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今野さんの超人気シリーズ「隠蔽捜査」の最新作を読みました。(シリーズ累計330万部とのこと)これから読む方もいると思うので、ネタバレにならない程度に紹介したいと思います。最初に忖度なしの僕の感想は・・・「今野さん、重要なシリーズでこんな軽~い内容はダメでしょ!」です。でも、本シリーズはシチュエーション(※)の勝利なんですよね~。※主人公の竜崎は東大法学部卒のキャリア警察官。そして、小学生時代の幼馴染の伊丹は私大卒で警察庁には同期入庁。竜崎は以前家族(息子)の不祥事があって降格処分を受け
井伏鱒二の短編を読んだ続きです。引き続き、主に初期の短編が収録されている新潮文庫の『山椒魚』からです。そろそろ飽きてきましたかね…?派手さはないものの、どれも色々な解釈ができるので楽しく読めます~井伏作品にはユーモアがあるとよく言われますが、そのユーモアの一つに、愚直で馬鹿正直な者(だいたい男)がおかす微笑ましい失態というのがあると感じます。こういうタイプの人って最近はなかなか見ませんね~。少なくとも私の周りでは。山椒魚朽助のいる谷間岬の風景へんろう宿掛持ち
ついに最も濃い回が来てしまいました。純文学なんて一体どこが面白いんですか、とよく言われますし、その通り、全然面白くないやつが大半だなとは思います。僕は定期的に今でも純文学を読んでいるのですが、途中で投げ捨てたくなる本もたまにあります(が、最後まで読んでしまうこの間違った粘り強さw)僕は音楽にしても文学にしても「クラシック主義」では全くありません。クラシックと言われるものも、当時は今のライトノベルみたいな流行りものだったかもしれませんし、そうだったから後世に残っている面があるはずです。ベ
これは面白いっ!村上春樹さんの小説を読んで、いや、読み始めてから読み終わるまで、中だるみすることなく、最初から最後までワクワク・ドキドキしたまま物語が完結したのは珍しいかもしれません。村上春樹さんの作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を完読したのです。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文春文庫)Amazon(アマゾン)794円外出自粛が続く2022年のGW期間中に、何か小説でも読みたいなと思い、そのタイミングで「実質半額セール」と銘打ってセールが行われ
そろそろお盆も終わりますね。夏休みには普段本を読む子も、ちょっと難しめの純文学を読んでほしいですね。純文学は面白いとはいい難いとは思うのですが、情感ある描写、丁寧な心情描写などライト系のものにはないモノがあります。ただ、良いモノを選ばないとダラダラとヤマのない話が続く作品も多いです。とりあえず良質なものをここではすすめていきたいと思います。<子供を伸ばすおススメ100タイトルVOL14日本純文学編②>73、蜘蛛の糸・杜子春芥川龍之介文章レベル★★★74、羅生門・鼻芥川龍
おススメ読書タイトル100まとめ(を超えていますw)読み方(https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12587817617.html)vol.1(SF編①)https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12588306456.htmlvol.2(ミステリーエンタメ①)https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12588308289.htmlvol.3(海外文学)https://ameblo.jp/jyukuko/e
村上春樹さんの作品騎士団長殺し第1部:顕れるイデア編第2部:遷ろうメタファー編を完読したのです。騎士団長殺し(第1部~第2部)合本版(新潮文庫)Amazon(アマゾン)2,508円文庫版(電子書籍)全4巻です。1000ページを超える長編作品です。※リンクは4冊を合体させた合本版(電子書籍)です。僕は合本版を購入して読みました。読み終えるまでに約1ヶ月近くかかりました。ちょっと前に「第1部:顕れるイデア編」を読み終えた感想をブログに書いたのですが(その時点で第2部を読み
青春と恋と友情、苦みと深みの香る純文学『ろまんちつく』(奥山和弘・著)昭和50年代の金沢。大学生の杉崎一樹と院生の志摩貴久は、中島敦の名作『山月記』の謎に挑む。やがて、二人の前に、それぞれの青春の質を決定づけるような女性が現れる。謎解きの過程で語られた数々の文学的エピソードが、伏線であったかのように、実人生に重なってゆく――青春と呼ばれる時代には、いろいろな出会いがある。経てきた歴史や背負う人間関係を異にする人生がそこでしばし交わるが、やがてそれぞれの道へと去る
どもども~夏休みも終盤ですね~。あんなに、やんややんや進捗を確認したのに…宿題まだ終わってないんですけどーw夏休みに行きたいところがまだ、2、3カ所、あ、4カ所に増えたんだった、、あるんだけど、宿題も終わってないのに連れまわすのもなぁ~と思って、おでかけできないじゃないかー!何て言いつつ、ちょいちょいご褒美タイムしちゃてます♡一応、この夏、読書はがんばろうと思っていて。「夏は純文学!」ということで→純文学をさがしていたら、なぜだか、漫画「文豪ストレイドッグス」に
皆さんこんにちは✨今日は我が家の本棚を紹介したいと思います!私はミステリーや推理小説をはじめ、純文学やライトノベルなど、とにかく本を読むことが大好きです最近は「神様ゲーム」という小説を友人から借りて読みましたミステリーです!皆さんも、おすすめの本がありましたら教えてくださると嬉しいですデートへのお誘い、デート内容のご相談などは・LINE・メールいずれかの方法でご連絡いただけますと幸いです🙇♀️↓こちらからでも追加できます!https://lin.ee/DpvzdCR
(前回の続き)前回の記事では、ホテルでの二人のめくるめく時間を、渡辺淳一先生ばりの純文学調に、カタカナを一切使わずに描いたのですが、見事に削除されてしまいました。申し訳ありません。出会い系のハッピーメールで出会ったユウナさんとホテルデートした私は、素敵な時間を過ごせました。ユウナさんが「これから友達と女子会がある」と言うので、そそくさとシャワーを終わらせ、ホテルを後にします。駅に向かって歩きながら「また会えますか?」と聞くと、「うん!ラインのIDをメッセしといて!」とユウナさん。少し打ち解
『A』は中村文則さんの短編小説作品集で十三の短編小説が収録されています📕🎵今日はその中から二つの短編小説を紹介したいと思います✏️🧏♂️①『三つのボール』何と人が全く出てこない短編小説です😵🈚部屋の中を青と白と黒のボールが飛び跳ねている様子が描かれていて、電話のベルは鳴り続け、パソコンには得体の知れない映像が流れているだけの小説です…💻️🤗現代アートというか、まぁ実験小説なんですかね…🥎👨🔬②『A』表題作の『A』の舞台は第二次世界大戦の終戦間近の中国です🔥🇨🇳主人公の軍人の男は上官の
百年文庫『恋』より。今回からちょっとだけバージョンアップです。しろあです。コロナウィルスの関係で私が利用している図書館も閉館中。いまのうちに(読めないうちに)追いつきたいところですが、先月は他のネタのアップもしたかったので停滞してしまいました。今月は”文学月間”として、自分の作品も含めてバンバンアップしていきたいと思います。ではコピペ!>>>>>>>>>百年文庫『恋』より。①想像通り一編としてハッ
現役書店員芸人カモシダせぶんの面白かった本オススメブログ今回は、宇多田ヒカル初のベストアルバム『SCIENCEFICTION』その特装版限定で付いていたブックレットです。宇多田ヒカル本人が今回のベストに合わせたSFなイメージの中に溶け込んでいる写真の数々……最高です。たまらないですな……デビュー25年、そういえば小5の自然教室の時、同級生のとっちゃんこと都島くんがAutomaticの動きしてたわ。新しいラジオ体操かなと最初は思ってました。その後、音楽結構聞く父親から勧められたのが宇多
こんばんは☆師走なのでやはりいろいろやる事が有り忙しくしています。が、BLは観ています( ̄∇ ̄)昨夜はFNS歌の祭典を観て歌をちょっと練習したので、ブログが書けませんでした💦でもBLも観ましたよ( ̄∇ ̄)BLと言っていいのかどうか?ですがそれが「影裏」(えいり)です2020年2月14日~公開された映画(知りませんでしたが💦)超感動しました今年の映画でも皆様はもうご覧になった方も多いのではと?今更ながら綾野剛と松田龍平主演の映画芥川賞受賞
百年文庫『影』より。しろあです。ロレンスの『菊の香り』は正攻法の純文学ですが、2本目にあたる内田百閒の『とおぼえ』はホラー。「世にも奇妙な物語」にぴったりの話。これ、映像化すると絶対面白いけどなぁ。もうやったかな?ややほろ酔いで坂道を上がり、おや、こんな時間にまだ氷屋がやっている。入って主人にかき氷を注文、食べながら雑談をすると奇妙な話になってくる。犬の遠吠えが聞えてきた。「この遠吠えがですね、向こうの墓地から聞えて来るんでさ。妙なのが、またしばらくすると
どうもぞにきです。皆さん、元気にやっていますでしょうか。私は、へぼい将棋を指して落ち込んでいます。皆さん、「矢倉は将棋の純文学だ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?将棋をある程度指している方であればご存じなのかなと思います。故・米長邦雄永世棋聖が残された言葉であります。こういう表現は、矢倉というものは非常にクラシカルで高尚なものだというような感想を通常受けると
・詩と思想2023年10月号に入選した作品です。※2023年7月の作品です。最後まで読んでいただきありがとうございました。いいね、リプログ、フォロー、コメントしていただけるととても嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします。・自己紹介、SNSなどはこちらから有原悠二の名刺有原悠二の自己紹介です。ありはらゆうじ。YujiArihara.アリハラユウジ小説家としてデビューするため文学賞受賞
「見たい映画ブログ」で取り上げていたこの作品。初日に、観て参りました~原作は、芥川賞受賞の小説『影裏』私は、原作も読みました。純文学に属するこの作品は、スラッと読めるボリュームですが、初読でスラッと読むと「ありゃ?これで終わり?」と、拍子抜けしちゃいます。主人公のある「根本的」なものを頭に置いて読んだ2度目で、おおお~❗っと気付く事がありました。映画は、映像からも情報が入ってくるので、小説よりも分かり易い。これより先は、ふんわりネタバレしています。いつもの様に「映画観たいから知り
初めまして。人生初ブログに挑戦しております、中学三年生のゆいと申します。人生初ブログの題材に選びましたのは、私の文学観を大きく揺さぶった一冊山月記にです。読書感想文を書いていきます。拙い文章になると思いますが、ぜひあたたかい目で最後まで読んでいただけると嬉しいです。目次はじめにあらすじ物語についての感想全体への感想さいごに1.はじめにこの読書日記は、読書初心者中学生が頑張って解釈したものです。間違った事実を掲載することは絶対にないよう努