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浅倉卓弥著四日間の奇蹟天才的なピアノの才能を持つ少女・千織とピアニストとして将来を嘱望されていた青年・敬輔。2人の出会いは敬輔がロンドン留学中の5年前。暴漢に襲われた千織親子を助けようとした敬輔は左手の薬指の神経を断裂してしまう。以来、彼は人前でピアノに触れることはなかった。そんな2人は今、日本各地の施設へ慰問演奏の旅をして回っていた。一方、とある島の療養センターで働く真理子。離婚の痛手を引きずりながらも懸命に生きる彼女は、2人の慰問演奏会を心待ちにしていた。ちょっとファンタジーな要素も
さよならドビュッシー中山七里(なかやましちり)著読書メーターよりピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。第8回『このミス』大賞受賞作品。最後のまさかっという展開はかなり衝撃ピアノレッ
このミステリーがすごい!2023年版Amazon(アマゾン)750〜2,175円年末といえば「このミス」。という訳で、少し遅くなりましたが『このミステリーがすごい!2023年版』を購入です。まずは【国内編】。はい、今年も一作も読んでいません。読んでみたいと思う作品は多いんですけどね…。そして【海外編】。今年はランクインした作品ってあまり読んでいませんでした。・・・って、昨年も同じことを言っていたような(;・∀・)☆10位以内は5作品1位『
クリス・ウィタカー「われら闇より天を見る」早川書房を読みました。・週刊文春ミステリー・このミステリーがすごい・ミステリが読みたいこれらで海外部門の3冠に輝いた作品です。(ちなみに2位はいずれもアンソニー・ホロヴィッツ「殺しへのライン」でした。)主人公は13歳の美少女の「無法者」ダッチェスと警察署長のウォーカー。30年前に起こった事件が現在にも及んでさらに事件が起きます。過酷な運命とそれを乗り越えるために「無法者」に
果てしなき渇き深町秋生著ウィキペディアより元刑事であり警備員の藤島秋弘はコンビニでの大量殺人を目撃してから間もなく、離婚した元妻から行方不明になった娘、加奈子の捜索を依頼される。しかし加奈子を探していく過程で、彼女が悪名高い不良グループと関係していることが判明。さらに彼女の部屋からは大量の覚醒剤が発見される。いつしか藤島は、娘が地元の裏社会や政財界の人間までもを巻き込んだ大規模な犯罪行為の中心人物であることを知り、彼女を中心とした内部抗争に巻き込まれていくうち、娘を探す手口が徐々に凶暴
読んだ本の数:10読んだページ数:2899ナイス数:134シューマンの指(100周年書き下ろし)の感想やれやれやっと読み終わった、と備忘のためにISBNから登録しようとすると「読了」のマークが!なんと再読本であった。表紙の装幀がちょっと見覚えあったのだが、図書館本ってこんな風に汚れていることがあるので、いやだなと思ってそのままだった。今回も冒頭の仕掛けには気付いたし、音楽の蘊蓄がくどいなあとも思ったのだが、新たな発見としてシューマンってこんな評価な人なんだ(そういえば自分シューマン
暗殺映画第二弾は原作本が2000年の『このミステリーがすごい!』海外部門の一位を獲得した『極大射程』の実写化『ザ・シューター/極大射程』です。2007年に公開された本作は評価も高いのですが、改めて見直すとなんか、色々と雑なような…海兵隊の狙撃手、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォルバーグ)は相棒のスポッター(ターゲットを補足し狙撃手の補助をする観測手)ドニーは崖の上で偽装しいつでも狙撃でき態勢を整えていた。ここはアフリカの小国エリトリア。CIAの極秘任務に駆り出されたスワガーと
今日は読書です。本日はこちらの本。連続殺人鬼カエル男(宝島社文庫)Amazon(アマゾン)535円『連続殺人鬼カエル男』中山七里宝島社文庫ある日新聞配達をしていた青年がマンションの13階からぶら下がっている何かを見つけた。おおわれていたブルーシートを捲ると、全裸の女性が口からフックをさされてぶら下がっていたのだ。そして傍には「きょう、かえるをつかまえたよ」から始まる犯行声明文が残されていた。その事件をきっかけに始まる連続殺人事件。遺体はどれも凄惨なものだった。
総理にされた男中山七里最近、読めてなかったがようやく読破。政治的内容だが、政治に疎くても面白かった。2015年の本だけど、今でも十分にリアリティを感じる世界情勢。総理にされた男Amazon(アマゾン)732円木曜日金曜日なんだか、先週末、休日勤務したせいか?ぐったり。今日は読書しながら、副業仕事。
今日からGWが始まりました長い人は10連休ということですが私たち夫婦はカレンダー通りですずっと自宅療養で楽してた私もいよいよ来週からお仕事開始これまでのようなペースで本が読めなくなるのが少し寂しいですが元気なうちは働かなきゃね(^-^)さて、入院中に読んだ2003年にこのミステリーがすごい!大賞を受賞したパーフェクト・プラン代理母として生計を立てる女はかつて出産した息子を母親の虐待から救い出すため、仲間と共に犯罪にならない犯罪を企てる身代金ゼロ!せしめる金は5億円
小説「看守の流儀」城山真一宝島社このミス作品は当たりはずれがありますが、本作は横山秀夫の推薦帯だったので買いました。北陸にある刑務所が舞台で、所内で起こる事件を綴った連作形式。最後にはあっと驚く仕掛けも用意されていて、本当によくできた小説だと思いました。そりゃあ横山秀夫のお眼鏡にかなうはずです。続編も出たようなので、早く文庫になるのを待ってます。85点
いろいろ詰め込んでいる感。紙鑑定士の主人公が、残されたジオラマをヒントに行方不明の女性を探す。このにじみ出るイロモノ感たるや。紙とプラモデルに関する蘊蓄が盛大に詰め込まれているわけですが、どちらもあまり興味ない身からすると、読んでいてたいそう辟易したものです。ただ、模型が幾つか出てくるわけですが、三つ目の模型以降はなかなか意想外の展開であり、ドライブ感もあって始終面白く読んでいました。カルティックでサイコでサスペンスで実にいいです。紙もプラモデルも地味っちゃあ地味なのかもしれないけれど、それ
未読だった宝島「このミステリーがすごい」大賞受賞作を20作購入、コロナ休暇を利用して三日に一冊のペースで読み進んでいます。寝る間も惜しんで一気読みした作品もあれば、気がのらず4、5日かかってやっと読了した作品も。順番にあらすじと私見をメモしたので、少しでもご参考になれば幸甚です。「チーム・バチスタの栄光」海棠尊(第4回大賞受賞)TVドラマ・映画・コミック化された大ベストセラー。現役医師が執筆したメディカルミステリーということでも話題になりました。それだけに臨場感あふれる医療現場や
このミス大賞受賞ということで、読んでみました。女性「弁理士」が主役で特許権にまつわるお話しでした。昨年のこのミス大賞である女性弁護士が主役の「元彼の遺言状」と少し雰囲気は被るものの、VTuber×特許という組み合わせは新しいと感じました。少し専門的な難しい部分もありましたが、スピーディーな展開と個性的なキャラクターで十分カバー出来ていたと思います。やり手の弁理士が案件を解決に導く様はとにかく痛快!ドラマ化しても面白そう!シリーズ化にも期待してます!内容紹介第20回『このミステリ
2月になったら大量にドラマを見るんだだからまず、今回はコチラ!『64-ロクヨン-後編』*ネタバレ注意あらすじ“ロクヨン”事件の時効まで1年に迫ったある日、“ロクヨン”の模倣事件が発生。警察部広報室の三上は、東京から来た記者たちを相手に会見を開こうとするが、上層部から被害者を匿名報道にするように命じられ、実名報道を求める記者クラブと激しく対立する。前回、前編を紹介しました前編では記者たちと報道の匿名問題で戦っていた原則実名と決まった直後に
兇人邸の殺人[今村昌弘]楽天市場1,870円兇人邸の殺人屍人荘の殺人シリーズAmazon(アマゾン)1,620円説明不要のシリーズ第三弾です。シリーズを通して班目機関という謎の組織が開発していた研究が今回も軸になっています。謎の組織の謎の開発だけあって何でもありです。一作目はゾンビでしたが、今回はさらにぶっ飛んでいます。もはや「リアリティがない」とか「人の顔が見えない」とか、したり顔の書評家たちをあえて敵にしている気がします。読者と
『西口編』に続き、「冬」をテーマに据えたショートストーリー。全28篇。例によって、短くともその中にミステリー的仕掛けが仕込まれたアンソロジーです。正月や雪山登山、あるいは卒業式など色々な話が収録されていますが、どちらかと云えば『HappyXmas』や『サンタとオオタの夜』など、ここではクリスマスにまつわるストーリーが多めです。愉快なクリスマス、切ないクリスマス、邪知深いクリスマス。いろんなクリスマス・ストーリーが楽しめます。『とぼけた二人』/千梨らく有楽座で『マイ・
「冬」をテーマに据えたショートストーリー。全27篇、短くてサラッと読めるけれど、それでいて印象に残る物語が多かったです。クリスマス、正月、バレンタイン。受験が控えている人もいればレジャーに行く人もいる。冬には物語がいっぱい。シリアスだったり、ギャグだったり、感動ストーリーだったり。バラエティに富んでいながら、どの話も『このミス』らしく意想外の真相が仕込まれているのが嬉しいところ。もっとも、ある程度想像が及んだり何でもアリ感があったりするのですが、それでも全体的に楽しめたと思います。顛末的には『
私のお気に入りを載せてます。見に来てね「その女アレックス」著者ピエール・ルメートル★★★★☆(個人評価★多めならおすすめ)誘拐された女性アレックスは小さな檻の中に全裸で閉じ込められていた。誘拐した男の目的はアレックスが死ぬところを見ること。一体なぜ。しかしアレックスは死ぬわけにはいかなかった。彼女にはある生涯を賭けた計画があったからだ。アレックスの驚愕すべき正体、そして壮絶な過去とは…。その女アレックス(文春文庫)Amazon(アマゾン)897円まずア
このミステリーがすごい!2022年版Amazon(アマゾン)675円今年も買うよねー。てな訳で、昨日購入してきた「このミステリーがすごい!2022年版」【国内編】はいつものように全滅。そして【海外編】ですが、今年はランキングに入っているのはあまり読めていなかったですね。しかしアンソニー・ホロヴィッツ、強し。まさかの4連覇。面白かったですが、さすがに1位では無いと思っていました。さて、とりあえず現時点で読了済みのものでランキングに入っていたのは以
荒唐無稽とトンデモ展開が、実に愉快で面白かったです。全体通して妙にスケールが大きくて、一作目よりも好みでした。「観ると死ぬ呪いの動画」「国家転覆を狙っている魔女の末裔」。犬が聞いたって嘘だと思うような与太話ではありますが、ここでは呪いも魔女もガチのスーパーナチュラル。そんなたいへん愉快なストーリーです。シリアス展開ではあるけれど、バカミスっぽくもありシュールな語り口や愉快なネーミングセンス、あるいはミステリー的伏線回収など、とにかく色んなものが相和して独特の読み味になっていると思います。そし
バナナの皮で、人生を踏み外すこともある。マリオカートでもあるまいに、バナナの皮でそんなに綺麗にすっ転ぶことがあるのかどうかは分かりませんが、まあ打ち所が悪ければ死に至ることもあるでしょう。そんな不幸な事故を装った暗殺計画。自分で選んだと思っていた選択肢が、全て仕組まれたものであり、あらゆるトラップがピタゴラスイッチのごとく機能していくさまは、たいそう魅力的で面白いガジェットでした。前半はゆっくり読んでいましたが、話が進むにつれて、懸賞生活の母親や17年前の一家惨殺事件、旭日昇天の美人女優などそ
「がん消滅の罠」シリーズの第二弾。前作を読み返してから臨みました。専門的な話しが多く少し理解が難しかったけど、その分現実的に起こり得そうというリアリティがありました。前作で残された謎や黒幕がもう少し明らかになるかと思いましたが、まだまだ引っ張る様子。次回作ではそこに踏み込んで欲しい。代替医療や現代の医療の問題など、メッセージ性が強く考えさせられるお話でした。↓前作の感想はこちら『「がん消滅の罠完全寛解の謎」岩木一麻』医療ミステリーってどうしても専門用語とかが多くて、ちょっと読み進
小説「暗黒自治区」亀野仁宝島社タイトルと表紙のマッチングがとてもよかったのと、このミス受賞作ということで買ってみました。月村了衛、結城充考が好きな人間としては、近未来SF的設定も、登場する人物像も、描こうとしている世界観も好みでしたが、いかんせん、何かが足りずに、消化不良このうえなく・・・。著者の今後の筆力の成長を期待したいと思います。40点
サイコパスの弁護士、二宮。付き合っている彼女からはその人間性を疑われ、殺そうかな、などと考えていたのだが、ある日怪物マスクをつけた男に襲われた。そこから何かが変わっていき、過去の事件が洗い出される。一体過去に何があり、二宮はどう変わっていくのか。本作はこのミス大賞受賞作とのこと。まだ荒削りなところが多い。しかし物語は一気に読ませる力がある。木こりという言葉は、あの作品を意識しているのかな、とすぐ勘付く。ただ、それは序盤や本編では明かされない。荒削り、というのは、例えば二
リングフィットアドベンチャーを手に入れた!!始めてみた!!効果が出るまで続くだろうか?ということで、今回はコチラ!!『死亡フラグが立ちました』*ネタバレ注意あらすじ都市伝説ライターの陣内トオルは、担当する雑誌の廃刊の危機を救うため、高校の先輩で破天荒な天才・本宮昭夫、死神に殺された組長の敵討ちを誓うヤクザ・松重竜次らとともに、狙った獲物は24時間以内に必ず殺すという完璧な殺し屋「死神」の正体を追う!小説の存在は知ってたんだよね…読む気にならなかっただけで
小説「紙鑑定士の事件ファイル」歌田年宝島社このミス大賞受賞作ということと、紙の鑑定士ということで買ってみました。ですが、残念ながら、ひとつもおもしろいと思うことなく読了。10点
物語のテンポも良く、とても読みやすかったです。主人公のキャラクターがハッキリしているのと、「自分を殺した犯人に遺産を譲る」という奇抜な設定が面白かったですね!ちょっと登場人物が多めなので、一気読みをオススメします。ドラマ化して欲しい作品です!内容紹介本年度の第19回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー!「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時
きゅうり子です。今朝からの通勤の友は、これにしました。【生存者ゼロ】安生正『このミス』大賞受賞はカバーに書いてあったのでそうかと思ったけど2013年の受賞でした。最近の作品かと思ってたからちょっとビックリ。中央寄せ、見づらい。。。
AnthonyHorowitz、読み終わりました〜。『AnthonyHorowitz再び』JohnGrishamの本を読み終わり、今、読んでるのは、AnthonyHorowitz。以前、2冊連続して読みました。年末に、本屋に行ったら、『このミス…ameblo.jp犯人は想定内だったけど、彼は文章というか、話の運び方が面白い。で、シリーズの第3弾があるのか、ないのか、木になる終わり方やん。えーっ、続いて欲しいねんけど。次は、こちらを読みます。邦題は「ザリガニの鳴くところ」。ザ