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細辛(さいしん)はカンアオイの中から選別され、現在古典園芸植物の一角を占めています。江戸時代の文化・文政期に園芸が盛んになり、風蘭、石斛(せっこく)、万年青(おもと)などが、大名から庶民にいたるまで愛好、栽培され、その中に細辛がありました。山に生えているカンアオイの中から、葉に入る模様がきれいで、また軸(葉の茎のこと)の青いものが選別され、細辛の名で栽培されるようになったのです。現在山に入っても青軸のカンアオイはごく稀にしか見つかりません。普通のカンアオイは緑と茶色の混じ
2月頃に拾ったクモランをモミの小木に枝ごと結び、モミと枝との接合部分をカルスメイトで固め、ムギラン、カヤラン、ヨウラクランを少々と一緒に付けて管理してきました。さてさてさーて~結果はどうか?過去に枝そのままやヘゴに他の着生蘭と共生させた時と違い明らかに勢いが違います!!花芽が付いている個体が殆どだし新しい根まで出て来ています!!こいつなんかこの勢い↓驚くべきはこれ↓なんと実生の小さいのが生えてましたしかもカルスメイトを塗ってある上にと言うのが驚きです。以前に紹介した松の盆栽
初めから最後まで特定の種の植物だけで飼育するというやり方で使った種は多くない。ランヨウアオイ、ヒメカンアオイ位で、それ以外の種は一時的に使ったものがほとんどである。その意味で確実ではないが、主観的な手応えで餌としての優劣に順序をつけると、次の感じだろう。Aランヨウアオイ、ヒメカンアオイ、ミチノクサイシン、ミヤマアオイ、ソノウサイシンBコシノカンアオイ、カントウカンアオイ、カギガタアオイ、タマノカンアオイAとBの違いは、主に成長しきった葉の硬さであり、Bの植物でも早い時期に採集したもので
3月にコヒョウモンモドキの飼育からブログを再開しようと思っていたのだが、何しろ死にかけの幼虫をもらって来ていただけに、越冬に成功した幼虫はいなかった。このままミヤマカラスアゲハの話題まで待っては再開は5月になってしまうため、ギフチョウ飼育の話題で再開しようと思う。ネット上に自分の飼育法を公開している記事はいくつも見る。その内容はある意味均一であるが、違っている面もある。まず、飼育に必要な葉の枚数が随分違う。10枚程度としている記事が多いようだが、多い記事では15枚としているものも見かけた。
4月25日連れと2人で静岡県へカンアオイの調査に出掛けました。昨年はシイノミカンアオイが激減していましたが、どんな感じか?行ってみるとサイズは小ぶりながら復活している所もあり、結構目に付きますが、復活していない所は全然…あれ?こんな所にランヨウあったっけ?しかも自生範囲はかなりひろく広いし、凄い増殖率💦💦こんなにあれば気づかないはずないだけど😥今まで調査していなかった所まで範囲を広げて調べて行くと、ランヨウカンアオイのみ広範囲に自生していて、ほとんど無地葉だけです。
生き物係です。4/14(日)今週もギフチョウ観察しにお山へ。K君も見たいとのコトなので、昨日に続き叩き起こして連れてきました。(笑)ヒメツチハンミョウ。虹色センチコガネ。ヤマトシリアゲなんかを観察しながら尾根へ。ミツバツツジが咲いていたので、ギフチョウが止まらないかな〜?と待機。来たのはマルハナバチだけでした。今回も地べたに止まったギフチョウしか撮れませんでした。ミヤマセセリも・・・でも今日はカンアオイの裏に・・・ギフチョウの卵を初めて確認するコトができたのでよかった♪
下の写真は、我が家のベランダでの採卵と飼育風景である。小さな植木鉢に竹箸のようなものを何本も刺し、小型の洗濯ネットをかけている。すべての袋に産卵雌が入っている訳ではなく、上の段は産卵済み、下の段の袋の中に雌が入っている。チャックの色で産地や種を分けているのは、ミヤマカラスアゲハの袋かけ飼育と同じ。鉢の中に札も入れて混同を防いでいるが。鉢は小型(5号~6号)のプラ鉢だが、私の栽培が下手なせいかも知れないが、どうもカンアオイはプラ鉢ではよく育たず、ポリポットだとよく育つ。だから、鉢の中に一回
2月27日連れと2人で静岡県へ着生蘭拾いに出掛けました。まずは運が良ければベニカヤランが拾える所に行ってみると、この日は運が良い!大株や細かいのなどとカヤランやヨウラクランが拾えましたさてお次ですが、気になる所が見つかったので初探索に行ってみるとカヤラン発見そして連れが小さなベニカヤランが落ちているのを発見!その後2人で探し回るとベニカヤランの大株が何個か見つかりました。これはその中の一つです。拾いポイント新規開拓大成功\(^-^)/次は少し遠いですがクモランとカヤランが
桜の季節が終わり、訪れる人も少し少なくなった光城山、花の季節に突入です。十二単が至るところで咲いていました登りはじめツツジも咲いてます中腹桜の絨毯の中を進みますイカリソウやハルリンドウ、ハナニラもかわいい友人に教えてもらったカンアオイ。葉の下に隠れてるので知らないと気付かない花、花、花サクラソウは群生してます山頂下りますドウダンツツジも咲いてます写真撮りすぎでいつもより時間がかかってしまいました。クモの巣と桜のコラボ本日も最後までお読みいただき、ありがとうござ
細辛の老の友です。昔からの人気品種で、襟合わせの良い葉に白の亀甲と霰斑が入ります。
イワタカンアオイを観察学名AsarumkurosawaeJ.Sugim.※学名kurosawaeの由来静岡県磐田市鶴池付近の林地で1965年1月7日静岡県磐田南高等学校教論・黒沢美房氏は、カンアオイ属Asarumのカンアオイ近似の一種を採集された。……学名には発見者の黒沢美房氏の名を記念して命名※昭和43年5月発行・北陸の植物第16巻第2号杉本順一*日本植物記(一)46~49頁より引用させていただきました。※分布:愛知県東部、静岡県西部※開花期:11~3月※
細辛の観山橋です。白い谷にゴマ斑が葉全体に入ります。短いヒゲが入るのもこの品種の特徴です。
GWは遠出せず地元の自然の多い地域を散策するなどして過ごしました。本当に良い季節ですね。心の洗濯ができました。車で数分の距離にこんなに自然が残っているのかと驚き、大切にしていきたいと思いました。カンアオイがこんなに群生しています。結構陽当たりの良いところに生えていて意外でした。でもあと1ヶ月もすれば木々の葉に遮られて良い感じに遮光されるのでしょう。良い艶子株もたくさん育っていました。こちらはギンラン(ササバギンランかも)。杉の葉が堆積した腐食質の多い林床です。相当暗いところですが、
コウヤカンアオイ学名:Asarumkooyanum花期:4月下旬~5月分布:紀伊半島南部、固有。私の栽培していますコウヤカンアオイの花が咲いていました。萼筒は筒状で括れは無く狭い口環をともなう。萼筒内面は白っぽくてらコトウカンアオイに似ているが、萼筒内面の縦横隆起線の数が少ない、萼裂片が短い、口環の幅が狭いなどの違いがあります。4月30日撮影萼筒内・雌雄蕊柱・縦横隆起線の様子子房の位置などコトウカンアオイと比較
カンアオイは基本的に模様などに個体差のある葉(葉芸)を楽しむ古典園芸植物です。銘のある古典園芸品種の場合、”細辛(サイシン)”と呼ばれ、葉、花、それぞれの個体差は”~芸”と呼ばれる細かい名前がついていますが、ここでは省きます。カンアオイの原種の葉模様は無柄以外に大まかに分けるとTOP写真の3種類が基本の葉模様のバリエーションになります。(上段左の班、上段右の下り藤、下段の亀甲)ここから柄の大小や色形の違い、班が入った亀甲とか