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マナー・プロトコール講師の小林恵美子でございます。前回のブログから随分と時間が経ってしまいました。ご心配くださり見守ってくださった方々、実際にお声を届けてくださった方々、本当にありがとうございました。6月、7月とめまぐるしい日々を送る中で、ブログ更新が叶いませんでした。思いがけず様々なあたたかいお言葉もたくさんいただき、胸がいっぱいです。誰かの喜びの種になる生き方を積み重ねられますようにと、改めて誓った8月のある日の午後、神々しい夕焼けに出逢いました。今日からまた、どうぞよろしくお願
昨日2月4日は2020年2月以来、4年ぶりに小笠原流礼法宗家本部新春交賀会を開催いたしました。関東のみならず、北海道、東北、東海、近畿、中国、四国と全国から門下の方々が出席してくださいました。以前は毎年都内のホテルで行っていたのですが、様々なことを鑑み、今年は神保町にある学士会館のお部屋を拝借いたしました。学士会館は竣工から100年近くが経過し、耐震補強の実施と共に本格的な全館改修を行うために今年12月をもって一旦、営業を終了して2029年に新たビルが建つとの
小雨が降り、少しジメジメした土曜日でした。「今日は自転車に乗れないから、30分掛けて歩いて来ましたー」「来る時は車で送って貰ったけれど、帰りは歩きます」長靴で来て、黒いフォーマル靴に履き替えている生徒も居ました。伝統文化を学ぶ尊い気持ちを持った小学生ばかりで、感心してしまいます。さて、本日の八千代伝統文化親子教室は、礼法講座といけばな講座が其々初回を迎えました。礼法講座今日は、生気体を学びました。頭のてっぺんから指先まで、気持ちを行き届かせます。入ったばかりの生徒は緊張の面持ち
1840年パリ生まれの印象派画家、クロード・モネの絵画は、祖母(小笠原日英)が大好きだったこともあって、見ているだけで懐かしい気持ちになります。出張の折、宿泊先のホテルに向かう途中で大阪中之島美術館前を通り、「モネ連作の情景」が開催されていることを知りました。上野の森美術館でも今年1月末まで同じ展覧会が開催されていましたが、足を運ぶことができず残念に思っていたこともあり、約30分の限られた時間ではあったのですが、中之島美術館へと向かいました。積みわらや睡
なんと美しいお辞儀なのでしょう✨2014年10月13日に國學院大学が出した広告だそうです。こちらより画像を拝借、参照→ブログ:日本よい国、きよい国。世界に一つの神の国。の「こころ」を大切にする日本人より背景の色は、古来より皇室が用いる優雅で繊細な雰囲気をもつ日本の伝統色「麹塵(きくじん)」だそうです。令和元年、皇室の行事をテレビなどで拝見していると、日本ならではの伝統は素晴らしいなあと思います。しかし、この何年か不思議なお辞儀を見かけるようになりました。おへその辺りに手を重ね、肘を
一人でも多くの方が穏やかで素敵な日々を過ごすきっかけとして、小笠原流礼法に触れていただきたい。そのような思いから、アメブロにてブログを始めることとなりました。初めてブログをお読みくださる方がいらっしゃるかと存じますので、礼法について簡単にご紹介をしたいと思います。今から約700年前、室町時代に武家社会にて小笠原流礼法は確立されました。幕府や将軍、また武士自身も「人間関係を円滑にしたい」という思いがあったからです。その根底にあるのは、相手を大切に思う「
過日、しばらく体調を崩していた母の希望で久しぶりに家族旅行をいたしました。行き先は、時折お世話になっている湯河原にある旅館です。湯河原に向かう途中、恒例となっているのは小田原でお蕎麦を食べてから、ういろうを購入することです。息子は必ず大盛りを注文しますが、写真の通り、かなりのボリュームです(笑)お店の方の笑顔がお蕎麦の美味しさを増してくださいます。ういろうは、頭痛、腹痛、歯痛、疲れた時、あらゆる症状に効くので外出のさいは必ず常備しています。
今年の母の日は、5月12日です。母の日の由来については様々な説があります。そのなかでも、アンナ・ジャービスさんというアメリカ在住の女性が、苦労しながらも懸命に自分を育ててくれた母親が亡くなったさい、母親の好んだ白いカーネーションを教会に飾ったことが発端とされています。その後、この風習はウェストヴァージニア州の知事によって、5月第2日曜日を母の日にすると宣言され、1912年にはウィルソン大統領によって、この日が国民の祝日と定めされたのです。日本においては
「お蕎麦を食べるときの作法として、すする音を出すほうがよいのですか」「お蕎麦は、すする音を出さないで食べるほうが好ましいのですか」などと尋ねられることがあります。食事の心得として、すするだけでなく、ものを噛むときの音など、音は人の不快感につながると考えられています。和食だけでなく、西洋料理も、スープをすする音は好ましくありません。では、なぜお蕎麦は音を立てて食べてよい、とされているのでしょうか。すすることで、お蕎麦の香りを豊かに楽しむことができる。すす
過日、東京日本橋プロバスクラブの会員の方からのご依頼により、30分ほど礼法についてお伝えいたしました。プロバスクラブとは、ロータリークラブをリタイアもしくはセミ・リタイアした方々のために、親睦と相互交流の目的で創立されたクラブとのことです。礼儀作法とは何か、あいさつに込められている意味、扇子の作法、金子包み(祝儀袋・不祝儀袋)に関してなどのお話をし、最後には「様」の文字の使い分けについてもご説明いたしました。「通常、私たちが使用している『様』の右下は、『水
今年の5月15日は、大安、一粒万倍日、大明日、天恩日、母倉日が重なる日です。一粒万倍は一粒の種子をまけばその万倍もの粒となることから、一粒万倍日とは、何かを始めるのに最適な日であるといわれます。大明日(だいみょうにち)とは、民間暦でいう吉日のひとつですべてのことに大吉で、他の凶日(物事をするのに縁起が悪いとされる日)と重なっても忌む必要がないともいわれています。天恩日(てんおんにち)とは、暦注のひとつで、天の恩恵で万民が福を受けるという最上の吉日です。
関西でお世話になっている方々が作ってくださっている会は、小笠原流礼法をお伝えした後に皆様とお食事をご一緒しながら、様々な貴重なお話を伺うこともでき、私にとって大切なお集まりです。最近は北新地にある日本料理店にお世話になり季節感あふれるしつらえを楽しみながら美味しいお食事をいただいています。今回は端午の節供にあわせた、鍾馗様のかけ軸を拝見することができました。中国において、鍾馗様は疫病神を追い払い、魔を除くという神で、玄宗皇帝の夢に現れ、皇帝の病気を治したという進士鍾馗
5月5日は、端午の節供の日です。「端午」の意味については、「端」は初、ということから5月最初の午の日を表します。菖蒲の節供ともいい、菖蒲は邪気を祓うと考えられてきました。もとは、田の神に対して田植えが始まる前に早乙女(さおとめ)と呼ばれる、田植えを行う女性が田植えの前に家にこもって自身のケガレを祓い、身を清めるという日でもありました。その後、ショウブが尚武に通じるということもあって男の子の節供とされましたが、もとを考えると、男女問わず、邪気を祓う日としてと
ブログをご覧くださいましてありがとうございます。estyleの小林恵美子でございます。私は、約7年前から門下生として、小笠原流礼法を学んでおります。礼法の奥深さに触れる度に、弾むような感動を抱きます。礼法…と聞くと、堅苦しく思われがちですが、形よりもまず最も大切にされるのが、相手を大切に思う「こころ」です。美しくあたたかなこころを「かたち」にして表現することにより、人間関係を円滑にしてくれるのが礼法であり、また、美しいふるまいにもつながって参ります。ただ、どのような時でも周りの方々にこころ