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昼間のテマンの話から己の知らぬ間に世間が勝手な縁談の噂をしていると知ったヨン開京から離れた今自分では噂を否定できぬことにヨンは苛立っていた何故俺が新たに妻を娶らねばならぬのだ俺の妻は一人だけだ俺の妻はイムジャだけ戦地へ向かう途中の野営地でヨンはウンスのために用意している包みを開き以前ウンスが着ていた衣や新たにチェ尚宮が縫い上げた衣を眺めたイムジャは一生俺のそばにいると約束しただからイムジャは必ず高麗に戻ってくる俺のところに帰っ
鈴木秀子先生は聖心女子大学で美智子皇后様とご学友です。鈴木先生の妹さんは皇后様と大学で同級生でした。名簿がアルファベット順だったのでいつも3人で並んで親しくさせていただきました。聖心女子学長はアメリカ人でした。終戦後の高等教育の為にミッショナリーとして日本にいらっしゃた方でした。お育ちも良く、教養も深く素晴らしい方でした。あういう学長様の元で大学生活を送れたのは幸せの一つです。その時、忘れられないことはちょうど皇后様に天皇陛下とのご縁談があったとき、美智子様がまだ迷っている時に学長様が仰っ
王が退席した後それを待っていたかのようにキョン氏夫人がメイに近づいた「ご機嫌よう初めてお目にかかりますねどちらのお嬢様ですか?」「ご挨拶が遅れ申し訳ございません私は安西都護府長官チョン・グァンリョルの娘チョン・メイと申します」チョン都護の娘と聞きキョン氏夫人は一瞬狼狽えた遥か昔チョン家とキョン家に縁談話があったがグァンリョルが選んだのはオ家の息女だっただが二人に子は授からなかったはず「チョン都護には確か御息女
国境に向けて出陣したチェヨン途中通過地点の監営で馬を休ませヨンと古参の迂達赤が野戦食を摂っているところでテマンがヨンに尋ねた「大護軍あのう賛成事の娘を本妻に迎える話は出たら目ですよね?」「テマナなんの話だ?」「あのうチェ尚宮も違うって言ったけど…あちこちでやたら耳にするからトギが心配してて…オイラ両班の婚儀はよくわからないから」「私も親から聞かれました大護軍がいよいよ嫁取りをするのかと」「
ヨンたち高麗軍が故地奪還のため国境に向かって出陣した数日後トギが薬草園を手入れする日に合わせてチェ尚宮はペクを連れてチェ家の門をくぐった事前に訪いの報せをしなかったためかランやジヒは驚き慌てふためいたそれもそのはず三人はとても使用人とは思えぬ衣を身にまとい飾り立てていたサンホはバツが悪そうにチェ尚宮を出迎えた「サンホチェ家の家訓は忘れたか」チェ尚宮から静かに問われサンホは身を縮めたがランは平然と言ってのけた
連絡兵が王宮に到着して以降賛成事は落ち着かなかった北方の大護軍が王様に書状を届けた故地を奪還してしばらく経ち何時迄も大護軍の職を賜る者が王宮不在であって良いはずもないこれはいよいよ大護軍の凱旋だろう待ち焦がれる娘にも吉報を伝えたチェヨンを待ち続けた一途な娘はもう二十六にもなる先ずはどうやってミンソを大護軍に会わせるかまた万が一自慢の愛娘を見ても大護軍が靡かず断るようなら…二年も婚書を放置したのだその責
チョン都護は自分が思い描いたような手応えが全くなくメイに失望していたあの様子ではチェ家との縁組など到底無理だ郷妻に言われて安易にメイを引き取ったことを早くも後悔し始めていたそんな養父の気持ちを敏感に感じとったメイは必死に本妻であるオ氏に尽くした養父は海州と開京を行き来したのでメイが本妻の話し相手となり夫不在の寂しさを埋めてオ氏の信頼を得ていったチョン都護はもう若い娘というほどでもないメイの利用価値が無くなりそうでメイを早く
表向き仕入れ商人をしているピダムとトンマン夫婦は元々禁軍の兵士と武閣氏だった二人の実家は代々武官の中流両班で親同士付き合いがあり二人は幼馴染の許婚だった親が決めた許婚でも二人は恋に落ち想いあっていた貢女に選ばれないようトンマンは婚姻するまでと決め武閣氏として王宮に勤めていたしかし忠惠王が即位してから二人の運命は翻弄されていく忠惠王は荒淫狂暴で容姿が美しい女性であれば先王の妻だろうが近親や婚姻の有無身分
賛成事がはじめてヨンに見合いを申し込む一年前からすでにミンソはチェ家に出入りし始めていた花に自分を重ねているのか華やかな花や珍しい花が好きなミンソキム家の庭を手入れする庭師ムンシクがある時お嬢様に話した「チェ家の庭には珍しい木がございます咲く花も高麗には珍しい花です」ミンソは一目惚れしたヨンのことをもっと知りたくてムンシクにチェ家のことを尋ねた「私はチェ家の庭守りもしていますチェ家には王家から下賜された月桂樹という木が
海州での倭寇討伐で負傷した乙組隊員ヨン・ジョンフンが開京へ帰還したとの報せを受けたチェ・ヨンはジョンフンを屋敷に見舞ったジョンフンの怪我の状態は見た目は回復しているが元通り歩けるまでには至っておらず走ったり騎乗するにはまだまだ時が必要だと診断されていたチェ・ヨンは家族の気持ちも察してジョンフンに伝えた「ジョンフンこれを機に武官は退いて文官に変わる事もできるがどうだお前はなかなかの博識で科挙でもよい成績だったと聞いているお
ヨンやウンスたちが国境で王からの返信書簡を待っていた頃開京で慌ただしく動き出す二組の親娘がいたそのうちの一組が賛成事キム・ビョンオクと息女キム・ミンソ親娘である***キム・ビョンオクは第29代忠穆王が世子時代に禿魯花として元で暮らす間帯同していた第28代忠惠王が急逝し即位のため八歳で世子が高麗に帰国した際参理となったキム・ビョンオクは自分の娘を王妃にできないかと画策していたため娘キム・ミンソは忠穆王の妃候補として父に連
タン・メイは海岸沿いの村に生まれた日に焼けた娘だった生まれてすぐ両親は死に祖父と叔父が近くにいたが八歳上の姉だけが引き取られ赤子だったメイは里長に引き取られたメイが物心つく頃には叔父も姉もいなかったが成長していくにつけ姉に瓜二つだと村人に言われて育ったやがて少女になったメイただ一人残った血縁の祖父に家族のことを訊いた「お前の両親は税の取立てにきた役人に殺されてしまったお前はまだ生まれたばかりの乳飲み子でトンウンと儂は困り果て同じ時期に赤子が生まれた里長
メイとジョンフンの会話にずっと聞き耳を立てていた都護夫婦迂達赤隊長チェヨンと言えば名門良家の当主というだけでなく妓生たちも憧れるほどの美丈夫と評判だが…「縁談話の絶えないチェヨンが浮いた噂もなく今も独り身なのは亡くなった赤月隊の許婚を未だ慕っているからということか」「ならば旦那様その許婚に瓜二つの若い娘が現れたら必ず手に入れたくなるのではないですか」都護夫婦は頷き合った「旦那様この娘を引き取っておいて損は
王妃のお茶会から五日後チョン・メイは賛成事キム家の門をくぐったそこはチョン家の海州の屋敷より広く開京の屋敷より華やかで案内する使用人ですら品があるように見えメイは圧倒された先日初めて王宮へ行った際もその荘厳さに驚いたが両班とはいえ王族でもないのにこれほど豪華で美しい屋敷に住うなんて力の差を見せつけられたようでまたまだ自分の知らない世界があると思い知るのだったこんなお屋敷に住まう御息女が田舎出身の私に化粧や衣装の教えを乞うはず
「なんだって!?迂達赤隊長のチェヨン様がお前の姉の許婚!?ここで待っていなさい」メイは姉の許婚がそれほど名の知れた武官だとは知らず最初は戸惑ったが奥方に言われたままその場で待っていたところやってきたのは武官様ではなくチョン都護だった「お前が迂達赤隊長チェヨンの許婚だった者の妹か?」「はい祖父からそう聞いております」「その話は本当なんだろうな」「はい誠でございますこの娘の姉は元赤月隊でしたそこで
ピダムとトンマンの娘ソヒョンは養父母のキム夫妻ではなく使用人に育てられた女中頭のイルファはかつて忠惠王のお手つきとなり嫁ぎ先から離縁され更には身籠った子を流産した罪で奴婢の身分に落ちぶれたがもとは両班の奥方だったソヒョンがキム家にもらわれる経緯も主人夫婦と遠戚の遣り取りをそばで見聞きしていたので知っており不憫なソヒョンを殊の外可愛がったソヒョンはもらわれた時から使用人には奴婢だと説明され奴婢と同じ部屋で寝起きして育ったこのためソ
新魔球、大リーグボール2号完成まであとわずかに迫った飛雄馬その頃姉明子と花形の交際を知る姉明子の幸せを願う飛雄馬だったが、大リーグボール2号に敗れた花形は、明子を捨てて飛雄馬打倒に走り破局するのではないかと危惧するそれ以降飛雄馬は大リーグボール2号の練習をサボるようになった異変に気付いた伴は、明子に相談飛雄馬の異変の原因を知る一方明子も、飛雄馬が大リーグボール2号完成を自分のために中断した事に気付きついに飛雄馬のマンションから家出してしまった「ね
開京の外れで薬草園の管理をしているトギは育てた草花を乾燥させ丸薬用薬湯用食用茶用など用途に合わせて裁断調合し典医寺やマンボの薬房に卸して生計を立てているキ・チョル一派の暴挙で王宮内に嵐が吹き荒れ迂達赤だけでなく典医寺も多くの薬員や医員を失ったウンスも去り何よりチャン侍医を失った喪失感が大きくトギは鬱々とした日々を過ごしていた新たな薬員や医員が典医寺に入ってきたがトギの手話がわかる者は少なくまた悲劇の現場でそのまま働き続けるのは精神的に辛
景子「景子」伊藤敏博(北川景子)1983年10月21日発売作詞:伊藤敏博作曲:伊藤敏博伊藤敏博は国鉄勤務時代に発表した『サヨナラ模様』のヒットで知られる。6枚目シングルとして発表された『景子』売れない歌手の男の恋人『景子』。しかし『景子』はそれで幸せだった。しかし、ある日『景子』の父親は恋人を家に呼び出すと、娘と別れるよう切り出します。『景子』にいい縁談話が持ち上がっていたのです。『景子』は恋人とともに家を出る決心を固めるのですが、男は黙って身を引いてし