ブログ記事238件
ナイフが好きだ。刃物を良く使い、自分で手入れをする。そんなことを話していると、「じゃあ、研いでよ!」なんて言われることがしばしばあります。皆様もご経験、ありますでしょう?そりゃ、庖丁とかビクトリノックスとかだったら全然問題ないんです。大抵の場合、こういう時の庖丁ってステンレスの三徳庖丁ですし、ビクトリノックスなどのツールナイフの類であれば、よほど刃の状態が悪くない限り、ハンディな研ぎ道具で何とかなってしまうことも多いですしね。そういえば、ハンディな研ぎ道具で案
さて、昨日の続きです。昨日は、フクロナガサを本家本元に研ぎに出し、さらに質問の回答を頂いたものを、フィードバックしてみました。ただし、「鎬がついている面」、一般的な表面のみについてです。問題は裏面なんですよねぇ。じゃあ、まず、裏面をもう一度ご覧いただきましょう。刃先と背の部分に裏押しが出ており、典型的な「片刃の和式刃物」の体裁になっています。私の問題意識は、「新品の時、背の部分には裏押しがなかった」という部分から始まっていて、「背の部分にも裏押しを作ろ
今日は海外の記事で面白いものを見つけたので、そのご紹介。12本のベストフィクストナイフ(念のため確認したのですが「フィクスド」ではなく「フィクスト」です、発音の話です)です!あれこれ注意書きはありますが、とにもかくにも買って損はしないナイフを12本並べてくれている、面白い特集です。まず真っ先に登場するのは……モーラナイフでした!モーラ・ナイフMoraknifeCompanionMG(ステンレス)postedwithamazletat16
こんにちは。もう、年の瀬ですね。クリスマス、あるいは自分へのご褒美として新たにナイフを買われた方も多いんじゃないかと思います。ですので、今日もやっぱりナイフの話題。北欧のナイフの場合、一度ベタで研いで、フルスカンジにしてから好みの刃を付けると、スッキリとした切れ味を得られることが多く、私も多くの場合で勧めています。モーラナイフ、ヘレ、Laurinmetalli製ブレードを刀身に使ったプーッコやレウクなど、ほとんどの場合、一度、フルスカンジにしてやったほうが、ス
以前、山のしきたりの一つである「鬼切口」について、記事を書きました。つまり、持っている鉈なり剣鉈なりの、鍔元一寸を刃引きしておく、という習慣なのですが、この実際的な意味がよく分からなかったんですよね。一応、この鬼切口については、以下のようなことが言われています。山怪・化け物に対して刃物は有効また、刃引きした部分が、山怪や化け物を切る部分として機能するというわけ。それに対する私の疑問はシンプルです。「例えば、木を削るといったシーンでは鍔元が一番力を込め
というわけで、今日もナイフ関係の記事です。ホローグラインド、というグラインド形状は皆さまきっとご存知でしょう。ブレード側面が凹状にえぐれており、ナイフの重量を軽くしたり、あるいはバランスをとりやすくしたり出来るグラインドです。最近、私が入手したものでは、ベレッタBerettaラブレススキナーナイフレザーシース付postedwithamazletat17.08.11ベレッタ売り上げランキング:124,662Amazon.co.jpで詳細を
人里を離れて一人でたくましく生きる。と言ってアナさんは雪の女王ではなく、生活の知恵をフルに活かしてジャングルの中で自給自足を楽しむキュートなハンサムガールである。‘bushcraft’をどう訳したらいいかうまい言葉がみつからないが自然環境の中の生活の知恵だとwikipediaは言っている。何の気なしに見始めたら止まらない。かなりの長編なので、所用を済ませるなど何度か中断はしたが、結局最後まで見てしまった。今は、続編をピックアップして楽しんでいる。どこの国なのか
今日は、ちょっと力の入った記事です。というのも、先日、山鉈を注文させて頂いた米田刃物鍛冶屋の米田さんと、ちょっとやり取りをしていて、「あっ、そういうことだったのか!!」と目からうろこが落ちたので、それをご紹介したいのです。よく、秋田の鍛冶屋さんとか、そこで作られた刃物を取り扱うウェブページに行くと、大抵、「秋田特有の裏スキがあり、切れ味が抜群」なんて文言が書いてあります。率直に言って、私は「なんか変だな……」と思っていたのです。だって、和式の刃物で片刃のものには大抵「裏ス
というわけで、今日は剣鉈のお話し。秋田五城目の山刀(ナガサ)を手に入れ、ちょくちょく遊びながら使ってみているのですが、とってもいい感じなんですよ。まず、切れ味がシッカリと出ている。また、片刃のハガネ部分はハマグリ刃に研がれ、強度があり、永切れします。もっと使い込んでいかないと、分からない部分、使い込むことで変化する部分はありましょうが、今のところ大満足。多分、もっとキンキンで切れ味のよい剣鉈や山刀ってあると思うんですが、自分にとっては秋田のナガサって、なんか使い
前回、「少しYouTubeの動画を見ている」なんて書きました。やはりナイフや、研ぎの動画が多くなってしまうんですが、「上手く研いでいるなぁ」というものもあるのですが、個人的に「ん?」と気になるものも少なからずあったりします。それは「研ぎ」のやり方そのものであったり、あるいは「研いだものに対する切れ味の検証法」について、だったりします。ただ……。使用者が「問題なく使える」ということであれば、それはそれでいいわけですし、外野が口を挟む筋合いはありません。なので、特定の
最近、ちょっとYouTubeを良くみています。やっぱり、ナイフとかアウトドアとか、そういう動画を多く視聴してしまうのですが(やっぱり、「バドニング」って書いてあるものが多いなぁ)、ちょっと気づいたことがあります。それは、「鏡面磨き」に関する動画の多さ。一番よく目にするのが、ボロボロ、錆び錆びのナイフや庖丁を、研磨や研ぎによって再生し、ピッカピカの鏡面に仕上げるというアレ。皆様も、何かしらの動画をご覧になったことがおありでしょう。私はあまり、鏡面磨きにこだわる方で
というわけで、今日もブログ更新です。今日は、「バトニングを問い直す」という大きな問題を、大上段に構えてちょいと書いてみようかなっと。バトニング……。これをやらなければ、ブッシュクラフトではない!これをやれないナイフならば、ナイフではない!とか、そういうご意見は私も随分頂きましたが……今もって、私はそれらには同意できません。いや、そもそもなんですが、バトニングは英語でどう書くかご存知でしょうか?そうですね、Batoningです。ingがついていることから、「b