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過食症のあなたは意志が弱いわけではない、単にATPが不足しているだけ(2016.1.15)摂食障害患者の過食は、動物性脂肪を極端に抑えた厳格なカロリー制限が引き金になります過食する食べ物は必ず糖質です、パン、お菓子、など好気性解糖(ミトコンドリアでのクエン酸回路+電子伝達系)が働かなくなりATP不足になります好気性解糖でのATP産生は38~130個嫌気性解糖ではATP産生は2個ATP不足になれば直ちにATPを得られる糖質の過食に走ってしまう糖質は直ぐ効果が切れてATP産出量も小さ
ビタミンE(*次の本の原稿より、一部変更してお裾分け)Fe+B50+C1000に加え、Eが一押し(ATPセット)。E不足があると、呼吸で得た酸素の43%が不飽和脂肪酸の自動酸化のために浪費されてしまいます。酸素は本来、ミトコンドリア内膜にある電子伝達系で用いられるものです。つまり、酸素不足があれば電子伝達系での「好気性解糖」ができなくなります。不飽和脂肪酸の自動酸化が起こればそこで酸素が浪費されてしまいます。その結果、血液粘度が増加して血流障害を引き起こすと共に、細胞膜やミトコンドリア膜な
超基礎編2019、その10「出版社も間違えるエネルギー代謝の基礎」次の本の原稿査読、取材記事の査読を行っているが、出版社数社の全てが間違えて理解している。"グルコースから得られるATPは38個、脂肪酸から得られるATPは129個なので、脂肪酸の方が効率の良い燃料になる”との理解です。確かにそうなのだけど、そういう単純な話ではないので、再度エネルギー代謝を解説します。ーーーーーーーーーーーーーーーーー「うつ消しごはん」より、ATPを作りだすためのエネルギー代謝サプリの組み合わせをご紹
(超基礎編-6)、鉄不足があれば、ケトン体、酸素を使えないエネルギー代謝;1)グルコース代謝嫌気性解糖、ATP2個グルコース→ピルビン酸→乳酸好気性解糖、ATP38個グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)2)脂肪酸代謝、パルミチン酸の場合ATP129個脂肪酸(ケトン体)→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)生きていくためには十分なATPが必要。ATP不足は様々な慢性疾患を引き起こす。特に嫌気性解糖主導になれば
鉄が欠乏するとミトコンドリアの数が減る(2016.5.6)水素治療で有名な辻直樹先生のFBよりhttps://www.facebook.com/notes/naoki-tsuji/%E9%89%84%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B/195250467231551/『鉄』というミネラルを考える皆さんは『鉄』という栄養素につい
エネルギー代謝からみた摂食障害~摂食障害=重度の栄養障害=MEC+バター+ミネラルが有効~摂食障害には、拒食症と過食症があります多くは、10代後半の女性がダイエット目的に厳格なカロリー制限を開始後に摂食障害を発症します多くの女性は脂肪を摂取すると太ると考えているため肉などの摂取を怖がり、野菜ばかり食べるようになります肥満への恐怖感があり、食べる事への恐怖感、罪悪感を持っています(この点が他の疾患と大きく異なる)脂肪酸不足で好気性解糖(ミトコンドリアでのクエン酸回路+電子伝達系
最も重要な代謝酵素:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は、ピルビン酸をアセチルCoAに代謝する酵素アセチルCoAは好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)の入り口アセチルCoAに代謝されないピルビン酸は乳酸に代謝される(嫌気性解糖)つまり、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は生体にとって最も重要な代謝酵素http://kusuri-jouhou.com/creature1/kaitoukei.html補酵素として、B1、B2、ナイアシン、B5(パントテン酸)
鉄が増えると良いことだらけ15-50歳日本人女性の、99%はフェリチン100以下80%はフェリチン30以下40%はフェリチン10以下以前、鉄剤投与によりパニック障害が完治した2症例を報告しましたhttps://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/717959094987084その後の経過です症例1:H27.3、フェリチン1173年かけてフェリチン4以下から117に鉄剤を隔日投与に減量”立ちくらみがなくなった””どこでも行ける”、
”動物性脂肪を摂取すると太るのではないか”という恐怖、迷信は根強い”当院スタッフのの40代女性甘い物好きと公言、肥満体型フェリチン10~20で推移足のムズムズがありランドセン、フェルムを継続している高タンパク、高脂質を指示するができないバター、生クリームを増やすよう伝えるが、”太りそうで食べられない”と理屈になっていない摩訶不思議なことを言う良書を読ませて勉強させているが全く理解していないH28.9、Alb3.8↓、TG200↑、フェリチン8↓糖質過剰+鉄タンパク不足タンパク
前からずっと描こうと思っていた、「解糖系」の学習プリントです。やっとできました。化学の構造式に慣れていないうちは、この図が役立ってくれるはずです。うまくいけば、「解糖系」の反応は、高校生物のレベルなら、屁の河童になります。キャラクターをよく見たら下に進んでください。ブドウ糖が呼吸基質として細胞に入ってきたところから始めましょう。「解糖系」の目的は、「ブドウ糖」を「ピルビン酸」に変えることです。まず、ATPがブドウ糖を分解していきます。(お断り炭化
ATPセットが完成したのが2年前でした。ーーATP激増(ブースト)、サプリメント4点セットATPセット、1年前に初登場。ーーー(まず最初に初心者向けの解説、上級者はスルーして下さい)ATPはエネルギー通貨であり、体を動かすにも、頭を使うにも、呼吸するにも、心臓を動かすにも、食物を消化吸収するにも、各種ホルモンを合成するにも、必要。ATPが十分ある=元気に過ごせる。ATP不足=病気を発症。さらなるATP不足=死。エネルギー代謝を再度復習、グルコースの嫌気性解糖、グルコース→
ミトコンドリアを活性化すればパーキンソン病は改善する症例:40代後半女性H23頃から足が出にくい、体が思うように動かないH24.2総合病院神経内科でパーキンソン病と診断された以後同院で治療を継続しているが次第に症状が進行している年々体の動きが悪くなっているため先々への不安、恐怖が強い処方はネオドパストン(100)2T(L-ドーパ)、ペルマックス2T(ドパミンアゴニスト)、エフピー1T(MAO-B)H26.6、当院でのグルタチオン点滴を希望され来院右足が前に出にくい、右手も動きが
パニック障害はATP不足、その1「鉄タンパク不足」パニック障害の男女比は、1:9で圧倒的に女性に多い。その理由は、女性には鉄タンパク不足があるため。男性のフェリチンは、100~500。15~50歳女性では、99%がフェリチン100以下。80%がフェリチン30以下。40%がフェリチン10以下。1回の妊娠出産でフェリチン50に相当する鉄が失われる。すなわち、産後発症のパニック障害はほぼ100%鉄タンパク不足が原因。フェリチン50以下の鉄不足になると、ミトコンドリアの電子伝達系の機
高タンパク/低糖質食でもケトン体が増えない人にはアセチルLカルニチン脂肪酸からのATP合成:脂肪酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系アセチルCoAはミトコンドリア内。脂肪酸をミトコンドリア内に取り込むにはカルニチンが必要。クエン酸回路の補酵素は、B群、Mg、Fe。電子伝達系にはFeが必須。β酸化:β酸化とは脂肪酸の代謝において脂肪酸を酸化して脂肪酸アシルCoA(fattyacyl-CoA;脂肪酸と補酵素Aのチオエステル)を生成し、そこからアセチルCoAを取り出す代謝経
ココナッツオイルよりバターの方が断然良い…と3年前はバターを推奨していた。光文社の本にも書いたけど、バターは良いエネルギー源となります。しかし、長年のタンパク不足の人は、バターで胃がムカムカする、お腹が下り調子が悪くなる、と言います。今は何と言ってもプロテインが一押しで、それでも足りなければバターを追加、と言うスタンス。自分は昼はプロテイン60g(180cc)。これで十分満腹なのだけど、その後バタースープを飲むと、ATPが急に合成されるのか体が急に熱くなり異常発汗。自分の場合は、そ
すべての病気の原因は、「コーディング不足病」+「ATP不足病」。DNAにはタンパク質の作り方が書いてあります。必要に応じて、DNA→mRNA→タンパク質合成。タンパク不足があると上記コーディングが阻害され、健康を維持できません。タンパク不足による「コーディング不足病」です。生命現象とは、タンパク質を作っては壊すを繰り返す「動的平衡」です。普通に食事をしている方は、全員がタンパク不足です。ATPを増やすためには、グルコースの嫌気性解糖→好気性解糖→脂肪酸のベータ酸化、と代謝を変える必
貧血予防だけではない!鉄の重要性「すべての不調は自分で治せる」より血液の赤血球を合成するのが鉄の役割のひとつですが、鉄にはそれ以外にも、生命活動の根幹にかかわる大切な役割があります。鉄は神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン作成の際の補因子です。うつ病が起こるのは、神経伝達物質であるセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの減少が一因とされています。セロトニンは心を安定させ、ノルアドレナリンはやる気をつくり、ドーパミンは快楽をつくる作用にかかわります。鉄はこうした神経伝達物質を
以前も斜め上を行く精神科主治医の量子力学について書いていた。↓https://ameblo.jp/97116455/entry-12840886675.html『斜め上を行く主治医の量子力学⇀解説:”ウプシロン操作を導入して二重スリット実験を説明する”』以前の、二重スリット実験に電子が電子であるように一点近くに凝縮する操作を導入する案を精神科の主治医に話してみました。↓すると、主治医からは、京大時代に理学部…ameblo.jp私は何かにつけて超量子力学の姿、痕跡を追っている傾向がある
放送大学の先生が、今は俯瞰(ふかん)科学が重要だと言っていました。俯瞰というのは鳥瞰(ちょうかん)ともいいまして、鳥が高いところから地上を見ているような視点をもって、客観的に大局を見定めることです。20世紀の、あらゆる学問分野の業績を、横断的に体系づけてまとめる時代に入ったとも言っていました。で、私も影響されたのか、昨年、光合成と呼吸について、俯瞰的にまとめたプリントを作っていました。今日はこれを紹介したいと思います。高校で生物を教えていると、生徒の頭の中で「光合成」と「呼