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新聞小説「国宝」まとめ2017/1/1~2018/5/29(1~500)作:吉田修一画:束芋レビュー一覧1234567891011121314151617181920朝日新聞朝刊で連載されていたもの。世襲が一般的な歌舞伎の世界で、ヤクザの息子から人間国宝にまで上り詰めた男の人生を描いた。全体感想ヤクザの家系に生まれ、数奇な運命で歌舞伎の世界に入り、世襲の壁を越えて「人間国宝」まで昇りつ
菊池寛:真珠夫人(1920)大阪毎日新聞菊池寛のベストセラー小説『真珠夫人(全196回)』の新聞切抜き。本作品は後に延々と「昼ドラ」の原型としてリメイクされ続けた名作です。卑劣な奸計に落ち金満家の妻とならざるを得なくなった唐沢瑠璃子の復讐譚で、今となっては甘々のドラマとはいえ、当時の女性の熱狂はすごかったといわれます。その後「真珠夫人もどき」が叢生すると「昼メロ」へと形を整えていくことになる。いま読んでもわりとサスペンスフルで読ませてくれますね。菊池寛おそるべし。連載第1回奇
菊池幽芳:彼女の運命(1923-24)大阪毎日新聞菊池幽芳の新聞小説『彼女の運命』の切抜きを再製本した。挿絵は絶頂期の鰭崎英朋が担当していて、この挿絵については以前にも紹介している。幽芳の回想によると異常なまでの好評で、すぐに4社が競作し映画化され1932年に再映画化された。すべてサイレント映画とのことである。菊池幽芳:彼女の運命新聞切抜き鰭崎英朋の挿絵明治中頃から流行りだした「家庭小説」に位置づけられるもので、昭和の「昼メロ」「よろめきドラマ」はその後裔といってよく、
新聞小説「国宝」(4)吉田修一3/19(76)~4/13(100)作:吉田修一画:束芋レビュー一覧1234567891011121314151617181920全体まとめのあらすじはこちら感想最近、家事多忙でちょっとご無沙汰。半二郎の厳しい稽古を、全く辛いとは思わずどんどんのめり込む喜久雄。半二郎が喜久雄と俊介に見出した女形の素質と、小野川万菊との出会い。ずっと喜久雄を見守って
里見弴:陥没(1924)大阪毎日新聞里見弴が大阪毎日新聞に連載した『陥没(1924)全150回』後に『凡夫愛』と改題され出版された。里見弴といえば『里見弴小津映画原作集彼岸花/秋日和(中公文庫)』が出版されているとくれば、作風は小津的人情の機微を描いたものが多いらしい。「らしい」と述べたのには、実は里見弴とは不縁であまりきちんと読んだ記憶がない。有島武郎・生馬を兄に持ち、兄の友人志賀直哉の強い影響を受け『白樺』創刊に参加という筋・育ちの良さに反感を持ったか?新聞小説の切抜きを入
昨日から連載が始まった、大沢在昌サンの「棺の狩人」。舞台は大沢氏十八番の新宿歌舞伎町。新聞小説📰苦手ですが、読み慣れた大沢さんなので毎朝、読み続けられそう…これまで読んだ大沢作品…新宿鮫毒猿無間人形屍蘭絆回廊北の狩人夏までの長い旅六本木を1ダース氷の森アルバイト探偵まだ有るかな🤔『大沢在昌サンの小説が新聞連載で始まる…』大沢在昌サンの小説が新聞連載で始まるのを、昨日知った。本は好きだけど新聞小説は苦手。でも好きな大沢サンだから読むだろうなぁ…これまで読んだ大沢作品…新
気がついたら2週間もブログを書いていなかったんですね。ありがたいことに仕事が充実していて時間がありませんでした。そこで今日は新聞に載っている小説を紹介したいと思います。新川帆立さん作「ひまわり」という小説ですが、主人公の女性は20代ですが自動車事故で首から下が動かなくなってしまいました。職場に復帰を望みますが叶わず弁護士になる為のロースクールに通うことになって順風