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労働組合員・組合役員のみなさん!組合のない職場でたたかっている労働者のみなさん!職場で日々たたかっている闘いと革命の実現との連関をどのように考えるべきなのか。これは、われわれが考察すべき大きな問題である。レーニンの著書を読むと、「最大限綱領と最小限綱領」という言葉や、「最大限綱領主義と最小限綱領主義」という用語がふんだんに出てくる。レーニンの時代には、こういう用語を使って論争していたのである。最大限綱領とは、革命のための戦略(革命戦略)を明らかにしたものであり、社会の根本的変革
アラン・レネ監督によるフランスのサスペンス映画。出演はジャン=ポール・ベルモンド、シャルル・ボワイエ、アニー・デュプレー。<あらすじ>1930年、スターリンとの政争に敗れたレオン・トロツキーがフランスに亡命した。同じころパリでは実業家で野心家のアレクサンドル・スタビスキーが次々に事業を買収して成り上がっていた。彼の妻アルレッテは、豪勢な暮らしを満喫するとともに、スペイン人の地主の息子モンタルボから求愛を受けていた。モンタルボはフランコ政権には向かう人民戦線に対抗すべく、ムッ
拙ブログはトランプの動向と米社会の反応を追っています。特にトランプ関連の訴訟の法判断に焦点を置いている。そうした中で日本のトランプカルトの活躍ぶりを知ることになりこれらの方々固有の特異性に驚かされた。及川幸久も反グローバリズムを掲げる日本でただ一つの政党と太鼓判を押す参政党はトランプカルト残党の残された最後の砦に見えなくもない。その及川幸久がYouTubeから永久追放された。あのトランプも旧ツィッターから永久追放されていたので、これもいつまで続くかわからない。及川が推進する反グローバリズム
TV放映映画録画から映画「薔薇のスタビスキー」(1974年アラン・レネ監督1時間58分)を見た。アラン・レネ監督映画は「去年マリエンバードで」「24時間の情事」「夜と霧」を始めとしてかなり見ているが、やっと見られたのがこの「薔薇のスタビスキー」だった。しかし、これはちょっと期待ハズレ。ロシアからフランスに移住したユダヤ系ロシア人スタビスキーを演じたのがジャン=ポール・ベルモンドというのがまずミスキャスト。シリアスな役なのだが、ベルモンドが演じるといつ「なんちゃって」とやらかすのではないか
山尾行平さんから、「ボルディガと統一戦線戦術」論文での論述をさらにほりさげるための考察の文章が寄せられた。それをここに掲載する。コミンテルンの統一戦線戦術のジグザグ山尾行平一九二二年三月のイタリア共産党第二回大会ローマテーゼにおける統一戦線戦術を労働組合レベルに限定したボルディガらに対してコミンテルンはトロツキー論文などで批判したのであったが、統一戦線戦術をめぐるその後(第五回世界大会まで)のコミンテルンのジグザグは以下の通りであ
TV録画映画集から選んだのは映画「フリーダ」(2002年ジュリー・テイモア監督2時間3分)。メキシコの女流画家フリーダ・カーロ(1907.7.07〜1954.7.13、47歳没)の伝記映画だ。これがなかなかの出来栄えの映画で感心した。ストーリーは以下の通り4人姉妹の3女として生まれたフリーダ・カーロは奔放な少女時代を過ごす。だが18歳のとき、高校生の彼女はバスに乗っていて路面電車との衝突事故に巻き込まれ、大怪我を負ってしまう。一命は取り留めたものの、この時の後遺症で子供を産めなくなったう
オイラの辛気臭いネタをご覧いただき、ありがとうございます。さて、「プリゴジン始末記」でありますwプリゴジン氏死亡と認めるプーチン大統領、哀悼表明(共同通信)-Yahoo!ニュースロシアのプーチン大統領は24日、モスクワ北西で23日に墜落した小型機に乗っていたとみられる民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏について「家族に哀悼の意を表したい」と述べ、死亡したとの認識を示しnews.yahoo.co.jpロシアのプーチン大統領は24日、モスクワ北西で23日に
よって定人間の性格の深さと力はその道徳的なたくわえによって定められるレフ・トロツキー(1879年-1940年)レフ・ダヴィードヴィチ・トロツキー(ロシア語:ЛевДавидовичТроцкий、発音例:リィエーフ・ダヴィーダヴィチ・トローツキー、ラテン文字転写の例:LevDavidovichTrotsky、1879年10月26日(グレゴリオ暦11月7日)-1940年8月21日)は、ウクライナ生まれのソビエト連邦の政治家、ボリシェヴィキの革命家、思想家
朝一番で友だちが駆けてきて、女子軍士官学校に合格していたことを知らせてくれた。入学手続きを終えたらもう軍人扱いで兵長になった。希望者には俸給を前借りさせてくれる。みんなに負担をかけずにすんで良かった。支給された制服を着てみんなに見せるのは、気恥ずかしかったけど嬉しい。これからは、寮で暮らすことになる。外出できるのは、月に一日くらいだ。五年もみんなとほとんど会えなくなる。入寮の前日にマーロウと二人きりで、他愛のないお話しをした。この人は優しいけど、わたしを好きってわけではない。それに
⋯⋯どうやって二人を納得させるか?「第三王子の死は自殺でした。ですが、無抵抗で拘束されているジュリエット殿下の処刑は、王座争いによる妹殺しととられかねません。既に直系の王位継承権者は、五人しか残っておられません。そのうち二人は未成年で、成年の王族はジュリエット殿下を含めて三人だけです」クーデター派と知らずに場所を貸したとか、人を引き合わせたという罪状では、王族を死刑に処することはできない。国法を越えて行政命令である国王勅令で処刑したら、それこそ王権争いの妹王女殺しに見えてしまう。性格はあん
戊辰戦争と草莽の志士:切り捨てられた者たちの軌跡Amazon(アマゾン)1,863〜7,018円幕末から存在した諸隊、各諸隊が勤王に絡み、尊皇の志士として北関東で闘い抜き:、最後は北関東で果ててしまう。有名な赤報隊や維新勤王隊こと山国隊『新選組』も諸隊の一つだったが一部の研究家からスーパーマンにされてしまった、吉川弘文館出版だけに、歴史の中の諸隊だけに『赤報隊』やそのほかの諸隊の運命が描かれている。個人的には諸隊を構成した人々が気になる。特に西園寺公望を構成した山陰方面を鎮撫し
レオンは、大判の紙をオクトー伯爵の前につきだした。判明しているクーデター指導者のリストだ。「はっ、笑わせるなよ。奴隷使いが⋯⋯。おぅ、胴斬りが嫌なら、こいつに誰か加えろ」オクトー伯爵は、興味深そうにリストを眺めている。「ほう、これは立派なものですなあ。こんなに早く組織の全貌をつかみましたか?おや、ワシの知らない名まである」オクトー伯爵が口を滑らせた「組織」という言葉に、レオンは反応した。「やはり領主貴族の単独行動ではない。王都の貴族を巻き込んだ計画的な軍事クーデターだ⋯⋯」。
西洋近代史(2)新経済政策とユダヤ人粛清(訳注)レーニンが第一次世界大戦後推進した新経済政策は市場経済や農業の自主生産を推進し戦後の疲弊したソビエト農業を戦前の水準にまで回復した。そこに利益を得た商人や小規模農家が後に粛清の犠牲者になった。レーニンの力が衰退し跡目相続が激しさを増すと、赤軍、ボルシェビキ党内部で跡目争いが始まった。そんな中でスターリンやトロツキーたちは五カ年計画という経済計画を推進し集産主義を推進しようとした。レーニンの進めた自由主義経済から社会主義経済への転換である
『乾と巽-ザバイカル戦記ー』の7についてかけないままにいたら、とうとう8が出ました。皆さん、是非お読みください。赤軍に対する白軍の闘いは、各方面の指導者、連合国の思惑が複雑に絡みながら一層過酷な最終局面に向かいます。ところで安彦義和氏の作品の素晴らしさは、周辺の人物も本当に丁寧に描いていることです。このメガネの男性、ウルジン中尉(ウルジン・ガルマーエフ)は、その後の時代の『虹色のトロツキー』ではウルジン将軍になって登場します。ぜひ『虹色のトロツキー』も読んでください。白軍から満州国軍に
「革マル派」中央官僚派は、わが仲間にたいして、「ロシアを拠点に暗躍している」「某国の諜報員です。」「この諜報員に、町内会から出て行ってもらいましょう。」と中傷する郵便物を、偽名で町内の各家に送りつけた。怪文書の送付というこの妄動は、町内の人たちの「これは右翼?」という反応によって粉砕された。さらに、彼ら中央官僚は、わが探究派の本を下部組織成員・労働者・学生・知識人に書店で買わせないようにするために、偽名でツイッターに、「政府や体制を批判する本を買うと、きっとビデオが警察にまわるね。いやだね
「革マル派」中央官僚の腐敗を分析するためには「スターリンによる粛清は、なぜ?」を考察すべきである「革マル派」中央官僚は、われわれに「反革命」のレッテルを張った。このようにした彼らの内面の構造は、トロツキーにたいして「帝国主義の手先」と烙印したスターリンの内面と同じなのである。「革マル派」中央官僚の面々の内面の分析をほりさげるためには、スターリンがボルシェビキ党員たちの組織的主体性を破壊するためにどうしたのか、ということを考察しなければならない。ここに、私が2019年2月5日に書いた「
ツイッターにいろいろな個人名を語らって投稿している「革マル派」中央官僚を規定しているものは、わが探究派の本への憎しみである。この人物の内面に渦巻いている怨念はすさまじい。この人物は、われわれの彼ら中央官僚派への批判に何一つ反論することができないので、われわれの見解が書かれている本を憎んでいるというわけなのである。ブルジョア的人間は貨幣を崇め奉る。貨幣物神崇拝である。これにたいして、この人物は本を憎む。この両者の違いは、物を崇め奉るのか、それとも物を憎み排斥するのか、ということにある。後
「革マル派」中央官僚派は、下部組織成員と労働者・学生・知識人がわが探究派の本を買うのを妨害するために、ツイッターに数人の匿名で、「書店で左翼的な本を買うと警察ににらまれる」という内容の悪辣な記事を投稿した。これは悪あがきである。これを規定しているものは、「首を洗って待ってろ」「鉄槌を」と悲痛な声をあげる、彼ら中央官僚の面々の悲惨で無残な内面である。われわれの批判に反批判することができないので、本の販売を妨害するという挙にでた、ということなのである。わが探究派へのデマ宣伝において「首を洗って
革マル派の労働者的本質を破壊したことを隠蔽するための詐術前原茂雄は「わが同盟の労働者的本質はいかにつくりだされたか」と称して言う。「マルクス、レーニン、トロツキーが開拓すべくして開拓しえなかった未踏の領域——組織的実践を実践論的に解明した。まさしく世界に冠たる理論を開拓したのが、同志黒田である。」「まさしく創成期の反スタ運動を、松崎氏は「副議長・倉川篤」として、黒田議長とともに最先頭で切り拓き牽引したのだ。」まさにそうである。だが、革マル派のこの労働者的本質を破壊し踏
新国王は、王族救命の功でレオンを伯爵から公爵に陞爵させることをその場で宣言した。レオンは、王宮の司法・行政と戦闘部隊⋯今は三百人しかいないが⋯を指揮する指揮監督権者に勅任された。王都パシテは、王宮の付属物とみなされる。なのでレオンは、王都の事実上の軍事独裁官だ。しかし、よほどのことがなければレオンは独裁権を行使しようとはしない。シャルル一世に耳打ちして策を授け、勅令として発布させた。レオンの提言は、必ず採用されるのだから、国王を通した方が良い。独裁者となったレオンだが、神ではない⋯前
こんばんは、ジャングル在住の文系講師マゴメです。記録的短期間でのリズ=トラス辞任ということで、「プレミアリーグの監督かよ」というツッコミをしたくなります。ま、イギリス以外の国にとっては、「どうでもいいニュース」。下手するとイギリス人だって、「ドウデモイイ」と思っている可能性があります。multipolarworldorder!!🇳🇬🇷🇺🇳🇬🇷🇺@TobiAyodele🇷🇺🇷🇺Theworldisgoingthroughaturn
霧が晴れたように、ジュスティーヌが笑顔になった。この女も相当に腹が据わっている。「アリーヌ、そこのロープを持ってこい」「あ、あの汚らしいヒモですか?」いつか王宮から逃げ出す羽目になるのではないかと予想し、持ち込んでおいたのだ。「早く持ってこい。暗い内に脱出しないと、見つかって捕まるぞ」ロープをベッドの脚に結わえて下に放る。王宮だけあって天井が高い。居候部屋は三階だが下までは十六メートルほどある。現代日本のビルならば、五階建てマンションの屋上くらいの高さだ。下は堀で水が張ってある。
レオンと違って姿をさらして人気を取ろうと考えない国王は、レオンに案内させお忍びで視察に出ることにした。そこで工事の手際の良さ以上に、レオンの独特の考え方に感心されられた。過去五十年の統計から予想される降雨日数と工事可能な期限を算出し、そこから作業可能日数を割り出した。それらのデータを基礎にして工程ごとに必要な作業日数を割り振る。工区ごとに気心の知れた者同士の集団を振り分け、資材を配置して工事を進める。現場監督に指揮を任せるが、監査係が進捗状況を毎日確認して報告する。なにか問題が起これば、最
先日、著者がお住まいになっている京都で開かれ、45名が参加されましたが、顔の広い著者なので東京でもありました。私は出張がてら、こちらに参加しました。鈴木元さんの『ポスト資本主義のためにマルクスを乗り越える』の出版記念会です。「『赤旗』に広告の掲載を拒否された本は売れる』という自然法則が働いて(もちろんその法則が働くように仕掛けをするからでもありますが)、順調に売れています。在庫が底を突きつつあるという感じでしょうか。マルクス専門家ではない人の本がこれだけ売れるのは、意外といえば意外
現実に女神が飛び回り病気治しをするような世界では、神学は生まれない。神の存在について突き詰めて考察する意味がないからだ。なので神学から分岐した哲学も、セレンティアでは発達しなかった。『戦争論』は、戦争を考察した哲学書ともいえる本だ。哲学の部分を剥がして講義しても本質を理解できない。かといってセレンティアに存在しない哲学をそのまま投げても、士官候補生に理解できるわけがない。レオン=新東嶺風は、マルクス主義の理解の助けにしたり主に革マル派との論争に利用しようとつまみ食いした哲学雑学を、記憶の底
「革マル派」下部組織成員諸君!過去に挫折し自己の再生のために苦闘している諸君!自己の場での闘いを開始した労働者・学生諸君!いまや、現指導部のポンタ(本多延嘉)的手口を、いいかえれば、スターリンがトロツキーに「帝国主義の手先」というレッテルを張った手口を、見ぬいたのではないか。変質し腐敗した現指導部から決別し、自分自身をつくりかえよう!自己の内面を見つめ、断絶と飛躍を決意しよう!次の論文を読んで、思索しよう!自己の内面をみる1労働する自己の内面を
この日の公開処刑劇は、フランセワ革命の序章として歴史に残った。ヤグラから下りるとジュスティーヌと、どういうわけかジュリエット第四王女が待っていた。容姿は二人とも美しくて似ているが、まとっている衣装は対照的だ。白と青で飾りのない清楚な服を着たジュスティーヌと、深紅のドレスをまとったジュリエット。例によって侍女を十人ばかり従えたジュリエットが、飛びついてきてオレの手を握った。「すごい血だったわね!ステキ!レオン、わたくし、強い殿方が大好きなの。きっとお姉さまも、そうなのね。あら、返り
「革マル派」現指導部は、「反革命=北井一味を粉砕せよ!」などと叫びたてた(「解放」最新号=第2729号2022年8月1日付)。これは、彼ら現指導部の悲鳴である。ロシアのウクライナ侵略をめぐって、彼らが、アメリカやドイツなどの国家権力者にウクライナへの兵器の供与を乞い願っているのは、みずからを西側帝国主義陣営の一翼として位置づけるものであり、プロレタリア的立場を喪失したブルジョア民族主義=反ロシア排外主義への転落であることを、われわれが完膚なきまでにあばきだしてきたことへの、恐怖と自己保身の
都市ゲリラ戦の訓練と称し、愚連隊が姿を現すとレポ隊の通報を受けた遊撃部隊に襲わせ、貴族屋敷の門前でさらに数十人も血祭りに上げた。民衆人気とは逆に、ゴロツキとはいえ二百人もの貴族子弟が殺されたことは、フランセワ王国貴族界に強い衝撃を与えた。しかし、なんといっても愚連隊殺しを主導したレオン・マルクス伯爵は、国王の娘婿である。さらに手を下した王宮親衛隊第四中隊は国王の直轄部隊であり、隊員は、全て貴族の子弟たちだった。彼らは若く、育ちがよかった。全員が、レオンとその妻のジュスティーヌに心酔して