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一人でも多くの方が穏やかで素敵な日々を過ごすきっかけとして、小笠原流礼法に触れていただきたい。そのような思いから、アメブロにてブログを始めることとなりました。初めてブログをお読みくださる方がいらっしゃるかと存じますので、礼法について簡単にご紹介をしたいと思います。今から約700年前、室町時代に武家社会にて小笠原流礼法は確立されました。幕府や将軍、また武士自身も「人間関係を円滑にしたい」という思いがあったからです。その根底にあるのは、相手を大切に思う「
過日、東京日本橋プロバスクラブの会員の方からのご依頼により、30分ほど礼法についてお伝えいたしました。プロバスクラブとは、ロータリークラブをリタイアもしくはセミ・リタイアした方々のために、親睦と相互交流の目的で創立されたクラブとのことです。礼儀作法とは何か、あいさつに込められている意味、扇子の作法、金子包み(祝儀袋・不祝儀袋)に関してなどのお話をし、最後には「様」の文字の使い分けについてもご説明いたしました。「通常、私たちが使用している『様』の右下は、『水
1840年パリ生まれの印象派画家、クロード・モネの絵画は、祖母(小笠原日英)が大好きだったこともあって、見ているだけで懐かしい気持ちになります。出張の折、宿泊先のホテルに向かう途中で大阪中之島美術館前を通り、「モネ連作の情景」が開催されていることを知りました。上野の森美術館でも今年1月末まで同じ展覧会が開催されていましたが、足を運ぶことができず残念に思っていたこともあり、約30分の限られた時間ではあったのですが、中之島美術館へと向かいました。積みわらや睡
関西でお世話になっている方々が作ってくださっている会は、小笠原流礼法をお伝えした後に皆様とお食事をご一緒しながら、様々な貴重なお話を伺うこともでき、私にとって大切なお集まりです。最近は北新地にある日本料理店にお世話になり季節感あふれるしつらえを楽しみながら美味しいお食事をいただいています。今回は端午の節供にあわせた、鍾馗様のかけ軸を拝見することができました。中国において、鍾馗様は疫病神を追い払い、魔を除くという神で、玄宗皇帝の夢に現れ、皇帝の病気を治したという進士鍾馗
5月5日は、端午の節供の日です。「端午」の意味については、「端」は初、ということから5月最初の午の日を表します。菖蒲の節供ともいい、菖蒲は邪気を祓うと考えられてきました。もとは、田の神に対して田植えが始まる前に早乙女(さおとめ)と呼ばれる、田植えを行う女性が田植えの前に家にこもって自身のケガレを祓い、身を清めるという日でもありました。その後、ショウブが尚武に通じるということもあって男の子の節供とされましたが、もとを考えると、男女問わず、邪気を祓う日としてと
過日、京都で久しぶりに訪れたあるお店の方が「甘いもの、お好きですか」と尋ねてくださったので、「はい、大好きです」と笑顔でお伝えいたしました(笑)すると、「この近くに、とってもかわいらしくて美味しいたい焼きのお店があるので、是非いらしてください」と、丁寧にそのお店までの道順を教えてくださいました。歩くこと約5分、路地の奥にお店を発見したのですが、あいにく店内の席は満席だったので、外のベンチでいただきました。今川焼きのように丸いかたちのたい焼きで、皮はふっくら
お釈迦様の誕生日と考えられている4月8日は、仏像に水を注ぎ洗い清めることをいう灌沐(かんもく)を行う仏教の儀式の日で灌仏会と呼びます。一般的には花まつりといい、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(こうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)と表現されることもあります。お釈迦様が降誕なさったさい、竜王が香水を注いだという伝説にちなんで、花御堂(はなみどう)の中に誕生仏を安置し、灌仏偈(かんぶつげ)を唱えながら香湯または甘茶を注ぎます。また、誕生仏は右手で天を、左手で地
小雨が降り、少しジメジメした土曜日でした。「今日は自転車に乗れないから、30分掛けて歩いて来ましたー」「来る時は車で送って貰ったけれど、帰りは歩きます」長靴で来て、黒いフォーマル靴に履き替えている生徒も居ました。伝統文化を学ぶ尊い気持ちを持った小学生ばかりで、感心してしまいます。さて、本日の八千代伝統文化親子教室は、礼法講座といけばな講座が其々初回を迎えました。礼法講座今日は、生気体を学びました。頭のてっぺんから指先まで、気持ちを行き届かせます。入ったばかりの生徒は緊張の面持ち
なんと美しいお辞儀なのでしょう✨2014年10月13日に國學院大学が出した広告だそうです。こちらより画像を拝借、参照→ブログ:日本よい国、きよい国。世界に一つの神の国。の「こころ」を大切にする日本人より背景の色は、古来より皇室が用いる優雅で繊細な雰囲気をもつ日本の伝統色「麹塵(きくじん)」だそうです。令和元年、皇室の行事をテレビなどで拝見していると、日本ならではの伝統は素晴らしいなあと思います。しかし、この何年か不思議なお辞儀を見かけるようになりました。おへその辺りに手を重ね、肘を