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◆洋服を着る女性は少ないけれど、ヘアスタイルは「耳隠し」が多数。まさに時代の過渡期です!こんにちは、山村です!今から94年前の昭和4年(1929)、写真誌「アサヒグラフ」で、「現代の女性美」と銘打った企画がありました推薦者が若い女性の写真を編集部に送り、その中から入選者80人を選んで、8回に分けて誌面に掲載。最後はアサヒグラフの本社において、各界を代表する審査員が、「現代の女性美」に該当する8人を選ぶという企画です審査員は彫刻家の朝倉文夫、洋画家の藤島
◆大正から昭和初期。ヘアスタイルも洋風になっていきます!こんにちは、山村です!今回は、広い意味での化粧ということで、今から約100年前に大流行した、耳隠しというヘアスタイルについて。100年前というと、大正時代後半。大正末期から昭和初期には、洋装に断髪(ボブヘア)、ブルーのアイシャドウや真っ赤な口紅をつけた、モダンガールが登場します。外国の映画女優のようなそのスタイルは、最先端ファッションでも、実際には、そんな女性はごくわずかでした。なぜなら、まず家族
井伏鱒二の短編を読みました😊今回は主に初期の短編が収録されている新潮文庫の『山椒魚』から。井伏鱒二は自分の作品を後に加筆や削除するなどして書きかえることが多いようで、同じ作品でも全集と文庫とでは意味が変わってしまうことがあるみたいです。今回は初刊のバージョンだったと思います。山椒魚朽助のいる谷間岬の風景へんろう宿掛持ちシグレ島叙景言葉について寒山拾得夜ふけと梅の花女人来訪屋根の上のサワン大空の鷲読んでいると、徐々に井伏鱒二の人柄の良さが伝わってきます