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「犬山焼店を営むペーパークイリング講師のブログ」へお越し頂きありがとうございます。2024年3月お茶のお稽古です🍵4回伺いました♪1回目主菓子ぼんぼり盌?干菓子着物紅柄模様?祖母より帯名古屋帯義母さんよりしゃりっとした生地の着物がとても着やすくて気にっているお着物♪2回目火舎香炉ほやこうろ初めて酌立てを使ったお点前。先生がこんなばらばらではこの教室が恥ずかしいわーと皆具(かいぐ)を出してくださ
老松茶器の素材について質問されました。老松ですお稽古用の写しは、ホントに松かわかりませんが…~老松茶器の由来~1582年山崎の戦い(いわゆる天王山の戦い)で羽柴秀吉の陣中に作られた待庵(たいあん)。千利休が作ったと言われる二畳隅炉の茶室で、現在は国宝です。戦いの後すぐに移築されたようで、今は大山崎の妙喜庵にあります。ここに秀吉の袖がふれたという、袖摺りの松(そでずりのまつ)がありました。中国大返しから山崎の戦いを経て、太閤になるまで出世街道を突き進む秀吉の袖が触れた松ですから、大変お
橘にちなんだ道具を探しておりまして、見つけたのが、花橘茶碗と書かれた筆洗茶碗です。入手先:ヤフオク購入額:★☆ちなみに本歌はこちらからご覧ください♪信楽茶碗銘花橘信楽茶碗銘花橘信楽茶碗銘花橘高さ:7.3cm口径:11.7~14.2cm高台外径:4.3~4.6cm同高さ:0.9cm遠州切り形による、いわゆる遠州好みの茶碗として著名なもので、『遠州...turuta.jp本歌は信楽の茶盌ですが、土渕善丕氐【よしひで】氏の作品は白釉。陶葊【とうあん】という窯元さ
茶道を、さまざまな理由で辞めてしまった人、離れてしまった人がいます。経済的な問題。距離的な問題。家庭的な問題。人間関係的な問題。そして【流儀を強制される問題】。正直にいいますと、上の4つについては「どうしようもない」と私は考えます。それは、それぞれが、乗り越えるべき問題だからです。経済的にどうにもならないなら、収入を増やすか、支出を見直すかで、月謝を捻出すべきです。月5~1万円というのは、そんなに高額でしょうか。私にはちょっと分か
無庵さんでは食事中に写真はNGですそれは美味しく食事をしてほしいから(だと思います)帰るときにその日の献立をくださいますちゃんと伺った日づけが書かれていますご主人は表千家(堀之内流)を学ばれている茶人であり料理人であり書家でもありますそしてお庭も作られて茶室の腰張りもされて茶杓も作られる何でもやられる器用な方ですお膳が運ばれてくるときにはまだ明るく膳灯の和ろうそくには火がついていません竈飯は蒸らす前の少々水分があり少
今、東京北区王子の飛鳥山公園の一部になっている旧渋沢栄一邸宅跡、平成9年でしたか、渋沢史料館が建てられ、その管轄になっていると思いましたが、東京在住の方は、訪問された人も多いでしょう。第二次大戦の空襲で、渋沢の晩年に建った晩香廬と青淵文庫という、現在、重要文化財になっている建物以外、全て焼けてしまったのですが、その中に「無心庵」という茶室がありました。この飛鳥山の地は、明治12年に渋沢が別荘を建て、曖依村荘(あいいそんそう)と名付け、明治34年からは本宅として使用し、昭和6年に歿するまで住
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら炉の季節もいよいよ終わりに近づき、皆さん真の点前の仕上げとなりました。各々課題の残ったお点前をします。真之炭です。真之行台子です。大圓之真です。それぞれ帰られてお点前ノートに纏めて下さいね。今週末は気軽に花月をして炉を塞ぎます。
余戸に真言宗智山派「善喜寺」というお寺があります、私はこの寺の檀家ですが、ここの手水鉢の木製の蓋が雨風で朽ちて蓋の体をなしていないことから、「新しく作ってやろ」と思い立ち作成した。手水鉢と言っても立派なものではなく石を掘っただけのものなので凸凹である。木でつくるカバーも少しでも長持ちするように松の板で作りたかったが杉板しかなかった。ちょっと派手な色になったがそのうちになじむだろう。蓋がないと枯葉やゴミが入り一杯になる。手水の蓋、カバー?ところで「手水」の読み方を知っている?
入手先:ヤフオク落札額:★煎茶の建水(高台がある)とセットになっていた建水です。大きな建水で普通の建水の倍の高さはありましょうか見たこともないのでつい落札してしまった訳ですが、これはなんと呼べばよいのか(笑)仮に「稲塚」か「蟻塚」と呼ぼうかな?と思っています。魚籠(びく)もいろいろな形があり一番似ているのは「鰻魚籠」……ならば曼(ひ-く)と読みますから曼籠(びく)建水とでも呼びましょうか(笑)※曼は「ながい」「ひく」「のばす」という意味があります。土用の丑の日に因んだ道
(チョコレート苧環おだまきの花)今日は、昨夜からの雨が降り続き、「花冷え」のする一日でした。藤の花の周りでは、大きな蜂のブンブンと唸りをあげて、飛び回る様子が見られました。藤の花の甘い香りが蜂を誘っているのでしょうか?今日は、江戸時代後期の僧、良寛和尚の漢詩を紹介します。花無心招蝶花、心無くして蝶を招き蝶無心尋花蝶、心無くして花を尋ぬ花開時蝶来花開くとき蝶来たり蝶来時花開蝶来たるとき花開く吾亦不知人吾も
昨日のリモ-ト稽古の道具についてです江岑棚について調べました茶道辞典によると江岑棚こうしんだな①→三木町棚みきまちだな②原叟好み。三木町棚と同形で桐木地。とあるので三木町棚の説明に飛びました三木町棚棚物の一種。江岑好み。江岑棚ともいう。江岑宗左が和歌山城下の三木町に滞在しており、内弟子の一人が普請場の杉・檜・樅の三種の材を組み合わせてつくったという。天板・地板は杉、樅材の引出しが天板下にあり、竹の引手が付き、四本柱は檜材。引出しには薄茶器や茶入
(武蔵鐙むさしあぶみ)今日は朝から細く、冷たい雨が降っていました。明日は、急転して、27℃を越える夏日となるそうです。気温の変化が本当に激しいですね!今日は、「植物学の日」だそうです。1862年(文久2年)(旧暦の4月24日)、植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)、(1862~1957年)が土佐国佐川村(現:高知県高岡郡佐川町)で生まれたそうです。NHKの朝ドラ「らんまん」で、ご存知の方も多いかと思います✨牧野博士は「日本の植物学の父」と
阿古陀茶器といえば、如心斎好が著名で、如心玉裂の仕覆に包まれた溜塗木地蓋の茶器を思い浮かべる方が多いかと思います。これがそうですね。ところが、新品の販売では「桑蓋」「梅蓋」というものがあります。梅蓋になっているものは多くのサイトで裏千家用となっていまして、これは如心斎の弟である一燈宗室(裏千家八代・又玄斎)。この兄弟は同じようなものを好んでいてちょっとだけ変えて自分の好み物にしたようです。裏千家の先生から一燈好と教えていただきました。そして、もう一つ
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら真のお点前を稽古の際は、必ず真之炭を行うのですが、皆さん苦労されるのが座履きです。私の茶室には吐き出し口が無いのでやらなくてもよいのですが、折角のお稽古ですのでやって貰っています。まずは真之炭から。裾を乱さず下がるのが難しいです。足運びがなかなか上手くいきません。皆さん一緒になって何度もお稽古されました。少しコツを掴むとだんだん上手くできる
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら風炉の茶事で一番難しいのは下火です。風炉の茶事では、迎え付け前に下火を入れ、懐石をお出しして炭手前になります。その間約1時間半は下火だけです。火がとおり過ぎると下火がなくなり、空気がとおらないと下火が消えてしまいます。普段の稽古では、ガスコンロで火を熾し釜に湯を入れ、すぐ炭手前をしますので火が消えるということはまずありませんが、茶事では下火が消えて湯が沸かないと
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。当教室では、現在生徒さんを募集しています。初心者の方から上級者の方まできっちりご指導いたします。特に、進学、就職、転勤の方で、稽古場をお探しの方は一度見学にお越し下さい。◎教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら4月のお稽古風景。透き木の後炭。台天目の稽古。盆点の稽古。大円之草の稽古。行之行台子の稽古。4月は炉の最後の月になりますので、皆さん最後の仕上げに入
先日のお稽古で茶杓の作者が「藤田寛道(ふじたかんどう)でしたそして何かの話のつづきで「山吹」の話が話題になりました「おおたかんどう」ですね!と知ったかぶりをした私「おおたどうかん」だから!と先生のツッコミ!うろおぼえでしたのでブログに書いてちゃんと覚えようと思いました太田道灌(おおたどうかん)室町時代の武将で上杉定正の家臣最初の江戸城をつくった人だそうです和歌も嗜んだそうです有名な山吹の話とはこちら若き日の太田道灌が蓑を借りようと小屋に入っ
今日は、長板で諸飾り(もろかざり)のお稽古をしました。白木の長板の上に唐銅の風炉釜を設置し、杓立(しゃくたて)、建水(蓋置)、水指を置きます。杓立(しゃくたて)の中には火箸(ひばし)と柄杓(ひしゃく)が入っています。濃茶の場合は、茶入を水指の前に置きます。「座り火箸、立ち火箸」と唱えながら、お稽古を始めると良いです。建水はもう、据えてあるので、お茶碗を持って入り、戸を閉めます。そして、点前座に座り、茶碗を左に仮置したら、すぐに火箸を取ります。(
「前編〉10/31(水)露地仕事の勉強①〜先生宅の枝折戸」に続き、露地仕事レポートの後編です。枝折戸のあとは、青竹を使った「四ツ目垣」作り。↓)竹を縦横に組んで、これを黒い棕櫚縄で固定して結んでいきます。この結びが「男結び」といって、簡単そうに見えるけど、うちの子たちみんな苦戦しておりました。青垣の次は、「棕櫚帚(しゅろ・ぼうき)」作り。これは柄にする青竹の先に、青々とした棕櫚(シュロ)の葉を括り付け、箒(ほうき)の形に仕上げるので
雅俗山荘(旧小林一三邸)℡)072-751-3865往訪日:2024年1月28日所在地:大阪府池田市建石町7-17開館時間:10時~17時(月曜休館)入場料:300円(中学生以下無料)※資料館とセットアクセス:阪急宝塚線・池田駅から徒歩12分駐車場:8台(無料)■設計:小林利助(竹中工務店)■施工:竹中工務店■竣工:1937年■登録有形文化財(2009年)《四つのクローバーが印象的》(ネットより幾つか写真を拝借しています)ひつぞうです。小林一三記念館の続き
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。先日、大円之草のお稽古をしました。裏千家13代円能斎鉄中が考案した点前です。2碗点ての長い点前であまりやらない点前ですが、基本や所作が学べる点前です。柄杓蓋置を右手に持ち、左手で建水を持ち居前に座り、蓋置を定座に置き柄杓を引くのですが、右手から柄杓を抜くときに曖昧な所作をされる方が多いようです。この時の所作は、真之行台子の杓立から柄杓を2度抜きする所作からきていますので、意識すると所作が綺麗になります。水指の蓋の
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。■月桑庵の特徴①点前偏重はしない月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。主客というのは「亭主=点前をする人」と「正客=連客の中で一番上座に座る人」のことです。点前偏重というのは、お茶を点てることばかり教えて、お客さんとしての振る舞いとか、道具の由来や掛軸の意味、お菓子の種類と食べ方などを教えないということです。慣れてくれば正客の稽古もできますし、さらには御詰め(末席のお客さん)の稽古もできます♪月桑
「香狭間透かし」透かし模様の形の呼び名です読み方こうざますかしスネ夫のママが画像お借りしています「こうざますか」というのにちょっと似てますこれは抱清棚ですがこの透かしの模様を言います上部は火灯形下部は椀形の曲線からなる形だそうです火灯とは「火灯窓」の略でこの窓は寺社建築・城郭建築などに見られます炎のような形を火灯香狭間透かしは上が炎下がお椀これも香狭間透かしお椀部分に高台が付いてるバ
茶道を習い始めてもう40年になります。長いことお茶をやっていると何でもわかる・・・というわけではなく分からないということを知っていくことが増えていくばかりです。それが、まさに茶道は奥が深いという所以です。その筆頭なのが、「茶杓」毎回、拝見で出てきますが、「何を拝見するの?」と思っていました。竹で作られた、抹茶をすくう道具。約20センチの長さのものですが、色と形以外見るところなど10秒とかからないのではないでしょうか?分からないことがわかっていない状況でした。でも
無庵さんから茶事の招待状を頂きお返事を書きました到着から三日後に投函コロナワクチン二回目の副反応を理由にちょっと遅くなりました便りの返事は内容も大事ですが早いことも大事だと思っていますのに奉書巻紙巻いてある外側に文字を書きますこっちがつるつるしています調べるとどちらもザラザラしている場合もあるそうですが巻いてある外側と覚えておきますうさぎの香合を文鎮代わりに・・・筆ペンで失礼いたします拝啓できたお手紙へのお返事なので「拝
もう一つ、茶碗の出てくる落語は「はてなの茶碗」、別名「茶金」です。上演頻度は分かりませんが、題名はポピュラーなような気がします。例によって、落語通には、余計だと怒られるでしょうが、一応、噺の筋を追うと、京都衣棚通りに、茶道具屋金兵衛という商人がいた。品の値は彼によって決まる、彼がしげじげと見る品は、確かな値打ち物ばかり、といわれる大変な目利きとして、京都中に知られた有名人。通称「茶金」。彼が清水寺の音羽の滝下の茶店で休んでいた時、出された茶碗をためつすがめつ見た後で「はてな」と呟き立ち去る
お茶会の準備、備忘録。これは他所へ出張して大寄せをする場合のものもちろんそれぞれの会、お流儀、地域差もあると思いますのでご参考までに。まず会場の下見に行きます。会場へのアクセス確認、駐車場確認、会場の担当の方にご挨拶、会場の間取り確認、照明の位置、コンセントの位置なども。当日拝借可能な備品(コンロとかやかんとか)もチェックして、前もっての設営が可能な日時を指示してもらいます。茶会当日の設営はかなりしんどいので前日までに荷物を運びお茶盌など水を通して、お軸や点前座仮置
現在、当社中には男性が4名おります。1人は夫もう1人は出稽古で行かせて頂いてる方ですが、ほぼお茶のみ友達状態でも、世間話も濃茶と和生菓子があると突然、拡張高くなる他2名の新人パパさん2人ともアラサーの1歳のお子様のいるパパです。新津教室の方は4月から月1回にしたいと申し入れがあり聞けば1月の地震でお祖父様の家が半壊。お父さんの家はお祖父様の同居が難しいので彼の家族がお祖父様の家を建て直し同居する事にしたそうです。また奥様も仕事に復帰子供の面倒も見なければならないと忙しいようで
織部の先鋭化した侘び茶を理解するには、師である利休を共に淀の渡しで見送った細川忠興と対比するとわかりやすい。ふたりは、利休七哲のうちに数えられ、なかでもその教えを最も忠実に受け継いだ弟子たちとされる。それは、蟄居を命じられた師を見送った無茶ともいうべき行動に端的に表れている。このとき、かれらは向こうみずだった。利休を見送る自分たちの背後に、どのようなリスクが迫っているか考えない勇気をもっていた。それほど、利休の侘び茶に心酔していたし、師と秀吉との確執を間近にみて、侘び茶とはそもそもそのよ
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら先日の茶箱花点前のお稽古のとき、ある生徒さんから「先生の花形盆の置く向きが本と違います。」との指摘を受けました。先日の茶箱花点前のときの盆の向きです。この本の写真については私も既知であり、正誤については私ごときがとやかく言うことではありませんので、生徒さんには次のように説明いたしました。花形盆は縁が五弁の輪花になっていますが、陰陽では1,3,5,