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Oさんは大の酒好きだった。中でも日本酒に目がない。週末になると、よく酒蔵めぐりをしていた。ある日。酒飲み仲間から、美味しい日本酒の話を聞いた。まだ一般販売されておらず、酒蔵でしか飲めないらしい。酒好きとしてはたまらない。すぐに酒蔵の場所を聞いて、早速週末に行くことにした。噂の酒蔵へ訪れたOさん。中に入って店主を呼ぶ。すると、試飲用のお酒を持ってきた。「うまい‼」今までに飲んだことがない、極上の味わい。余韻が口の中いっぱいに広がった。噂以上の美味し
蒸し暑い夏の夜。部活でくたくたになって帰って来たCさん。その日は夕食もそこそこに、お風呂に入ってすぐ寝付いた。兄弟で2人で使っている部屋には二段ベットが置いてあり、Cさんはいつも上の段で寝ていた。ベット横の窓を開け網戸をセットする。レースカーテンは全開にしてベットに横になった。疲れから、すぐに眠りに落ちた。その夜、急に目が覚める。「あ……」金縛りだ。目を覚ますと横向きで、右手はベットのハシゴ階段側へだらんと垂れている。その状態で
Nさんは歯の痛みに悩まされていた。どうも虫歯になったらしい。お酒を飲んで、そのまま寝落ちばかりしているせいだろう。仕方なく数年ぶりに歯医者の予約をした。最近できた、評判のいいところだ。早速予約を取って歯医者へ向かう。スムーズに診察室へ通された。先生は若い男性だった。歯の確認をすると、やはり虫歯だった。先生は笑顔で「痛くないようにします」と言った。歯を削って型をとり仮の型をはめる。一週間後に再診の予約を取り病院を後にした。その翌日から不思議
Aさんは、度々前世の記憶を夢で見る。なぜかは分からない。ただ、前世の記憶だという強い確信があった。その夢ではいつも決まって背中を押されて崖から落ちる。その場面を、俯瞰で斜め上から見ている。途中から、急に落ちる側の視点になり、地面に激突する瞬間、はっとして目を覚ます。顔ははっきり見えないが、落とした人の生まれ変わりが近くにいる気がする。その人に今世で復習したい。そんな思いがあった。その夢の話をだれ構わずに言ったからか、Aさんは学校で不気味がられ、い
古道具屋巡りが趣味のTさん。ある日行きつけのお店で、美しく赤い蝋燭を見つけた。何とも言えない魅力があって、買わずにはいられなかった。帰宅後。早速蝋燭に火を灯す。独特の甘い香りが部屋に広がっていった。気が付くと眠っていたらしい。赤い蠟燭はすでに燃え尽きていた。その晩はよく眠れたようだ。翌朝は、今までにないぐらい爽快な目覚めだった。「これはいいものを見つけた」その日から毎晩のように蝋燭に火を灯すようになった。そのころから奇怪なことが起こり始める。日中に重
女子会に呼ばれたEさん。友人の家に数名の友人達と一緒に集まった。初めて入ったその友達の家。そこには、実家からもらったという立派な三面鏡があった。その装飾は豪華で、とてもきらびやかだった。年代もので、とても高価なものに見えた。友人が言うには、彼女の祖母から代々受け継いでいるそうだ。鏡について、友人は自慢気に語っていた。由緒正しい...地元の豪族で...なかなか歴史があるらしい。その友人の声は、右から左にぬけていた。Eさんは妙にその三面鏡が気になって、その鏡から目
学入学を機に一人暮らしを始めたBさん。生活家電を色々準備したが、特に冷蔵庫を一番気にいっていた。元々ずぼらな性格なBさん。大量のお酒や冷凍食品をしこたま買って、自宅でゴロゴロするのがたまらなく楽しみであった。引越してからしばらくして、大学生活にも慣れてきた頃。奇妙なことが起こるようになった。「冷蔵庫の中の物がなくなっている…」朝起きると、覚えもないのに冷蔵庫の中のものが減っている。最初は、酔って自分で食べたことを忘れてるだけか?などと思っていた。ただ、酔いつぶ
オンラインショッピングが好きなMさん。特にレトロな物が好きで度々衝動買いをすることも多かった。ある晩。掘り出し物を探してネットサーフィンをしていた。すると、レトロ品専門のECサイトを見つけた。そこで、非常に魅力的なアンティークの指輪を見つけた。値段が異常に安い。レビューが良い。何の疑いもなく購入した。数日後、その指輪が届いた。箱を開けた瞬間、奇妙な感じがする。指輪は写真通りに非常に美しいものだった。だが、何となく空気が重くなるような気がした。Mさんは早速その指輪を
ごくごく平凡な家庭をもつ主婦のAさん。4歳になる愛娘を、毎日保育園へ送り向かえをしていた。夫は平凡な会社員。夕食はいつも3人でとる。絵に描いた用な幸せな家庭だった。ある日—Aさんは小さな違和感を感じた。朝、保育園に行く前の娘と、帰ってきた娘が、別人のように感じるのだ。外見、声、普段の動作。どれも何も変わっていない。でも、何かが微妙に違う。最初は気のせいだと思っていた...最初の違和感を感じた時から一月ほど経った頃だろうか。その違和感は確信に変わっていった。帰
大学から付き合いがあるCさんと仲間たち。休みの日程を合わせて東北の温泉宿に行く計画をたてた。混浴の温泉宿。男3人。みんな彼女はいない。期待に胸を膨らませながら宿に着いた。昼間は周辺の観光をし、夕食も早めにすませた。もちろん混浴での出会いに期待して―いざ混浴風呂へ。長期戦のつもりで臨んだが、お年寄りばかり。全く面白くない。結局、期待した出会いはなかった。みんなのぼせてしまい、早々に部屋に戻る。2泊3日にすればよかったね、などと言いながら部屋で飲ん
週末に友だちの結婚式を控えたDさん。会社の帰りに髪を切ろうと思い立った。時刻は19時過ぎ。やってるところはないか…すると、道の反対側に床屋があった。ダメもとで駆け込んでみる。なんと、特別にカットしてくれるとのことだ。席に通される。店内には独特の匂いが漂っている。入口手前の席に通された。結婚式に参列するから短くしたい、と雑な注文をする。「かしこまりました。」店主は短く答えた。カットはすぐに終わった。髪の毛を流すためシャンプー台へ誘導される。台に横になり、顔
Bさんはビルの夜間警備をしていた。ある晩、オフィスでいつものように監視カメラの画像をチェックしていた時のこと。一階のエントランスに一人の男が映っている。この時間に誰もいるはずがない。奇妙なのは、その男がカメラに向かって微笑んでいる。そして、カメラに向かって指をさしている。エントランスへ見に行く。誰もいない。不思議に思ったが、その日はそれで終わった。翌日の夜。あの男が再びカメラに映っていた。今度はエレベーターホールにいる。その男が微笑みながらカメラをゆっ
彼女は毎朝、同じ時間に、同じカフェの席同じ席でコーヒーを飲むのが習慣でした。「いつもの!」と注文するとオリジナルブレンドのコーヒーが運ばれてくる。香ばしい匂いを嗅ぎ、苦みを味わい、行き交う人を眺める。コーヒーを飲みながら、お気に入りの小説を10分ほど読む。そして会社へ向かう—それが彼女の日常でした。そんなある日。コーヒーの味が変わったような気がした。いつもの香ばしさがない。それに、なんだか苦さが強い…最初は「気のせいかな?」と思っていた。
よくネット通販で買い物をするTさん。ある日、注文した覚えのない郵便物が届いた。差出人は不明。封筒が少し黄ばんでいる。不気味さを感じて、Tさんは封筒の受け取りを拒否した。数日後また同じような封筒が届く。また、受け取り拒否をするそれから何日かおきに何度も同じような封筒が届くようになった。受け取り拒否、受け取り拒否、受け取り拒否…そのうち、配達員も「また…返却しますよね?」なんて口を聞くぐらいに、それは日常的になった。そんなある日—つい、好奇心が勝ってしま
大学生のSはよく友人とつるんでドライブをしていた。ある時、地元でも有名な心霊スポットの森へ行こうということで盛り上がった。そこは、かなり有名で本格的な心霊スポットだった。2人の知人達も訪れた後、事故にあったり不思議な体験をしたりしている。そんな話を聞いていた2人は、流石に夜行く気にはなれなかった。そこで、真昼の天気のいい日に行くことにした。そして、その当日友人の車で森へ行き、入口の駐車乗へ車を止めた。真夏の快晴の空は気持ちのいい気候だった。ただ森の
これは先輩から聞いた話です。先輩は数年に一度、全く同じ内容の夢を見るんだそうです。でも一部だけ...ちょっとづつ変化がある夢だと言うんです。夢の中で先輩は、小さな協会の中にいた。他に人はおらず、教会の中には先輩だけ。ただ周りには何体か、背中に羽の生えた天使のようなものがいるんだそうです。その天使のようなものたちは先輩と手を繋ぎ、教会の入口に向かって歩いて行く。そして、入口が開くと天使たちは羽ばたきはじめ、先輩と一緒に天に登っていく。そこで景色が明るく
深夜、彼女は疲れた体を引きずるように自宅マンションへ帰ってきた。重い足取りでロビーに入り、エレベーターのボタンを押す。数秒後、エレベーターの扉がゆっくりと開く。彼女は中に入り、自分の階のボタンを押した。扉が閉まり、エレベーターは上へ上へと昇っていく。すると突然、エレベーターが急停止。直後に照明が消え、非常灯が点灯した。「停電か?」恐怖よりも家に帰れないイラつきから、非常ボタンを連打する。しかし、反応がない。それから数分経っただろうか。エレベー
ある病院での出来事です。Yさんは足の骨折で入院することになりました。怖がりな性格のYさん。広い病室に、一人だけの入院生活がたまらなく嫌だったそうです。ある夜、物音が気になり急に怖くなってしまったそうです。こんなことで押してはいけないと思いつつ、恐怖からナースコールを押してしまいました。するとすぐに、看護師が駆けつけてYさんをなだめてくれたそうです。その日から何度か、夜中にその看護師になだめてもらっていたそうです。そんなある晩。ナースコールを押しても
これは、Mさんが海外赴任した時の話です。日本では珍しい地下室付の滞在先で、Mさんはとても楽しみにしていたそうです。引越しの当日。荷物を受け入れ終わって一息ついた時、すでに日が沈みはじめていました。ふと地下室のことを思い出し、早速見に行くことにしたそうです。海外にありがちなテキトーさで、電気が通るのは翌日でした。仕方なく、スマホのライトを頼りに階段を降りることにしました。地下室へ続く扉を開ける。すこし埃っぽくじめっとした空気。階段を降りて地下室に入る
Tさんはこの学校に来てからもう半年が経つ。しかし学食の食事が不味いことには慣れなかった。ある日、食堂でランチを取っているとトレイに「H君」と書かれているのに気づいた。H君とは、前の学校でいじめられていた生徒の名前だ。驚きつつも、何かの偶然と自分に言い聞かせる。しかし食べ始めると、不気味な違和感が胸を締めつけた。その夜、恐ろしい夢を見た。夢の中でH君が現れた。「お前に食べられた気持ち、わかるか?」と言うのだ。TさんとH君の間には、食堂のテーブルがあり、その上のトレイ
もちろんこのことについてです。『【無能代理人】翔平を「金のなる木」扱いやってる事は一平さんと同じ』コイツの話です↓『【重大発言】なぜか誰も言わないので言います④』『なぜか誰も言わないので言います』シリーズですが、今回はいつもとちょっと違います。…ameblo.jp「危うい感じがする」大谷翔平27億円ハワイ別荘購入で不動産会社の“顔”に…ネットに寄せられる心配の声米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、大谷がハワイ島の「マウナケア・リゾート」内の高級住
こんにちは!ふななです今日実は、「変な家」という小説を読みましてそれからというもの、家のあちこちが気になってしまうようになりました、、、、。最近映画でも公開されていますよね!映画のほうも見てみたいです変な家の図から奇妙なストーリが浮かび上がりその真実を追っていくとぞっとする結末にたどり着きますただのミステリーホラーなだけでなくそこには人間の本質的部分があらわれています。自分の運命についても考えさせられる作品でした!ぜひ気になった方は「変な家」読んでみてください
前回の予告で近所の泥棒の話を載せようと思いましたがここ最近全国ニュースにもなった大事件に遭遇したのでブログにしちゃいます!!冬なのに春のように暖かい日でした、近所で熊が出没し、パトカーや猟友会が町内を走り回っていました。えー熊かぁ、、、と思い、ふと2階の窓から向かいの道を見下ろすと、、、え、!!!!!なんと、熊が向かいの道を渡り、我が家のガレージに入り込んだではありませんか!!!🐻熊はパトカーや猟友会に追いか
イーロン・マスクがX、不具合、かましやがったので、ここで番宣いたしやす。クリスマス、全国のリア充、非リアを恐怖とお笑いのどん底に突き落とすべく、アタクシ、おバカさん企画、ぶちかします!!#ゾッとする話・番宣クリスマスに開かれる「ゾッとする夜会」!!#怪談の総合格闘技・#BSSトーークのゾッとする話・12月24日20:00配信!!芸歴19年のメンヘラリスト、大城が結成したお一人様ラウド・ロック・バンド「BlackSheepSoceity」の楽曲、それと反レイシズム、反ファシズム、反ナ
秋から年末年始にかけて空き巣などの被害が増えるらしいですね。秋は、結婚式や行楽シーズン。冬は、クリスマス、忘年会、お年玉準備などキャッシュレス時代とはいえ何かと現金が必要だったりしますよね。ある年の12月平日の朝10時頃玄関のドアが開いたような音がして家族かな?と思い廊下に出たら知らない男が玄関に立っていました。ゾゾーーーッ同じマンションに住む人なら、だいたい顔は分かるのですが、見たことがない…作業着らしきものを着ていますが、業者さんなら
ストレス発散が目的ではないけれど、通勤や仕事帰りの車の中で物凄い大声だしてから大声で歌ってます。居酒屋で注文するとき以上に大きな声でビールとか枝豆を注文した後、なんでもよいので歌うとなんだかいつもより声が出て楽しくなってきます。一人で運転する時はいつもこんな感じです。なんだかぞっとする話ですね(笑
(たまたま見た業界怪談が怖かった再現映像が良質で怖すぎた💦長野の遭難者のや富士山の巫女さんのとか…山はやっぱり怖い部分もあるな💦)先日のmyゾッとした話(怪談関係なくリアルに)台所のシンクを洗ってた時のこと。洗い物は次の日にまでシンクに放置する…は絶対イヤな人間で。ズボラながらそこだけは真面目に徹底しているつもりんで、いつものように洗い物を済ませて。シンクの中もすっかり泡だらけにして、蛇口まわりもピカピカに洗い終わった時。ふとスポンジ(100均の白い網ネット付いたスポンジ5個入りの)
どうも。こんにちは。私が小学生の頃、何度も見た怖い夢の話です。今でも鮮明に覚えています。私の実家は昔ながらの古民家でしたが、トイレだけは綺麗に改装され、なぜか4つもありました。男性用の立ち便器、洋式トイレ、和式トイレ、全て仕切られた空間で廊下に並んでいるという、どこかの旅館ほどの設備でした。全く怖い雰囲気もなく、とても快適なトイレでしたが、私には怖い場所になっていました。🚽その元となった怖い夢は洋式トイレに座っているところから始まります。座っていると、急にゆっくりと、ゆっ
頭皮の匂いこんにちは☀︎午前中は小児科に行って念のため鼻グリグリ検査をするかしないかで嫌がった娘にタックルで吹っ飛ばされた女マキです弱そして今回の投稿ネタ。とても気になっていることがあるんですそれは頭皮の匂い大事なことなので2回書きました昨晩、お風呂前に3歳息子が座っている私を後ろからぎゅーってしてくれた時にママのにおいはいつもいい匂いだね〜なんて可愛いことを言ってくれたんです。内心ウハウハを通り越してうへうへそしてそのまま頭に顔をぎゅぎ
この話は「2週間前」の話。「なにするか~」とのんきにテレビをつけようとしていたgansobouhanbuza。そしてテレビを見ながら40分後「ブログを書こう!」と何かネタを思いついたようにでテレビを消し、パソコンをつけ、ブログを書きながら30分後…テレビが勝手についた。「ん」するとgansobouhanbuzaは気が付いた。「さっきテレビ消したよね」困惑しながらテレビを消し、またブログを黙々と書き続ける。40分後…僕の家にはリモコン立てがありそ