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「デモクラシーの毒」(藤井聡・適菜収、新潮社)以下は掲題書からの抜粋(その5)第八章改革詐欺と思考停止社会適菜自民党は改憲を党是として掲げてきたわけです。でも、それをやる気力も能力もない。だからごまかし続けてきたわけじゃないですか。九六条をいじろうとしたり、法制局長官のクビをすげかえたり、友達を集めて懇談会をつくり閣議決定をやった。アメリカで演説し「夏までに必ず成立」と勝手に約束してきた。やり方が全部おかしいんです。これを批判しない「保守系」新聞や論壇誌は許し難いですね。藤
「デモクラシーの毒」(藤井聡・適菜収、新潮社)以下は掲題書からの抜粋(その4)第八章改革詐欺と思考停止社会安保法制における思考停止適菜今回の安保関連法案に、中国や韓国、朝日新聞、毎日新聞、民主党、共産党は反対している。一方、イギリスやドイツ、オーストラリアをはじめ多くの国は賛成している。世界はこんなに賛成しているんだ。安倍さんのやっていることは間違っていないと。でも、日本の集団的自衛権の行使により、益を得る国が賛成するのは当たり前ですよね。それが日本の国益になるかど
「デモクラシーの毒」(藤井聡・適菜収、新潮社)以下は掲題書からの抜粋(その3)第四章保守と近代安易に理想を語るな適菜そういう保守の感性が指導者には必要です。安倍が憲法について変なことを言っていたのですが、「憲法についての考え方の一つとして、国家権力を縛るものだという考え方がありますが、しかし、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考え方であって、今まさに憲法というのは日本という国の形、そして理想と未来を語るものではないかと、このように思います」と。頭が痛
「デモクラシーの毒」(藤井聡・適菜収、新潮社)以下は掲題書からの抜粋(その2)第三章「大衆社会」に抗うゾンビと「大衆」適菜改革派官僚、脱藩官僚みたいな滑稽な人たちが暴走することにより、ますます官僚の弊害が大きくなるという話が『大衆社会の処方箋』の中にありますね。よく、官僚組織は開かれていないと批判されますが、開かれていないことが官僚制の優れた点でしょう。国民の声が簡単に官僚に届いたら、逆に問題ですよ。わが国は議会制であり、民意が反映されるのは三権のうち立法府だけです。
「デモクラシーの毒」(藤井聡・適菜収、新潮社)2015年10月15日発行以下は掲題書からの抜粋。第三章「大衆社会」に抗う適菜特に五人ひどい政治家を挙げるなら、小沢一郎、その手法を踏襲した小泉純一郎、そして菅直人、橋下徹、安倍晋三だと思います。もちろん、プチ小沢、プチ小泉みたいな奴は大勢いますけどね。一時期《戦後民主主義》という言葉がよく使われましたが、その一番病んでいる部分がこの五人の政治家に表れている。菅直人と安倍晋三は言っていることも政治観もそれほど変わらない。自分は