若い娘がいっぱいを観た。この日活ロマンポルノみたいなタイトルの青春映画は、要素が多岐にわたっている。まず花嫁修行という名の家事手伝いの是非、女性の社会進出、セレブ家庭の若者のマリンスポーツ。勉強そっちのけでスポーツカーを乗り回し青春を謳歌する最近(当時の)の学生たち、そして、話の核はまさかの育ての親と生みの親問題。自分のルーツを訪ねる主人公。当たり前だが、途端に作品のトーンが重くなる。しかしながら、悪い人は1人も登場しない、ハイトーン・フルカラーでお送りする東宝の万人向け健全映画は両親とも子供の