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永井荷風は、長いことお腹の不調、すなわち下痢や腹痛で悩んでいたことが「断腸亭日乗」を読むとわかる。今でいう「過敏性腸症候群」である。最近、これまでブラックボックスであった小腸の疾患がかなり明らかとなってきている。そして、過敏性腸症候群や機能性ディスペプシアなどの患者さんの小腸(空腸)液を培養して調べてみると、小腸で細菌が増えている人が多いことがわかってきた。健常人10の2乗~3乗個過敏性腸症候群10の3乗~7乗個機能性ディス
講演にお招きいただき、北海道のホテルで講演をして参りました。飛行機へ。飛行機の中から見る月。まるで流氷のうえにいるような光景。北海道の上空。新千歳空港に着陸。会場は札幌。講演会場のANAクラウンプラザホテル札幌聴講された先生方は、非常に勉強熱心で感動しました。私たちは同志であり、ともに国民の健康のために力を尽くしましょう。医療法人社団信証会江田クリニック院長江田証18万部を突破したベストセラー。新しい腸の教科書健康なカラダは、すべて腸から始ま
倒れた患者さん。心臓はもう動いていなかった。聴診器で聴いても、心音も呼吸音も、しない。頸動脈も、大腿動脈も触知しない。スタッフを集め、蘇生行為(CPR)を開始する。気道確保のうえ、懸命に心臓マッサージをする。『まだ、僕にひとことも別れの言葉も言わないで、あの世に行くなんて、だめじゃないですか…まだ、まだ、頑張ります、って言ってたじゃないですか!』チアノーゼがでている…、祈るような時間。戻ってきた!心拍再開。自発呼吸が戻ってきた。病名の診断はす
たまに書いてます【医者が買ってよかったモノ】。今回はこちら。365日、常にモノを読んだり、書いたりする医師。医学は日々更新されるものであり、診断基準も変わりますし、新しい薬の情報も湯水のように湧いてきます。つまり、医師は生涯学習が欠かせない職業です。私のように本を書かなくても、医師はデスクワークが多いのです。ただ、長い勤務時間が終わったあと、夜間や余暇時間に学ぶのはなかなか大変なことで、うまく気分転換しなくては続きません。コツのひとつは、勉強する場所を変えることです。SAIJI
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【名医が教える腸活】お通じスッキリ、認知機能も改善!健康長寿に欠かせない「ビフィズス菌」を増やす食材|THEGOLD60【名医が教える腸活】お通じスッキリ、認知機能も改善!健康長寿に欠かせない「ビフィズス菌」を増やす食材|THEGOLD60健康や寿命を左右するのはズバリ「腸」…そう断言するのは、腸の名医・江田証氏。腸内環境は一人ひとり異なりますが、すべての人に共通する「長生きのための腸内細菌(=ご長寿菌)」もあり、これらを増やすことが健康長寿のカギに
私の師匠は、海外に住んでいるアメリカの大学の医学部の教授です。その教授は、ディスカッションの最中、私が的を得たコメントをすると、とても柔和で、愛情に満ちた、心からの笑顔を見せてくれます。それはそれは、ファンタスティックな、形容し難いほど慈愛に満ちた笑顔なのです。あまりこんな風に笑う人を見たことがありません。そんなまぶしい笑顔を向けられると、私は、小さいころ、うまく何かができた時、父や母から向けられた笑顔を思い出して、幸福なオーラに包まれます。世の中には、こんな笑顔を他人
もうすぐ北海道講演です。今日もたくさんの胃、大腸内視鏡を行い、ポリープ切除術もたくさん行いました。診療終了後に、コンサルティングを受けました。なんのコンサルティングかと言うと、英国のワープロソフトのコンサルティングです。本を書くために特化した通好みのワープロソフトなのですが、画面は全て英語ですし、やや扱いが複雑なため、どうしても自分で解決できない「操作の謎」があったのです。それを、リモートを使って、有料でプロの方に教えていただきました。結果、15分で解決して
発表のスライドを1ヶ月かけて作り終わりました。私が話すからには、臨床医の目線での話が必要になります。聴衆は臨床家ですからね。聴衆は、細菌学者になりたいわけではありません。あくまでも、患者さんを治し、健康に導く臨床家になりたいわけです。そういうお話をすることにしました。われわれは、国民のためにともに働く同志なのです。医療法人信証会江田クリニック院長江田証江田証医師情報セブンデイズニュースキャスターwww.edaclinic.com江田クリニック栃木県の胃カメラ・経鼻内
元気に泳いでいる虫がいます。みぞおち(心窩部)の激痛で来院された患者さん。サバ寿司を召し上がられたあとの激痛であり、アニサキス感染症を疑い、緊急内視鏡を施行しました。胃内を観察すると、よく動くアニサキスの虫体が胃の粘膜に突き刺さっていました。これは痛いのも無理はありません。注意深く内視鏡を操作し、アニサキスを逃さないように鉗子で捕らえ、生け捕りにしてきました。アニサキスを鉗子でつかむと、クネクネと大暴れです。私も彼に恨みはありませんが、患者さんのためです。胃から退
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NHKでSIBO(小腸内細菌増殖症)について江田証医師が解説しました。自分がSIBO(小腸内菌増殖症;SmallIntestinalBacterialOvergrowth)ではないかと疑っている方へ心からのアドバイス迷っている方へ。①まずは、しっかりとした消化器内科の臨床歴のある医師のいる医療機関にかかってください。具体的には、消化器病学会専門医、日本内視鏡学会専門医で、大腸内視鏡を3万件くらいは経験している医師が望ましいと思います。これくらいやってい
【幻冬舎ゴールドオンライン】にて、江田クリニック院長江田証医師が解説しました。【名医が教える腸活】健康&スリムな高齢者は“この腸内細菌”が多い!60代から積極的に摂りたい「身近な食材」とは?【アンチエイジング効果も】【名医が教える腸活】健康&スリムな高齢者は“この腸内細菌”が多い!60代から積極的に摂りたい「身近な食材」とは?【アンチエイジング効果も】|THEGOLD60健康や寿命を左右するのはズバリ「腸」…そう断言するのは、腸の名医・江田証氏。腸内環境は一人ひとり異なり
今日は、医学部学生向けの話です(もちろん看護学生などの医療関係の学生も使ってください)。今日は、医学生たちと話していて、脳神経(12個ある)と、その脳神経核のある場所(局在)の覚え方を伝授しました。脳神経をしっかり覚えておくことが神経内科の基本です。脳梗塞や脳出血などの神経疾患の患者さんを診る時、病変がどこにあるのか診断するのに絶対必要な知識です。脳神経は、12個あります。1嗅神経2視神経3動眼神経4滑車神経5三叉神経6外転神経7顔面神経8内耳神経9舌咽神経10迷走
【SIBO(シーボ)が完治!】SIBO(小腸内菌増殖症)が完全に治る患者さんたちSIBO(小腸内菌増殖症;SmallIntestinalBacterialOvergrowth)とは、拙著「小腸を強くすれば病気にならない」(江田証著インプレス刊)に書いたとおり、小腸を強くすれば病気にならない今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!1,490円Amazon小腸内で大量のガスが発生してしまい、下痢、お腹の張り、腹痛、便秘などで長期間悩む病気です。も