ブログ記事991件
アイのシナリオボイス投稿者が歌ってみた見つけてくれてありがとう!友達がよくカラオケで歌ってた曲です最近見始めたまじっく快斗の主題歌だったとは...驚いたぁ【🐭やぴさんからお知らせ🐭】9月14日土曜日にリアルイベント実施します!初のディナーショーだよ(敷居を低くやりたいから無理に着飾らないでいいからね)詳しくはまたお知らせします!容姿、年齢、性別....youtu.beやぴさんが歌うアイのシナリオまじっく快斗の歌です。凄くカッコイイから聴いてみて
ある休日の朝、オレは青子の家のダイニングで青子と二人で何気なくテレビをつけたまま朝食を食べていた。その時。『次は、消えた怪盗キッドは今!?という特集です~。』女性アナウンサーのその声にオレと青子はピタリと動きを止めて顔を見合わせる。「どうする?チャンネル変える?」そう小首を傾げる青子にオレはフッと息を吐いて応えた。「別にいいよ。」「うん。」頷いた青子にオレは少しだけ肩をすくめると、青子が作ってくれた野菜スープをスプーンですくい口許に運ぶ。そんなオレをしばらく見ていた青子
「うわぁ~!!快斗。見てみて!綺麗だよ!!」「ホントだ。すっげぇ!!一面に広がるラベンダー畑!」オレ達はそう言って北海道独特の爽やかな清々しい空気を深呼吸して大きく吸い込むと笑顔で笑い合った。「来てよかったね、快斗。」そう言って満面の笑みで笑い掛ける青子にオレは頷く。「ほう。これは素晴らしいなぁ。」「でしょ?お父さんもたまには仕事を忘れてゆっくりしないと。ずっと働きづめじゃ疲れちゃうよ。」「確かに・・・。このところ面倒な案件が立て込んでいたからな。」警部はそう溜息を吐くと苦笑
「快斗、お散歩に行こうか。」その日の夜、青子がそう言ってオレを外に連れ出した。夕暮れのあと、空には月が上がり始めていた。今日は中秋の名月。少し赤みを帯びた満月が徐々に高度を増して天上に輝く。「綺麗だね、お月様。」いつもの公園まで辿り着くと、青子は手を引いて、ドーム型の遊具の上に昇りオレの手を引いた。オレは青子の隣に座ると、青子の手を握ったまま空を見上げる。「久しぶりだよね、快斗とこうやってゆっくり出来るのも。」「そうだな。」オレは息を吐いて微笑を浮かべた。
「よお。」フランス田舎町。場末のバーに入った俺は、カウンターに立つ男に声を掛けた。「いつものでいいかい?」「ああ。」応えた俺は、差し出されたグラスを傾けると、隣に座る女に視線を向ける。「今回はあんたらにはずいぶん世話になっちまったなぁ。」そう口にした俺に、隣に座る赤髪の美女がフフフッと笑みを浮かべる。「そうね。まあ・・・。」そういうと、その女。あの、二代目怪盗キッド、黒羽快斗の母であり、今カウンターの中でいつも通りのポーカーフェイスで穏やかな笑みを浮かべる男。初
それから約一か月後。『快斗快斗、早く来て!!』早朝、自宅で起きたばかりのオレの元に青子から電話が掛かってきた。「おはよー、青子。んな急がなくてもいいだろ?どうせ休みだし。」ふぁ~と、寝惚けてあくびをしたオレに青子が『もう~!!』と溜息を吐く。『今、アミちゃんが来てるの。アミちゃんのお父さんと一緒に・・・!!』そう言って急かす青子にオレは大きく目を瞠った。「アミちゃんのお父さん・・・って、まさか!!SHAKEHANZ社のエンゾ・ブロンCEO!?」『そう!飛行機の時間が迫って
『連邦通信委員会が『ヒトログ』規制の動きを見せています。』『『ヒトログ』が停止されなければ、ロシア国外への退去命令が下ると、ロシア政府はSHAKEHANZ社に勧告を行っています。』『SHAKEHANZ社のサーバーは、凄まじいサイバー攻撃を受けているという情報もあります。』『EUも中国もSHAKEHANZ社に対して非難声明を出しました。』オレは青子の家で朝食を食べながら、テレビニュースの情報を聞き流していた。ルパン三世がネット上に国家機密レベルの暴露情報を次々と公開し始めてから数日、
それから数週間後。オレと青子は、週末に久しぶりに阿笠博士の家に遊びに来ていた。『ヒトログ』の名探偵と哀ちゃんの情報については、相変わらずシステムエラーのままになっている。もしかしたら、アミちゃんが・・・。そんな可能性を思いながらも、オレはすべてを断ち切り普段の生活に戻りつつあった。オレはいつも通り、ソファーに座りながら、名探偵と話していて。それはやっぱり、いつも通り何よりもくつろげるオレの大切な時間で。だが、その時。何気なくつけたままにしていたテレビ画面から、流れ
それから約3週間。オレはあいつに言われた通り、例のプログラムについては愛ちゃんに任せて、すべてを瞳さん達に預けた。それから一度も瞳さん達とは連絡をとっていないし、もちろん親父ともルパンとも連絡は絶った状態だ。『お前は今すぐこの件から手を引け。俺と今ここで話した・・・って事も全部忘れろ。』『大事な約束があんだろ?あの嬢ちゃんの父親と小生意気なちび名探偵とのよぉ。』それはある意味、オレの迷いを見透かした、あいつからの。いわゆる年長者からの助言・・・っていうやつなのだろう。こ
「さぁ~すが。あんたは世界一のマジシャンだな、黒羽盗一さんよぉ。」俺はそういうと、その男の肩を抱えてニヤリと笑う。一週間前、次元が刑務所に護送中の俺達を奪還する為の作戦は、8年前敵対する組織に自殺したと見せかけて、実は生き延びていた。いわば、痕跡を残さず身を隠す天才と、アルベール、次元が組んで実行されたものだった。まぁた、この男ときたら、なぜかあの『ヒトログ』にも一切検知されず動き回る術をもっているらしい。それに『ヒトログ』に変装した俺達がすぐに見つかっちまったのは、『ヒトログ
次元大介によるルパン奪還事件から一週間。ルパン三世が消えた。その事実に世界は騒然としていた。『ヒトログ』にもまったく痕跡を残さない為、現在の居場所も未来予測も不明。「ルパンのやつ、どんな手品を使いやがった?」SHAKEHANZ社のCEOであるエンゾ・ブロンはそんなつぶやきを漏らしたという。「手品・・・。マジック・・・。」腕を組み口許に手をあてたオレは、ふと名探偵のある言葉を思い出した。『もしかして、お前の親父さん、ルパン三世の護送について何か仕掛けようとしてるんじ
それから約一週間後、ルパン三世の護送は遂に決行された。その様子は『ヒトログ』はもちろん、ネットやテレビなどで大々的に取り上げられていた。恐らく無人ドローンで空から撮影していたのだろう。だから、オレはその一部始終を見る事が出来た。SHAKEHANZ社から出てきた、横たわり拘束されたままのルパンがICPOの複数の刑事に囲まれ、外へと運び出される。そこで銭形警部に引き渡されて、石川五ェ門と共に護送車に載せられた。それから、まるで仰々しいパレードの様な軍車両と車の長い車列でゆっくりと動き
それから一週間後。『ルパン三世は一週間後、SHAKEHANZ社からフランスの刑務所に直接護送される事が決まった。FBIを通じて確認した、確かな情報だ。』名探偵から掛かってきた電話にオレは掌を握った。じっとりとその手の中に汗が滲むのを自覚する。『ルパンの護送については、ICPO(インターポール)はもちろん、軍車両も警備につく。物凄い厳重に厳戒態勢がとられるらしい。』「だろうな。」頷いたオレに電話の向こうの名探偵も声を低くする。『次元大介。ルパンの最大のパートナーであるあの男が
その日の夜、オレは自室で一人になったところで、ベッドの上に腰かけると、探偵バッジのダイヤルを回し通信ボタンを押した。しばらく呼び出し音が鳴り響いたところで、ダメか・・・と思い、諦めかけた。その時。『快斗?』か細く。そしてとても頼りなげに聞こえるアミちゃんの声が、静かな部屋に響いた。「アミちゃん・・・。」呼び掛けたオレにアミちゃんは軽く息を吐いて言った。『快斗、久しぶりね。』「ああ。アミちゃん、今大丈夫?」たずねたオレにアミちゃんが応える。『ええ。』声が少し
その後しばらくすると、突然生配信が切断された。それから通信オフの状態が一時間ほど続き、突然再び映像が再開されたかと思うと、そこには『ヒトログWIN!!』のテロップと、血を流して横たわるルパン三世の姿があった。「やめろ、何をしている!?」モニターの中でそう問う声はあの銭形警部だ。「何って見ればわかるだろう。全世界に伝えてやるんだよ。大泥棒なんていう旧時代の遺物の時代は終わったんだって事をな。」「なんだと?」視線を鋭くする銭形警部にエンゾ・ブロンはカメラを指差して言った。
CAT’SEYEの店内に入ると、オレと名探偵は並んでカウンターの中にいる泪さんの目の前の席に座った。すぐに瞳さんが扉の鍵を閉めて『close』の札を下ろす。それからブラインドが下ろされた店内でオレは瞳さんに言った。「すみません、お店営業中だったのに。」申し訳なくてそう口にしたオレに瞳さんが笑顔で応える。「いいのよ。気にしないで。それより・・・。」瞳さんはそう言うと、オレの隣で少し高めの椅子にちょこんと腰かける名探偵に視線を合わせた。「はじめまして。江戸川コナン君。」「こ
翌日オレは、一人でCAT’SEYEへと向かった。昨日の名探偵との会話がずっと頭の隅に引っかかったままだったけど、立ち止まる事は出来ない。だから。そう思い、店の前に立ち、入口の扉を開けようとした。その時だった。「おい。」その声にオレは後ろを振り返る。「名・・・探偵。」「悪いけど、あれ、使わせてもらったぜ。」そう言って、名探偵が眼鏡のレンズのサイドにあるボタンを押した。「あれって、もしかして・・・。」「そう。お前に渡した探偵バッジの発信機。その信号を辿らせても
「な~んて顔してんのよ。」博士の家のソファーの背もたれに背中を預けて、頭の後ろで腕を組みながら考え事をしていた俺に灰原が言った。「別に。」「どうせ黒羽君と喧嘩でもしたんでしょ。」その灰原の言葉に俺は一瞬目を開くと、視線を逸らし顔を横に向けた。「喧嘩・・・なんてもんじゃねぇよ。」「へぇ。じゃあもっと深刻な問題なのかしら。」そう言うと、灰原は俺の目の前に座り、真正面から俺を見つめる。「この前の『ヒトログ』のシステムエラーの件。やっぱり黒羽君が絡んでた?」「ああ。」その
それから世界が変わるまでにさほど時間は掛からなかった。『面接はヒトログを使います。本人が作ったお行儀のいい履歴書なんかよりよっぽど信用出来ますよ。』『友達の事必ずチェックします。ヒトログに書いてあると信用できるもんね~♪』『もうパスポートもヒトログでいいんじゃないか?』『トレンドワードは、ヒトログ離婚です!!』青子の家でテレビ画面を見ていたオレはリモコンを取ると、プツリと電源をオフにした。「面白くねぇ。」ソファーに座り腕を組んで呟いたオレに青子が苦笑する。「そうだね。」そう言っ
「『CAT’SEYE』か・・・。」呟いたオレは、胸ポケットからカードを取り出し、目の前にある建物を見上げる。ガラス張りの店内にはテーブルと椅子が並んでいる。ぱっと見は、いたって普通の喫茶店。(でも実は・・・。)そう思いながら、オレは入口の扉を開けた。その瞬間。「あっ!!黒羽快斗っ!!」店内にいたショートカットの女の子が、いきなり指をさしてフルネームで呼び捨てでオレを呼んだ。少し怒った様子でずんずん近づいて来るその子に、オレは頬を掻きながら苦笑いを浮かべる。三姉妹
それから一週間後。『ヒトログ』が全世界一斉同時にリリースされる事が発表された。リリース前日に、SHAKEHANZ者の社長であるエンゾ・ブロンが登壇し、実際に『ヒトログ』を生中継でプレゼンテーションする。オレはその放送を、名探偵達と共に阿笠邸で見ていた。「見ているか?みんな。我が社の提供する『ヒトログ」』はネットやSNS、各国の防犯カメラなどからAIが膨大なデータを解析し、あらゆる人間に関する情報を割りだす革新的なサービスでだ。」オレはソファーに座りそれを見ながら、わずかに目許に
「快斗。」そう、アミちゃんからオレの携帯に連絡があったのは、それから数日後の事だった。「アミちゃん・・・。」呼び掛けたオレにアミちゃんがフフフッと小さく笑う。「思った通りの反応だわ。」そう話すアミちゃんにオレは少しだけ苦笑してから言った。「学校戻ったの?」「ええ。」答えたアミちゃんにオレはたずねる。「どう?楽しくやれてる?」「いいえ、とても退屈だわ。」その一言でアミちゃんが再び通い始めた学院の中で、どんな生活を送っているのかオレにはすぐに分かった。「そっか
その後、オレは一度家に戻った。学校は今週いっぱい休みになる事が決定していた。結局、謎の組織が学校に侵入して、職員室を占拠し、生徒を連れ去り、爆弾を設置された事は、大々的なニュースにもなり、学校は対応に追われていた。保護者に対する説明会なども予定されているらしくて、しばらく再開のめどが立っていないらしい。(学校にも迷惑かけちまったな・・・。)オレはそう思い大きな溜息をついた。アミちゃんがここに来て良かった。そう思えるように、いい思い出を残してあげたい。それだけの想い
翌朝、青子の家に行くと、青子がテーブルにオレの朝食を用意して待っていた。「おはよう、快斗。よく眠れた?」「うん。」そう問いかける青子にオレは頷いたが、実際は良く眠れなかった。ずっと頭の隅で離れない『ヒトログ』の存在。世界中に本格リリースされるのは間もなくだ。あれを全世界の人が使い始めたらどうなる?名探偵は?哀ちゃんは?それに、オレの正体を隠し続ける青子や警部は?すべての事実がネットで暴かれるとしたら、オレはどうやってみんなを守ればいい?その事を考え始める
オレが今いるのは、警視庁の取調室。良く刑事ドラマに出てきそうな薄暗い部屋の中で椅子に座らされたオレの目の前に、いつも名探偵の事件でおなじみの目暮警部がどっしりと腰を構える。「名前は、アミ・エナン君で間違いないね。」「・・・。」「留学生という事だが出身は?」「・・・。」「今回の事件に巻き込まれた事について、心当たりはあるかい?」「・・・。」すべて沈黙で応えるオレに、目暮警部と、それをまわりで見守っている、佐藤刑事、高木刑事も大きな溜息を吐いた。「日本語だと難しいんですかね
青子達が地下室にいると、その時家のインターフォンが鳴った。「はい。」すぐに哀ちゃんが応答すると、カメラの向こうにはいつも通りの博士の顔があって、苦笑しながら頭を掻いてた。「どうしたの?博士。」「いや、すまんのう。家に入りたいんじゃが、家の鍵を忘れて出てしまってのう。」その言葉に哀ちゃんが大きな溜息を吐く。「はいはい。今から開けるから大人しく待っててちょうだい。」歩いていく哀ちゃんに顔を見合わせると、青子とアミちゃんも後についていった。そして玄関まで到着したところで哀ちゃん
オレが名探偵との通信を終えてしばらくすると、武装した警察官達が一気に船の中に雪崩れ込んできた。そうした混乱の中で一人の警官がオレの独房の鍵を開けて、一人の警官が入ってくる。ここまではオレの計画通り。「大丈夫ですか?」その警官はそう言いながら、オレの独房の鍵を開けた。「寺井ちゃんか?」たずねたオレにその男は頭を振ると、ニヤリと口許を上げる。「いんや。」その声にオレは目を見開いた。「お前・・・ルパン!!」「ご名答。」応えたルパンは、アミちゃんの姿のままのオレを横抱き
「こちらの処理はすべて完了しましたよ、コナン君。」白馬のその声に俺はほっと息を吐いた。「学校内に残されていた生徒、教師の避難を速やかに終えた後、あなたが手配してくれた爆弾処理班が迅速に職員室内に残されていた爆弾の解体処理を行ってくれました。」「そう、良かった。」「ええ。幸い、爆弾は面倒なトラップなどの仕掛けもなかった為、幸いでした。」「うん。ありがとう、白馬のお兄ちゃん。」俺は応えると、もう一度大きく息を吐きだす。「あとは、黒羽君・・・ですね。」「うん。そっちも今、刑事さ
あの後、すぐに白馬君はすぐにまわりの誰にも気づかれない様に・・・と。そういって、青子とアミちゃんを保健室に連れて行った。そしてししばらく、ベッドの上に青子達を座らせて、カーテンで覆い隠す。「すみませんね、中森さんはともかく、今エナンさんがこの場にいる事を誰にも知られるわけにいかないんです。」外から声を掛けた白馬君にアミちゃんが頷く。「快斗は私の代わりに攫われた。私が今ここにいる事を彼らに知られたら、快斗の命に関わる。そういう事でしょ。」「ご名答です。」その言葉に青子は目を見開く
車が動き出した後、オレはしばらく体を丸めながら、目を閉じて体に直接伝わってくる振動に神経を研ぎ澄ませていた。学校周辺の地図は当然オレの頭の中にあり熟知している。そして、強い振動を感じる場所。それは、工事中だったり舗装状態の悪い場所。そして、停止する回数が多ければ、大通りの信号の多い幹線道路を走っている。そう推測できる。それに、体に感じる多少の圧から、推測されるスピードなども含めて計算すれば、ある程度、今自分がどのあたりにいるのかという事は推測出来る。学校を出てから体感時間でおおよそ