何を隠そう損なオヤジは埼玉県蕨市出身で、小学校2年の3学期から5年生までは浦和市立谷田小学校に通っていた。そんな縁もあってか、ある種の使命感も感じてか、映画館に向かった第一作は、赤坂のクラブでちょいと仲良くなった20歳くらいの有村架純似のお姐ちゃんとの同伴デートだった。その時は若い子の感覚に合う映画を選んだつもりだったのだが、「埼玉県人にはそのへんの草でも食わしておけ」を代表する関東各県をとことんディスるこの作品のウリに、苦笑失笑爆笑したのは自分ばかりで、確か福岡から上京して来たばかりの彼女は常