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やっとこの記事が書けます(笑)と、いいますのは表具を依頼したのを鬼佛庵さんに内緒にしていたからなんですね(笑)10月の台東区茶会の帰りに寄ったのが春鳳堂さんでした。春鳳堂さんの若さんである師岡恒平さんと知り合ったのは板橋区の文化祭でした。二度ほどお目にかかり、頂いた名刺を後生大事に取っておいたのです(名刺はもらったら大事に保管してあります)。宗靜先生(母)と相談し、先ずは電話してみると、折り悪く師岡さんは出られず、半ば緊張しながら家電の方に掛けてみますと、お母様がお出になり、お
茶碗などの道具には正面があります。そのお道具の「顔」となる大事なところです。木の器で綴じ目があるものはどこが正面かご存知ですか?お盆や建水など丸いものは、綴じ目が有る方が「正面」四角いものは、綴じ目を向こう側にし、すなわち綴じ目がない方が「正面」です。この黒い器は「縁高」というお菓子器濃茶の際に使う、正式な菓子器です。綴じ目があるの見えるでしょうか。この綴じ目を向こう側にしてお菓子を盛りつけますよ。覚え方は「丸前、角向こう」です!(まるまえ、かくむこう
茶室について書きたいことは山ほどありますが、一寸方向転換した話題を。東京の茶の湯が京都に比べて、どうもかなわないという感じは、茶室だけでなく、他にもあります。その一つが家元の存在です。何しろ京都には、三千家と藪内流という最も古い伝統を誇る家元が鎮座しています。どうしても京都はお膝元で、東京は出先、出張所という感じです。勿論、東京にも家元は存在しています。でも、三千家や藪内家が、四百年近い昔から、一度も動かず、今の場所に居を構え、長い伝統を誇っているのに対し、東京の家元は流祖から
この春、弟子のみなさまに新たな許状を取り次ぎました各々にとっての“大切な節目”は御相伝の茶事の形式でお招きしました思えば最初の取り次ぎは2012年あれから12年(干支一周)が経ちましたたくさんの経験(機会)をいただき環境や自分自身の考え茶の湯に向かう姿勢も大きく変化しました今も根本にあるのは“お茶の楽しみ(ときめき)を共有したい”という思いです未熟な私のもとで、私以上のキャリアのみなさまが茶の湯に励まれているご縁の不思議果てしないお茶の海原後悔のない航海をこれ
この度の御相伝茶事の懐石もお料理得意な弟子が心を込めて作ってくれました飯汁道明寺麩、桜麩、水辛子替:蓬麩、桜麩向付鱸菜種合え芽ねぎ、山葵、加減酢煮物焼鯛桜道明寺蒸白舞茸、桜花焼物鰤ポン酢焼預鉢蛤、針生姜、あさつき小吸大徳寺納豆、菜の花八寸燻製鮭とモッツァレラチーズ菜花辛子和え香物沢庵、赤蕪人に恵まれ、こうしてあたたかいお席が共につくれることに感謝します
他流さんの台目の道具の置き方を見ていて、なるほどねぇ~と感心しました。台子の分だけ小さい台目畳で点前をするにあたって、水指などが畳四分の一ほど前に出てきます。当流だと、こんな感じで位置をずらすんですが千家系さんだと、台子と同じ位置に棗と茶筅などを置くようです。これ京間だからこれでできるんですが、江戸間だとどうにも後ろがつっかえるんですよねwというのも、当流の点前する人の位置が大分後ろなんです。これを江戸間でやると、壁に当たりますwwwwそりゃ「狭い」と感
和心美茶道教室のブログにお越しくださいましてありがとうございます。主催の渡辺ちえです。和心美茶道教室は初心者の方を対象とした茶道教室です。何も知らなくても大丈夫!点前作法をはじめ、お茶の心やお茶の楽しさをしっかりとお伝えしています。茶道を始めるにあたって少し不安に思う方もいらっしゃることでしょう。でも、敷居が高いと敬遠していてはもったいない!茶道は総合芸術と言われ和文化の魅力が集まっています。沢山の方に茶道の良さを知っていただきたいと思っています!【茶道
皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室です。猛暑ですねー今週7/18(火)、19(水)のお稽古日記。京都の祇園祭も前半が終わり、来週はいよいよ大阪の天神祭です。今週のお菓子は「夏神楽」(なつかぐら)そしてお干菓子は、友人からお中元で頂戴した、京都・亀末廣の「京のよすが」。創業200年以上の歴史を誇る干菓子の老舗で、ここの名物として有名な「京のよすが」は、四畳半の茶室に見立てて区切った秋田杉の箱に、季節感あふれる干菓子が彩り良く詰め合わされたもの。季節に応じて
織部の先鋭化した侘び茶を理解するには、師である利休を共に淀の渡しで見送った細川忠興と対比するとわかりやすい。ふたりは、利休七哲のうちに数えられ、なかでもその教えを最も忠実に受け継いだ弟子たちとされる。それは、蟄居を命じられた師を見送った無茶ともいうべき行動に端的に表れている。このとき、かれらは向こうみずだった。利休を見送る自分たちの背後に、どのようなリスクが迫っているか考えない勇気をもっていた。それほど、利休の侘び茶に心酔していたし、師と秀吉との確執を間近にみて、侘び茶とはそもそもそのよ
月桑茶道教室では、随時お弟子さんを募集しております。■月桑庵の特徴①点前偏重はしない月桑庵のモットーは「主客を大事にする」です。主客というのは「亭主=点前をする人」と「正客=連客の中で一番上座に座る人」のことです。点前偏重というのは、お茶を点てることばかり教えて、お客さんとしての振る舞いとか、道具の由来や掛軸の意味、お菓子の種類と食べ方などを教えないということです。慣れてくれば正客の稽古もできますし、さらには御詰め(末席のお客さん)の稽古もできます♪月桑
七夕の茶の湯茶の湯とは、出会いを楽しむ伝統文化。出会いとは、人であり、時候であり、その場で味わうもてなしの趣向です。青葉輝く季節を迎えた歓びを皆さまと味わい、真夏の気配いよいよ感じられる七夕の頃、ささやかなお茶事をさせていただきたくご案内申し上げます。茶の湯専用の庭・露地を通り、まずは日常を離れた特別な空間である茶室にご案内します。小間のひとときの後、立礼座敷にて鱧弁当を使ってのやや軽いお食事をお出しし、小間にて濃茶、立礼座敷にて薄茶を飲んでいただきます。茶事とは正式なもてなし
リモート稽古をしていただきましたなんとイヤーマイクが接続できないというアクシデントが!着物の着付けに時間がかかって準備不足でした先生ごめんなさい明後日の安南茶菓の道具で薄茶のお稽古を見ていただきました気をつけること1・敷居を踏まない当たり前のことなんですが・・・我が家は和室をリフォームしてお茶に使えるようにしているので敷居部分が広いんですでも踏まないように!!!そして踵は上がらないように!!!2・向きを変えるときの足は軸足から離れない
これらの事実は、織部に対する家康のヒステリーがかなりの強度をもっていたことを指し示している。織部と将軍秀忠とは茶会に招待したり茶道指南役を仰せつかったりするほどの仲で、家康自身もわざわざ駿府まで呼び寄せて歓談するほど厚遇していたから、可愛さ余って憎さ百倍というのはよくわかる。あれだけよくしてやったのに裏切りよってこの獅子身中の虫めが。織部内通の報を受けて、額に青筋を立てて怒る家康の姿がまざまざと思い浮かぶ。ただ、戦(いくさ)に裏切りや内通はつきもので、げんに大阪の陣では秀吉恩顧の多くの武
令和2年(2020年)8月24日皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室の西田宗佳です。今日は久しぶりに〈お稽古日記〉を。■灰形稽古の最終日昨年の4月から隔週の木曜日の朝に通っていた、京都・淡交社での「灰形講習会」1年コース。ほんとは今年の3月に終える予定でしたが、コロナの影響で最後の何回か出来なくなっていた分、再開後やっと7-8月でこなし、先日ついに最後の稽古に行ってまいりました。↓)京都鞍馬口にある淡交社。朝7:45に家を出て、この勝手口に着くのが9:40
水屋は半間【はんげん】水屋とすることにして、居場所を作るためには、京間二畳は必要になります。建築屋さんは「10㎡までは無許可で(増築)出せますよ」とのことですから、京間五畳分はいけるって計算ですね。横幅は京間一畳半もないので、京間二畳は居住空間として置けるかな?と思います。その外側に一畳半×四半畳の棚空間がつけられたらかなりありがたいですね。イメージはこんな感じ。水屋は置き水屋を購入して改造して貰う予定。さて、どんな設計図が上がってきますかね?
白鳥庭園芝生広場に設えられた野点茶席「さつきの席」です。(5月3日撮影)新緑の下、鯉のぼりが泳ぐお茶席。この日は表千家席主・水野明水さん門下生の皆さんによるお茶席です。爽やかな風薫る5月の庭園。青もみじを愛でながら茶の湯撮影を楽しみました。
ちょっと我が社中で問題がありました。新しいお弟子さんが姉弟子にお裾分けをしようとしたんですね。姉妹弟子が仲良くするのは良いことなのですが、これ、先生にお伺いを立てずにするとどうなるかわかりますか?友達というのは、何処で出会おうが友達になるときはなるし、ならないときはなりません。人と人の繋がりですから、どう繋がっていても自由……でしょうか?茶道の教室というのは「先生が開いたもの」ですね。この辺りが「カルチャーセンター」や「サークル」、「クラブ活動」と異なる点で
先日から報告しているNHK「日本庭園」DVD版の中に、一般的には拝観できない珍しい庭園が収録れていた。上京区小川通寺之内通上るは茶道の聖地である。表千家は千利休を祖とする茶道の流派「三千家」の一つである。千利休には2人の息子がいたが、このうち嫡男の千道安は先妻との子供で、利休死後の1594年に堺千家と言う流派を創設。しかし道安には後継ぎがなく、1607年に彼が死去した事で堺千家は断絶。もう一人の千少庵は利休の後妻の連れ子で、後に利休の娘と結婚して彼の婿養子となる。この少庵の
茶道を、さまざまな理由で辞めてしまった人、離れてしまった人がいます。経済的な問題。距離的な問題。家庭的な問題。人間関係的な問題。そして【流儀を強制される問題】。正直にいいますと、上の4つについては「どうしようもない」と私は考えます。それは、それぞれが、乗り越えるべき問題だからです。経済的にどうにもならないなら、収入を増やすか、支出を見直すかで、月謝を捻出すべきです。月5~1万円というのは、そんなに高額でしょうか。私にはちょっと分か
お茶をはじめるのを躊躇っている方仕事が忙しいとか、子育てがとか、いろんな理由で先延ばしにしてる方へいや、そんな事言ってたら一生はじめられません。よく聞くのが「先に着付けの教室に行かなくちゃ」なんてお話、え?お茶の稽古で最初からきもの必須のお教室は余程でないとありません。あったとしても逆に着物必須クラスのお教室にまったくの初心者は入れないんじゃ?と思います。ですから着付けは後々で大丈夫ですし、お茶の先生や先輩に教えてもらう手もあります。男性に多い「停年になったらはじ
令和3年(2021年)10月8日:投稿皆さん、こんにちは!シュミネ茶道教室の西田宗佳です。先日10月3日(日)、「令和3年度許状引渡式」を、無事教室にて執り行いました。朝からいいお天気で、まだまだコロナ禍ではあるものの、長い緊急事態宣言もようやく解除されて、この日を迎えることができました。初心者さんの多いこの教室では、まだ奥伝の許状取次ぎがないので、今年も「入門」と「四ケ伝」のみですが、たくさんの引渡しをすることができ、有り難いことです。■午後1時半・「四ケ
2010年から自宅で茶の湯の手ほどきのお手伝いをしています。現在の名称は紅雲庵あかね塾、他のお稽古場とは随分違った内容ですのでここであらためて概要のご案内をします。【日時予約制・チケット制・夜のお稽古OK・座学あり】あかね塾のお稽古は日時予約制です。ヘアサロンやデンタルクリニックと同じで「お稽古したいときに出来る」システムです。詳細はこちら『日時予約制のお稽古です』紅雲庵のお稽古は日時予約制です。一般の教室は「毎週〇曜日の〇時から〇時まで」といったようにあらかじめ先生の都合に
最近「お茶会に洋服で伺う場合は何を着たらいいですか?」というご質問を何度かいただきました。きものでいらっしゃるのが一番ですがそうもいかない諸々の事情があれば仕方ありません。お茶会用お洋服を探してみました。2019年加筆した記事がこちらです⇒「お茶会の洋服」まず迎えて下さるおもてなし側、ご亭主やお運びさんは袴付き、十徳、女性でしたら最低でも一つ紋をお召しでしょうね。その姿に迎えられて失礼に当たらない洋服、ドレスコードのマナー再確認です。画像をクリックし拡大してごらんく
星野リゾートのホテルブランドの一つOMO(おも)。”テンションあがる「街ナカ」ホテル”というのがメインコンセプトになっていますね。6月の金曜日に金沢を訪れた時に『OMO5金沢片町』のツインルームに宿泊しました。Topの写真は部屋に置かれていたコップと部屋のカードキーになります。部屋自体は『おしゃれなビジネスホテルツイン』といった印象。女性同士が二名で宿泊した場合は、居心地の良さにうれしくなるかなって思います。OMO5金沢片町で少し変わっているのは、部屋の別途などにある場所には靴を脱い
前回の表千家の続きは裏千家。表あっての裏だが、実質、日本の茶の湯の代表格は裏千家でもある。千利休の孫に当る宗旦の長男の千宗拙(せんそうせつ)は父との折り合いが悪かった為、家を継がず早くに家を出て江戸で浪人暮らしを送っていた。最初に茶道を継いだ三男の江岑宗左(こうしんそうさ)は、父の茶室である「不審庵(ふしんあん)」を継ぎ表千家を創設。そして四男の仙叟宗室(せんそうそうしつ)は、表通りに面する不審庵の裏側に茶室「今日庵(こんにちあん)」を建立し、これが裏千家の由来となる。その
御家元席を後にして向かったのは月窓軒。こちらは男子席で、大台子と聞いていたので、絶対に外せません。床は四代将軍家綱公御親筆の柿本人丸画。人丸というのは、人麿(人麻呂)のことで、柿本人麿は飛鳥時代の歌人。人麿を人丸と呼ぶのは罪人になったからという説があるそうで、人麿刑死説の一因にもなっているそうです。ちなみに平安時代には「人丸」と表記されることが多かったようで「ひとまる=火止まる」と解して「火の神」としても祀られています。もちろん歌の神としても祀られています。
さらに、出土品にトチンなどの窯道具がついているからといって、窯買いした製品をまるごと引き取るというのには論理の飛躍がある。各地の窯跡にきまって「モノハラ」と呼ばれる不良品の廃棄場所があるように、売り物にならない製品は、窯出しのときに陶工たち自ら選別していたはず。第一、そんな不良品まじりの大量のやきものを輸送すること自体、コストが無駄にふくらんで不合理だろう。降矢氏の説明は、産地のプライドを考慮してないし、商売における経済的視点を欠いているようにみえる。百歩譲って、氏のいうように、商品にな
愛媛県松山市裏千家茶道教室「晃々庵」こと島﨑宗昌です。当教室では、現在生徒さんを募集しています。初心者の方から上級者の方まできっちりご指導いたします。特に、進学、就職、転勤の方で、稽古場をお探しの方は一度見学にお越し下さい。◎教室の案内は⇒こちら◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら3月のお稽古の様子です。黄色い椿、金花茶が咲きました。釣り釜での炭手前です。茶入荘の稽古です。四ケ伝の稽古です。3月の稽古は明日が最終日となり、4月からは
愛媛県松山市裏千家茶道教室稽古場「晃々庵」のご紹介。茶道教室「晃々庵」の詳細は⇒こちら待合席四畳半席八畳席水屋(裏千家基本の水屋)収納(私物などを納めます。)大炉(釣り釜等季節の点前が稽古できます。)露地躙り口(茶事の時の入り口です。)初心者の方から奥伝を極めたい方、季節の点前から茶事まで対応できます。◎茶道教室体験見学会(無料)開催中⇒詳細はこちら
東京市ヶ谷茶道教室オープン!ただいま満員のためご見学・ご入門の受付をしておりません★Instagram九段教室移転に伴い、本格的な茶室を完備した新しい「市ヶ谷茶道教室」をオープン致します初心者の方、経験者の方など新しい生徒さんを募集致します*テーブルと椅子でのお稽古も承っております引続き、月毎の和歌と歳時記をまとめた資料をお配りし共に學びます《講師》専任講師:海老澤宗香非常勤講師:沼尻宗真…茶道指導実績東京都庭園美術館、