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チラッと翔君を見て、電話に出る。「あ、大野さん?」潤の声はちょっと疲れ気味。「おぅ、お疲れ。」「お疲れ様。どう、そっち?やっと終わったよ~。そろそろ行けるけど。」これで本当にお役御免。潤が来れば俺はここにいる必要はない。「そっか。じゃ、早く来い。櫻井さんがお待ちかね……。」突然、翔君の腕が延びて来て、俺のスマホを取り上げる。「え?あっ!」喋る間も与えず、翔君が俺に向かってニコッと笑う。うっ、この顔!なんか、嫌な予感が……。「お疲れ様です。櫻井です。」微笑む翔君が、
BL妄想小説です。閲覧ご注意を。
きみがいるからvol.1「…………………」「しょう……………」「翔…………………」「翔」「なぁに?おかーさん」「この子が今日から翔の弟よ。仲良くしてあげてね?」「おと、うと?」「そう雅紀って言うの。翔は今日からおにぃちゃんよ。」「まさき………。え?ぼく、おにぃちゃん?おにぃちゃんになったの?」「そうよ。雅紀はまだ生まれたばかりの赤ちゃんだから優しくしてあげてね、翔おにぃちゃん」「うん!ぼく、おにぃちゃんだからまさきにやさしくするよ!ぼくがまさきをまもっ
「潤……。」アクリル板越しに向かい合う潤はやつれていた。頬がこけ、目も落ちくぼみ、相当憔悴している。元々目鼻立ちの整った潤だ。凄みが増して、犯人然として見える。ほんの二日前は、キラキラ輝く笑顔だったのに……。「翔さん、俺……。」「わかってる。」アクリル板に手を添える。潤も俺の手に合わせ、透明な板の向こうから手を合わせる。「やってない……、俺はやってない!」「わかってるから。」「翔さん……。」今にも泣きそうに、顔を歪ませる潤。合わせた手に力を込める。白く筋の浮き出る指
妄想です。自分満足のBLです。妄想ですから…智はパソコンの前に座ってがんセンターからの報告をチェックしていた…翔はそのチェックを見ながら自分ならと考えながら見ていた。「怪獣くん?泣かなくていいのか」「そうですね…泣かなくていいみたいです」「そういえばED(性的不能)はエレクト(勃起)しないのか?それとも…持続しないのか?治療はテストステロン(男性ホルモン)値は?」「ホルモン治療やカウンセリングしてましたけどこの頃は性生活が不要になってからは
め、めずらしい……。あたしはコーヒーカップで顔を半分隠しながら、ボックス席を歩く店長を見つめる。こんな時間から店長がいるなんて、見たことない。しかも、その店長の仕事を、心配そうに見守る4人……。あれじゃ、仕事にならないんじゃない?店長は呑気な感じでニコニコしてるけど……。あ……声をかけられた。あぁ……すかさずショウ君が割って入った!あっ……店長の肘がメニューに当たってる……。あ、あ、メニューが落ちちゃう!うぁっ!……誰かの手がメニューを掴んだ!……さすが、抜群の反射神経!
*家族紹介*このブログはシャトー家の日常ブログです。このブログを書いてるとん奈、とん奈の10歳年上の癖の強い夫(みる夫)、2017年生まれの息子(ゴウ)の3人家族。家族のそれぞれのエピソードはこちら→家族紹介今日のブログ息子の希望で挑戦することにした小学校お受験(身バレや受験校バレを防ぐために、フェイクありです。矛盾点あるかもしれませんが、多めに見てください)『小学校お受験奮闘記1「はじまり」』*家族紹介*このブログはシャトー家の日常ブログです。この
「じゃ……。」かっこいいなぁ。そんな強張った顔してても。「うん……。」ほんとかっこいい。……ダメだ。目頭が熱くなってきた。でも、泣いちゃいけない。俺が言い出したことなんだから。僅かに顔を歪ませて、俺に背を向けるお前。翻るコートの裾。夕陽に染まるシルエットが、手を上げ、タクシーを止める。行っちゃう。翔君が行っちゃう。一歩踏み出しそうになった足にグッと力を籠め、踏ん張る。止まったタクシーのドアが開く。一瞬振り返って、何か言いたそうに歪む唇。そんなお前を見ていたら、思
あそこなら自転車で通えるし、ちょっと歩くけど、歩けないこともない!そっか~。あそこの普通科じゃ俺には無理だよなぁ。サトシみたいに芸術のセンスもないし……。「じゃ、俺、サトシと一緒かも。」最初に言い出したのはショウちゃん。「ほんと?ショウ君と一緒だと安心する~。」「俺も俺も!」思わず声が出てた俺。まだ決めてないのに!「え?マー君も?」「マサキが?」ショウちゃんが疑り深そうに俺を見る。「う、うん。まだ考え中だけど……。」「ほんとか?サトシが行くからってわけじゃないよな
SHOSAKURAIHAPPYBIRTHDAY!!!!!。。。。。んー……何がいいかなぁ?10何年も一緒にいるからすでにネタも尽きてる。そう思ってしょーちゃんに「何が欲しい?」って聞いても「雅紀」としか言ってくんない。「もう!しょーちゃん毎年それしか言わないじゃん!それは誕生日関係なくいつもあげてるでしょ!何が欲しいんだよー!」自分にしてはちょっと大胆な事を真っ赤な顔をして言ってんのにしょーちゃんは相変わらず「雅紀が欲しい」としか言わない。んもー!も
▶Aに進む(76)Bに進む(72)Cに進む(60)Aに進みました「翔君は……自分の気持ちを勘違いしてるだけなんだよ。」「勘違い?」「そう……おいらのことは、ずっと一緒に戦ってきた戦友って言うか……。メンバーで仲間で……だから、勘違いしちゃったんだよ。ドキドキするようなことがあると、恋愛じゃなくても恋愛だと思っちゃうって言う……。」「……吊り橋効果のこと言ってる?」「そうそう、それ。それなんだよ。だから、しばらくすれば翔君だって……。」智君は、顔を伏せたままそう言
「明日は……早めに帰ってくれ。」「早め……でございますか?」「ああ……。」鮫島社長は影山の顔を見ず、中庭を見回す。「ディナーはいかがいたしましょう?」「それもいい……自分でなんとかする。」影山はいつもと違う鮫島社長の様子に、戸惑いながらも頭を下げる。「かしこまりました。」鮫島社長は下唇を舐め、振り返って影山を見る。「お前は……気にならないのか?」「……何を……でございますか?」さわやかな笑顔で、鮫島社長に微笑みかける。「俺は……明日、彼女をここに泊める!」顎を
「俺さ、翔ちゃんのこと好きみたい。」え?なんですと!?「だから、翔ちゃんのこと好きみたいなんだ。」相葉君が、照れ臭そうにポジポジとこめかみを掻く。「え、あ……そうなんだ……。」ふわっと笑った相葉君の顔にドキッとする。「男同士だし、メンバーだし、どうこうしようなんて思ってないから、気にしないで。ただ、言ってすっきりしたかっただけだから。」言ってすっきり……するのか……?俺なら絶対すっきりしない!……しない、ような気がする……。「それだけ!ごめん、呼び留めて。」相葉君は爽や
ガサッとテントが揺れ、ブランが目を覚ます。目の前には覗き込むように店長に覆いかぶさる人影。朝陽を背にしているので、顔はよくわからない。「え?ママンの寝込みを襲うのは誰~っ!」ブランは尻尾を立て、できるだけ背を丸めて勢いをつけ突進する。目の前の何かに、思いっきり牙を立てる。「い、いてぇっ!」悲鳴と同時に伸び上がった頭が、テントを揺らす。さすがの店長も、その声に目を擦る。「ん……?だぁれ~……?」擦った目をパチパチさせ、焦点を合わせようとするが、すぐには合わない。「サトシ君!ダ
Aに進む(70)Bに進む(17)▶Cに進む(112)Cに進みましたこのまま唇を合わせて……。そう思う心をグッと抑える。俺がしたいのはそういうんじゃない。智君の気持ちの入った……。……入ることなんかないんだよな。フラれちゃったんだから……。フッた相手が朝起きたら裸で隣にいる……。智君、きっと困るよな。困って……責任取るとか言い出したりして……。俺はフッと笑って首を振る。ダメだ。相談に乗ってくれた潤達には悪いけど、やっぱり止めよう。脱ぎ捨てた洋服を拾い集める為
ドキドキと高鳴る心臓。智の肌がやけに白くて。肌蹴たシャツの間から見える小さな乳首が、茶色いのにうっすらピンクに見えて!それを指先でツンとつっついたら、智がアンッて可愛い声を出した。「智エロっ。」「翔ちゃんだって。」智が、外してくれたボタンをクルッと撫で、同じように俺の乳首もクルッと撫でる。「ひゃあっ!」腹の奥から乳首に向かって?逆か?一瞬だったからわからないけど、電流が流れたみたいにビクッとなる。さらに智は俺の乳首をキュッと摘まんで。
「うわっ、可愛い。」サトシが声を上げると、ノアがちょこちょことサトシによっていく。サトシがスマホをノアに見せる。「ブランっ!なんでこんな小さくなっちゃったの!ブランっ!」閉じ込められてるのかと思ったノアが、前足でスマホを擦る。「ね?この子がブラン?」サトシが聞くと、ノアはサトシを見上げて叫ぶ。「そうだよ!これがブラン!どうして箱に閉じ込められちゃったの?助けられる?助けてあげて!」ノアは前足でブランを撫で続けるも、ブランに変化はない。サトシはすぐに電話を掛ける。「マー君、
空が白み始める少し前波の音だけが静かな空間を支配していた「海………」潤は初めて見る何処までも広がる水平線に魅了されていた藤の国は大きな山々の麓にある国その山々の豊かな資源で栄えてきた国である唯一、海に面している所も輸出入の為の港として使われている為、砂浜はない秀明が教えてくれた日の出が1番綺麗に見えるポイント流木の上に腰を下ろし、ただただ海風を感じていた空が少しづつ白み始めた時、後ろから砂浜を誰かが歩く音がしたその足音はゆっくり潤の元に近付いてくる「もしかして………」潤
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…やっぱり嵐さんはすごかった。ここはどうしたの翔くん?「来るな…」智は背中を入り口に向けて寝ている翔は入り口で立ちどまる「私…ふざけてません本気です」翔は自分の行動に驚く…ただ中心に更に集まる熱は智への感情が好きなんだと翔の中で確信となる「私は、あなたに、抱かれたいと思ってます。確かめてみませんか」「それ以上来るな部屋に入るな…おまえ…わかってないこちら側におまえはこれない俺はおまえ側には行けない入っ
「お迎えが来たのなら、送ってもらわなくても大丈夫だね?」店長がそう言って割って入ると、サトシが小さくうなずき、前に出る。「すみません。ショウ君の失礼……申し訳ありません。」「いえいえ、あなたが謝ることはないでしょう。」「おいらのせいですから……。」強気な言葉を発していたイケメンをサトシが睨む。睨まれたイケメンは、困ったように眉を下げる。サトシはキャリーケースを受け取り、もう一度礼を言うと、セレブに向き直る。「あの……もしかしたら……おいらと会ったことありませんか?」セレブがニヤ
妄想です。自己満足のBLです妄想ですから…「この絵何故譲っていただけたんですか?確かホテルの総支配人て方がかなり人を見る方だと聞いてます」智はニコニコして「何故かな…個展を見に行って…捕われたんだあの絵の前から動けなくて泊まった三日間ただあの絵の前にいたんだよね…購入する事まで考えられないほど…絵に引き込まれてた。最終日の朝総支配人がねどんな風に見えるか聞いてきたんだよだから何処にいてもどこからでも空はある空は繋がっている愛おしい君に繋がっ
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。朝御飯の後早速、母屋へ行って翔の母瑠璃に智の家の事は、お願いすることを伝えた。瑠璃は「智さん…翔をよろしくお願いしますね。炊事洗濯掃除…私も教えてあげられないから…迷惑かけるけど…後、住居は出来るだけ智さんの両親の思い出があるものは手をつけさせないようにするから、遠慮なく言ってね。」「あの家を売るつもりでしたから…これと言って思い出の物は無いと…大工さんと奥様に任せます。」「そう…私にはあったけど…あれは…親の方
おはようございます。めっちゃめっちゃお久しぶりです。何ヶ月ぶりの更新やねん。生きてましたよー笑もうすっかり忘れ去られているとは思いますが。やっぱりこの日は欠かせない。MASAKIAIBAHAPPYHAPPYBIRTHDAY!!いつもステキな笑顔をありがとう💚変わらずアナタが大好きです💚40代になって、より魅力的になって活躍の場を広げて色々楽しんで欲しいです。(同じ40代が嬉しい)アナタが笑っている姿を見るのが私にとっての幸せなんです。欲を言えば茶髪前髪有りが見たいで
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…「運転しながら泣くと事故るぞ」翔は情けなくて仕方なかった…自分の選択したことが…何故自分はあの時結婚を選んでしまったのか…医師のスキルをもっと習得したくて…楽な道を選んだ奨学金制度を使う手もあった…愛の無い自分に彼女は気付き彼女は傷ついていた…智はそっと翔にハンカチを出す「泣くな!って怒らないんですか…」「泣きたくもなるよな…」「えっ…」翔は肩透かしをくらったような気持ちだった「病気の症例のことでは
目が合った。でもなんか、いつもと様子が違ってて。「翔ちゃん……来る?」そう言った兄さんは妖艶に笑って、指で唇を撫でてて。妖艶?兄さんが?笑う唇を、ペロッと舐めるその舌の動きのエロさったら!半分肌蹴たシャツから覗く肌の白さとか、スッと曲げた膝から下の筋と筋肉とか。気付けばベッドの上で、シャツしか着てない!「翔ちゃん……。」来ないの?と言いたげに顎を上げて目を細める兄さんに、ゾクッとしてブルッとして。相手は兄さんで、男で、リーダーで……。分かっているのにバクバクと逸る心臓
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。読んでいただきありがとうございます。5×20札幌初日久々の双眼鏡無しの席!トロッコの通路側!ありがとう!待ってるを伝えられました。智くんはトロッコの上でしゃがみ、衣装替えをして…汗を拭いて水を飲む姿に惚れ惚れ…翔くんからの帝王感のお手振りから始まり相葉ちゃんの脇やら…潤くんの美しい鼻の穴やら…ニノの可愛い両手振りやら…智くんの、片手指からの最高の笑顔の両手指差しを頂いて膝が落ちました…私が次に思ったのは智にも私のお
しょーちゃんの葛藤vol.26車を地下の駐車場に入れて、そのまま階直通のエレベーターに乗る。エレベーターの中で無言で雅紀の手を繋ぐ。心臓がものすごい音を立ててる。雅紀も心なしか落ち着きがなくなってる。カギを取り出し玄関を開ける。「雅紀………もうここまで来たら、帰さないよ…?」「え?………あ、うん…」雅紀が視線をそらして、繋いでる手をギュッと握り返してきた。それがスイッチになったかのように俺は雅紀を壁に押しやった。「しょー、ちゃん…」「雅紀…愛してる…」そ
「カウンターの人、鼻血、大丈夫だったかな?」「大丈夫だろ?店長もいつものことだから心配ないって言ってたし。」サトシはキャリーバックを後部座席に乗せ、助手席に乗り込む。「どこ行くの?」ブランが、籠の中で、クンクンと車の匂いを嗅ぐ。「たぶん、サトシの家だと思うけど。」「サトシの家?」「僕、お願いしたんだ。どうか僕とブランをサトシの家に置いてくださいって!」「ノア……。」ブランがペロッとノアの頬を舐める。「寂しくない?」「寂しい?ブランと一緒なのに?」ノアがお返しと言うようにブ
きみがいるからvol.5「おーい。オマエら席に着け」そう言いながら入ってきて壇上に立ち「俺がこのクラスの担任の松岡だ。顧問はバスケ部。櫻井。二宮。松本。オマエらの事はバスケ部部長の櫻井から聞いてる。もうすでに入部届も出してあるからな」そう言ってオレたちを見回してニヤッと笑った。「え?ちょ…待ってよ。まーやカズはともかく、俺はもう高校ではバスケはやんねえよ」潤くんが慌てて言った。「それは許さん。今年はオマエら3人を迎えて絶対全国に行くんだ。俺がもう決めた
お母さんは死んだんだと思って生きてきた。その事で、心の全てが哀しいに覆われてしまいそうになるのを、無理矢理よそへと追い遣るよう努めてきた。小さかった和也。兄である自分が守ってやるんだと歯を食いしばってきた。それから…それから、家には新しいお母さんがやってきて…智くんが…そして……頭が混乱してどうしようもない。座っている自分の膝に、ポタポタと何かが落ちていた。<ごめんなさい。驚かせてしまったわね…。>横山さんの…いや、お母さんの本当に申