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目次緊急搬送口と書いてある。表玄関は閉まっていたが、ここは通り抜けられるだろう。数十年、いや百年以上前。我は一度病院に来たことがあるが、このような清潔で機械が沢山ある所ではなかった。目の前の廊下を、青い服を着た若い男性看護師が横切った。我はその男性看護師に後ろから抱きつき、接吻をした。男性看護師はその場に崩れ落ちた。我はしゅるりと身を震わせて、男性看護師に化けた。………目の前にはいつの間にか屋白美香がいた。「あれれれ?早苗!?何
目次怖かったろう。痛かったろう。寂しかったろう。とても寒かったろう………。髪長氏の一族が仲間を連れてくるまで、逃げようとしても、動こうとしても、どうにもならなかったのか。その間、その間、我の名を呼んだか………。………抱いてやれなかった。我が娘。ジュラニギャミチュ。母はこのさき一生、罰を受ける。赤黒く腐った空から、お前のすすり泣きが聞こえる。この萎びた6本足が、どろりとした黒い地面に喰われる。しかし我は沈まない。死ぬ寸前の
目次月はその姿を隠していた。どこにあるかも分からず時折、薄い雲が光を帯びるだけ。そして鈴虫もカエルも1匹も泣かなかった。あたしとヤスは黒氏盆地の入口にいた。「久しぶりだね。ヤス」「………。こんな形では会いたくなかった。でも、綺麗になったな。美香」「まあ………プロポーズは取っといて」「あの黒身(こくしん)も馬鹿じゃない。チーターになったって東京にいくには人間の交通機関の方が早い。多分、今頃は単線電車のホームで泣いているだろう。始発までまだ2時間はある
目次薪の音と崖の上の黒身(こくしん)のすすり泣きだけが聞こえていた。「わしはこれを最後の仕事にする。跡継ぎは気の強い京香が適役かと思っていたが………」ばっちゃんは槍を持って黒身子供に近づき、目を一気に貫いた。「さ………ごg……」黒身の子は何かを呟き息絶えた。ばっちゃんはすぐに槍を抜いた。その時、黒身の親の側にあった大木が、人間の3倍はある大きなカマキリに変わった。太地のじいさんが言った。「ヤス。あれが黒身の親玉だ。名を黒身妖(こくしんよう)と言う
『圧巻-弥縫録』-陳瞬臣✪試験地獄の元祖は中国である。かっての中国の読書人は「科挙」の試験を受けて合格することが、人生最大の目標である。科挙に合格して「進士」になりさえすれば、あとはバラ色の人生が待っている。進士になるには、「挙人」になっておかねばならない。なんどか下級の試験に通り、初めて挙人となる。清の時代では3年に一度、全国の挙人を北京に集めて、会試が行われ、これに合格すれば進士と称された。挙人になるのさえ至難である。挙人を出した家は、その門に高い旗竿のようなものを立てることが許され
野口です。最近の記事になっていたのでお読みになった方も多いのではないかと思います。私のそれを知っていたり中途半端に理解していたりなのでこの場をお借りして書き留めようと思います。但し、その記事のタイトルは「中華料理でやってはいけないこと5選」となっていたのでそれ以外の六つ目などがあった場合はご容赦くださいませ。一つ目は「円卓中央の回転盤を“反時計回り”に回す」です。これは時計回りがルールなので好き勝手な方に回していたら混乱するからです。但し、残り物が少なくなった場合はこの限
目次黒身(こくしん)の子が震えるように触覚を動かしていた。他の部分はもう動かすことが出来ない。たくさんの槍(ヤリ)が身体を貫いていた。あたしは思わず叫んだ。「………?………?ちょっと!!ちょっと!!子供でしょ!?」一際大きな身体をした………太地のじいちゃん??が言った。「屋白のばあさん。ここは『林業組合』だ。なぜ孫がいる?」「わしは年老いた。後はこの子に継がせる」「そういうのは『林業組合』の会合で言ってくれないと………」一歩下がった暗がりから
GoodMorningNewLife2024.4.23【神の業が現れるため】『本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。』(ヨハネによる福音書9章3節)イエス様は、生まれながら目の不自由な男性を前に、自分の罪も親の因果も関係ありません。ただ神の神業が現れるためだとおっしゃいました。律法学者、宗教家、そして弟子達の意見さえも覆しました。その人にとって、初めて聞く言葉でした。その男性はイエス様の言うことに従いました。そして見えるよう
あたし、美香とばっちゃんは真夜中の山道を登った。「ばっちゃん。黒氏洞穴に行くの?」「そう、本当は頭巾をつけた人間しか登ってはいけない。お前は特別だ。………詳しくは後で話すが今、わしとお前以外の家族は、京香たちは、東京で野生の黒身(こくしん)共に囲まれている」「ええっ。ちょ、どうするの!?」「詳しくは後だ」しばらくすると光が見えた。覚えてる。黒氏洞穴。大人の背くらいの入り口。奥は深くない。赤い布を挟んだシロバコが天井まで積み重ねてある。ゆらゆらと揺れる
盆が終わった。憂鬱だ。なぜに大阪に転勤だ。なんだこの暑苦しい街は。でも髪子(かみんこ)をしなければならないから、お盆には丸1日かけて実家に帰る。東京の京香姉ぇは何故帰って来ない?やっぱり頭いいんだろうな。外資で昇進だってさ。できない妹、美香はもう心折れてますハイ。適齢期すぎる前に地元で結婚すっか。お椀みたいな盆地でさ。ヤスは林業やってるって言ってたな。一度ヤッたな。高2の時か。まあ、そんなとこか。子供は好きだからそれなりの人生だろう。退職。ありがとう
夜。黒身(こくしん)はその尖った歯と刃を鈍く光らす。狩りの時間だ。母さんは失明するかもしれない大怪我。私は母さんを自分の個室に入れてもらった。例の医師はニヤニヤと、「ご家族一緒のほうが心強いでしょう」何を言ってる。一度に襲いやすいだけだろうが。私は母さんとベッドを近づけた。「何故ずっと黙っているの?」「母さんは絶望なんてしない」「………うん」「京香はどうして私らの名字が屋白か分かる?」「分からない」「私らの先祖は黒氏洞穴の側に社を建てる
母さんはベッド脇に座って深呼吸をし、バッグからシロバコを取り出した。「お母さん………車で来たの?」「昨日の夜から8時間かかった。早くしないと間に合わなくなる。昨日から恐ろしいモノをたくさん見たでしょう?」「………うん」「あいつらは黒身(こくしん)と言う」「こくしん?」「人間の大きさの黒いカマキリ。何にでも姿を変えられる。多くは昼間、普通の人間として暮らしている。だけど標的の人間を見つけると、色んな幻覚を見せて酷い状況を作り出し………絶望させてその『感情』を喰
朝か………。あの女性看護師は交代なんだろうか。本当に虫だった?幻覚なのかどうか判断出来ない。部屋に医師が入ってきた。禿げ上がった頭で背の低い中年の男だ。ニコニコとしながらベッド脇の丸椅子に座った。「屋白さん。私はあなたの主治医をさせて頂く、石川と申します。貴方は人身事故を目撃され、ショックで倒れ込みました。その際、頭部と腰と足を痛めております」「飛び込んだのは男性ですか?」「………そうです。お亡くなりになりました」「どんな人ですか?
イッキ飲みから縦抱きで大きなゲップ@初孫氏のミルク|あんべさん♪(ameblo.jp)毎年5月5日といえば今日は36回目の結婚記念日ですヽ(。◕ܫ◕)人(◕ܫ◕。)ノ|あんべさん♪(ameblo.jp)え結婚記念日に娘からの手紙|あんべさん♪(ameblo.jp)仏前結婚式の装束|あんべさん♪(ameblo.jp)あの日の京都もイイ天気だった❤|あんべさん♪(ameblo.jp)家内とボクの「結婚記念日」がキーワードでしたが
夜。病院?あれから………。身体中が痛い。ギブス?………個室?夢じゃなかった。………お肉はもう食べれない。青い顔がスローモーションで赤い顔に変わった。死んだ様な青い顔が、吹き飛んで真っ赤になった。どこも見ていない眼球が、思考を停止した脳が、吹き飛んできた。何が悲しかった?何がそうさせた?自ら挽肉になる人間。その感情を想像すると私の言葉は死んでしまう。多分そういう事は一生考えてはいけない。生きてゆく人間が理解してはいけない事だ。婆様は死ぬ人
盆だ。憂鬱だ。私の実家はとある県の盆地にある。表向きは何もない小さな町だ。しかしこの町には奇妙なしきたりがある。それは、『毎年のお盆、町外れにある洞穴の中に自分の髪の毛を一本、家族の毛と一緒に白い箱に入れて保管する』これはご先祖様が誰を守ったら良いかを判別する為にあるらしい。私の髪の毛が入っていたら、ご先祖様は私を守るのだと。気持ち悪い。髪の毛だらけの洞穴なんて。皆その小さな箱を『シロバコ』と呼んでいた。
「たたみのフチを踏んではいけない」といわれる意外な理由注意喚起の意味も2024/04/08近年、和室がないタイプのマンションや戸建て住宅が増えています。たたみのある部屋で過ごす機会は少なくなったかもしれませんが、和室を歩く際は「たたみのフチを踏んではいけない」と教えられた人もいるでしょう。もちろんマナーとしての意味もありますが、意外に知られていない理由もあるようです。日本古来の伝承や風習、先人の知恵など諸説に着目するこの連載。今回は、「たたみのフチ」にまつわる言い伝えを紹介します。◇◇
以前書いた短編に新しいシーンを加えたお話を次回から順次掲載させて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。(あらすじ)毎年の盆、自分の髪の毛を白い箱に入れるという変わった風習の町があった。ある盆、OLの屋白京香は多忙のため実家に帰ることができず、髪を納めることができなかった。その後、京香の周囲でおぞましい出来事が起こってゆく………。『シロバコ第1話』盆だ。憂鬱だ。私の実家はとある県の盆地にある。表向きは何もない小さな町だ
おはようございます今日はまた曇り☁️桜も足踏みみたい🌸私の住んでる田舎は昔ながらの地域うちの班はまた独特で行政区とは別に行事を設ける私はあと何年かで60なるのに若者の分類70前後の方々が今は中心であり暇ありお金ありで元気でもあり私の年代は空白地帯で下が40代がいるが親達が元気だから行事には出て来ないだからって班でみんな仲が良い訳でもなくおじいさん達も頑固な方々が多いから面倒くさいなのに付き合いは大切だとか言い行事を設ける集まるが盛り上がらないすごい矛盾してるい
こんばんは~出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。初めての方も、よろしくお願い致します。今の時代は、アパートやマンションだけでなく、一戸建てでも畳の部屋は、かなり減っていますよねそれなので、畳のヘリといっても、意味が分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、畳のヘリとは、畳の縁に付けられている補強用の布のことですそれで、和室の
井戸の話となります。丘の上に、元の住む屋敷があります。そこも井戸はあり、水脈は繋がっているようです。高低差より大雨の時、下の井戸は汲み出す必要がありました。井戸の掃除は、清めた服と酒と塩とここ専用の道具。これらは、日常使いはしませんでした。ケガレを祓うため、同じ道具でも使う目的が違うと習いました。これらのしきたりや作法は、祖母の知識にあり、祖父に相談の上男衆がします。理由は、本当に冷えるため。井戸底を攫うのと水源の掃除ほぼ一緒の時期です。正月前ですね。もう一つは、狭
HappyDance☆EnjoyDancing♪課題と今後今日、昼前に慌てて書きましたけどスーパージャパンカップ2024に書きました八谷組の件、、、コメントいただきまして今回は欠席のようですワタクシの見逃し、というか早トチリでしたと、いうことで早いね~もう3月今年の2カ月ってナニしてたんやろ?ってか、2か月ってどんだけ短いねんっ今年はニューカップルがいくつか誕生しましたねそれぞれ
ここのところ入学のお祝いやら、結婚のお祝いやらが立て続けでなにやら物入りな季節を迎えています。春だなあ・・・。お祝いの金封に、ちょっと仰々しく飾りがついているのが、水引きです。美しい色と、複雑な形状。最近は、アクセサリーとしても人気が高いそうです。凝ったものもありますが、基本は同じ。いわゆる『あわじ結び』という、結び方。今月は、これをちょっと進化させた『梅結び』で、飾りをつくろうと思います。ワークで作るお部屋香の飾りに、これをつけて、オリジナルなお香のできあが
フィフィ「人種差別のように報道するあなた方こそ…」在日クルド人への投稿めぐる一部報道に苦言(日刊スポーツ)-Yahoo!ニュースエジプト出身のタレント、フィフィ(47)が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党若林洋平参院議員が記した在日クルド人をめぐる投稿に関する一部メディアの報道に対し、私見をつづった。若林news.yahoo.co.jp郷に入っては郷に従え青汁王子三崎優太氏「日本にいる以上日本の文化やルールを守れ」在日クルド人への投稿めぐり持論(日刊スポーツ)
日本の文化・しきたりを理解出来ないなら…母国へ帰ってください…と言うのは…ヘイトスピーチだそうです…虚【ウツロ】です…迷惑をかける輩が好き放題して…周囲に気を遣う方が我慢を強いられる…それが、グローバルスタンダードなようです…本日の朝食は…コメダでモーニング…ミスドでカフェ読書してから…昼食は…買って来たヤキトリと…ゴボサラ…えのきキムチをつまみに…昼呑み…夕食は…味噌ブタ鍋でした…
日本昔話をYoutubeで観てて泣いちゃぃました😢実際に存在したおば捨て山という法律というか文化というか…しきたりというかそれで男は隠れてオッカアを家の中に隠して暮らしていたで、隣の偉いさんが、何か問題を持ってきてそれをオッカアに相談したらスラスラ解いてくれて…で、3つ目の悩み事があって解決した時に、何でこんな解けるのか?と話されたところ、そのオッカアに相談してるとかすべて話しっころ、許されて、それ以降オバステヤマというしきたりはなくなりましたという話…日本昔話ってあんまいい印象な
昨日は旧暦の1月●日とかで草たち(←失礼)を食べなければならなかった私も姫も草系(←ナムルね)本当に嫌い…ってかね嫌いな理由はお義母さんが糖尿病&高血圧で味付けが尋常じゃなく薄くて草の味しかしないこと多分、日本の七草粥的な感じだと思うんよねそしてこれ食べれば1年健康…って豪語するお義母さん私はすかさず去年も食べたか確認記憶はないけど、食べたらしくはい、去年コロナに2回もかかったよね~
こんにちは私は父、母、兄の4人家族核家族の家庭で育ちました寝たい時にこたつで寝たり気の向いた時にお風呂に入り観たいTVを勝手に観ている特に誰に何も気を使う事もなくぬくぬくと暮らしてきましたしかし事態は急変するのでありますまだ20歳であった私は結婚という地獄の始まりをわかっていないのでした嫁ぎ先には当時80歳の義祖母52歳の義母59歳の義父27歳と22歳の義姉がいました嫁である私は…食事を食べ始まるのは一番最後座布団も使える雰囲気ではない一番下座の端っこ
クロ‥ごめんねクロの🍚のお茶碗割っちゃった(。ó﹏ò。)ごめんねごめん。・°°・(>_<)・°°・。↑クロ助が旅立って次の年誕生日(9/30)少し前2022/9/15夕方ちびたちの🍚の支度クロ助の🍚を下げこの日3ちびのワチャワチャに気を取られいつも置かない場所間に合わせに置いてしまってどうしてだったのか思い出せないけれどクロ助のお茶碗が落ち当然割れてしまいましたあっ!声を上げた同時に涙が溢れ暫く立ち上がることが出来ませんでしたくっつける
ご訪問ありがとうございます😊男の子2人の母ですオシャレにスマーートに暮らしたい….…でも残念な感じになってしまう40代主婦の日常の記録です我が家の節分〜〜豆も準備OK久しぶり初めて恵方巻きの巻き寿司を作りました〜作っている途中で撮ったのでなんだか微妙ですみません……旦那様が仕事で居なかったので子供達とわたしの分だけ…桜でんぶもあれば色もキレイだったと思いますが、まぁ良しとしましょう福は内用と鬼は外用の豆をスタンバイ同じ敷地内に住んでいるジィジとバァバの家と我が家と2軒分