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概要東京国際映画祭2023上映作品から、『ツバルTUVALU』『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』などのファイト・ヘルマー監督最新作。セリフを一切使わないスタイルで、ジョージアの美しい山の中を運行するロープウェイで働くふたりの女性の関係を描く作品。感想ヘルマー監督らしい乗り物の導線や動きを生かした物語になっていて、最初のほうは面白く感じたのですが、セリフがないことで表現しきれない感情や展開の単調さ、現実離れした仕掛けや展開の多さながら、現実の乗り物としてのロープウェ
東京国際映画祭一本めはこの作品。どこかの田舎町。ゴンドラの乗務員として働く二人の女性のお話です。ヘルマー監督の作品らしく、意味のある言葉がほとんどなくて、字幕のいらない映画でした。「OK」の一言しか聞き取れなかった…そしてほぼファンタジー。大好きです。2台のゴンドラが行き来する中で展開されるエピソードが楽しくてあっという間に終わったわ…と思ったら、尺も短めでした^^;棺桶や家畜も載せたりなど、住民には欠かせない足となっている、古いゴンドラが本当の主人公かも。形も可愛いし。ラストの
【東京国際映画祭】(2作目)「ゴンドラ」(コンペティション)を観てきました。ストーリーは、自らのアイデンティティを探している8歳のアイトール。家族は夏の間、スペインで休暇を過ごすことに。アイトールはココという男の子のあだ名で呼ばれる事に違和感を持ち、ルシアと呼んで欲しいと願う。ミツバチが飛び交う美しい自然の中で家族や友人たちと過ごすうち、次第に本当の自分らしさに目覚めていく。というお話です。ジョージアの山岳地帯にあるロープウェイで働くふたりの女性アテンダント。イヴ
『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』(2018年・ドイツ・アゼルバイジャン・90分・コメディ)監督:脚本:ファイト・ヘルマー脚本:レオニ―・ガイシンガー音楽:ジュリアン・クロップ、ロバート・イェーガー出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ドニ・ラヴァン、パス・ヴェガ出演:チュルパン・ハマートヴァ、マヤ・モルゲンステルン出演:フランキー・ウォラック、ボリアナ・マノイロワ出演:イルメナ・チチコヴァ鉄道運転士ヌルランは鉄道にブラが引っ付いていたのを取る。鉄道は家のそばを通っ
監督ファイト・ヘルマーヌルラン(ミキ・マノイロビッチ)ヌルランの従弟(ドニ・ラヴァン)駅員の女性(チュルパン・ハマートヴァ)ブラを欲しがる女(マヤ・モルゲンステルン)踊りだす女(フランキー・ヴァラフ)胸の小さな女(パス・ベガ)2018年/ドイツ、アゼルバイジャン主演のヌルランは『パパは出張中』『アンダーグラウンド』のミキ・マノイロビッチ。滋味に富んだ風情。その従弟役には『ボーイミーツガール』『汚れた血』『ポンヌフの恋人』のドニ・ラヴァン。特徴的な風貌
突然だが、落とし物を拾ったらどうする?そりゃぁ、いうまでもない。警察に届けるだわさ。という方々が多数だろう。だが、金銭や財布、定期券ではなく下着だとしたら…わーお!間違いなく殆どの方々は無視するだろう。正直にいえば触りたくもないしね。で、今回紹介する映画は下着にまつわる映画である。邦題をいうのがチト恥ずかしい「ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を」という大袈裟に聞こえるところが個人的には問題だと思う。因みに原題は「TheBra」こっちの方がよくね?こちらの作品は台詞がない
おだやかな午後。ドイツ発の大人のファンタジーを観ました。「ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を」ファィト・ヘルマー監督タイトルそのものズバリのブラジャーを巡る大人のファンタジー!ヘルマー監督は前作(世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方)で出会ったのですが、これがお茶目でイイ作品だったので一気に好きになった監督です。さて今作はどうでしょうか?主人公は広大な草広を走る貨物列車の定年間直の運転手。この列車は変わっていて、一部区間だけ両方に家々が隣
世界で一番のイチゴミルクのつくり方QuatschunddieNasenbarbandeNonsenseandTheCoatiGang⇒公式サイト予告編が面白かったのでレンタル舞台はドイツの真ん中にある平凡な村ボラースドルフBollersdorf特別はいらない平均値を求める特異性はダメみんな同じがいいこれが村のテーマそれに反発する6人の幼稚園児とアナグマのクアッチ最初からハチャメチャ過ぎて呆気に取られるギャグアニメだったらこんな
完全にどうかしている映画。ただ難しい題材であった「ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を」は「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」などのファイト・ヘルマー監督の最新作。全編セリフなしで描かれている。「さあ帰ろう、ペダルをこいで」などのミキ・マノイロビッチ、「ホーリー・モーターズ」などのドニ・ラバンらが出演している。ストーリー:定年退職を控えた鉄道運転士のヌルラン。彼はある日、列車の運転中に巻き込んでしまっていた青いブラジャーを発見する。その持ち主を探すため、ヌルランは列車が中央を走って
2/1(土)@新宿K’scinemaにてブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛をhttp://www.curiouscope.jp/thebra/2018年|ドイツ・アゼルバイジャン合作|90分監督:ファイト・ヘルマー出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ドニ・ラヴァン、チュルパン・ハマートヴァ、イスマイル・クルザデ、マヤ・モルゲンステルン、パス・ヴェガ、フランキー・ウォラック他ロケ地は、アゼルバイジャン主人公は、貨物列
「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」を観た。お客さんは大人ばかり、これはドイツ発のキッズムービーなのだ。「うーん、大人が真剣に見てもねえ」というのが感想だが、子どもたちには是非見てほしい映画だと思う。小学校の高学年で「グレートレース」にハマった私には、この映画でわくわくする子どもの気持ちは理解できる。今、映画観客層がシニアへとシフトする時代に、お年寄りのための映画ばかりではだめだ。子どもたちが映画の面白さにハマってくれないと、20年後、映画は古典芸術になってしまう。監督はファイ
今更ですが、コンペ部門の最後に観た作品。ポスター見たら、ミキ・マノイロヴィッチさんのせいか、クストリッツァっぽいな…と思っていたのですが、当たらずとも遠からず(笑)『ツバル』のファイト・ヘルマー監督は、不思議で無国籍でおとぎ話のような作品を撮る人やなぁ…と思っていましたが、この作品でもその特徴は健在。台詞を廃した中で、シンデレラのように靴の持ち主探しならぬブラジャーの持ち主探しが繰り広げられます。ちょっとヘンテコだけれど、ラストはじわっときてしまいました。心温まる愛すべき作
お休みの午後。久々に何も考えずに楽しめた映画を観ました。「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」ファイト・ヘルマー監督タイトルと表紙からキッズムービーと分かります。そしてタイトルの意味もちゃんと最後に分かります。物語の舞台はドイツのとある村。平均的に普通である事が美徳として市民は過ごしています。しかしそこに住む4歳児六人は、そんな普通に納まるのが大嫌い!何時も想像力を働かせ色んな事を考え、時には悪戯したりしています。子供達の唯一の
2014年ドイツファイト・ヘルマー監督原題:QuatschundDieNasenbarban/Fiddlesticksよくお邪魔するブロガーさんがこの映画のレビューをされているのを読んで、もうたまらなく観たくなった作品。ところが、東京では二子玉川のシネコンでしか上映がない。しかも土日は日本語吹替のみ。上映時間も回数もどんどん変わるしいつ上映終了になるかわからないし仕事終わりに行くには二子玉川はちょっと遠い。でもとうとう平日1回のみの上映スケジュールになったのをみて、これ
23本目(3月1日鑑賞)ChildrenWorldへようこそ!世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方監督・製作・脚本:ファイト・ヘルマー/脚本:ハンス=ウルリヒ・クラウゼ出演:ベンノ・フユルマン/フリッツイー・ハバーラント/アレクサンダー・ジェーア/ロルフ・ツァハー/ザムエル・フィンツィ/ユーレ・ブーヴェ/ファビアン・ブッシュ/ウド・シェンク/クリスチャン・ハーティングドイツの中心に位置する小さな村ポーラスドルフ。村に調査会社の男たちが現れ「平均」的な村人を相手に商品調
面白いかなー面白くないかなーとちょっとチャレンジでしたが、見てみました。ネットでは結構、好評価が多いです。「おんなじこと思う人ってやっぱいるんだなぁ」ってちょっと面白かったのが幼児版マッドマックスと感想を書いてる人の多い事、多い事(笑)まったくおんなじこと思いました(笑)舞台はあまりにも普通の人が多いとされるドイツのボラースドルフ村その「普通」ぶりに着目したリサーチ会社がここで商品リサーチをすれば、世界の平均的な評価を計測することができると村にやってきたことから、