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毎月第2・第4火曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。午前の部、デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午前の部》ラトビア、リーガの中心に立つ聖ペテロ教会のファサードを"陰影追跡”効果によって光を感じさせる表現にチャレンジしてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。私が現地で撮った写真。《StepbyStep》ファサード中心に塗り残し個所の確認をしておく。
某都道府県知事の"学歴詐称”問題が再燃している。"肩書”に異常に価値を見出す国民には、学歴や経歴が説得力を持つからと言って、噓をついたり勝手に利用するのはアウト。どんな世界でもそれは同じ。絵描きなら絵で勝負すべきだろう。太い幹があってこその枝葉(えだは)だと思う。その作者の姿勢、絵に対する真摯な立ち向かい方があってこそ滲み出る表現にこそ説得力が生じるし、それを見抜く審美眼こそが価値を持つんじゃないのか。それらを軽視し、表面的な技法や“見せ方”ばかり
一言で風景画と言ってもいろいろ。海・川・都会・田舎・森林・田園・山岳…しかも、季節・天候・時間によって全く違った見え方になる。私は、街も自然も、夜も昼も、雨も晴れも、春夏秋冬、すべて好きなので偏りなく描いてきたつもりだ。それぞれに魅力がある中で、夜景はとても興味深く楽しいが、水彩画で描くには難しい方に入ると思う。なぜなら…夜景は暗い面積が広く汚れやすいのに加え、塗り残し箇所が小さく複雑なので、それなりの高いスキルがないと水彩画として成立させ
まず最初に断っておきたいのは、私は、塾生の皆さんや文化センターなどのワークショップ受講者の方々を“弟子”と思ったことは一度もない。強いて言えば“同好の友”であり“ライバル”なんだと思っている。だから、“笠井の弟子”はこの世にはいないし、万が一にも名乗る人がいるとしたら全く意味はないということを改めて宣言しておこうと思う。さて、その上で、“教える”ということや“学ぶ”ということについて思うことを以前書き留めておいたので再掲したいと思う。(これは、2011
今日は、NHK文化センター青山教室でワークショップ。チェスキークルムロフの朝靄の貯水池をモチーフにして、空気の可視化を意識した雰囲気のある景色を演出してみよう。Googleストリートビューではこの辺り私が現地で撮った写真。赤枠でキャプチャーした。《StepbyStep》鉛筆下描きは最小限度。”ぬり絵”のための線画ではない。ファーストウォッシュで全体の空気感を大まかにつかんでおく。徐々に暗部細部を入れ遠
4月8日(月)第13回横浜画塾展盛況の内に無事終了した。総勢90名、350点を超える展示に、ご来場いただいたみなさんも、質・量ともに驚きと共に満足していただけたようだ。よかったよかった。全作品を閲覧気分で見ていただけるよう、お客さんのいない時間に一気にノーカット撮影してみたので、ぜひご高覧いただきたい。1階会場。月曜日~水曜日午前のクラス。2階会場。水曜日午後~土曜日のクラス。私としては、皆さんが1.それぞれの
毎年個展を行うにあたり、“なぜ個展をするのか”についての再確認している。いつものことだが、備忘録としてここに記しておこう。私にとっての個展の意義(目的)とは■晒してなんぼ(自分へ)観ていただいてこそ次への方向性が見えてくる。観ていただいてこそ自分が“何者”なのかはっきりする。■塾長、絵描きやってます(塾生、水彩ファンへ)塾生や水彩ファンに作品と絵描きとしての活動を見ていただく。■元気にやってます(お世話になった方々へ)
個展初日、なんとか無事にオープンできました‼️お花まで頂き、ありがとうございました。😊🙏✨11:00に開場すると次々に生徒さんやお客様がいらっしゃって、一時会場が人で埋まってしまうほど‼️ビックリ‼️その後、食事の時間になって収まったものの、午後になると絶えることなく入れ替わり立ち替わりご来場頂き、たくさんの方々とお話できて楽しく過ごしました。オシャレなお花をいただき、ありがとうございます。センスの良さにみなさん感激していました。ギャラリーコ
年に4回のペースでやっている広尾アートアカデミーの一日ワークショップを行った。テーマは、①新緑の森(10:00~13:00)と②煌めく海(14:00~17:00)の二講座。①新緑の森ファーストウォッシュは、鮮やかな黄緑を下地として敷いておく。乾いたら次に暗いところ(中間トーン)を入れていく。この時明るい幹は塗り残しながら…。細部、暗部を入れて完成。"ForestBathing"51cm×36cm
お問合せを受けたので、再度掲載しておく。水彩画はたくさんの水を使う。紙は水を含むと伸びるので、どうしてもヨレヨレと波打ってしまいがち。それを防止して平らな画面のまま描くためには、水張りする必要がある。いろいろなやり方があるが、私が東京の美術予備校で初めて先輩の水張りを見て感動したやり方をご紹介しようと思う。今でも全く変わらず同じ方法でやっている。まず、木製パネルより一回り大きく紙を切る。それぞれパネルより1cm出るくらい。紙の裏にたっぷり水を塗り、紙
先週の名古屋に続き、横浜画塾のデモンストレーションデー。4月3日(水)at横浜画塾前回桜を描いたので、一足早く新緑の風景を描いて予習しておこう。画塾周辺に点在する竹林を入れながら、新緑の小径+木漏れ日の演出で描いてみよう。場所は港北二ュータウンの鴨池公園奥にある竹林保存地区。この辺は元々竹林が多かったので保存地区として残してある。私が現地で撮った写真。※右下に亡きアパッチ君が写ってた…。《StepbyStep》ファーストウォッシュ
毎週第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。新緑+木漏れ日の風景を題材にして、“夏休み”フレーバーで描いてみよう。《午前の部》北海道大学植物園の大木を描いてみた。現場で撮った写真。《StepbyStep》《午後の部》青森・十和田プリンスホテル敷地内の散歩道。私が現地で撮った写真。12日(金)か
本日、私の個展が終了しました。毎年この時期に、1年の節目として開催している「笠井一男水彩画展」。原宿表参道にほど近い感性豊かな人々が多く集まる場所での展覧会は、私にとっても楽しみなパーソナルイベントだ。今や街を歩く人の半数が外国人(インバウンドばかりとは限らない)という自分がどこにいるのか分からなくなるようなこの街で、“水彩画”がどう受け入れられるか、10年以上続けて観てきた。必ずしも水彩画が盛り上がってきたとは言えないが、水彩画に興味を持つ人の幅が明らかに広がったと実
今日は、木曜日総合コースでスケッチに行ってきた。昨日までと打って変わって日差しもなく肌寒い日だったが、生田緑地まで出かけて民家園内で描いた。山の上の民家に遅咲きの八重桜がかかって美しい。冷たい風が吹く中、ザックリ描いてみた。ところで、民家園に入場する際、全員にこんな紙が配られた。公共施設や寺社仏閣にスケッチに行ってこういう注意書きが配られるたびに悲しく、腹立たしい気持ちになる。なぜなら、過去、スケッチに来た人たちが身勝手な行動をし
もう何年も前から登録だけはしていながら、ほとんど休止していたInstagramを再開しました。当初は、アパッチや画塾の写真などをたまにアップする程度だったので、ほとんどチェックすることもなく、休眠状態でした。先日、ちょっと覗いてみるとフォローしてくれている人が800人を超えていて驚いて、作品を少しアップしたら以前よりたくさんの方が見てくれるようになっていてさらにびっくり。フェイスブックともツイッターともちょっと違う気軽さが、思ったよりとっつきやすかったのでちょっ
グリザイユという手法が水彩画にも蔓延して久しい。一見、経験の浅い人には、明暗・バルールでとらえるのに便利な方法のように思えるかもしれないが…。本来のグリザイユは、フレスコや油彩のモノクローム(セピアなど)で簡素に描いたもののことを言っていたようだ。要するにデッサンの絵具版と言えるかもしれない。でもちょっと考えればわかるだろう?鉛筆でしっかりデッサンをして明暗を作っておいて、その上に淡彩で色を置いていくとそれなりに“サマ”になるとは思うが、いつでも鉛っぽい同じ
みなさんお久しぶり!スマホを紛失してからSNSから2週間以上遠ざかっていたので、再開のタイミングがなかなかつかめず、今回、横浜画塾展開始と同時にリ・スタートすることにしました。今後ともよろしくお願いします。++++++++++++++++++++++++1年半ぶりの教室展『横浜画塾展』の準備は3か月前から始まっていた。もちろん塾生の皆さんは1年半の間日々精進されこの日のために頑張ってきたのは言うまでもない。搬入時の混乱を避けるため、2週間前には全作品をアトリエに保管す
油彩画と水彩画とはうら・おもて透明水彩画は、基本的には白い絵の具を使わない。透明なので紙の白が透けて見えるわけだから、その効果をうまく利用しながら描いていくことになる。染物といっしょで、一度暗くなると明るい絵具を塗っても明るくできないと言うこと。消せないし隠せない。だから、工程や見方・考え方が油彩画とは逆になることがとても多い。そこが難しいし、面白い。以下、2011年5月14日の記事『自然を怖れる心』から引用*********透明水彩絵の具が
毎月第2・第4火曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。午前の部、デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午後の部》濃霧の中、ベネチアのマルコポーロ空港に向かう船中からの景色を“空気の可視化”を活かして描いてみよう。Googleストリートビューではこの辺り。私が現地で撮った写真。当日はひどい濃霧で飛行機が飛べるのかさえ分からない状況で空港に向かった。構図の確認。ファー
毎月第2・第4水曜日は、午前・午後のWデモンストレーションデー。午前の部デモンストレーション作品午後の部デモンストレーション作品《午前の部》田植えの終わった田んぼに夕焼けが映り込む風景を描いてみよう。盛岡を出発して新幹線で移動中、車窓から見えた夕陽が田んぼに映ってきれいだったので。私が現場で撮った写真。赤枠でキャプチャリングした。《StepbyStep》今回は鉛筆下描きはいらないくらい。スァ
よくビジネスの教訓として『鳥の目、虫の目、魚の目』という比喩が使われる。この喩えは、ビジネスに限らず、何にでも有効だろう。私は、絵を描く時も“鳥の目”と“虫の目”が特に重要だと思っている。もちろん、“魚の目”も必要だが、あまり時流を気にしすぎると“自分”の置きどころを“探る”ことになって、絵にはどうもふさわしくない。ただし、水彩画の場合、“手順”という意味なら“魚の目”もとても大切ではある。絵を描く者にとって、ディテイルの観察眼も、俯瞰からの
毎月第1・第3水曜日の午後はデモンストレーションデー。次回が祝日となるため、早めに桜の風景の準備をしておこう。横浜市営地下鉄ブルーライン仲町台駅から徒歩5分のせせらぎ公園の写真を下に創作しながら描いてみる。横浜市都筑区のせせらぎ公園。Googleストリートビューではこの辺り。昨年、私が現地で撮った写真。《StepbyStep》ファーストウォッシュは空、桜、地面の下地の色を入れておく。徐々に暗い部分を入れていく
Foreveryoung-AudraMae-SonsofAnarchyこの曲はボブ・ディランの“フォーヴァ―ヤング”をアカペラで歌っている。ハーレーに乗って走っているのは決して若くはない“ワル”のおっさんたち。未だに大人になれないおっさんたちを、憂いをにじませながらしみじみと応援するかのようなこの曲と映像が以前から好きだった。"Foreveryoung"直訳すれば『いつまでも若く』という意味だが、この曲はボブ・ディランが子供が生まれた時に子供のために