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まず、5月と6月の今月の言葉の更新ができませんでした。お待ちいただいていた皆様には申し訳ないことをいたしました。ここにお詫びいたします。さて、3月より、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります、『一紙小消息』について、お話ししております。法然上人の教えを凝縮したものであり、今月でお話し終えることとなります。法然上人のご法語に行住坐臥にも報ずべし、かの仏の恩徳を。たのみてもたのむべきは乃至十念の詞、信じても猶信ずべきは必得往生の文なり。【一紙小消息(黒田の聖人に
3月より、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります、『一紙小消息』について、お話ししております。法然上人の教えを凝縮したものであり、大事にお読みいただけると幸いです。法然上人のご法語に阿弥陀仏は不取正覚の言葉を成就して、現に彼国にましませば、定めて命終の時は来迎し給わん。釈尊は善哉、我が教えにしたがいて生死を離ると知見し給い、六方の諸仏は悦ばしい哉、我が証誠を信じて、不退の浄土に生まると悦び給う覧と。天に仰ぎ地に臥して悦ぶべし、このたび弥陀の本願にあう事を。【一紙
先月より、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります、『一紙小消息』について、お話ししております。法然上人の教えを凝縮したものであり、大事にお読みいただけると幸いです。法然上人のご法語に受けがたき人身をうけて、あいがたき本願にあいて、おこしがたき道心を発して、離れがたき輪廻の里をはなれて、生まれがたき浄土に往生せん事悦びの中のよろこびなり。罪は十悪五逆の者も生ると信じて、小罪をも犯さじと思うべし。罪人猶生まる、況や善人をや。行は一念十念猶むなしからずと信じて、無間に修す
今月より、私が住職を拝命しております、増善寺のHPに掲載したものでありますが、長福寺のHPを見ていただいている皆さまにもお読みいただきたく、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります、『一紙小消息』について、お話ししていきます。法然上人の教えを凝縮したものであり、大事にお読みいただけると幸いです。法然上人のご法語に末代の衆生を往生極楽の機にあててみるに、行すくなしとても疑うべからず。一念十念に足りぬべし。罪人なりとても疑うべからず、罪根ふかきをもきらわじとの給えり。時
先月より、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります、『一紙小消息』について、お話ししております。法然上人の教えを凝縮したものであり、大事にお読みいただけると幸いです。法然上人のご法語に十方に浄土おおけれど西方を願うは十悪五逆の衆生の生まるる故なり。諸仏のなかに弥陀に帰したてまつるは三念五念にいたるまでみずから来迎し給う故なり。諸行のなかに念仏を用うるは、彼の仏の本願なる故なり。いま弥陀の本願に乗じて往生しなんに、願として成ぜずという事あるべからず。本願に乗ずる事は
今月より、法然上人の消息(残されているお手紙)の中でも、白眉であります『一紙小消息』について、お話ししていきます。法然上人の教えを凝縮したものであり、大事にお読みいただけると幸いです。法然上人のご法語に末代の衆生を往生極楽の機にあててみるに、行すくなしとても疑うべからず。一念十念に足りぬべし。罪人なりとても疑うべからず、罪根ふかきをもきらわじとの給えり。時くだれりとても疑うべからず、法滅以後の衆生猶もて往生すべし、況や近来をや。我身わろしとても疑うべからず、自身は是煩悩具足せる凡夫なり