ブログ記事24件
春の水ところどころに見ゆるかな上島鬼貫春風は陽光に透け、緑は次第に拡大してゆく、──冷えた季節には見えていたものが、覆い隠されてゆく。草原のところどころに、光が見える。この春の日、隠されかけている水の流れがまとう光が、道行く旅人たちに挨拶を送っている。J.S.BachBWV1059-OrganConcertoNo.3inDminor(versionbyR.J.Schureck)-1.
週末のこと。福ちゃんで遊び終えた息子、まだ暇なので美琴に絡みます。「美琴、晴れてきたな」美琴と一緒に獲物を探し中。大きい木でカラスが休んでいます。「美琴、あそこにいるな」「うん、いるな」「いやいや、カラスですよ」どう見ても美琴より大きいです。「いけそう?」「まだ遠いねん」美琴、がんばりますはたして、これで近づいてくる鳥がいるのかどうかは、また別のお話。猫の目のまだ昼過ぬ春日かな朝から暇そうにしている息子が、美琴を見ているのを見て「あ、こ
2022年10月15日(土)【季語】秋の空/秋によつぽりと秋の空なる不尽の山上島鬼貫(うえじま・おにつら)1661〜1738年。江戸時代中期の俳人。昨年の10月15日の句→ぬくもりの『ぬくもりの〜武原はん』2021年10月15日(金)【季語】秋袷/秋ぬくもりのたゝむ手にあり秋袷*秋袷・・合わせ衣の意で裏地をつけて仕立てた着物を袷(あわせ)といい、秋に着る袷を秋…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
(和歌山県高野山)おとなしき時雨をきくや高野山上島鬼貫(うえじま・おにつら)目尻を切ってしまった…。ぐっすり寝ていたのだが、夜中に寝返りを打ったら、ベッドから落ちてしまった。その時、そばに置いてあったゴミ箱の縁に目をぶつけてしまい、目尻から血が出た。が…、どうにも眠いので、ティッシュを目尻に押し付けてそのまま、また寝てしまった。血はすぐ止まったようだったが、起きるとティッシュは血だらけだった。目尻にかさぶたが出来、今はなんだか、負けたボクサーのような顔になって
人間に知恵ほどわるい物はなし上島鬼貫灯の花に春まつ庵かないつの時代も同じである。智恵ほどどうしようもないものはない。智恵は使いよう。鬼貫も江戸の時代に思ったのである。私は岩波文庫の「鬼貫句選・独ごと」を主に多く読んできた。その中に蕪村の短い「跋」がある。「ひとり鬼貫は大家にして世に伝る句まれ也。(中略)もしほ草ここかしこにかき集めて、数百句を得たり。(中略)さるを鬼つら句選と題して、はやく世の好士につたへんと云々」。鬼貫は大家なのに世の中に伝わ
ユウバエ。多肉植物。階段の下の小さなスペースに植えられている。真ん中が黄色いのは日光量が不足のための病気らしい。階段下で雪や霜はしのげても亜熱帯植物にふさわしい日光量が得られないのはどうしようもない。春の水所々に見ゆるかな上島鬼貫谷水や石も歌よむ山ざくら春になると水がなじむようになってくる。川や池の水がきらきら光るとうきうきしたりする。今日の二句はそんな水がテーマ。一句目にはまさに水の温んだ池や川が気になる心情が描かれている。二句目はいままで
ネメシアというらしい。事務所の近くの花壇で見つけた。大阪は今日は昼から春の天気で陽射しが濃い影をつくっている。目は横に花は縦なり春の花上島鬼貫桜咲くころ鳥足二本馬四本陽気につられて?おかしみのある2句を選んだ。「目は横」「鼻は縦」。人の顔はこうなっている。当たり前のこと。その心は「春の花」ということ。つまり、春には花が咲きます!「鳥は足二本」馬は四本」だれでもしっている。で、心は「桜咲くころ」。なんでも面白い、かな。鬼貫の代表的な二句。
【Q17596】1988年に中島宏が第4代事務局長に選出され2期10年務めた、日本人が初めてトップを務めた国連の専門機関は何?【世界保健機関(WHO)】【Q17597】出身地・兵庫県伊丹市ではその名を冠した俳句コンテストが行われている、代表句に「おもしろさ急には見えぬすすき哉」「行水の捨てどころなし虫の声」「にょっぽりと秋の空なる富士の山」などがある江戸時代の俳人で、松尾芭蕉とも親交があり、「東の芭蕉、西の○○」と称されたのは誰?【上島鬼貫(おにつら)】【Q17598】船長
昨日につづいて紅梅も咲きかけている。工事現場のすぐそばで。もう、つぼみがはちきれそう。としひとつ又もかさねつ梅の花上島鬼貫ひうひうと風は空ゆく冬牡丹解説は不要だろう。歳を重ねることをしっかり受け入れる1句目。自然を眺める様も落ち着いている2句目。特別なことではないかもしれないが「ひうひう」というオノマトペ。鬼貫にはオノマトペを使った句がそこそこある。調べてはいないが、この時代としては珍しいのではないか。何度も書いてきたが鬼貫の句は現代的ある
いろはもみじ。紅葉の最終章を飾るのはこれ。周りの木の葉が散って冬の空にこのもみじが映える。自然のつくるバエである。鶯が梅の小枝に糞をして上島鬼貫宿替えに鼻毛もぬきぬ梅の花俳句をしましせんかと誘うと俳句は高尚なので、とか俳句は風流だから、とか言われ断られる。俳句にはまだまだ誤解があるのだ。今日の二句、「糞」と「鼻毛」である。高尚でも風流でもない。日常というか、私たちにとても近いのである。誰が俳句を風流や高尚にしたのだろうか。きっと「写生」
スイートアリッサムという。その名のとおり甘い香りを発するため虫たちが寄ってくるそうです。来いと言う時にはこいでおういおい上島鬼貫ひゅうひゅうと風は空行く冬牡丹鬼貫にはまっている。読んでいて楽しい。1句目。「来い」と言う時にはこないで、「おいおい」。あるいは「おおいおい」。元禄の作品だが、現代である。内容も表現も。この句は無季。2句目。風がヒューヒューと空を吹いていく。地上には冬牡丹が咲いている。「取り合わせ」の句である。現代俳句と変わら
ランタナの実である。ランタナは毒なので子供の手の届かないところ、動物の届かないところに植えるはずなのにこのランタナは街路樹として植わっている。危ないなあ・・・。市に一度、連絡をしてみよう。木にも似ずさてもちいさき榎の実かな上島鬼貫河豚喰うてその後雪の降りにけり私の育った家には直径1メートル以上の大きな榎があった。緑の風が涼しくて枝の下で友だちとよく遊んだ。実がなると竹で作った鉄砲の弾にした。句にあるように、あんな大きな木なのに実はとても小さいんだ
ユリオプスデージー。デージーの名がついているからその仲間だろう。こういう花のカタチの花がとても多くて最近は区別がつかなくなってきた。考えるに、いままでどれも同じ花と思ってたようだ。つくづくと物のはじまる火燵かな上島鬼貫水鳥のおもたく見えて浮きにけりネタが少し尽きてきた。鬼貫も読んでみよう。私が持っている鬼貫の本は坪内稔典著「上島鬼貫」(神戸新聞総合出版センター)、「鬼貫百句」(創風社出版)の2冊。鬼貫は芭蕉と並ぶ俳人だったと言われる。しかし
御所柿のさも赤々と木の空に上島鬼貫「東の芭蕉、西の鬼貫」と並び称されその才能を高く評価された江戸時代前期の俳人・上島鬼貫に読み込まれた御所柿。柿の実と云えば橙色のイメージだと思いますが富有柿の原種とも言われる御所柿は完熟すると赤味が強くなり、甘味も富有柿の及ぶところではないほど甘くなります。※柿喰えば鐘が鳴るなり法隆寺と読んだ正岡子規が食した柿も御所柿です。
背の陽のたのしくて冬はじまりぬ日野草城今日は立冬。暦の上では今日から冬という事になるけれど、日中は日差しが暖かくて小春日和の好日であった。冬のはじまりは穏やかな方がいい。たのしければ更に良いわけで、冒頭の句はそんな穏やかな冬の入りを喜んでいる様子が窺える。あらたのし冬たつ窓の釜の音鬼貫こちらは江戸中期の俳諧師である上島鬼貫の句。この句も朝食の釜の音を聞きながら冬の到来を寿いでいるのだろうか。日に日に寒くなる事は間違いない。冬の厳しさが身に沁みて呻吟することもあるだろう。し
みんなの回答を見るお訪ねいただきありがとうございます。🌴最近ネット通販で買ったもの教えて!シャワーヘッドを買いました。😃以前の記事で迷っていました。(些細な迷いです🤔)節水?!『節水?!』お訪ねいただきありがとうございます。雨が続いております。甚大な被害を受けられ亡くなられた方とご家族様に心からお悔やみを申し上げます。被害にあわれた皆様にもお…ameblo.jp高価で多機能のものもありましたが、フィルターの交換などありましたので(面倒!?😄)
「飛ぶ鮎の底に雲ゆく流れかな」(上島鬼貫)おはようございます。ムシムシとする曇り空。広島は夜中から大雨の予報です。本日のお題「飛ぶ鮎の底に雲ゆく流れかな」(上島鬼貫)書道ランキング
樅の木のずんと立つたる月夜かなどの空を心にもちて閨の月惜しめども寝たら起きたら春であろ淡々とした感じが面白い俳句です(ΦωΦ)上島鬼貫。雰囲気とか世界感とか空気感とか好き好キーあ、年賀状の当選番号見なきゃ(・∀・)〜✩作品集minne□creemaここでも紹介中http://ameblo.jp/jack6deka
素敵な響きの言葉「にょっぽり」先ほどテレビで見たんですが、ある俳人の書いた俳句の出だしなんです。にょっぽりと秋の空なる富士の山これを作ったのは、私の住む尼崎市のすぐ北側にある、伊丹市出身の歴史的な俳人、上島鬼貫(うえしまおにつら)。東の芭蕉、西の鬼貫と言われており、松尾芭蕉と並ぶ俳人なんです。今日はじめて知りました!お隣の市の偉人!伊丹市のいたるところに、俳句碑があるそうなので、伊丹に行ってみたときは見てみたいです。それにしても、にょっぽり…なんだかアンニュイな響きです。
柳宋元江雪こういう静寂の世界好き。痛いくらい寒々しくて、灰色とか鈍色みたいな世界胡蝶の夢ファンタジーのような不思議な世界。蝶になる夢を見た私が見た夢なのか、それとも蝶が見た夢なのか漢字が並んでるとちょっと気持ちよくなる。普段かなばっかり書いてるからかなー。蘇軾墨をひっくり返したような真っ黒な雲が広がり、その雲が山を覆ってしまわないうちに夕立が来た敕勒の歌無名氏これも広大な風景。大空は澄んで抜けるように蒼く草原は見渡す限り果てしなく広がる上島鬼貫と柿本の人
いたみごうちょう伊丹郷町私は「ごうまち」と発音するが、江戸期には地区名としてはちょうと呼んだ(読んだ)。江戸期以前の城、有岡城跡にある運転免許更新センターへ昨日の講習修了書を持参して。JR伊丹駅前は地上には十分な駅前広場を確保できない。よって2階回廊部分で工夫更新センターのビルの隙間からイオンモールが見える。ここがオープンした時は周辺道路は大混雑だった。東側を流れる藻川の土手道を改修中に1.17が襲った。現在はイオンの大駐車場になっている場所は、地震以後廃材処理施設にな
#上島鬼貫#歌川国芳___________________amebablogを更新しました_今日のテーマは「蕎麦」_こんばんは、鷹村洋一です(´∀`)_______________________________________歌川国芳『木曽街道六十九次之内守山達磨大師』関東に引っ越してよかったこと東京のだいたいどの駅で降りても蕎麦がいただける蕎麦好きにとっては店選びに困らず、食いっぱぐれもない「道とは碁盤の目のように繋がるもの」関西の街並みは古くからそのようにで
言われてることを理解できなければ、話す人は無口のごとく。真実を求める人には、石や土が口を開いてものを言う。【ルーミー】谷水や石も歌詠む山桜【上島鬼貫】
執筆作品(4)JaponZihniyeti(2014)世の中に様々な言語があります。そして様々な表現の仕方があります。そこから様々な世界観が生まれてくるわけです。大根引き大根で道を教えけり(小林一茶)大根引きは、大根がすべてです。大根のことなら全部知っています。その人の世界は大根中心です。思考と言語は密接の関係にあります。言語は話す人の文化や「思考法」を現す手がかりです。フンボルトによると、各言語には、それなりの特殊なフォーム(form)があります。人は、
このコーナーでは、私が東海道五十三次を京都から江戸(東京)に向かって、ちびちびと歩いている記録を、文と写真でつづっています。=これまでの旅の記録は、この記事の一番最後の一覧からどうぞ!三ちょっといい和・東海道編です!今回は土山(つちやま)宿・散策の前編です。~まずは、土山宿についてのミニ知識を土山宿は・・・現在の滋賀県甲賀市にあり、江戸から数えて49番目の宿場(しゅくば)町になります。宿場の規模は、家数351軒、人口1505人、本陣2軒、
8月4日。子供たちは夏休みだし、連日の猛暑で気分的には夏真っ盛りなのですが、ベランダから見下ろすと庭のススキの穂が開いています。毎年かならずこの時期にきちんと計算したかのように開くススキの穂。8月7日は立秋。立秋を境にこの暑さも残暑と呼ばれることになります。同じ暑さも呼び方が変わるだけで何となく感じ方が変わるような気がするので不思議なものです。僕は毎年、ウチの庭のこのススキの穂が開くのを見るとひっそりと近づいてくる秋の気配を感じるとともに江