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今から思えばチャレンジャーと思うけど、父が、母の記憶がまだあるうちに故郷へ連れて行ってやりたいと強く言うので、私、夫、子ども、両親で旅行に出ることにした。予約の段階で、父の希望もあれこれ変わるからゲンナリしつつ、なんとかその日を迎え、新幹線の乗り場に集合した。現れた母は、先日返品交換したハンドバックを持ってきていた。だけど持ちにくいし、結局父のコロコロカバンの持ち手にぶら下げてるだけだった。手ぶらの母は携帯も持てないから迷子になりそうになるし、ポケットに入れたら落とすし、お茶もタオルも持
②の続きです。しかし電話は鳴らず、母はいつものように帰ってきました。意味がわかりませんでした。あんなにハッキリ言ってたのに間違ってた?じゃあ、これから起こる事なの?分からない、分からない。何がなんだか分からない。それでも日にちが過ぎ、母はまたショートステイに行きました。母は喋れないので帰ってきたとき、母の記憶を見ました。「あ!今回は楽しかったみたいだね!」その時、ん……前回は?って思って視たんです。その時分かりました
私が2〜3才頃、両親が離婚し、父に引き取られ母と生き別れました。小学生の頃、母は死んだと聞かされていたのですが、ある時「母は生きているのでは?」と気づいてしまいました。父に問うと「生きている」と。幼すぎたので、母の記憶は全くなく、今まで一度も会ったことがありません。写真も見たことがなかったのですが、最近叔母がこっそり自分の結婚式の時の親戚写真に写っている母を見せてくれました。白黒写真で画像が鮮明ではありませんが、そこにはしっかり母の顔が写っ