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鉄が増えると良いことだらけ15-50歳日本人女性の、99%はフェリチン100以下80%はフェリチン30以下40%はフェリチン10以下以前、鉄剤投与によりパニック障害が完治した2症例を報告しましたhttps://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/717959094987084その後の経過です症例1:H27.3、フェリチン1173年かけてフェリチン4以下から117に鉄剤を隔日投与に減量”立ちくらみがなくなった””どこでも行ける”、
鉄不足を放置したまま他の健康法をやっても効果が出ないグルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系この経路でグルコースは完全燃焼できます以前、乳酸を溜めないためにはピルビン酸→アセチルCoAの補酵素であるB1,ナイアシンが重要であると述べましたhttps://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/772092122907114?pnref=storyしかし、この代謝が完結するためには鉄が十分量あることが前提条件になります電子伝
ビタミンE(*次の本の原稿より、一部変更してお裾分け)Fe+B50+C1000に加え、Eが一押し(ATPセット)。E不足があると、呼吸で得た酸素の43%が不飽和脂肪酸の自動酸化のために浪費されてしまいます。酸素は本来、ミトコンドリア内膜にある電子伝達系で用いられるものです。つまり、酸素不足があれば電子伝達系での「好気性解糖」ができなくなります。不飽和脂肪酸の自動酸化が起こればそこで酸素が浪費されてしまいます。その結果、血液粘度が増加して血流障害を引き起こすと共に、細胞膜やミトコンドリア膜な
糖質過多+鉄不足はヒトを凶暴にするグルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系糖質過多だとB1、ナイアシン不足となり、ピルビン酸がアセチルCoAに変換できなくなります鉄不足だと電子伝達系が働かなくなり、ピルビン酸が
7年間の経過を持つパニック障害も、MEC食+「ミネラル処方」にて2ヶ月でほぼ完治(2016.5.20)症例:30代前半女性H21、第一子出産、体質が変わり神経質になったと言うその頃から、パニック障害を発症バスや電車に乗れない高速道路のトンネルが苦手となり心臓がバクバクする満員の密室がダメになったH27に入り上記症状が悪化岡山のオーソモレキュラーのクリニックを受診フェリチン55ピロリ菌除去後、プロテイン+鉄剤H28.1よりMEC食開始サプリは、マルチビタミン、ミネラル、アミ
放送大学の先生が、今は俯瞰(ふかん)科学が重要だと言っていました。俯瞰というのは鳥瞰(ちょうかん)ともいいまして、鳥が高いところから地上を見ているような視点をもって、客観的に大局を見定めることです。20世紀の、あらゆる学問分野の業績を、横断的に体系づけてまとめる時代に入ったとも言っていました。で、私も影響されたのか、昨年、光合成と呼吸について、俯瞰的にまとめたプリントを作っていました。今日はこれを紹介したいと思います。高校で生物を教えていると、生徒の頭の中で「光合成」と「呼
女性がいきなりスーパー糖質制限をしても上手くいかない理由~鉄タンパク不足によるATP不足があるから(2016.1.25)最近では糖質制限もかなり一般の人に知られるようになり、夫婦で始められる人も多い男性は開始5日目くらいでいきなりケトン体スイッチがスコーンと入り、スーパー糖質制限(断糖肉食)が継続できる人が多いしかし、女性はいきなりスーパー糖質制限をすると、”きつくて続かない”という人が多い今日はどうして女性がいきなりスーパー糖質制限をしても上手くゆかないのかを考えるもう一度、基礎を復
「質的な栄養失調」を「鉄タンパク不足」と呼ぶ理由「質的な栄養失調」=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足「質的な栄養失調」と言っても一般の人には意味不明だと思うので、「鉄タンパク不足」と呼んでいますこれなら一般の人でもイメージが出来やすいはずですなぜ、鉄タンパク不足と言うのか?その理由について解説します1.鉄、タンパク質は生体の構造そのものである生体はタンパク質を作っては壊しを繰り返しており、動的平衡状態にあるこの事が生きていることと同義タンパク不足=
白米などの精製糖質は「栄養ドロボー」1)体の構成成分ーーータンパク質、脂質、ミネラル2)代謝の補酵素ーーービタミン、ミネラル3)燃料ーーー糖質、脂質質的な栄養失調とは、1)2)が不足して、3)が過剰な状態精製糖質=白米、小麦粉(パン、麺)、砂糖、果糖ブドウ糖液糖米の糖質を代謝するためには、胚芽に含まれているビタミン、ミネラルが必要しかし、白米は精製過程で胚芽が削ぎ落とされているつまり、白米を食べると、体内のビタミン+ミネラルを浪費してビタミン不足+ミネラル不足を引き起こす白米は
「ミネラル処方」は「ミラクル処方」?Mgについて集中的に勉強しましたまず、Mgの基礎知識として、MgはCaの拮抗元素Caは筋肉収縮、Mgは筋肉弛緩Ca拮抗薬の適応は、高血圧症、狭心症Mgは血管の筋緊張を緩めるMgは冠動脈の攣縮を防ぐMgは天然のCa拮抗薬Mgは食物の精製過程で最初に削り落とされる元素骨を強くする目的でCaが付加された食材が増えているため、Mg不足になりやすい「マグネシウム健康読本」、「奇蹟のマグネシウム」、より病気の予防、健康維持目的なら、Mg100~20
高タンパク/低糖質食でもケトン体が増えない人にはアセチルLカルニチン脂肪酸からのATP合成:脂肪酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系アセチルCoAはミトコンドリア内。脂肪酸をミトコンドリア内に取り込むにはカルニチンが必要。クエン酸回路の補酵素は、B群、Mg、Fe。電子伝達系にはFeが必須。β酸化:β酸化とは脂肪酸の代謝において脂肪酸を酸化して脂肪酸アシルCoA(fattyacyl-CoA;脂肪酸と補酵素Aのチオエステル)を生成し、そこからアセチルCoAを取り出す代謝経
エネルギー代謝からみた摂食障害~摂食障害=重度の栄養障害=MEC+バター+ミネラルが有効~摂食障害には、拒食症と過食症があります多くは、10代後半の女性がダイエット目的に厳格なカロリー制限を開始後に摂食障害を発症します多くの女性は脂肪を摂取すると太ると考えているため肉などの摂取を怖がり、野菜ばかり食べるようになります肥満への恐怖感があり、食べる事への恐怖感、罪悪感を持っています(この点が他の疾患と大きく異なる)脂肪酸不足で好気性解糖(ミトコンドリアでのクエン酸回路+電子伝達系
鉄不足の臨床症状と精神科診断鉄不足の臨床症状の現れ方は極めて個体差が大きいしかし鉄不足がより重篤になれば症状が顕著になるフェリチン値では、10~30<10以下<4以下、の順に症状が強まる鉄不足があればミトコンドリア膜の電子伝達系の機能が落ちるため、ATP不足、乳酸蓄積を生じる鉄不足となれば思考速度が遅くなり、体の動きも鈍く、疲れやすくなり、仕事や家事がこなせなくなる問いかけに対する反応が鈍く、見るからに表情が乏しく、だるそうであるこのような状態だと、”うつ病”と診断される鉄不足に
(超基礎編-6)、鉄不足があれば、ケトン体、酸素を使えないエネルギー代謝;1)グルコース代謝嫌気性解糖、ATP2個グルコース→ピルビン酸→乳酸好気性解糖、ATP38個グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)2)脂肪酸代謝、パルミチン酸の場合ATP129個脂肪酸(ケトン体)→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)生きていくためには十分なATPが必要。ATP不足は様々な慢性疾患を引き起こす。特に嫌気性解糖主導になれば
鉄不足の人は風邪を引いても発熱しない?鉄不足の人は電子伝達系の機能が低下しており、ATP不足となり、汗をかけない人が多い鉄剤投与で鉄不足が改善すると汗をかけるようになる家のは30年近くフェリチン<4だったので汗をかけないもう一つ不思議なことを言う風邪を引いても発熱したことがないのだと風邪には体温上昇作用のある麻黄湯を処方し、好評を得ています自分も麻黄湯2報服用するとポカポカして汗だくとなってしまいますしかし、家のは麻黄糖を飲んでも汗もかかずポカポカしないというやはり、鉄不足によ
ATPセットが完成したのが2年前でした。ーーATP激増(ブースト)、サプリメント4点セットATPセット、1年前に初登場。ーーー(まず最初に初心者向けの解説、上級者はスルーして下さい)ATPはエネルギー通貨であり、体を動かすにも、頭を使うにも、呼吸するにも、心臓を動かすにも、食物を消化吸収するにも、各種ホルモンを合成するにも、必要。ATPが十分ある=元気に過ごせる。ATP不足=病気を発症。さらなるATP不足=死。エネルギー代謝を再度復習、グルコースの嫌気性解糖、グルコース→
最も重要な代謝酵素:ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は、ピルビン酸をアセチルCoAに代謝する酵素アセチルCoAは好気性解糖(クエン酸回路+電子伝達系)の入り口アセチルCoAに代謝されないピルビン酸は乳酸に代謝される(嫌気性解糖)つまり、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体は生体にとって最も重要な代謝酵素http://kusuri-jouhou.com/creature1/kaitoukei.html補酵素として、B1、B2、ナイアシン、B5(パントテン酸)
(超基礎編)、日本人女性の鉄不足フェリチン100以下は鉄不足。当院のデータ、15-50歳女性において、99%はフェリチン100以下、80%はフェリチン30以下、40%はフェリチン10以下。フェリチン50以下になると、電子伝達系でのATP合成機能が低下する。つまり、ミトコンドリア機能障害を生じ、嫌気性解糖主導となる。フェリチンが低下しやすいのは、1)第二次性徴期、鉄需要が増大する。2)妊娠・出産。1回の妊娠・出産でフェリチン50相当の鉄が消費される。3)子宮筋腫、等による出血