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とっても贅沢で幸せな一日でした。私はモダン楽器に限らず、古楽器の美しい音色が大好きです。古いからダサいとは限りませんよね。ファッション然り、芸術然り。温故知新、古きをたずねて新しきを知る。先人の知恵に学ぶことは非常に意味のあることだと思います。古い新しいに囚われず、その魅力が存分に引き出されている音楽は心に心地よく響き、「美しい」と感じます。私は小倉貴久子先生から、生演奏であるいはCDやDVDを通じて、その「美しい」音色を知ることができました。小倉先生は、さまざまな鍵盤楽器の魅力を引き出す素晴
お箏の体験から発展して楽琵琶聞いてみたい〜〜と思っていたら、ありがたく拝聴する機会に恵まれました。これに先立ち、先月は富岡八幡のお祭の雅楽奉納で友人が楽琵琶を弾くところを拝見して、なるほど、薩摩琵琶とはずいぶんと弾き方が違うのだなということくらいはわかったのですが、その時は龍笛や篳篥の音に紛れて楽琵琶単体の音が掴みにくかったのです。雅楽での楽琵琶は、どこか「伴奏」といった風であまり目立ちませんでした。さて、今回拝見したお舞台の正式名称はちょっと長くて、頂いたパンフレットには「野村四郎師人
皆さんこんにちは。ドイツ在住演奏家ゆきんこです。今日は私が現在勉強している楽器バロックオーボエについて少し紹介していきたいと思います。オーボエとはバロックとはバロックオーボエとはリードについてオーボエとはまずオーボエとは皆さんももうご存じかと思いますが、オーケストラや吹奏楽などで演奏される木管楽器の一つです。オーケストラでは演奏前のチューニングで「ラ~」と音を最初に出し、オーケストラの調子を整えます。楽器はグラナディラという素材でできていて、
**********************第4回ウィーンのフォルテピアノたち**********************これまでのあらすじ↓↓↓(3)ジルバーマンのフォルテピアノ(2)クリストフォリのフォルテピアノ(1)ピアノの前身フォルテピアノのふたつの潮流―――ウィーン式とイギリス式クリストフォリ~ジルバーマンに受け継がれたフォルテピアノはこの先「ウィーン式」と呼ばれるものと「イギリス式」と呼ばれるものに枝分かれします。まずはウィー
春らしい陽気の日が増えましたがいかがお過ごしでしょうか?寒暖差が大きい時期なので心身がバテないように生活習慣を整えたいところですね。さて本日は最近、アニメ「葬送のフリーレン」の劇伴(劇中で流れる音楽)に心を惹かれたのでその劇伴の作曲者についてのお話と楽曲の紹介をします。アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などの音楽を手掛けているアメリカ出身作曲家のエバン・コールさんという方でバークリー音楽大学で映画音楽を学び、ドラマ、映画、アニメ、ゲームなど
弓で弦をこすって音を出す「擦弦楽器」は、世界中にあります。西洋のバイオリン、チェロ、東洋の二胡、馬頭琴、中近東のケメンチェ、カマンチェ、北欧のヒーウ・カンネル、ヨウヒッコ、クルース、新開発のヴィオリラ、古楽器のニッケルハルパやプサルモディコン・・・共通しているのは、ネック、フレット、指などを使って「弦の長さ(触れる位置)を変える」ことで、音程を決める点です。しかしハープのように、音程が固定された複数本の弦の中から、奏でる音程を選んで弾く、「弓で弾くハープ(チター)」も存在します。
千葉県四街道市の浜本ピアノ教室浜本多都子です。暮れの「ハープシコード体験会」の続きです。伊藤ハープシコード工房のオーナーで製作者の伊藤福一さんによるそれぞれの楽器の説明とハープコード(チェンバロ)奏者の古賀裕子さんによるミニコンサートの後はいよいよハープシコード体験です。グループに分けてアドバイスを受けながらひとりずつハープシコードでメヌエットやミュゼットを弾かせていただきました。古賀さんから音の鳴る仕組みの説明を受けています。大切なことは弾く時の引っかかるよう
解り難いですが、ピンクゴールドです。30年ほど前に、自分のお小遣いで初めて購入したマウスピースちゃん。トランペットからトロンボーンに変わって、あと3ヶ月でアンコン。焦りもゼロではありませんでしたが、それよりもトロンボーンが楽しくて楽しくて、一日中トロンボーン吹いていた中学生でした。あな、懐かしや。この子、毎日洗ってましたが、それでも少しでも汚れてきたな、と思うと、歯磨き粉で磨いていたのですが、そのお陰で数年前に金属アレルギーがでました。金属アレルギーになった原因はいくつか
こんにちは。雨が続いていますね。ジメジメした日々、とくにピアノや楽器を演奏される方にとってはめちゃくちゃ鬱陶しい季節だと思います。とはいえ、もう7月もなかば。梅雨が明ければ夏本番!そこで、突然ですが!本日より、「夏の自由研究」と題して、プチ連載企画を始めたいと思います!まずはピアノ(楽器)のお話から。ピアノ誕生~進化の歴史をたどってから、現在のピアノのしくみを紹介していきたいと思います。乱文ですが、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです。*****
マルチェロといえば,映画「ベニスの愛」のオーボエ協奏曲で有名です。チェロ・ソナタ,特に第2番ホ短調も哀愁のある第1楽章とともに良く演奏される好きな曲です。古楽器(多分,,)でスタンダードな演奏と,モダン楽器でのロマンチック版をメモしておきます。BenedettoMarcelloCelloSonatano2Em全曲版BenedettoMarcello-6SonatasforCello(ClaudioCassadei)そういえば,特に第2番はあまりハイポジ
夏の自由研究「ピアノの歴史」前回のあらすじ↓↓↓(1)ピアノの前身昔の話をするまえに。いわゆる「昔のピアノ」と「現代のピアノ」を区別するために、それぞれ呼ばれ方がありますので、ご紹介させていただきます。★フォルテピアノ…いわゆる昔のピアノ。18世紀から19世紀前半あたりまでのピアノ。「古典ピアノ」「ピアノフォルテ」とも呼ばれます。ウィーン式とイギリス式に分けられる(次回以降にご紹介しますね)。★ピアノ…20世紀以降のピアノ。「モダンピアノ」とも呼ばれま