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先日読んだ『ウクライナ戦争の嘘』にたびたび登場した歴史家エマニュエル・トッドによる本です。(Wikipediaより)『ウクライナ戦争の嘘』もそうですが、この手の本を読むと、教養のないわたくしは鵜呑みにする傾向があります。なので、やや批判的な目をもって読み進めました。でも、結論から言うと、『第三次世界大戦はもう始まっている』は本当かもしれません。内容(第三次世界大戦はもう始まっている/エマニュエル・トッド【著】/大野舞【訳】<電子版>-紀伊國屋書店ウェブストア|オ
●預言者エマニュエル・トッドの「帝国以後」アメリカの終焉。エセ預言者に立ち向かう思想。下元です。この1年と半年以上とある預言者の本を読んでいました。エマニュエル・トッド氏、当ブログでは何度か紹介してきました。フランスの歴史人口学者、知る人ぞ知る方なのだが、ぶっちゃけ母国フランスを中心に西側諸国のイデオロギーに沿わない書籍や研究ばかり発表するのでうざがられるのを通り越してアカデミー界にはあまり居場所がない風になってしまった。ある意味不遇ではあるが、しかして孤高の変革
私も以前はそうだったんですが、日本に住み、毎日見ていたテレビのニュースや新聞の記事を信用し鵜呑みにして(情報操作されて)いると分からない事、知らない事だらけになっていませんか?日本は、世界で唯一の被爆国でありながらその加害国であるアメリカに対して,GHQから始まりCIAへ移ってからも反米意識が生まれないような洗脳教育(政策)が上手くいったため、親米国家と言う名の植民地に成り下がってます。そして、アメリカを始めイギリスやフランスなどいわゆる西側諸国と呼ばれる国々が進める事が正義で正
本日はイスラエルがイランに報復攻撃を行ったとのことで日経平均株価は大きく下落しました一方、有事の金は午前中に大きく買われたものの、結局朝の水準まで戻ってしまいました・・金だけでなく、原油も為替もほぼ朝の水準に戻っております(株価だけが過剰に反応)僕は、イランとイスラエルの攻撃は双方ともパフォーマンス的な意味合いが強いと思っております。中東の緊張悪化は避けられると期待しておりますが、それでも戦争は長く続くと思います。(パレスチナ人やアラブの人たちのアメリカに対する憎し
エマニュエル・トッドのインタビューが本になっているというので、本屋に行って立ち読みしていたら、読み切ってしまった。(実際は、椅子がおいてあるので、座り読みなんだけどね)結局買わずに帰ってきてしまったのだけれど、まあ後のフランシス・フクヤマとマルクス・ガグリエルはいいかなとおもって。2024年の2月の状況下で、一番危ないのはロシアでも中国でもなくて、米国なのだと言っている。なにをやらかすか分からないという懸念がると。他国を軍事で進行したロシアに非はないとは言わないが、そこに追い込ん
今日はバレンタインデーなので、もしかすると生チョコレートをもらったり贈ったりとかしたかたもいるかもしれません。私はそういうのとは縁がありませんが、でも”生プーチン大統領”というのは初めてでした。タッカー・カールソン氏によるインタビューのことです。これで(インタビューが多少演技的であるということを差し引いても)、プーチン大統領の印象は大きく変わりました。実に画期的なインタビューでした!このインタビュー動画はすぐにネット上にアップされましたが、文字ではこれが最初ではな
ミスター・チルドレン「名もなき詩」(1996年)というシングル盤。ミスチルの中でも屈指の名曲「名もなき詩」の短冊シングルCDを手に入れた。確か当時、ドラマの主題歌にもなっていたっけ。CD全盛時代でも、かなり売れた部類になると思う。こういう名作は、’90年代とかこの頃のJ-POPの歌詞、メロディに、まだ良いものが沢山残っていたことの証拠となる。その言葉たちから、何かを考えさせられる。これ以降の時代の歌が、貧弱で問題になる。’20年代以降の今の歌というのは……、味わいが少なく、無機質
2024.2NO.203たいわんVSたいさん新年2024年は、日本は元日の能登地震、翌日の地震救援・海保機と日航機との衝突という最悪のスタートを切った。新年は選挙イヤーとも呼ばれるが、世界はどうなるのであろうか。3月にロシア大統領選、4月にはインド、韓国で総選挙、11月には米国大統領選がある。それに先駆けて、3日後の1月13日には台湾総統選がある。2期目の蔡英文総統は3選が禁じられており、与党民進党は、党首で副総統の頼清徳氏を擁立した。野党は最終的に2名が立候補。最大野党・
友だちにもらったこの本とても勉強になる。私への、すばらしいクリスマスプレゼントだった。プーチンが悪いとか、国際人道法違反とかそういう問題では、ない…とは、みなさまもお気づきでしょうし、わたしも、感じ取ってはいましたが、エマニュエル・トッド(いかにもな、フランス人の名前…)さんの、博学で、明快な文章で、政治歴史弱者の私でも、ロシアの状況が本当によ~く、分かった。@@@あたりまえだけど、歴史と世界情勢をきちんと知って、ウクライナ紛争を
乙巳きのとみ・おつし忙しい&つかれている廃人状態で推移しています。「在学中に死ぬかも」が何度目かにリアルな感じです。皆さんお元気ですか。あったかい冬ですね…(大雪たいせつです、今)。二週間て長くて、何があったのかな。卒業実技試験と卒業判定最終模試(第四回)が同じ週だったんだよね。なんつースケジュールや。三年生みんなボロボロで、今週が中期ラスト週です。卒業判定出たらもはや、学校に行くモチベーションが0だよね。座学は「問題演習」ばかりでうるさいクラスメイトが騒ぐのにひたすら耐える地獄の時間となっ
エマニュエル・トッド、片山杜秀、佐藤優「トッド人類史入門西洋の没落」(2023年)という新書を読み終えた。エマニュエル・トッド氏は1951年生まれの歴史人口学者、家族人類学者である。我々には余り聞き慣れない人口学や家族学。その斬新な視点で世界情勢を分析される。国・地域の家族システムの違いや人口動態に着目する方法論で以て、ソ連崩壊、リーマン・ショック、トランプ勝利、英国EU離脱など、次々と重要な出来事を予言していた。そのトッド氏のインタヴューが中心となる新書である。トッド氏を高く評
トッド人類史入門西洋の没落/エマニュエル・トッド片山杜秀佐藤優Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}★★★★☆長野県松本市出張の往路の車中にて聴く。トッド理解の最良の入門書にして、主著『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』我々はどこから来て、今どこにいるのか?上アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか(文春e-book)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}を読み解くための最適な
ソ連崩壊・金融危機・英国EU離脱などを予言し、世界の賢人16人の一人に数えられるフランスの歴史人口・家族人類学者、エマニュエル・トッドの著作。本書はウクライナ戦争開始直後に発行され、将来を予測する目的で書かれたものではないが、グローバリゼーションが進んだ現代では対露制裁は効かず、むしろ欧米がその反動を受けるとの言は、正にその通りとなっている。センセーショナルなタイトルだが、倫理的な責任は別として、ソ連崩壊後にNATOの東方拡大はしないとの約束を反故にして旧ソ連圏まで拡大、ロシアの源流と
フランスの人口統計学者?のエマニュエル・トッド氏は以前より今回のウクライナ戦争はロシアよりアメリカ、NATO側に責任がある(ロシアは悪くないと言っているわけではない)、と以前から発言してきたが、自分もそう思う、というか感じるので読んでみた。実際の本の中身はそうゆうことよりも、西洋文明が、いうほど世界全体に浸透しているわけではないということや、そう言った中で西洋社会の没落、特にアメリカやイギリスのアングロ・サクソン社会、というようなことが多く語られていた。なかなかの親日家らしく、日本の心配もし
cheeseです💕今回ご紹介するのはこちらの一冊📗(エマニュエル・トッド、池上彰『問題はロシアより、むしろアメリカだ』朝日新聞出版、2023年)エマニュエル・トッドと池上さんの対談📗本書では「聞き上手」な池上さんがトッド自身も驚くような(!)話をひきだします。📕📕📕ロシア・ウクライナの問題について自由に語られる場面、ってあまり多くない気がします。テレビや新聞で語られることが事実かどうかもよくわかんない(^_^;)💧国際社会としてみ
文春新書です。トッドの本には興味を持っていますが、いまだにちゃんと読んでいません。最近夫の考え方にかなり影響されていて、その彼がトッドには賛同できる部分もあるといったところで、いわばお墨付きをもらったような気持ちで「我々はどこから来て、今どこにいるのか?上アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか」を読む前に、読んでおこうと思い手に取ったように記憶しています。今あえて日本がトッドの作品を取り上げるのには、どんな意味があるのだろうと考えます。本当は日本はアメリカの影響から逃れたいけれ
エマニュエル・トッド池上彰「問題はロシアより、むしろアメリカだ」朝日新書を読みました。サブタイトルが「第三次世界大戦に突入した世界」現在のウクライナ戦争は、本質はアメリカとロシアの戦争であり、第三次世界大戦はすでに始まっているというのが、トッド氏の基本認識です。対談形式の本ですが、対談が行われたのは多分2月か3月ころで、プリゴジン氏の反乱事件以前でしょう。プリゴジン氏の事件で大分、ロシアの情勢の見方が変わるかと思いますが、日本人の一般認識とトッド氏の
毎度ご無沙汰しております清霜です。6月は相次ぐ地方出張(全て日帰り)による気疲れ、7月からは暑さのために更新する気力が湧きませんでしたが生きてます。いろいろ悩ましい出来事も舞い込みますが、社会人としてはちゃんと活動できているし、おキャット様たちも元気ですのでご心配なく。それにしてもあっつい!ここのところエアコンはほぼ24時間稼働させている状況なのですが大丈夫かな。もし壊れでもしたら生命に関わる暑さですよ。もう冷房なしには住めない土地になりつつあるって怖いな。さて、今回は
2023年7月11日5月以降に読んだ本である。ざっと2日に1冊というペース。ま〜でもほとんどが後世に読み継がれることもない読み捨て本であるね。現役サラリーマンの頃は通勤電車に乗っている時間が往復で100〜150分(勤務場所によって異なる)あったので、カバンの中には常に2冊以上本を入れていた。軽い新書だと100分くらいで1冊読み切ってしまうから、予備というわけだ。だからピークは年間300冊超ということがあった。過去二十数年は、年間100〜200冊くらいだから、その間だけでも
これから読む本です(たぶん)「脅威と欺瞞の中国皇帝政治二千年史」石平(徳間書店)~日本人が知らない異世界「中国」の行動原理を見抜く~BC221ー2023脅威と欺瞞の中国皇帝政治二千年史日本人が知らない異世界「中国」の行動原理を見抜くAmazon(アマゾン)1,463円BC221-2023脅威と欺瞞の中国皇帝政治二千年史日本人が知らない異世界「中国」の行動原理を見抜く[石平]楽天市場1,540円「物流の世界史」マイク・レヴィンソン(ダイアモンド社)~グローバル化
「「第三次世界大戦はもう始まっている」エマニュエル・トッド著文春新書」ロシアのウクライナ侵攻に、僕は当初から反対の立場をとっています。戦争は、特に民間人を殺害してしまうことは許される行為ではないという当たり前の感情からです。そういうことを言うと、「じゃあ、イラク戦争のときのアメリカはどうなのよ?」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、僕は、イラク戦争時のアメリカについても批判してきたので、矛盾はないかと思っております。戦争という行為にはNoですが、その原因は考察すべきだと考えています。
エマニュエル=トッドに興味を持ったのはネットの記事でソビエト連邦の崩壊を予言した人として紹介されていたのがきっかけです。予言と言っても人口動態学の知見から導き出した結論で科学的なものです。その後は数冊軽めの本を読んで家族制度を通してみる政治形態の解説などに面白さを感じていました。さて、今回読んだのは↓上下巻2冊、Kindle版です。「我々はどこから来て、今どこにいるのか?上アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか」「我々はどこから来て、今どこにいるのか?下民主主義の野蛮な
●下さん趣味の部屋エマニュエル・トッドとアナロジー思考。見えなかった世界が見えてくる。今日は趣味の部屋コーナー。読書家には有名な、橘玲さんという方がいます。エビデンスをもとに徹底した分析と精査を経て主張を強化していく話の展開に対してはもはや誰もぐうの音も出ません。しかし、橘さんに限らずエビデンスベースで語ることのできる、整合的説明のできる事柄も時間も限られているのは、読書家ではない方々にも普遍的な肌身感覚としてわかるはずです。科学的思考はたこつぼ化の危険性をはらん
cheeseです💕今回ご紹介するのはこちらの一冊📙(能條純一『昭和天皇物語(12)』小学館、2023年)『昭和天皇物語』の最新刊✨この12巻は、まるまる「2・26事件」にさかれています。cheese、「2・26事件」についてあまり詳しくありません。教科書以外は、映画や小説で得た断片的な情報くらい。・・・なので、史実とちがった解釈をしているかもしれないことどうぞお許しくださいね😌『昭和天皇物語』では秩父宮と陸軍青年将校
「日本の学校教育」がオワコンと言える2つの理由はじめまして。日野田直彦です。現在は千代田国際中学校の校長をしています。その前は、公募で大阪府立箕面高校の校長をしていました。公立学校では当時最年少の校長でした。偏差値50そこそこの「普通」の高校で、…toyokeizai.net生涯年収を左右する「非認知能力」とは何か。幼少期の遊びを通じて得られるメリットを考える|DIAMONDSIGNALのりもの遊びなど、幼少期に体を動かす遊びをすることで非認知能力が高まることが、さまざまな研究を
円安がキャピタルフライトをもたらすリスクに関する質問主意書www.shugiin.go.jp海外へ逃避する日本人VSそれを阻止したい日本政府-ZUU社長冨田和成の鬼速ブログphotocredit:purplemattfishviaphotopincc前回、以下のエントリーを書いた。『日本の個人金融資産1500兆円は閉じ込められた?~「貯蓄から投資」はtomitazuu.com家計の「キャピタルフライト」がいよいよ始まる日本の現預金1000兆円が海を越え
2月15日なのでnote.comへ投稿しました。今回は、このブログでも扱ったエマニュエル・トッドの大著です。直系家族を50%以下に―エマニュエル・トッド『我々はどこからきて、今どこにいるのか?』上下巻|佐藤守徳|noteこの大著を読み終わって、強く感じることは、やはり日本の未来だろうか?エマニエルドットはかなり以前からウォッチしているので、その主張は概ね心得ているつもりだ。この著書が、これまでの集大成のような気がするだけでなく、人類の未来を大きな人類学的視点より情況を描いてみせたも
無名だった若きエマニュエル・トッドとも親交あった人口学者の方(故人です)から学生の時から色々と話しを聞いていたので、人口学には、昔から興味がありました。彼の本は、全部、読んでますが、人口の推移で将来の歴史を推測ことは、重要です。中国の衰退や”家”制度に関する言説は、参考になります。彼は、アシュケナージユダヤ人だと思いますが、グローバル主義・全体主義にも、意見を申すところも素晴らしいです。コロナ・ワクチン騒動前には、日本の人口は、2100年頃には、6000万人ぐら
エマニュエル・トッドの「第三次世界大戦はもう始まっている」を読んだ。エマニュエル・トッドはフランス人の歴史学者、人類学者である。文春新書から出たこの本は、昨年の6月に緊急出版されて10万部を超える売れ行きを示しているらしい。この本は読みようによってはかなりロシア贔屓、アンチ・アメリカで批判を呼びやすい類の本だと思う。しかしそれが10万部も売れている。各国の家族構造が政治的風土をかたち作って最終的には世界情勢に影響を与えるというのがエマニュエル・トッドの仮説である。父権が強い家父長的家