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※妄想です。おとしごろ。また制服が変わった。そりゃそうだ。中学生が高校生になったんだから。高校も制服はブレザーだから、ネクタイはもう慣れたもの。誰の手も借りずに、智はひとりで着替えてる。「お、かず」「…にあうね」「そう?かずに褒められるの嬉しい」「まごにもいしょう」「どこで覚えてくんだ、そゆこと」ごんアタマに拳を落とされた。痛いよ!簡単にてっぺんに届く智の手。まだまだぼくの背は智に届かない。くそぅ。やっぱりカワイイ、おにーちゃん。みあげた顔はカッコよくもあっ
※妄想です。「なんでっっ!?」「そういうトシだから」「ダメーっっ!」ランドセル。おじーちゃんとおばーちゃんのプレゼント、だって。ぼくのランドセル。おにーちゃんとおそろいだ。ふたりでならんでしゃしんとってもらおう!っていったら。「あ、オレもーランドセルいらないの」「え…?」「オレのカバン、こんどっからコレ」おにーちゃんがみせてくれたのは、くろいリュック。リュック?おなじじゃない?「んにゃ。ランドセルは小学生までだぞ」て。どーいうこと?「智、制服取りに行ったー?」
昨日は智バースデー記事がたくさんありましたねお休みしていても愛されてますねBLになります。智潤です。潤side病院のベッドで眠り続ける智に会いに行って、、、家に帰ると、さとしが居て、、、あ、、仕事はもちろんきっちりしてきて、、、まぁ、さとしはともかく、、智は、体調不良で休んでる、、、は、そろそろ限界になってきてる。担当医の話だと、、『どこも異常はないのですが、、、何か目覚めたくないことでもあるのかもしれません。』、、、らしい。だとしたら、原因は、、俺。別れるっていう考
※妄想です。こっちも。「さとし」「なに」「おかーさん、結婚しようと思ってるの」「ほー」だろうな。だってずっとウカレてんだもん。オレの前ではすっぴんなんだけどさ。見られる前にあわてて落としてるんだよな。知られてないと思ってるところが、オレのかーちゃんだよなー。鏡の前に化粧品散らかしてんのに。「なんで!?」「なにが」「どういうこと!?とか怒ったり焦ったりするシチュエーションじゃない!?」いや気づいてたし。オレもアレだけど、隠しごとできないヒトが今さらなに言ってんの。
※妄想です。言い訳できない。きた。きょうもイイ。いっつもカワイイ。まいにちカッコイイ。「おにーちゃんおかえり!」「今日も元気だなー。なにまだランドセル背負ってんのか、降ろしとけって」「わすれてた!」「いや、忘れるもん?重いだろ、ほれ。ガッコ楽しかった?」「うん!まさきくんコケてちがでたのにわらっててコワかった」わすれてないよ。わすれてたっていえば、おにーちゃんがたすけてくれるから。重いけどがんばってたの。くっくってわらってセナカからランドセルおろしてくれる手は
※妄想です。吸血鬼は知らない噛まれた尾びれを大丈夫?大丈夫?ってアワアワしながら、すごい顔してる悪魔とやら。その後ろで狼はもうひとりに説教されてる。陸の種族って知らないし、知ったのは吸血鬼だけだけど。なんか気の抜ける。みんなこんな感じなのかなぁ。だとすると、うちの種族の方が性格強いぞ。「いや違う」「あれは特殊」「気のせい」とか食い気味に重ねて言う。誰のことやら、目の前の彼らの性格なのか。まぁ、でも。「人魚なんで陸のこと知らねぇけど、よろしく」おもしれぇな。陸って海
おはようございます😃眠いー🥱起きたけど眠い💤昨日の寝不足がこたえるわねなのに、昨日Twitterのスペース聴いちゃって、、、「さとしの話をとことんするスペース」この手のお題は気になって聴いてしまうけど久しぶり楽しかった〜さとっちゃんの好きなとこを色んな角度から掘り下げていくから普段の話題よりはディープ下ネタあり若い人っていいな〜色んなツールを使って自己表現できて楽しそうねおばさんはコメントもできずにただ聴くだけだけどさとっちゃんを好きな方と繋がれるって幸せね昨日からサッカー
※妄想です。挨拶つづく。「…」「…」「…」「…」…居心地わるい。帰ろっかな。うん、そうしよう。ちゃぷん尾びれが水を弾くと、陸のが一斉に動き出した。「…やっぱり」陸に来ちゃいけなかった。陸の者にとって、オレは。オレの一族は。「待って待って待って!もう帰っちゃう!?」「…」「いや、ごめん。俺たちも挨拶しなきゃいけなかった。…んだけど、つい」「う、うん。君かなぁ?って考えちゃってね」は?自分でも、眉が寄ったのわかった。警戒心がむくむく。どうしよう。
※妄想です。ご挨拶「…あれえ?」「じゃねぇだろ!」ベシッキャウン!「鱗大丈夫?剥がれたりしてない?あのこ悪さするつもりじゃなかったんで、許してもらえたら嬉しいんだけど」…えぇと。「あ、深いとこまで戻れない!?ここ浅すぎかな!?」「…いや、大丈夫…」これは何だ。見つかった、けど。ナニモンだろう…?砂浜に引き摺られたけど、戻っていいみたいだから深みのある岩壁の方へ泳いでいった。チラ見ればついてくる。さんにんて言えばいいんだっけ、陸のものは。彼らも飛べるのかな。
※妄想です。夜が明けて、昨日の嵐が嘘のように晴れた空。空も強い風に流されて、雲もほとんどない。遮るものがないおかげで、太陽の光は遠慮なくその熱を放っている。「いつものコトだけど…」あっちいなぁ…ちゃぷん海には瓦礫となった木片が漂っている。強い風に流されたり沈んだりして、それがまた浮かび上がったりした物とか、いま見える範囲のものは名残程度だけど。「…」たくさんの陸の生き物が沈んだ。かわいそうだと思う。でも、それは仕方のないことだ。安全な自分の住みかから出てくるのなら、相応
※妄想です。少しずつ少しずつ彼は俺を乗せた板を、あの船から遠ざけていく。波の揺れに乗せて不自然に見えないように。「もう少し先に行ったら、急いで帰れ」「せっかく来たのに?」「陸のおまえにはわからないだろうけど、風に水が多くなってきてる。もうじき海が荒れる」「…え?」「あの船はそれで止まってるんだろ。風の方が速いからやり過ごすために。人間同士で騒いで誤魔化してるんだろうけどな」「それって大丈夫なの?」「俺らは問題ないよ。海と風が荒れるのいつものコトだし。でも、あの船はわ
※妄想です。日が暮れた。夜の帳がかかる。「…」狼のせいだ。余計なことを考えちゃった。躊躇ってためらって。人もあちこちいるし気配が気になるし見つかったらコトだし…言い訳ヒドイな。行かなきゃいけない理由はない。毎日会おうなんて約束してるわけじゃない。俺は空の散歩。彼は月の観察。お互いの行動が交差して、顔馴染みになって、挨拶から世間話をするようになった仲。「ちっがう!!」知りたくなって会いたくなって飛んでったのは俺。空に浮かぶ月に、行かなければ。と思う。フワリ
※妄想です。「陸?行ったことないの」「…近くまではあるけど」少しづつ少しづつ人魚と交わす言葉が増えてきた。一緒にいる時間が長くなってきた。彼は本当に海しか知らない。海は平穏だって。行き交う人間の船を沈めることもあるけど、それほど多くないらしい。基本的に海の住人にとって、その中で衣食住がすべて整ってるから、陸に寄っていくメリットがないんだそうだ。そりゃそうか。「まぁ、海域ごとに小競合いみたいなのはあるけどな。といっても自分ん家の範囲が広すぎて、他の海洋までめんどくさくて行
※妄想です。そこから会話が弾んだ。てことは、ない。喋るのは一方的に俺ばかり。向こうは黙って聞いていた。ただ、無視されてるわけではなくて、相槌はちゃんとくれるから聞いてくれてはいたんだ。10のうちの1くらいだけど。喋りながら人魚を観察する。円みを帯びた柔らかい輪郭。似合った穏やかな瞳。人魚はその容姿でもニンゲンを惑わすと聞くけど、確かに相応しいどこか不思議な性別を感じさせない美しさ。ふぅん。本当に興味深い。俺が観察をすると共に、彼もまた俺を観察している。敵か、そうでない
※妄想です。ワタシめげない。彼と話すの諦めない。俺しつこいんだからな。てことを初めて知ったけど。歌声は聴こえてくる。仕事だって言ってたから、邪魔しちゃいけない。近くで聴きたい欲を抑えて抑えて、少しだけ近寄ってみるに留めて。…これが、かの人魚。水の魔物。その歌声聴いたものは囚われ正気を失う。そんで、水の中に引きずり込まれてバリバリ食われるって。陸に住んでれば基本的に会うこともない、レアな種族だ。「あ。じゃあ、この歌は狩りか」仕事って言ってたなぁ。彼はきっと優秀なハンタ
※妄想です。空の生き物海の生き物((どんな世界なんだろう))お互いにとって未知の領域。そうどちらも感じていたなんて、はじめは知らなかった。(歌声)姿を見てから初めて聴けた。そんでもって、こんなガッツリ聴けたのも初めてだ。翼の音を立てないよう、風に乗ってきたおかげか、彼は唄うのをやめない。ふわりふわり風に漂いながら聴く。無防備に聴いてみるもんじゃないってわかってるから、自我を強固に保って歌声に身を委ねてみた。気持ちいい心地好い何も考えられなくなるこれが。ふ、と途切
※妄想です。魚の夢今日もまたいる。満月の夜に初めてまともに見た、空に浮かぶ誰か。何が楽しいんだろう。話しもしない、異種族が。大きくはない声だけど、遮るものがない海の上だからか不思議とよくとおる声音で、話しかけてくる。…ちゃんと聞いてないから、たぶんだけど。空には鳥がいる。鳥じゃない生き物もいる。基本的に縁はないけど、翼を持つ種族がたまに海を渡っていく姿を見かける。海から出ることはない自分達には知ることもない陸の世界。そこで生きてるものは、水のなかでは生きられないから、関わ
※妄想です。遠い日々「…うん、きれい。だから退いて?」「そっか!ごめんね!」開口一番フラれた。なんてことだ。でも嫌がらせに来たわけじゃない。そんな悪趣味じゃないし。ここは素直に移動する。といっても少し進むだけだけど。うーん。ここは「誰?」って返されるのが基本なんじゃなかろうか。フレンドリーでも警戒でもさ。でも。こちらが目を離さず見つめ続けてても、波間の某さんからはあっさり視線を外されてしまった。じっと見上げてるのは、俺じゃなく。月。「…」月?何か変わったこと
※妄想です。吸血鬼は思い出して人間になりたいそんな言葉は聞いたことなかった。彼が人間であったならそう思ったことは何度もあったけど。言うべきことじゃなかったから、彼に告げることはなかった。だって、彼には水が似合う。自由に泳ぎ、光に反射して煌めく鱗は綺麗だった。そんな鱗は、自慢の一品!なんて笑ってた。俺は水には入れないけど、彼は空を飛べないけど、海岸、ときには水面に飛び出してる岩の上に座って、彼がその回りを泳いで笑いあう。興に乗った彼は、ときどき歌を歌った。広い海にどこま
薬師寺金堂の前の灯籠その足には『発菩提心荘巌国土』と書かれています昔行き詰まってどうしようもなくなったとき薬師寺如来様に助けを求め薬師寺を訪れたことがありますその時この灯籠に呼ばれているような気がして見上げると天女が微笑んでいました台座に上がり天女に触れようと手を伸ばしあと少しあと少しなのに届きません『やっぱり私には無理なんだ人生の全てのこともあと少しで届かないんだ』と思い台座を降りましたふと灯籠の足に書かれている文字に目が奪われました
※妄想です。吸血鬼の嘆きどうして。どうしてだよ。なんで俺を無視するの。俺をバキバキへし折るの。言うとおりにしてくれない。俺の願いなんて、いつだって叶えてくれない。どんなに頼んでも、止めても、聞いてくれない。いつもいつもあのときも「あんたなんて好きにならなきゃよかった」ひゅ誰かの呼吸がのみこまれたのが耳につく。そうだよ会わなきゃ良かった好きになんてなるんじゃなかったそしたらこんなに飢えることも、余計なこともしなくてすんだ。会わなきゃ見つけなきゃそうであった
※妄想です。ふわりふわりその足は浮いたまま。首に、顎にかけられた指は感触が曖昧。浮いてるってなにどっから現れた、とかそーいうとこには誰も驚かない。ツッコミはない。まぁ自分達もそーだろうからね。とか、場違いに思う。そんなオレは当事者。のはず。「オレ、が?」「そう。だって俺はお前になにもしてない」「オレは」「願いは叶えたよ」首に絡む指が引かれ、気配が遠ざかる。どこか含んだ笑う声を残して、背後の誰かは消えた。願い?願い願うオレの記憶は消してない。じゃあ。オ
※妄想です。「大野ー」「うわっなに」「ハンダ借りてっていーいー?」「いーよ。あとで使うから戻しといてねー」おーなんて。いつもの事なのに。突然かお出されたり、手を伸ばされたりすると、体が勝手にビクつく。友達なのに。見慣れた学校の仲間なのに。幸いなのが誰もそんなオレに気にしてない、ということ。基本的に芸術学部の連中はマイペースだし、一般的にみれば奇行と言われるような独自行動が多い。らしい。翔くん談。「さかな、増えたなぁ」数えてないから、いま何個あるのかよくわかってないけ
※妄想です。がりがりがりがりごりごりごりごり「…」手元足元に木屑が散乱。木を削ればいつもの光景。側には二宮も翔くんもいない。だけど、ふたりともどこかにいる。オレが見えないだけで、ふたりにはオレの姿をちゃんとわかってる。らしい。うん、コワイ。「夢はなにを教えてくれたか」翔くんの問。オレはそれに答えられなかった。絵を描こうかとも思ったけど、今ここでは描きたくない。これは画材じゃない。だから、外に出て、今は木を削ってる。なんでだって言われてもなんとなく。思い浮かぶまま
おはコーヒーで〜す💗朝ドラは終盤に向かって、店も繁盛し賢秀ニーニーも清恵さんと結婚し、暢子と和彦くんの子供が生まれて👶💓次は歌子と智の恋愛模様が描かれて…あと2週ですか。淋しくもあり、次が楽しみでもあり、ですよね~😉花ウォーク🌺
※妄想です。「いやもう大丈夫だから」「だめ」「平気だってば」あ。無視しやがった。学校行こうとしただけなのに。カバン引っ張り出してスマホつかんだら「どこいくの」って。そりゃ学生なんだから、学校行くでしょ。しかも義務教育じゃないし。知りたいことあるから行ってるわけだし。「今日はダメ」「必修あるんだけど」「そんでもダメ」「単位落としたらどーしてくれる」「知りません」さて行くか。「おーのさんっっ」「お前も行くんだろ?」「んえ?」いっつも付いてくるくせに。学校の中
※妄想です。ちゃぷ風に揺れる水、…波。声は空から降ってきた。見上げれば、宙には何もないのに足を組んで見えない椅子に座ってる。みたいな。月を背にしてるから、逆行で顔は見えない。でも、なんとなく表情は見える気がする。「よう」「…」「うん、まだかぁ。でもここまで来れるようになったんだな」「…ここ、どこ」「うーん。夢の中、と言ってもいいかな」「お前、知ってる」「だろうね。名前は?俺の名前、言える?」「知らね」んふふふって。なんとも言えない独特な艶のある笑い声。この
※妄想です。そうきたか。楽しいな。アイツは自力で取り戻そうとしている。誰かに頼ることを知らない彼が、一度だけ、願いを叶えて欲しいと告げたのは昨日のことのようにも思えるのに。実際には長い月日が経っている。長かったな。誰もが彼を忘れた時間は。集うことを忘れ、存在を忘れ、埋没していく時の流れの中で。まどろみの中で彼らを見てきた。すれ違っても誰も振り向かない。「さとし」お前に会えたら、俺はどうするだろう?その首筋に手を掛けてしまうかも。そうだなぁ…あの吸血鬼を押さえ込むのは骨
※妄想です。にんげんふくざつ目の前には吸血鬼。というか、抱えられていた。さらに言うなれば体は横向き。添い寝というやつだろうか。ここはオレの部屋。たぶん。あまり自由にならない首をひねって見上げれば、なんとも複雑極まりない顔した吸血鬼がいた。この現状に至るまでの記憶を掘り起こしてみる。えぇと…?変なヤツに遭遇した。あーいうの、ここのとこ見かけないから、なんとなく忘れてたけど、ヤバいやつに身の危険を思い出す。それから。それから。それから。「…」オレののー
※妄想です。腕のなかで意識をなくしたいとしいひとぐらぐらと揺れる頭、眼を回したように意識を飛ばしてしまった。抱え直して抱き締めたまま、月のない夜を飛ぶ。あんまり昔から変わらない貧弱な腕だけど、強化は出来る。腕のなかの暖かさに満ちるもの。名前を呼ばれた確かに呼ばれた。それだけで、どれだけ嬉しかったか。今の呼び名じゃない、遠い昔に呼びあってた名前を。彼は呼んでくれた。それが混濁した記憶から呼び起こされたものだったとしても。「ごめんね」ごめん無理だった離れなきゃいけないと