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渋谷PARCO劇場でダーク・ファンタジー「首切り王子と愚かな女」を観た。蓬莱竜太の作・演出で、PRイメージイラストにあるようにタイトルロールの王子と女を井上芳雄と伊藤沙莉が演じている。そのほかには女の姉で彼女と対立する王子が住む城の騎士団長を演じる太田緑ロランス、同じく騎士団にいる秘密を抱えた騎士の高橋努、王子の母親で現女王を若村麻由美が顔を連ねている。まず演出面から。ファンタジーでありながらとてもリアルな稽古場を模したセットの中で劇は進行していく。舞台エリアには実際のセットが組
馬車で見世物小屋を引くパルナサス博士。小屋には、見物に入った人の欲望を具現化して見せる不思議な鏡があった。博士は昔、悪魔との取引で、不死の体となった。しかし、その条件は娘が16歳になった時、彼女の魂を悪魔に渡すことだった。時は来て、悪魔が再び姿を現し、娘の魂を渡す代わりの勝負を博士に提案する。なんとしても勝負に勝ちたいパルナサス博士は。ダーク・ファンタジーの色濃い、ヒース・レジャーの遺作。撮影を終えずに亡くなってしまった彼の出演部分を、ジュード・ロウ、ジョニー・デップ
「ヘルボーイ」(米・2019年)アメコミ作品『ヘルボーイ』を再映画化(リブート)した「ダーク・ファンタジー・アクション」。監督は『ディセント』(05年)のニール・マーシャル。前回※はギレルモ・デル・トロ監督・脚本、ロン・パールマンがヘルボーイ役でしたね。〔※『ヘルボーイ』(04年)、『~/ゴールデン・アーミー』(08年)〕レビューや感想からあまり期待しないで鑑賞。…という事で『04
久々のブログ記事になります。それなりに映画は自宅で鑑賞しているのですが、記事をアップする機会を逸しておりました。ようやく落ち着いたので、意外に面白かったロシアの作品を紹介します。日本初公開を実現したのは、またまたWOWOWさんロシアの国内収益NO.1ですが、なかなかこういう作品は日本市場に届かないですから、WOWOWさんのご英断に感謝ですそれにしても、ロシア語は全くわからないので、字幕に頼るしかありません。ロシア語ってサウンドを聞いていると、実に魅惑的その分、自分の知らない
ピアノの生徒たちと最近映画とかアニメの話で盛り上がる。中学生K愛ちゃんからの強推しアニメ「約束のネバーランド」https://www.shonenjump.com/j/rensai/neverland.html先々週すすめられ先週もまた「見た?」と言われそこまですすめるならと昨日、観てみました。第一期はプライムビデオで観れました。ジャンルはダーク・ファンタジーサイエンス・フィクション怖くもあり深く重くもあり胸が痛くなる内容ではありますが次を次をと、とまらな
キング御大の大長編ダークファンタジー。不思議なドアの向こうは現代の世界。そこで運命につながれたのは麻薬中毒者のエディと、二重人格の美しい黒人女性オデッタ。ケガと化け物の襲来、そしてオデッタのもう一人の凶暴な人格にも悩まされながらローランドは最後の一人を見つけるドアの向こうへと…。ローランドの異世界旅行第2巻(違)しかし過酷な旅です…。デッタさんの人格がまた強烈でろくでなし麻薬中毒者だったエディが自分なりに必死でローランドとオデッタを守ろうする姿がものすごく健気で
【読書記録】2020年12冊目「宇佐美まこと入らずの森」愛媛県松山市在住の作家。作品が出されていることは知っていましたが、今作が私が読む最初の1冊となりました。愛媛県と高知県の県境にある集落尾峨。尾峨にある中学校に赴任してきた金沢。東京から祖母がいる尾峨にやってきた中学3年生の杏奈。広島のスーパーを早期退職して尾峨で田舎暮らしを始めた松岡。3人とも過去・現在に鬱屈した想いを抱えていたことから壮大な事件が起きてしまいます。最初読んでいる時は、粘菌など自分
2006年(日本公開は、2007年)のメキシコ・スペイン・アメリカの合作映画。監督は、ギレルモ・デル・トロ。主演は、イバナ・バケロ。Amazon限定『アリータ:バトル・エンジェル』のBlu-rayについていた特典Blu-ray「ジェームズ・キャメロンとロバート・ロドリゲスの対談」で、ギレルモ・デル・トロについて語られていたので、ギレルモ・デル・トロ作品を紹介したくなった。まあ、『アリータ:バトル・エンジェル』は、ギレルモ・デル・トロがジェームズ・キャメロンに原作『銃夢』を薦めたことに
娘・フローレンが借りてきた『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を観ました監督はご存知、ティム・バートンです観たいなと思いながら、何となく今になってしまいました。我が家では夫のマット氏が、昔からティム・バートン監督のファンですし、娘も小さい頃からティム・バートンの奇妙でちょっとホラーでピュアな世界観が好き。さてさて、そんなわけで、『ミス・ペレグリン』にも期待が高まります。それぞれ奇妙な能力を持っている子どもたちのキャラクターが魅力的。それに加えて、異能者集団
ダーク・ファンタジーとは、確かに、言い当てて妙だが、思い出されるのは、「汚れなき悪戯」「禁じられた遊び」「オズの魔法使い」といった作品。子供の想像力は、大人が及びもつかないファンタジーの世界を創り上げる。これは、決してファンタジーではない過酷な現実を描いた作品だ。主人公オフェリアは、父を亡くし、生活するために母親が大尉と結婚した事で、戦場の前線に住むことになる。そこから、ファンタジーが始まる。彼女の周りで起こる不思議なことは、現実逃避的で、心踊るような物語というより、まだ幼いオフェリアの痛々し
ジャック・ブラック主演他。両親を亡くしたルイス(オーウェン・ヴァカーロ)は、おじさんであるジョナサン(ジャック・ブラック)の古い屋敷に住むことになる。でも、おじさんは二流のポンコツだけど、不思議な力を使える魔法使いだった!そして、隣に住むきれいで優しいツィマーマン(ケイト・ブランシェット)も魔女。ただし、こちらは一流。ルイスはそんな二人と、時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始める―。ある日、屋敷に世界を破滅へと導く“時計”が隠されていたことを知ったルイス。果たして二人の魔法使いと“時計”
ロシア近境の国で、生け贄として捧げられた娘・ミラが魔物に孤島へ連れ去られる。ミラは孤島の洞窟で出会った謎の青年と過ごすうちに心を引かれていく・・・。
本日お休みだったんで絶好の映画日和まずは1本目。スティーブン・キング原作の…『ダークタワー』原作読んでないし、予備知識も全然ない。とりあえずマシュー・マコノヒーが出てるんで観に行ったような作品。ストーリーは~巨大なタワー、拳銃使いの戦士、魔術を操る黒衣の男が現れる悪夢を見続けていた少年ジェイク(トム・テイラー)は、ある日夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見する。中間世界に導かれたジェイクは、世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガ
「ホーンテッド・サイト」(米・2016)ダーレン・リン・バウズマン監督のオカルト?・ホラー作品。記者・ジュリアの姉家族が惨殺される。ジュリアは、姉の家が“殺害現場”を取り除かれて、早々に売りに出されている事を不審に思い、調べ始める。すると、同じように殺害・事故現場を取り除かれた物件がある事に気づき・・・。脅かし描写が少なく、落ち着いた雰囲気で、好みの作品でした。後半までは、演出は抑え気味だし、展開も読めます。
「映画バーMIKA'SBAR」映画のすすめ♪「永遠に美しく」【時代を止める神秘の小瓶】★★★★☆≪1992≫ハロウィンに観たい作品特集その15だよん全15作品はから観れるよ~ラストを飾るのはこの作品何度観ても面白いダークファンタジー古いけど良く出来てて楽しいしキャストも凄いぞ~美しくも71歳の魔女「リスル・フォン・ローマン」媚薬は出来てた作ってたのか解らない~この時「メリルストリープ」も「ゴールデーン・ホーン」も50代の役を
「映画バーMIKA'SBAR」映画のすすめ♪「ダーク・シャドウ」【200年ぶりに甦ってしまいました】★★☆☆☆≪2012≫ハロウィンに観たい作品特集その12だよん皆さんの記憶の端っこに引っ掛かってたこの作品私も忘れかけてた「ティム・バートン」監督と「ジョニデ」の名コンビ他にもダークな物が。。魔女はコリンズ家呪った「アンジェリーク」恨まれてもねヴァンパイアは。。「バーナバス・コリンズ」200年の眠りから覚めるよぉ~前回に観た時には
パトリック・ネス原作のダークファンタジーYA小説。難病を抱えた母と暮らす少年、コナーは愛する母を失う未来を恐れ、学校ではいじめられ孤独な毎日を送る。ある晩、裏の墓地の巨木が怪物となって動き出し、物語を語りだす。三つの物語を終えた後、コナーの真実を語れと迫る。怪物の物語が導くコナーの真実とは。原作が素晴らしかったので、この映画とても楽しみに待ってたのですが…。怪物のビジュアルはイメージそのまま。原作の持つ鬱蒼とした、しかし幻想的な空気が見事に映像化されていました。
恒川光太郎さんのデビュー作「夜市」(角川ホラー文庫)大学生のいずみは、高校時代の同窓生、裕司に夜市に行かないかと誘われます。あまり気乗りしないままむかった岬の森では、不思議な夜市が開かれていました。妖怪たちが、様々なものを売っています。この夜市では、望むものはなんでも手に入るとか。しかし、決まりがあります。それは、手に入れたものの対価を支払わない限り、けっして、夜市から抜け出すことはできないというものでした。裕司は実は、子どものときに一度、夜市を訪れていたのでし
主人公に感情移入できないと厳しい一作「怪物はささやく」はパトリック・ネスの同名小説の映画化作品。原作は2012年に児童文学の賞であるカーネギー賞を受賞。世界的なベストセラーになっている。監督は「永遠のこどもたち」で脚光を浴び、「ジュラシック・ワールドⅡ」の監督にも内定しているフアン・アントニオ・バヨナ。ストーリー:13歳のコナーの母親は末期がんの患者であった。コナーは学校でも孤立気味。毎夜、悪夢にうなされる日々を送っていた。そんなある夜、窓から見えるイチイの木が動き出す。その木の怪物はコ
6/17(土)に公開された清水崇監督の最新作「こどもつかい」、さっそく観てきました。●「こどもつかい」公式Webサイトこの先「ネタばれ」あり。久々の清水崇監督作品という事で、ガチガチの「Jホラー作品」を期待される方も多いかと思いますが、私の感想は、ホラーテイストのファンタジー、「ダークなおとぎ話」という印象です。主演俳優が「ジャニーズ事務所」の先輩後輩の二人という事もあって、中学生、高校
こんばんは。妖怪です。(`・ω・´)ゞ北近畿、綾部は朝方どんより曇っていましたが、徐々に洗濯物にちょうど良い春の陽気になりました。ε-(´ー`*)フッ風呂も部屋も掃除して、パソコンで見たい映画をチェックする穏やかなお休みでした。マンションの共用部は、夜も灯りがついているため、虫の死骸が散乱し始めております。玄関の掃除も遣り甲斐が出てきております。お向かい様のドアの前も掃いてよいものやら。独り暮らしの女性と分かっておりますので悩みます。独り暮らしは気楽に思われるやもしれませ
もう何度も言ったかと思いますけれどもねぇ。僕はティム・バートン監督作品・・・てか、ティム・バートンさんの創り出す世界が大好きなんですよ、本当に!というわけで、ティムさんのTwitterかなんかで制作が発表されてからというもの、公開を楽しみにしていたこの作品。ようやく観に行くことができました!!!!それではまずはあらすじの紹介です!!【あらすじ】ティム・バートン監督がランサム・リグズのベストセラー『ハヤブサが守る家』を映画化したダーク・ファンタジー・アドベンチャー。亡くなっ
皆さんこんにちは♪テディベア職人のsayuriです。本日はご訪問ありがとうございます三回連続でまたまた映画感想となります。よろしければお付き合い下さいませ。いつもながらネタバレしない程度のゆる~い感想ですのであしからず今回は『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』です。解説やキャスト等々詳しくは公式ホームページを御覧下さいね~監督は、皆さんご存知のティム・バートン私の大好きな監督です遡ること二十数年前、『シザー・ハンズ』を映画館で観てすごく感動しましたそれ以来、彼の少しダークで
何かが道をやってくる(83米)監督ジャック・クレイトン出演ジェイソン・ロバーズジョナサン・プライスタ"イアン・ラッド他SF文学の巨匠レイ・ブラッドベリの幻想小説を映画化。田舎町に現れたカーニバル一座で、奇怪な儀式を目撃した少年たちが危機に陥るダーク・ファンタジー。確かにファンタシーですな(笑´・艸・)けども、裏があるよーでサーカス一座は子供にも容赦ないって感じね(苦笑)でも好きだな!こういうお話(*´∇`)もはや団長は悪魔だなヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ興味ある方は探して観
「映画バーMIKA'SBAR」映画のすすめ♪「ドラキュラZERO」【その男、悪にして英雄】★★★☆☆≪2014≫「ホビット」でドラゴンに弓を射る彼「三銃士」でも剣術に優れてた彼。。「ルークエヴァンス」今、来てますね彼はこう言う時代物が合いますね~お話は。。1462年。オスマントルコ帝国の勢力下にあったトランシルバニア国を収めていた民衆にも慕われていた君主の「ヴラド・ドラキュラ」息子と子供を1000人差し出せの要求を飲まなかった為にオスマントルコ軍を敵