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本日は吉祥寺古典を読む会の第39回定例会でした。取り上げたのは、世阿弥の『風姿花伝』、そしてその20年後に書かれた『花鏡』です。今回、世阿弥を取り上げる中で、考えたかったのは、「芸能者はどのように年を重ねていくべきか」という問題でした。この「芸能者」という部分は、そのまま「プロ」「職業人」などと置き換えてもよいかもしれません。ただし、「芸能者」の場合には、加齢の影響が特に大きいように思います。(例えば、AKB48や宝塚など、女性による芸能では、一定の段階で「卒業」「
若いほうが絶対に美しい、魅力的とはいえません。能の世阿弥がいっているように、若いときは「時分の花」がありますが、それがなくなった中高齢期に「真の花」を咲かせる方は多いのです。つまり、日本は美しさについては「若さ」に価値を置いてきましたが、そろそろ見直すべき時期になっているのだと思います。人間の能力が試験の成績や偏差値だけでは測れないように、人間の総合的な価値も、体力や見た目だけでは測れないものなのです。「若さ」に価値を置いてきた日本社会に言いたい事せっかく長生きできるようにな
こんにちは。かっこいい女を作る開運コーチ坂本ともこです。あなたの人生のピークはいつでしょう?20代?30代?いやいや、これからですよ。人間は今は苦しくても将来はきっと楽になるとか今はつまらない人生だけど将来は楽しい人生になるはず!そう思って生きる方が幸せに生きていけるんです。逆に今は幸せなんだけど将来は不幸になるかも知れない...そんな風に考えていると気分が落ち込んでいくんです。人生がつまらないものになってしまうの。未来志向の人は未来の方が良くなると思い込んでい
第五回こがねい春の能「野守黒頭」が明日、2月23日(金・祝)に迫りました!まだチケットございますので、ぜひともお越しください!!くどくど書いてますが、「野守」は最高のエンタメ作品ですので、初心者の方もぜひ!!「野守」について世阿弥の先輩たち、大和猿楽の役者は興福寺や春日大社など奈良の寺社に仕え、今で言う節分の豆撒きの鬼役を演じる身分の無い者たちでした。その追儺の儀式にて、恐ろしく勢いある鬼を演じるとともに、払われて逃げて行く際の滑稽な演技もレパートリーであり、鬼のものまねのバリ
【食育クイズ:Vol.1627】「京都府」の「能楽」おさらいクイズ!3代将軍足利義満が観阿弥・世阿弥親子の演能を認めた場所とは?↓↓↓↓↓↓問題は下記から↓↓↓↓↓↓∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞コッチラボ国産大豆100%大豆ミートプレミアムソイミンチ粗挽き鶏ミンチ風サラダ・スープに大容量サイズ1kgAmazon(アマゾン)大豆コーヒードリップパックAmazon(アマゾン)たねす
Instagramの#ヘンテコ書道部バトンに参加させていただきました。今週のお題は「秘すれば花なり秘せずは花なるべからず」(世阿弥「風姿花伝」より)副題は「幽玄」いやぁ…私にはこの世界を表現できる力はございません出来ないなりに書きました大学の必修の講義で、「能を鑑賞してレポートを書く」という“何書けばいいねん!?”って課題があったのを思い出した。その時は確か、大阪城の野外で能を鑑賞しに行って(わざわざ)無理矢理…中身のないレポートを出した記憶がある提出す
初版:2022年3月1日著者:養老孟司養老孟司×宮口幸治、高橋孝雄、小泉英明、高橋和也子どもが心配人として大事な三つの力(PHP新書)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}『ああすればこうなる』「自力」「読解力」「自足」「あなたたちが元気に飛び跳ねていてくれればいい」「幸せの先送り」道草「手入れ」「三つ子の魂百まで」世阿弥が言うように、楽しいことが教育の最初の一歩です。「個」であり
今回は冒頭のネタがちょっと長くなります↓先日、米海軍佐世保基地の一般開放が10年ぶりに行われ、1日だけですがフレンドシップデーというイベントが開催されました↓たまたま、近くまで出向く用事があったため、混雑していないことを祈りながら、私も妻と基地に立ち寄ってみました車が多く、何とか空いている時間駐車パーキングを見つけて、基地に入ると、これまた、凄い人出でした↓海軍基地ということで、小型の船から大きな船まで、少し並べば、乗船体験ができるという仕様でした↓たくさんの旗が立てられている場所があ
モオツァルト・無常という事(新潮文庫)Amazon(アマゾン)1〜3,742円美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない。小林秀雄には名言・名文が非常に多いですが、その中でもこの言葉は特に有名なのではないでしょうか。ちょっと独り歩きしてる感も・・・「モオツァルト・無常という事」という新潮文庫短編集の二編目に収められた「当麻(たえま)」という能楽を観た批評文「当麻」に出てくる言葉です。1942年、戦時中に書かれた文章です。僅か5頁の小品ながら、小林の真骨頂とい