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映画「楽園」令和元年10月18日公開★★★☆☆原作本「犯罪小説集」より「青田Y字路」「万屋善次郎」吉田修一角川書店★★★★★12年前、青田に囲まれたY字路で幼女の誘拐事件が発生した。事件が起こる直前までその幼女といたことで心に傷を負った紡(杉咲花)は、祭りの準備中に孤独な豪士(綾野剛)と出会う。そして祭りの日、あのY字路で再び少女が行方不明になり、豪士は犯人として疑われる。1年後、Y字路へ続く集落で暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、ある出来事をきっかけに、村八分にされ
今日は、『小説』のネタで書いてみる。なお、この記事には、『横道世之介』のネタバレ部分を含んでいます。それを知りたくない人は、読むのをやめてください。注意!注意!注意!もっとも、この小説では、第二章に相当する部分(『五月ゴールデンウィーク』の後半)で既に、それを暗示する記述がされています。(かなり、こった筋立てで、途中から登場人物たちのその後=何十年後かの=展開などが少しずつ織り込まれたりしていて、ある意味ではドラマ『不適切にもほどがある』にも似て、タイムトラベル的な感覚を味わえる
楽園(2019日本)監督/脚本:瀬々敬久原作:吉田修一「犯罪小説集」製作:二宮直彦、橋口一成、千綿英久製作総指揮:井上伸一郎撮影:鍋島淳裕編集:早野亮音楽:JoepBeving主題歌:上白石萌音「一縷」出演:綾野剛、杉咲花、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明、佐藤浩市①美しい田園風景と、そこで展開される地獄冒頭、明るい光に照らされてキラキラと輝く田んぼの風景が美しい。本当に絵画のようで。「楽園」と言うならば、まさしくこの風景の場所だろう…と思
よろぶん、アニョハセヨ♪来ました!ロウン。じゃなくって、「NUMEROTOkYO4月号増刊」!いや、昨日ブログ記事で「届くかどうか心配」って書いた、すぐ後に「発送しました。2月28日配送予定です。」との連絡が。もうね、朝からそわそわ(←最近、ちょっとお寝坊気味だったのですが、昨夜は11時に寝て、朝5時には起きてしまった!←興奮し過ぎ?)11時前に届きました!佐川のお兄さんを抱きしめたかったくらい、嬉しかった!(←抱きしめてませんよ?セクハラになっちゃう!)さっそ
国宝(上)青春篇1,620円Amazon国宝(下)花道篇1,620円Amazonあらすじ:任侠の一門に生まれた立花喜久雄は、15歳で故郷長崎を後にし、大阪の歌舞伎役者・花井半二郎に弟子入りする。喜久雄はそこで半二郎の息子・俊介と出会う。2人は浮き沈みを繰り返しながら、芸の世界で数多の歓喜と絶望を享受する。そして頂まで登りつめようとする先に、何が見えるのか・・・・?朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。おすすめ:★★★★★
ビッグスピリッツ2024年5/20号から「国宝」漫画化決定!2024/5/2発売映画「国宝」吉沢亮さん、横浜流星くんが出演映画の原作が漫画化開始したよ!小説はハードカバー、文庫本あるよ!文庫本の帯は、主演の吉沢亮さんのみ!吉沢亮&横浜流星星くんのダブルビジュつきはいつか発売あるといいなぁビッコミで、「国宝」1話完全無料配信!原作小説全読したけど、展開ちがうなぁ〜漫画の展開も、映画の展開もたのしみー深淵なる歌舞伎の世界へ!芸道小説の金字塔をコミカライズ!!「週刊
新聞小説「国宝」(20)5/4(476)~5/29(500:最終回)作:吉田修一画:束芋レビュー一覧12345678910111213141516171819全体まとめはこちら感想辻村の告白と、最終章を締めくくる演目「阿古屋」の描写。中国大陸に渡って成功した徳次は、結局皆の前に姿を見せることなくドラマが終わった。父、権五郎を殺した仇でもあった辻村。だが辻村自身は喜久雄の親代わりとして、彼の大事な
吉田修一著「湖の女たち」を読みました湖の女たちAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}湖の女たち(新潮文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}あらすじそこは、憎悪が沈澱する場所――。吉田修一が悪を描き尽くしたメガノベル!映画化決定!福士蒼汰、松本まりか主演、『さよなら渓谷』以来のタッグとなる大森立嗣監督湖畔の老人介護施設「もみじ園」で、寝たきりの男性が人工呼吸器を外
私が3番目に好きな(現役的という意味で言えば2番目に好きな)小説家である吉田修一の最新刊『続横道世之介』を読み了えましたよ。この本が店頭に並んでいるのを見つけるまで、続編というその存在を一切知らず、店頭で「え、マジで?!」となって以来、ずっとずっと早く読みたかったものの、中国語試験なり他に読んでいた本なりがあったせいで読み始められず、故に先日ようやっと読み始めたらもう没入度がヤバイヤバイ。著者からのメッセージつきでございました。私は吉田修一作品の中で
ムビステ!特設サイトに戻るムービースクープ2024年5月公開のオススメ映画5/17(金)公開『湖の女たち』◉上映時間:2時間21分◉配給:東京テアトル、ヨアケ公式サイトベストセラー作家、吉田修一の同名小説を福士蒼汰と松本まりかのW主演で映画化!「パレード」「悪人」「横道世之介」「怒り」など、数多くの小説が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一と、多様なジャンルの話題作・問題作を世に送り出してきた大森立嗣監督が、『さよなら渓谷』以来、10年ぶりにタッグを組み、福士
仕事終わりに近くのコンビニに寄ったらちょっと美味しそうな「たべっ子どうぶつ」が売ってたので買ってみたんですよ。で、味自体は超美味しい!いつもは半分残すのに、一袋一気にやっちゃいましたからね。……ただ一つ、どーしても「解せないこと」がありまして、それは全然そのどうぶつに見えないっていう。ライオンとかオックスはまだしも、ウサギとかトラとか酷くない?って。猫ってもう「どういう形態?」って。でも、味は抜群に美
新聞小説「国宝」まとめ2017/1/1~2018/5/29(1~500)作:吉田修一画:束芋レビュー一覧1234567891011121314151617181920朝日新聞朝刊で連載されていたもの。世襲が一般的な歌舞伎の世界で、ヤクザの息子から人間国宝にまで上り詰めた男の人生を描いた。全体感想ヤクザの家系に生まれ、数奇な運命で歌舞伎の世界に入り、世襲の壁を越えて「人間国宝」まで昇りつ
学生におすすめする大学生が主人公の青春小説を厳選しランキング形式で紹介します。今回は、学生におすすめする青春小説を厳選してランキング形式で紹介します。学生の時は、一番読書をする時間がある時期だと思います。そんな学生時代に同世代の主人公が描かれた小説を読むと、非常に得るものが多いと思います。是非、参考にしていただければと思います。1位宮本輝『青が散る』多数の作品を残す宮本輝の屈指の名作『青が散る』。宮本輝氏は昭和22年生まれ。1977年、『泥の河』で第13回太宰治賞を受
朝日新聞出版上巻・青春篇2018年9月第1刷発行351頁下巻・花道篇2018年9月第1刷発行353頁戦後の長崎から大阪、オリンピック後の東京へ任侠、立花組組長の息子、立花喜久雄が父親の死をきっかけに大阪の花井半次郎家にお世話になり、日本一の女形歌舞伎役者として人間国宝に認定されるまでの一代記切磋琢磨する喜久雄と半次郎の一人息子・俊介長崎時代から喜久雄を坊ちゃんと呼び、影日向に支えてくれる徳次色々な場面で彼らと出会いその後長い付き合いとなる人々魅力的なキ
電車に乗る時間が出来て、本を読めるぞ!と思っていたのであるがいまどきなので私もついスマホの画面を見ている。ゲームはしないけれどもどうでもいいような情報やら画像やら好きなねこさんやらいぬさんやらパンダさんやら色々な動物の動画やら画像を見てしまう。そんな風であったが先日出たお気に入りの吉田修一さんの新刊・・・文庫本だけれど『湖の女たち』が出たので読み始めた。やはりこの人の作品は一気に読めてしまう。面白い。吉田修一の作品は映画やドラマになる作品がほかの
2019年公開日本監督瀬々敬久嘔吐表現有り注意箇所は、杉咲花さんの幼馴染男性の入院にお見舞いに行ったところ。治療の副作用でトイレで。なので、お見舞い場面見なければなんとかなるかも。もうひとつは、佐藤浩市さんが、土を食べるところ。ここは目をそらすと、後の話につながりにくいので無理しないといけないかも。吉田修一著「犯罪小説集」の中の「青田Y字路」「万屋善次郎」をミックスしたストーリー。少女失踪事件と連続殺人事件が描かれています。限界集落での、偏見や差別、大人のいじ
新聞小説「国宝」(16)1/22(376)~2/16(400)作:吉田修一画:束芋レビュー一覧1234567891011121314151617181920全体まとめのあらすじはこちら感想俊介の復活に手を貸してくれた、小野川万菊の死。喜久雄の側は綾乃の結婚、出産とめでたい事づくめだが、俊介の側には悲惨な試練が重なる。両足を無くして、果たして歌舞伎役者を続けることが出来るのか。それにしても
池上岑夫編訳「7月24日通り」に出てくる本です^^ポルトガルをわが町にかさね〜の小百合が本屋さんでこの本を手に取って見ているひとが居て思わずそのあとネットで購入というくだりがあってそのブルーの表紙の本私も見てみたくなりました図書館検索すぐ手元に〜ありがたいなぁフェルナンド・ペソア本人のほかにアルベエルト・カエイロリカルド・レイスアルバロ・デ・カンポスという三人の違名による作詞というのもその人物によって作風がちがっていたり平易な言葉