴木次郎吉相談役と若い頃同郷だった縁で、私と彼は昔からの古い友人でありましてな。その伝手もあって、なんとか施設立て直しの火付け役に・・・と。思い立った企画だったのです。」「ほ
「あら、こんにちは。」オレ達が美術館に入るとまず声を掛けてきたのは、髪が肩下まであるウェーブに和服姿の綺麗な女性。年頃は40代半ば・・・というところだろうか。「こんにちは。」揃って頭を下げたオレ達にその人はとても品の良い笑みを口許に湛えて会釈をする。「ええ、こんにちは。」それからその人は、オレ達をここまで案内してくれた睦月さんに視線を移した。「睦月さん、もしかしてそちらにいらっしゃる方は・・・。」「はい!!探偵の毛利小五郎先生です。」笑顔で応えた睦月さんに毛利探偵がコッホンとわ
「こちらが美術館です。」タクシーに乗るとオレ達が連れて来られたのは、ラベンダー畑から車で十分ほどの美術館だった。「富良上(ふらがみ)美術館・・・ですか。」「ええ。」タクシーを降りて門を入る時に毛利探偵が案内の看板を見て呟く。「普段は小さな美術館なので、北海道出身の作家の絵画などの美術品を展示しているのですが、今は夏休みなので、観光客向けに目玉企画があった方がいいだろうという事になりまして、その世界最大級の水晶『アイランドクリスタル』をハワイの美術館から借り受けて展示する事になったんです
「実は・・・。」そう、依頼人の睦月清美さんが話し始めようとした。その時。「ちょっと待ったぁ~~~!!」その場にズカズカと駆け込んで来た毛利探偵がオレの目の前に立つと、オレにグイグイと顔を近づけて睨みつける。「なんでお前がそこで仕切ってたんだよ。っていうか、お前、誰かに似てないか?」「えっ・・・?」(もしやこのオッサンキッドの正体に気づいた??)とか思い、その問いに視線を泳がせたオレは、毛利探偵の横で苦笑いを浮かべる名探偵に視線を向ける。「その人の依頼人をサラリと横からかっさらっ
こんばんはkokoです♪♪やばい、やばいです〜ということで、今日はついに名探偵コナンvs怪盗キッドTVシリーズ特別編集版の映画を、見てきましたーっっ(映画終わってから撮った写真です)もう…嬉しすぎて涙です見てきたんですけど、もう、もう、本当に最高すぎました!!!!!!!!主に、キッド様(快斗)と新一(コナン君)の対決の話が3つって感じでした‼キッド様が初登場したとき、コナン君になる前の新一との対決、コナン君との対決。さらに!!黒羽快斗としてでのシーンもあって!!もちろん全部
「うわぁ~!!快斗。見てみて!綺麗だよ!!」「ホントだ。すっげぇ!!一面に広がるラベンダー畑!」オレ達はそう言って北海道独特の爽やかな清々しい空気を深呼吸して大きく吸い込むと笑顔で笑い合った。「来てよかったね、快斗。」「ああ。これも名探偵のおかげだな。」オレがそう言うと、後ろから「ガハハハッ!!」と豪快な笑い声が聞こえてきた。「そうだろうそうだろう。すべてこの俺、名探偵毛利小五郎様のおかげよ。ガキども、十分感謝しとけよ。」そう言って笑う眠りの小五郎にオレは思わず苦笑いを浮かべる。
名探偵コナンから、平和な2人を下書きから描き直し“Findagroupofpeoplewhochallengeandinspireyou;spendalotoftimewiththem,anditwillchangeyourlife.”byAmyPoehlerあなたに刺激を与え、挑戦し続ける人達を見つけるのよ彼らと共に時を過ごす事で、あなたの人生が変わるわ藍色の空ほぼ同時に目を覚ました黒羽と青子嬢は目覚めるなり、第一声が同じ
名探偵コナンから、平和な2人を下書きから描き直し“Findagroupofpeoplewhochallengeandinspireyou;spendalotoftimewiththem,anditwillchangeyourlife.”byAmyPoehlerあなたに刺激を与え、挑戦し続ける人達を見つけるのよ彼らと共に時を過ごす事で、あなたの人生が変わるわ藍色の空「やっぱり」工藤は、博士や哀姉の話を聞いて、ため息を吐いた
名探偵コナンから、平和な2人を下書きから描き直し“Findagroupofpeoplewhochallengeandinspireyou;spendalotoftimewiththem,anditwillchangeyourlife.”byAmyPoehlerあなたに刺激を与え、挑戦し続ける人達を見つけるのよ彼らと共に時を過ごす事で、あなたの人生が変わるわ藍色の空ホンマ、タイミングが悪いと言うか思わずため息が出るオレが全快
名探偵コナンから、平和な2人を下書きから描き直し“Findagroupofpeoplewhochallengeandinspireyou;spendalotoftimewiththem,anditwillchangeyourlife.”byAmyPoehlerあなたに刺激を与え、挑戦し続ける人達を見つけるのよ彼らと共に時を過ごす事で、あなたの人生が変わるわ藍色の空平次が全快するのと入れ違いでお父ちゃんとおっちゃんが背負って現
名探偵コナンから、平和な2人を走り書き、別バージョン無題「よぉ、悪いな」おう、と言うて2人を招き入れた(コイツら、ホンマは狙ってへんか?)今日は、絶好のチャンスやってん和葉に告白すべく、狙ってたんやオカンが不在和葉とオレ、2人きりやってんよし、と思って声を掛けようとして、この2人からの変な電話を受けたんや「いらっしゃい」って、私の家や無いけど、と笑う和葉が、めっちゃ可愛ええ、と、思わず顔がにやけてしまいそうなんを必死に我慢してヨレヨレの2人を風呂場に送り込み和葉
『ようこそ、この世界へ。もう一人のオレ。』そう、差し伸べられた手。でも、なぜだろう?一番見たいと思う顔のあたりだけ、そこから発光してるみたいに妙に明るく光ってて全然見えない。見えないはずなのに、その口許は柔らかい弧を描いて微笑んでいるんだ・・・って。オレはなぜか確信していて。その人物はオレがとても良く知る誰かの様に思うのに、まったく思い出せない。「もう一人の・・・オレ?」何の事だろう。オレはこの世界にたった一人しかいなくて。だからこそ、オレの心の裡を知る者
そうしてオレは久しぶりに夢を見た。といっても、夢はいつも見ている。オレが犯してきた罪を思い出させる悪夢なら。眠るたびに見てはうなされて。苦しさに耐えきれずに目を覚まして。組織に連れ去られたあの日からずっと、その繰り返しだから。でも、その時見た夢だけは違っていた。まだ3、4歳くらいの幼いオレが母さんの膝の上で眠っていて。すぐそばにいる親父がオレの頭を撫でて優しく笑って、母さんと話してる。「快斗。」時折聞こえてくる自分を呼ぶ声はとても優しかった。(こんな頃も
名探偵コナンから、平和な2人を未完成の平和×快青走り書きaquamarineテキパキと運び込んだ荷物を、和葉やオカンの指示通り、さっさと片付けに協力する彼をオレも手伝ったけど思わず平たい目をしてしまうのは、許せオカンはともかく、和葉に笑顔を向けられている事が、許せへん仲良くお喋りしとんのも、気に入らん臍を曲げているオレが、ふと目が合ったのは襖を開いた客間で、半纏を着せられてお茶を飲んでる青子嬢やぱちくり、と大きな瞳で驚いた顔をしとったのが、オレと目が合うと、へらっと
青子の家の前まで着くと、オレは扉の前で一度立ち止まった。そして寺井ちゃんに素っ気ない態度をとってしまった事をちょっとだけ後悔しつつ、深い溜息を吐く。あれはただ自分の弱い部分を晒したくなかった・・・という、ただのオレの意地というかプライドの問題で。別に寺井ちゃんが悪いわけじゃない。だから別にあんな風にしなくても、もうちょっとやりようはあったんじゃないか・・・なんて。そう思うんだけど、その何かは到底今の自分では考えつかなかった。そんな事を思いながらもう一度扉の取っ手に手を掛けたまま溜息を
名探偵コナンから、平和な2人を未完成の平和×快青走り書きaquamarine「こら、坊ちゃんの方が疲労困憊かもしれへんなぁ」全く目覚めない男に、先生はそう言うてた少し前に目を覚ました女の子は、和葉が手を貸して、風呂に入れてるゆっくり身体を温めて来た女の子が、和葉の手で布団に戻されたオカンから、温かいゆず茶を渡されて、そろり、そろりと飲み始める先生に、暫くゆっくりしなさい、と言われると、こくん、と頷く「中森青子です」寝てる男の子は、黒羽快斗だと言うかいと、と呟くと
「預けとくからな。」ゴンドラを降りる間際、あいつはオレの隣に立つとそう言って笑った。預けとく。つまり、それはいつかまたこの石があいつの元に戻るという事。それは、オレ達二人がまた再び出会う日が来る。そう告げているのと同意。大きく目を見開いたオレにあいつがウィンクする。終わりじゃない。終わりにはさせない。オレがすべて記憶を失くそうと。あいつがオレとはまったく違う世界を生きている存在だとしても。必ずいつか・・・。そういう強い想いが伝わってきて、オレの
名探偵コナンから、平和な2人を今年中に描きたい、平和×快青のお話をまだ案ですが、少しだけaquamarine仮タイトル「何や、雪になりそうやな」「ホンマやね」風邪をひかないように、スヌードに顔を埋めておけ、と揶揄う平次と2人、下校途中の寄り道を諦め、家路を急ぐ事にした?車が急発進したり、争うような声がして、平次と2人、慌てて音がした方へ向かうと、不審な車が数台、猛スピードで走り去る「和葉、撮れたか?」「うん、へえじは?」おう、バッチリや、と言うので、2人でデータ
そうして軽く食事を済ませたオレ達が向かった場所は・・・。「トロピカルランド・・・か。」ゲートをくぐったところで立ち止まると、オレは微かに目を細めて、そのメインゲートの真正面に見えるお城を見上げた。オレにとってここは青子との思い出の大切な場所だ。正体を知られる前に、青子とデートしたんだ。あれが実際、デートと呼べるものだったかどうか・・・は。すげぇ微妙なとこだけど。少なくとも、オレはあの時青子と過ごした時間。ほんの一時ではあるけれども、キッドの事も、親父が殺された事もすべ