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私は心理療法士、芸術療法士として病院に勤務していますが、今までに多くのてんかん患者さんに接してきました。てんかんは人によってさまざまな発作症状があります。一般的に知られていない症状もたくさんあって、人にわかってもらえないジレンマがあります。アートセラピーでは、言葉にならない気持ちをアートを通して表現することを目的とすることもあります。できるだけ患者さんに寄り添い、社会生活が円滑に過ごせるお手伝いができるといいなと日々考えています。カウンセリング、アートセラピー、発
てんかんは脳の病気で、100人に1人が罹患すると言われている珍しくない疾患です。身体症状のほかに、精神症状が現れる方もいます。私は心理職として、また芸術療法士として心理社会的支援の必要だと思われる方にカウンセリングや芸術療法を行っています。認知機能が一時期低下している方は自分の思いや状況を言葉で言い表すのが難しいことがあります。芸術療法は非言語的アプロ―チです。言葉の代わりになるツールを用い自己表現を促します。人に伝えられないもどかしさを表現することで
人に嫌われたくないために、自分の思いを隠して、ほとんどのことにYESと言ってきた人、、、こころがだんだん寂しくなってきたり、少しのことで折れてしまったりしていませんか?ちょっぴり勇気を持ってうまく自分の考えが相手に伝えられるようになるといいですね。あなたの考え方が間違っているのではなく、少し言い方を変えるだけで、相手の意見を肯定しつつ、自分の考えも伝えることができます。相手と自分の考えをYESでまとめようとせず、あなたの意見はわかりました。私はこう思います。なぜ
身の危険を感じるととっさに身体が反応してよけたり、手で覆ったり、反らしたりします。私たちは瞬間的に危険を察知して反応できるようになっていますが、危険ではないことに関してはどうでしょう。私たちは思考が勝つことが多いのですが、本当にそう感じているか改めて「こころ」に聴いてみると、考えていることと感じていることが違うことがよくあります。何をすべきかを考えるのではなく、何がやりたいかに焦点を当ててみると「こころ」や「からだ」が正解を教えてくれます。自己批判を止めてあ
自己主張と聞くと強い言葉のイメージがありますが何も反対意見を言うわけでも我がままを通すわけでもありません。自分の考えを話してみたり、行動してみることが自己主張なんです。YESNOを選択すること。。。これも大事ですね。自己主張は生きていく上でとても大切になる道具的なものだと考えてください。自分らしさや、ほしいものをはっきりさせるために自己主張という道具を使って、自分の要求や欲求を伝えます。自己主張をせずに受け身になってばかりいると自分の欲求を自分が無視
アートセラピーでは、凝り固まった思考やからだをできるだけほぐしてさまざまな良い反応ができるように促します。そのためにはまず自分の感覚をひらくことをしていきます。「感覚をひらく」とはどういうことでしょう。からだには外界の刺激を受け取る器官がたくさんあります。目で見る耳で聞く口で話す味わう動かすこころで感じる考える多くのことができます。この感覚がひらいてないとせっかくの良い刺激を受け取ることができません。これを受け取るために感覚をひらくワークをし
アートセラピーを安心して受けてもらうために、しっかりとしたガイドラインがあります。様々な作品を通して自己理解を深めていきますが、その作品は個人のものであり、人と比べることはありません。ですから、作品の上手い、下手などの価値を問いません。作品の評価や分析、解釈をしません。分析や解釈をするのは心理テストです。どんな作品も表現もあなた自身として尊重されます。作品を通して自分を表現することを体験してみましょう。自由な表現を感じましょう。表現しないという表現もあります
ボディイメージは、自分が自分の身体についてどんなふうに認識しているかということですが、自分のボディイメージが正しいとは限りません。ある人は、自分のことを太っていると思っていますが、周りから見ると決してそうではないことがよくあります。なぜ太っていると感じているのでしょう。もしかすると、幼い時に、母親に言われたのかもしれないし、友達が意地悪で言ったのかもしれません。流行りのファッション誌がガリガリモデルを美しいと言ったのをみて、美しい概念を自分で植え付けたのかもしれま
ボディスキャンってなんのことだかわかりますか?ボディスキャンとは、自分の身体の隅々まで意識をして感じてみるということです。自分の身体に意識を傾け、足の指から頭の先、そして内臓に至るまで今の自分がどのような身体であるかを観察していくのです。足の指のそれぞれが意識してください。目の奥を意識してください。痛い、痒い、重いなど身体が訴えてきることに気づけるかもしれません。今まで気づかなかった身体の声が聴こえてきませんか?身体を意識することで、緊張や力が入り過ぎてい
何かの目標に向かっているつもりでも、ふと我に返ると、本当にこれでいいのか本当にしたいことができているのか。。。突然迷いだすことがあります。やりたいことが複数ある場合は余計に迷うかもしれません。やりたいことがわかっていても、それができない状態だということもよくあるかもしれません。もう一度冷静に考えてみましょう。やりたいことが決して優先されているとは限りません。やりたいことの配分がすごく少ないかもしれません。でも、この配分がわかっていると焦ったり、迷ったりする
本来、こころは感じる場所です。あたまは判断してくれます。からだは判断に従って行動します。「こころ」と「からだ」と「あたま」にはそれぞれの役割があります。上手に役割が果たせると、私たちはとてもHappyな気分になります。感じる「こころ」の役割を無視して「あたま」で判断ばかりしていると、感じた気持ちが寂しがります。「あたま」を優先して頑張れ!頑張れ!とからだを動かしていると、「からだ」が疲れてしまいます。「こころ」と「からだ」は自分から主張ができないので、「
「こころの声」もからだの声と同様に、ちょっとだけ時間をとって聴いてみます。こころが楽しいと言っている?こころが悲しいと言っている?こころが寂しいと言っている?楽しい、悲しい、寂しいなどの感情が聴こえてきたら、解決しようとせずに、その気持ちだけを受け止めてみます。あぁ、悲しいと思っているんだね。そう、寂しいんだ。私は、あんなことを言われたら悲しいと感じるんだ。私は、こういうときに寂しいと感じるんだ。ただそう思うだけでいいんです。こころは様々な感情を受け取る
前回、こころとあたまとからだの声についてお話ししましたが、今回は、「からだの声」をテーマにしたいと思います。「からだの声」とは一体どういうことでしょう。からだの声を聴くとは。そう難しいことではないのですが、お腹が空いた、お腹がいっぱい、頭が痛い、頭が重い、腕がだるい、腰が張っているなどからだは毎日いろんなことを教えてくれているはずなんです。毎日の忙しさに紛れてしまったこのからだからのメッセージを無視続けると、からだの不調が出てきます。ごはんをそんなにたくさ
こころあたまからだこの3つを意識したことがありますか?普段、私たちはどんな些細なことも判断しながら生活をしています。ランチは何を食べようかな寄り道しようかな仕事の優先順位はどれから、、どんなことも判断していますよね。判断するのは高度に成長した私たちの「あたま」です。それに従っているのが「こころ」と「からだ」です。頭が判断して指令を出し、「からだ」を動かす。「こころ」が嫌だと感じても「あたま」の指令に「こころ」は従います。「からだ」と「こころ」は判
ひとつの事実があったとします。ネガティブにとらえる人とポジティブにとらえる人がいます。がっかりして何日も引きずって何もかもが嫌になる人、ケロッとして次のことに向かう人。何が違うのでしょう。あなたはどちらのタイプですか?あなたは自分に対して否定的ですか?自分に対して肯定的ですか?自己否定型の人は全体的に物事のとらえ方がマイナスで、自己肯定型の人は物事の考え方が楽観的です。自己否定型の人は、まず他人がいて自分がいる。自己肯定型の人は、自分あっての他人。
私は成人のてんかん患者さんと多く関わっています。てんかんには実にさまざまな型がありますね。人にわかってもらいにくい発作もあり、人知れず涙することも多いことでしょう。事故で発症した人、脳炎で発症した人、原因のわからない人、こどものころに発症した人、成人になって発症した人、てんかんになって友達が減ったと感じている人、仕事ができなくなった人、記憶が悪くなった人、物事の段取りができなくなった人、手が震えたり、足が震えたり、眠い人、不眠の人、胸やお腹が痛
気になるひとつのことにとらわれてそのことがいつまでも頭から離れないそんな人はいませんか?寝る前になったら思い出す人は不眠に悩まされたり、日中に思い出す人は、やらなければいけないことが手につかなかったり、ミスが多くなるかもしれません。もし何か疾患のある人は、症状が悪化することもあります。そのような悪循環から自分を解放するためにマインドフルネスという方法があります。休日こころの相談室では、このマインドフルネスとアートセラピーをうまく融合させて、あなただけの
今、この瞬間に意識を向け、日頃のストレスや不安、心配事を軽減し、こころを整えるのがマインドフルネスです。さまざまな価値判断に惑わされることなく、こころを落ち着けると生き方が楽になります。マインドフルネスと一緒にアートセラピーを体験するとさらに自分本来の姿が見えてきます。より深く内面を知ることができ、とても有意義な時間を持つことができます。アートセラピーとマインドフルネスがセットになったオリジナルのメソッドを受けてみられませんか?このメソッドに興味を持った方はアートセ
~こころの声とからだの声の「なにか」~私たちは普段自分のからだのことをあまり意識していないかもしれません。風邪を引いたり、頭が痛くなったり、だるくなったりしてはじめてからだの異変に気がつくことが多いです。でももしかすると少し前からからだが「なにか」を知らせてくれていたかもしれません。今日はちょっと首筋が寒いよ!とか、背中が緊張してるよ!とか。それを気にせず過ごしていると、あぁ…今日は熱っぽいとか,う~ん頭が重いとか本格的に不調を知らせてくれます。そして休息するんです
ネイルにヘアカラー、季節ごとに発売される心踊るコフレたち。次の季節には何色が流行るらしい、今年はこんなシルエットがいいらしい!同僚や友達はファッション誌や情報誌からいろんな情報を入手している。私は目まぐるしく変化するコマーシャルについていくのに精いっぱい。去年のお洋服はもう古いのね。。。今年はせっかく伸ばした髪を切った方がいいのかしら。。。なんてことを続けていると、頑張っているんだけどなんとなく自分を見失っているような気がしてきた。ふと気がつけば、思いきり笑った
好きなことが見つからない。。。と、焦ったり、落ち込んだりする人がいます。周りをみたら、好きなことを見つけて邁進している人それを職業にしている人、趣味を満喫している人、まるで自分以外の人はみな楽しそうな趣味や、これ!といったやりがいを見つけているように思えます。でも、楽しくないことを頑張って見つけなくても、嫌いじゃないと思うことを続けてみてください。好きでなくてもいいと思います。気が付いたら何年も続けていたとか、止めるきっかけがなくてなんとなく続いているそれでいいんです
口って嘘をつくし、無駄なことを言うし、大事なことを言わないし、なかなか難しい。。そもそも言葉を知らないと話もできないし、自分の思いが伝わらないし、なかなか厄介。。言葉を上手く使える人がどれだけうらやましいか。誰かに自分の思いを勘違いされたときに、しっかりと伝えられたらいいのに。。言葉を大事にすれば、、言葉をちゃんと考えれば少しは伝わるようになるけどそもそも言語が得意でない人には苦痛だったりする。。本題絵って、その人そのものが表現されるっ
外に出ると、すれ違うだけの人を含め、多くの人と出会います。私も通勤の道中ですれ違う人や、買い物するスーパーですれ違う人のほか、カウンセリングや心理療法、心理検査などを通して人と接する機会があります。継続して何度も出会う人もいれば、一度きりの人もいます。そんな出会いの中で、例えば心理検査の時間だけご一緒する、ほんの1時間程度の出会いでも記憶に残る人がいます。数年経っても、あの時あんな話をした、こんなことを言っておられたなと思い出すのです。また、波長が
ゲシュタルトの祈り私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。私は私。あなたはあなた。でも、偶然が私たちが出会ったとすれば、それは素敵なことだ。たとえ出会わなかったとしても、それもまた同じように素晴らしいことだ。フレデリック・パールズ人に迎合して生きる人は、自分が何を考え、どう生きていくのか迷うことがあ
ノートルダム清心女子大学の学長まで勤め上げた渡辺和子さんの本のタイトルが、「置かれた場所で咲きなさい」です。仕事や普段の生活で、自分の居場所を不安に感じたり、自分の存在価値に不安定さを感じた時にふと思い出す言葉です。もし、今いる場所を自分で決めたのなら、もう一度その頃を振り返り、なぜ私はここを選んだのだろうか、その後どのように変化したのだろうか、私は今最善を尽くしているだろうか、など考えます。今の状況をありがたく受け取れたら、置かれた場所で小さくても
何かをヒントに自分のテーマにリンクすると、ストンと落ちることがあります。その何かを求めて、本を読んだり、セミナーに出かけたりするのですが、たとえ答えを教えてもらっても、なんだかスッキリしないことがほとんどです。日常生活で、誰かとの会話の中や、自分の行動、他人の行動、仕草、ぼんやりしているときに、ふわっと湧き上がる直感を感じることがあります。この感じることをするには、常にアンテナは張っておかないとその直感をキャッチできないので、自分のテーマは意識しておいた
なにか嫌なことがあったとします。あなたは、その気持ちを引きずる方ですか?それともすぐに忘れる方ですか?あることが頭から離れないなんてことを経験したことのある人はたくさんいるでしょう。頭から離れないことが長く続くと、関連したことが次々思い浮かび、また悩みの種が増えたり、悩みの方向が変わって、収集がつかなくなってパニックになる人もいます。では、切り替えの出来る人はどんな人でしょう。おそらく、瞬間を生きている人なんです。過去のことを振り
人の性格は10人と色と言われるように、育った環境や、教育によってなど様々ですね。同じように育ったきょうだいでも、それぞれ性格が違います。そして、自分の性格がどんなものか人からどう見られてるのかなど気になるところではあります。客観的に自分のことをみることにより、自分との向き合い方が変化します。また、人との付き合い方にも変化が現れます。カウンセリングなどで相談し、性格傾向を教えてもらうこともできますが、性格検査でもみることができます。性格検査は、質問形式
ぼーっとしているときや、夢中で何かをしているときに、ふと、何かをひらめくことがありませんか?頭で考えごとをせず、無意識の世界にいると、そこから思わぬ「ひらめき」という贈り物をもらえるのです。何かを得ようとして頑張って考えたり、急いだり、答えを出そうとすると無意識の中にいた「ひらめき」がどこかに引っ込んでしまいます。「ひらめき」という贈り物を自分に与えるために、急かさずゆったりと待ってみてください。京都でゆったりとしたセラピーの時間を持ちません
直感とよくいうけど、それって何?そもそも直感で決めるとかよくわかんないんだけど…。なんて声をよく聞きます。私も自分の直感に自信を持っているわけではありませんが…。頭で考えて出した答えということではなく、体で感じた感覚、根拠はないけど、そう思うなど言葉で言い表せない感じみたいなことでしょうか。ただ、日頃私たちのほとんどは、この直感を無視するように教えられてきました。確かな知識を持って、感じるのではなく考えるのだと教えられてきたからです。考えたり知識を得ることと、直感は